「これでゆっくり休める」
ナターシャ先生を山田先生に任せるとロッカールームまで着替えるため移動してきたが先程の試合の疲労が今になってジワジワと湧き上がり疲れが出始めていた。
「流石にあの速さで薙刀を投げるのは不味かったな、肩が痛い。でもあれくらいの事をしないと教師レベルの人となんてやりあえないしな。・・・それを考えると織斑先生ってどのくらい強いんだ?」
一度はやった事があるがあくまで試合ではなくただの練習のようなもので本気で戦った事は一度もないのだ。
「ほう、なら試してみるのも悪くないの思うが」
一瞬にして周りの空気が凍りつくような感覚に襲われる。少しずつ首を動かし横を向くとロッカーに寄りかかりこちらを見ている織斑先生がいた。
「こ、こんにちは織斑先生」
「別にそこまで怖がる事はないだろう。それにしてもまた勝ったようだな。今の所無敗と言ったところか」
「まあ、そうなります」
他愛もないはなしだが、妙な視線が刺さり続けている為休む事が出来ない。
「そう言えば一夏はどうしたんですか?一緒にいた気がするんですけど」
「一夏なら今は保健室にいる。無理に動いたせいで熱中症になってな。心配するなお前が気にするほど酷くはない」
「はー、良かった」
大きく息を吐く。一夏の性格をある程度は知っている上条は安堵した。何処までも頑張り屋で納得するまで何度も相手をしてきたので今日も織斑先生相手に指導して貰ったのが想像できたが倒れたと聞くと本気で心配になった。
「あ、織斑先生。秋十はどうなんですか?今は社会福祉で更生するってなってますけど」
「はあ、お前は聞いて欲しくないところをついてくるな。上条、私は身内の事でいじられるのは嫌いなんだ、それ以上は話すなよ」
「は、はいすいません」
今度は殺気が混じった視線が刺さり冷や汗が浮かぶ。親がいない上に家族は一夏と秋十を含めた3人なのを思い出し慌てて謝る。
「人の弱い部分ばかりついてくるなよ。・・・そうだ、一つ聞きたい事があったんだがお前のその武器の扱い方、どこで覚えたものだ?」
「どこも何も我流ですよ。自分で使いやすいように持ち方を変えたくらいです」
「なら、ちょうどいい。今から私と模擬戦でもしないか?」
「はい?!」
「私の習った流儀とお前の我流どちらが上か勝負するだけだ」
「もしかして、始めの頃のを根に持ってるんですか?」
「・・・そうかもしれないな、あの時は試験官としてセーブしていたが今回は本気でやらせてもらうさ」
あ、とここで余分な一言を言った事に後悔し始める。目付きがマジになってるしもう引くのは無理そうだな、死なない程度に頑張るか。
結局20分後にやる事になり織斑先生は訓練機でやると言ったが、元の技術が高すぎるのでハンデにすらなってないような気がした。
「おーい、楯無いるか」
「どうしたの?こんな時間に」
「どうしたのじゃない、この後上条が織斑先生とやるの知らないのか」
「え!それ本当なの!?」
「・・・知らなかったのかよ」
いつも上条の追っかけをしているような、楯無が知らない事にも驚いたがそれ以上に気になったのは上条が寝ている事だった。
「なあ、こいついつからここに居たんだ?」
「5分くらい前だけど、何も話さないから・・・ってとりあえず起きて!」
慌ててベットで寝ている上条の体を揺すり起こす。
「・・・ん〜ん、おはようございます」
「おお、おはよう。ってお前、この後模擬戦あるのにそれでいいのかよ!」
「いや〜疲れてる状態でやるくらいなら、少しは休んだ方がいいと思ったんですよ。あ、おこしてくれてありがとうございます」
すぐに起き上がると軽く伸びをしてスタスタと廊下を歩いていく。
