今日の我流親切高校 verメガ盛り! 作:Arupejio2
久々の投稿でっせ!
2月14日バレンタインデー。全国のリア充が輝くこの日、親切高校ではある行事が行われようとしていた。
アルA「今年もやってきたなぁ、この日が。」
アルB「そだな。まあ、世間一般的には今日は『ごく普通の』バレンタインデーなんだろうけど……ここじゃあそうもいかないからなー(汗」
ここ親切高校では、実は2年前までバレンタインデーにチョコを渡すのを禁止していた。なんでも『バレンタインデーを利用した企業のいいなりにならないため』などという不可解な理由のためらしい。そして案の定反対デモが起きたのだった。そこで、一年前のバレンタインデーから、この親切高校では特別な行事をやることになったのだ。
アルA「今年も好きな人とか、彼氏がいる女子生徒が大乱闘を起こすんだろうなぁ(汗」
アルB「せ、せやな(汗 まったく、紫杏のやつは何考えてんだか(汗」
(ピンポンパンポーン)
アルA・B「は、始まった(汗」
「全校生徒に連絡します。ただいま午前10時より、午後4時まで、『サバイバルバレンタイン』を開始します。女子生徒の皆さんは、『材料を持った鬼』を追いかけてください。」
サバイバルバレンタイン。これが親切高校特有の行事である。ルールは簡単。午前10時にチャイムと共に、チョコレートの材料を持った鬼が親切高校内に解き放たれる。女子生徒はその鬼を追いかけて捕まえ、材料を奪い取ることができる。そして奪った材料でチョコを作るという行事である。これなら企業のいいなりになる生徒も少なくなるというメリットがあるということで始められた行事である。ただ正直言って普通にバレンタインデーをした方が安全と思うのは俺だけだろうか(汗
(ギャー!ギャー!ワー!ワー!)
アルA「お、おお、女子生徒達が一斉に鬼を追いかけ始めたぞ(汗」
アルB「コミケかな?」
男子生徒A「お、おい!あそこ見てみろよ!」
男子生徒B「なんだなんだ?!鬼がポンポン跳ね飛ばされてるぞ?!」
(ドガーン!ドガーン!)
浜野「早く材料渡しなさーい!!!」
五十鈴「私とアルペジオの邪魔しないで……!」
アルA・B「………(汗」
アルD「五十鈴……(汗」
アルC「あいつら必死すぎるだろ……(汗」
アルA「少なくとも浜野は別に今頑張らなくてもいいじゃん(汗 どうせ天道は親切高校にはいないんだから(汗」
〜〜〜その頃〜〜〜
いつき「鬼〜待て待て〜!」
桜空「待ってくださ〜い!」
〜〜〜その頃〜〜〜
アルH「……奈桜、チョコレートをくれるのはありがたいよ?そのために奮闘してくれるのも嬉しいよ?けどさ……チョコに鯖缶は入れなくてもいいんじゃないかなぁ?!」
奈桜「えー?でも少しぐらい刺激があった方が楽しいですよー?それにせっかく鬼から略奪したものなんですから!」
アルH「普通に作ってくださいお願いしますなんでもしますから!」
『材料を持った鬼にはたまにハズレがいます』
〜〜〜その頃〜〜〜
紫杏「全く、皆なぜそこまでバレンタインデーにこだわる必要があるんだ(汗」
アルB「好きな子に想いを伝える大切な日なんだから仕方ないんじゃねーの?」
紫杏「それにしても校内を戦場に変貌させるほど争わなくてもいいだろう(汗」
アルB「全くもってその通りでございますw」
アルA「ところで紫杏は材料奪いに行かないのか?」
紫杏「私がそんな事をするわけないだろう。(それにBのためのチョコはもう事前に用意したし…。)」
浜野「そういやあんたが机の上に置いてあったチョコレートだけど、あんたがチョコを見つけ次第回収しろって言ったから、言われた通りに回収して置いたわよー。」
紫杏「……………私にも材料を寄越せええええええ!!!」(タッタッタッ)
アルA「結局あいつも参加するんかい(汗」
アルB「あっ、そういやA。」
アルA「ん?」
アルB「復帰おめでと。」
アルA「今更すぎんだろ!!!」
今日も親切高校は修羅場です。
FGOでいっぱいチョコ貰ったから今年のバレンタインデーは寂しくないもん!(泣