「あれで大丈夫かよ、心配だな」
「分からないわね。公式戦を含めた全ての試合で無敗の織斑先生だし」
「挑戦者は学園でトップクラスの強さで、会長以下全員の専用機持ちに無敗の記録を残してるが、これは勝つか分からん」
「まあ、どちらかの無敗記録が止まることには変わりないのは確かね」
その時、偶然にも上条が部屋に置いて行った携帯が鳴り響く。パスワードは掛けておらず新しく来ているメールの内容を見て2人は目を見開た。
それから10分経ち約束の時間になったので上条は待機していたピットから飛び定位置に着く。その先には訓練機を装着しブレードを片手で持つ織斑先生が待っていた。なんと言うか王者のオーラみたいものが溢れているようにも見える。
「小細工は2度も通用しないな。技術も経験も上か、それに剣術まで達人のレベルだし勝つのは難しい・・か」
手に七点七刀を取り出すと始める為に軽く構える。その時ほぼ同じタイミングで遠くで僅かに動いたのが見えた。
「生徒とやるのは初めてだが、手加減はしないからな」
「それならこっちも手加減はしません」
『では織斑千冬対上条当麻の試合を始めます・・・3・2・1』
すでに定位置に着き構えに入っているのか、余分なアナウンスはながれず、すぐにカウントダウンに入る。次第に体勢は前傾姿勢になり集中し始める。
『模擬戦開始』
次の瞬間、両者は中央で激突する。ぶつかった衝撃で火花が飛び散り鍔迫り合いが始まる。パワーでは上条が優位だが、受け止める位置をずらされその勢いが分散されほぼ同レベルにまで落とされていた。
「パワーがあっても確実に当てなければ、意味がないぞ」
「そうですねッ!」
少しだけ力を緩め、更に力を込めた一撃をタイミングと起動をずらし切り上げる。流石に反応され簡単に受け止められるが更に踏み込み片手を話すと裏拳を振り抜き胴体にめりこませる。ほとんど振りかぶる距離もなく大した攻撃ではないと千冬は思ったが予想以上に威力があり、大きく離されそうになる。
「それでは当ててくれと言ってるようなものだぞ」
しかし、体勢を変えて完全に体を崩した上条に一閃を加え、今度は上から全体重を乗せた一振りが下される。だが、瞬時にその上から来る攻撃を受け止めるが、手に伝わった振動が響き顔が少し引きつる。
「くぅ、きつい」
「休んでる暇ないぞ」
「ッ!」
いつの間にか目の前に迫っていた千冬の蹴りが入る。寸前ところで後ろに飛びある程度は軽減するが、猛攻は終わらない。軽くブレードを振っているのが見えたからだ。危機感を覚えたその時、無条件に体が捻り目に見えない一撃を避けた。更に飛んで来たものをブリッジのように身を大きく曲げて避け、その次を軽く上に飛び避けもう一度構える。
「ほう、あの斬撃を避けるか。今まではずしたことはないが、避けられるのも初めてだ。流石に鈍ったかもしれんな」
「それにしては随分楽しそうですね」
「なかなか私には頼んで来る者がいなくてな。一夏では長年いたせいで大概の次の手がお互いにバレてしまうからやり辛いんだ」
「ああ、なるほど」
家族と言う繋がりがここで厄介な物として出てしまったらしい。それを示すかのように疲れている表情になっているのが見える。しかし、いつまでものんびりと話してる暇はない、これは試合であって雑談の時間ではないからだ。
「さて、話はこのくらいにしよう。いつまでものんびりやっては疲れるだろう」
「確かにそうですね」
ドンッ!と正面から飛び込んでいく、それに対し千冬は居合い斬りのように鞘に納めるようにして待つと、直撃の寸前に神速の一振りが放たれる。常人には視認することすら許さない程の抜刀速度だが、そのブレードの軌道は不自然に跳ね上がっていた。
「・・・ギリギリ間に合った。危ねー」
上条の拳がアッパーのように入りブレードを跳ね上げていた。だが、もう次の手が来る。腰の位置を狙うように回し蹴りが飛んで来る。避ける前に当たるのが目に見えていた。それを振り上げた腕を今度は振り下ろし止めると刀の峰を鳩尾に向かって本気で振りかぶり、僅かに体勢を崩した瞬間に振り下ろした拳を固く握り締めそのまま上にある千冬の顎目掛けて思いきり振り上げる。
「カハッ」
操縦者を守っているシールドエネルギーと絶対防両方をその拳は貫き生身の人間に直撃した。千冬の体は面白いように飛び宙を舞った。それを観客として見に来ていた生徒や教師を含めた全員が驚愕する。誰1人として対抗しようすることすら出来ないはずの千冬を目の前で闘っている人間が殴り飛ばしていたからだ。ある人は批判の声をあげ、ある人は黙っているなど様々な反応が出て来るが、そんな些細なものを気にする事はない。相手が誰であろうとこれは試合だが、上条がこれまでに通っていた幾多もの戦場で手加減なんてものは一切無い。ここに来たのがどんな相手であろうと全力で相手をする上条にとって男女での手抜きなどない。
「相手が誰でも手抜きはなしか、世の中にはこんな奴がいるのか」
数秒程の意識が飛んでいたが、我に返り冷静に答えると改めて構え直し一瞬で間合いに入り込む。斜めに沿って斬り下ろす一撃が来るが、それに軽く合わせる程度に位置をずらすと、ぶつぶつと口を動かす。
「武具重量」
重なった剣がぶつかり合う。しかし、先に振りかぶったはずの千冬のブレードが弾かれいた。しかも手元は異様なほど震えている。
「クっ!」
ありえない程の振動が伝わり、痛みで声が漏れるが少し間を話すと更に斬撃を飛ばし距離をより開ける。それも簡単に避けられるがあくまで囮なのでそこまで気にしない。
「一体なんだ。以上に重量を感じたな・・・手の内が分からない相手をするのが仕方ないとは言え、ここまでついて来ると本気でやる事も視野に入れることになるな」
この武器で十分だと思っていたがやはりきついか。剣の扱いでは私が上だが、それ以外の部分で大小の差があるな。訓練機では全力で闘うのは無理そうだが、それでも今出せる全力で行くぞ。
千冬を繕っていた雰囲気が変わる、ただの教師でなく武人としてのものに。
「ッ!!」
全力で横に飛ぶ、ただ上から振り下ろされたブレードがさっきまでいた場所を通り過ぎる。残像を残す程の速度で、千冬は素早く持ち替え逃げる上条に同じものを振りかざす。あと少しで擦る程のギリギリの場所で避けたが、そこから放たれた斬撃までは避ける事は出来なかった。爆音とともに上条の体が吹き飛ぶ、先程放った斬撃とは比べ物にならないほど威力に驚く。
「これが世界王者か、その名は伊達じゃないな」
改めてその実力に驚くが上下左右、あらゆる方向から繰り出される攻撃を受け流しあるいは避けながらしのぐがそれだけでは勢いを止める事は出来ない。時には その時、止まる事なく来た攻撃が一瞬だけ止まる、頭の中で突っ込めと考えるが、全力でそれの考えを押さえつけ真後ろに飛ぶ。その瞬間ほぼ同時に3つの太刀が両サイドから迫る。全てが致命傷になり兼ねない一撃。1、2と2つの太刀を受け流し、避けるが最後の1つはガラ空きになっていた腹に入る。意識を根こそぎ刈り取るのに十分なものが入り、勢いをそのままに地面に落下した。追い打ちに斬撃を何度も飛ばすが手応えが感じられないのか5回程でやめる。
下では黒い機体に身を包んだ上条が立っている。その周りには千冬の放った斬撃の跡が残っていた。
「あの状況で避ける準備に入るとは、到底高校生とは思えないな」
強烈な衝撃が体中を襲ったが地面に落ちてから数秒で立て直し、全てを避けていたのだ。しかし、シールドエネルギーの残量は上条の方が劣り、上条は2割、千冬は5割もの差がある。観衆も千冬の勝ちを確信しているが一部の人間はまだ分からないと考えている。
「痛、油断したな。流石にあれじゃまともに戦っても勝ち目はないな」
武器は地面に落ち素手だったが、まだ闘志は残り負けるつもりはないと心の中で思っている中、上条は地面に落ちた七点七刀を地面に深く突き刺すと更に七本の極細のワイヤーまでを広く展開する。
「やるからには勝たせてもらう。負けるつもりはねぇぞ」
地面に刺した剣を思いっきり引き抜く。耳を押さえたくなるような音が響き渡り、それとともにワイヤーと剣で持ち上げられた土が大岩の塊となって飛ばされる。それは千冬に向かって飛ばされるが真っ二つに切り裂かれるが、その瞬間土煙があたり一帯を覆い尽くす。
「!!」
「分かりきった結果に驚きますか?」
いつの間にか目の前にいる上条の剣が直撃する。カウンターに出ようとする頃には姿は消えていた。しかし、攻撃はすでに迫っている。次の時にはいっぺんに3方向から攻撃が入り、音もなく更に2度の斬撃が襲う。見えない攻撃にただ一方的にやられるが、その時偶然にも視界に光っているのが入る。細長く妙なほど光沢があるものだ。
「!ワイヤーか、なるほどこれなら遠距離でも攻撃が届くということか」
ヒュン!と一本のワイヤーが迫ってくるが、それをあっさりと切る。幸いにも砂煙が晴れ始め少しばかりは目でも捉えられるようになった。一度バラた攻撃はすぐに見破られる。まさにそれを象徴するように同じように来たワイヤーに次々に切っていく。感覚と経験のみでその動きを補っていき、ついに全てを切り落とすが次の瞬間、土煙から矢のように飛ばされる。すぐに対応し弾き飛ばすが後ろから人影が現れる。しかも、その手には先程弾き飛ばしたはずの剣を持っていた。それでも無理に体勢を変えそれに対応しようとするがその手から消える。
「何!?」
驚いている間に上条の握り締めた拳が入る。鈍く響く痛みに僅かに動きが遅くなるが迫って来る上条にブレードを上条に向けて突きを繰り出す。まさに一瞬、その時間で上条の機体に当たる。一撃で沈めるにはふさわしい威力だが、思った以上に手応えがない。それもそのはず、当たっていたのは右肩なのだ。すぐにブレードは滑りまともな攻撃にはならず、再び反撃に入る為ブレードを引くがその前に上条の右拳が左の頬にめり込み、吹き飛ばされるとそのままアリーナの壁にぶつかる。その時点で上条の勝利が確定したが、シールドエネルギーが切れた状態で真っ直ぐに落ちていくのを見て急いで飛んでいく。いくら最強とは言え中身は普通の人間だ、それが高さ10m以上から落ちれば怪我では済まなくなる。
何とか地面すれすれで受け止めるがここで自分の機体も限界になったのか強制的に外れるが、重さが数百kgもあるISを担ぎ難なく着地する。
「これで俺の勝ちですか、織斑先生?」
「ああ、構わん。久しぶりにいい試合になった」
参ったと言うかのように両手を軽く上げるが上条はずっと持っているのも疲れるのか下ろす。動かなくなった訓練機では戻る事も出来ないので降りるといきなり上条に鉄拳を振り下ろす。
「グホッ!くはー痛てー、何するんですか!?」
「女の顔を殴った罰だ。貴様のせいで、この後保健室行きだ」
「それは・・試合だったので無しと言う事で・・」
「駄目だ。お前にはもう少輪をかけし指導がいりそうだな、休み明けは覚悟しておけよ」
ガックシと膝から崩れ落ちる上条をよそ目に千冬はスタスタと立ち去っていく。すぐに何ともなかったように立ち上がりピットまで戻ると観戦していた楯無さんらが集結していた。
「あれ、どうしたんですか。こんなところに集まって」
それを聞いた瞬間、全員が肩を落とす。あの試合をただの手合せ程度にしか考えていなかったが、仮にも世界最強の選手を倒したという称号はかなりでかい。
「あのね、一応世界最強の人を倒したのよ。なんでもっと喜ばないの!?」
「・・・元からISに興味がなかったのでその価値が分からないんですけど」
「本当に何でここに来たのよ!」
あまりの自由ぶりに思わず本音が飛び出す。完全に言い終えてから少し言い過ぎたかと思ったが、すぐに上条から答えが出る。
「んー、ただモルモットになるのが嫌でこっちに来ました」
確かに、ISが生まれてから10年近く男性の適正者は出て来たことがなく研究者も解剖や研究材料として使いたがるだろう。
「・・・そうだろうな。男性の適正者なんて希少だし、そうなるのも妥当だな。私も実験材料にされるなんていやだね」
「でも、手続きとか大変じゃなかったの?急な編入だったし相当な書類の量になるはずだけど」
「そうか?大した量には感じなかったぞ。一冊で100ページを超える書類が30冊くらい来た程度だしな」
「普通なら根をあげる量ね・・あ、上条君。もしよかったらあし」
何かを言おうとした途中で電話の音が鳴り止まってしまう。しかもそれは届けようと持って来た上条の電話が楯無のポケット中で鳴る。
「・・・おい楯無。早く出せよ」
「・・・分かってるわよ。はい、部屋に置きっ放しだったからね」
普通なら他人のポケットから携帯が出てくる時点で怪しく思ったりするが
「ありがとうございます。じゃあまた話は後でお願いします」
軽く礼を言って離れて行く、背を向けた上条を見ると最後まで言い切れなかった楯無はその場でしょんぼりと下を向いていた。
「お姉ちゃん、何を言うつもりだったの?」
「もちろん、両親に挨拶に行くつもりよ。私の」
「早過ぎだろ。まだそんな仲にもなってないのにな」
「サラちゃんもここにいる時点で人の事を言えないと思うけど」
「うるさい、大体いつも添い寝をねだってるやつには言われるのは一番いやだな」
「それなら、来るたびに抱き枕代わりにする必要はないと思うけど」
「かわいい後輩で遊んで何が悪いんだ。少しくらい問題ない」
「いや、そこは抑えろ。・・・お前の妹はもう動いてるぞ」
一緒にいたダリルの指をさすとそこでは簪が上条にタオルを手渡していた。試合直後という事もあり大量の汗をかいていた上条はありがたく借りていた。しばらくすると何かを話しそれぞれ別れ、上条は寮に戻るのか出口の方に歩いて行った。
「かんちゃん、上条君が誰と話してたか分かる?」
抜け駆けしたのはともかく今は電話の相手が誰か気になった楯無は戻って来たばかりの簪に質問する。
「えっと、鳴護アリサさんって人と話してたみたい」
「あれ、その名前何処かで聞いたことが・・・」
「確か、歌手じゃないか?最近から人気ぐ出て来た」
「なるほど、で話の内容は」
「そんなに聞かれても・・・でも、買い物に行くとか」
「え、ちょっと待って。てことはデートに行くようなものじゃない!」
「お、落ち着いてお姉ちゃん。一体何をするつもりか分からないけど」
「ちょっと行き先を調べるだけよ。問題ないわ」
「十分問題だよ!」
興奮し始めもはや簪でも制御不能になってしまった楯無はすぐに生徒会室のある方向に走って行く。少し遅れて簪も追いかけていくが、残された2人は上条の実力に追いつきたいのかまた、模擬戦を始める。
なかなか出す機会がないですがアリサを出します。原作だとシャットアウラと1つになったとありますが気にしません。