ラブライブ!サンシャイン!!~僕らのパンクロック疾走記~   作:TAICHI121

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遅すぎた二話だちくしょう!
この間にも
Hi-STANDARDが突然の新譜発表
hey-smithのアメリカツアー
namba69の新レーベル設営+新作発表
ken yokoyama×スカパラコラボ新曲がスカパラ新譜に収録決定!
などなど(ラブライブ関係ない)
始まるよ‼



転校生を捕まえろ‼

和平達は悩んでいた…………

~回想(男子side)~

「軽音部はここですか…?」一年の男子が答える。

「いかにも!!」泰典が返す!!

すると和平が小声で「あれ、昨日見たコウくん(仮)じゃないか?」

泰典も小声で「ああ、分かってる」

すると泰典はコウくん(仮)に「入部かい!!」

するとコウくん(仮)「……少し考えても大丈夫ですか?」と、答える

と、その時!!

「おー!コウキ!!ここにいんのか!!」威勢のいい声と共にあからさまなチャラ男のような男子がやってきて「もうすぐ時間だし行くぞ!!」と言った

「…そうだね…」コウくん(仮)はその場を立ち去ろうとするとテーブルの上の名簿を指し

「あ、ここに名前書きますね」

そう言い残し、名前を書き入れるとその場を立ち去った。

そこにはこう書かれていた

西田 光輝(にしだ こうき)

~回想(女子side)~

昼食のときに千歌達は学食で梨子の向かいの席に座り…

スマホでμ'sのライブの映像を流しながら

「スクールアイドルってすごいよ!学校を救ったりできるし」

とお誘いするが梨子が

「ごめんなさい、お断りします。」と席を立った…

またある時は体育の授業中のジョギングで千歌は梨子を追いかけながら

「どうしても作曲できる人が必要でーーー!!」

しかし梨子も逃げるように

「お断りしまーす!!」と返す

他にもたくさん有ったらしいが割愛

~回想end~

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和平達四人はバスを待ちながら

「やーあれから光輝ってヤツとはさ、かる~く廊下で会釈するぐらいで…」

「つーかなんで千歌達はあの桜内さんにこだわるんだ?」和平が尋ねると

「ダイヤさんに言われて作曲の出来る生徒を探してたから…」とのことらしく(千歌談)

「しかもダイヤさん想像以上にスクールアイドルに詳しくて…」更に曜も話すと、

「え!?あの名家黒澤の跡取り娘のダイヤさんが!?」泰典は驚愕した

すると

「オーイ!!」威勢のいい声で声をかけてくるので四人が声のする方を見ると……

そこには

一人はなんと光輝が、それにもう一人あの時にいたチャラそうな男子(仮)

さらには茶髪に黄色いカーディガンの若干背の低い女子がいた…

光輝が「せ、センパイ!?」と

女子の方に反応した千歌は

「花丸ちゃーん!!」と恐らく…いや確実に女子の方に声をかけると、

「アレ?もうルビィちゃんは?」

そうこうやり取りしてるのをみた和平達二人に光輝達二人が近づき、チャラ男の方が

「オレは松本 健斗(まつもと けんと)光輝(コイツ)の親友であの女子二人の友達です!!宜しく!!」

「あ、ああ宜しく…」

「お、おう…」

健斗がタメ語なのをスルーし和平が聞く。

「二人?一人しかいないような気が…」

するとこんどは光輝が

「……もう一人はものすごく…シャイなんです」

と答えていると

「ルビィちゃーんつーかまーえた!!」と千歌が赤髪にツインテールの女子を抱きしめていた!!

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「カーディガンの子が国木田 花丸(くにきだ はなまる)で、赤いツインテールの子が黒澤ルビィ(くろさわ るびぃ)っていうのか、しかも名家黒澤の次女か…」光輝達二人から話を聞いた泰典が言う

「んにしてもあの名家の黒澤姉妹がまさかスクールアイドル好きだったとはね……」泰典は続ける

すると和平が

「ところで光輝達はどこまで乗るんだ?」

「それが……」

光輝が言うには花丸のクラスの不登校の子にノートを届けるらしくその子が沼津の中心部の方に住んでいるらしいので沼津駅前まで乗って行くとのことだった。

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「ふぅ……って、ん?あれって梨子さんじゃ…」

バスを降りた和平が近くの海岸を見ながら千歌に言う。

「あーっまた海に飛び込もうとしてるでしょ」

そう言いながら千歌は海を見ていた梨子のスカートをめくった

「さすがにもうしないわよ…でも…海の音が聞きたい…」梨子はスカートを押さえながら言い返した

「それなら今度の日曜日ダイビングにいこう!!」千歌は突如提案をした

「分かった!これでその代わりスクールアイドルやってねとか言うんでしょ」梨子は言い返したが

「そういうのはしないから、もしかしたらいいヒントを得られるかもよ!!」千歌は更に言い返し、

「和平くんも泰典くんと曜ちゃん誘って行くよ!!」と和平の方を向いて言った!!

「おう」グッ

和平はしっかりとグッドサインを作り力強く握り締めた

ーーーーーーーーーーーーーーーー

そして日曜日

ダイビングスーツを着た和平達は船の上で

「こうして果南ねぇの所でダイビングに行くのは去年の夏以来だな」

「ところであの桜内さん…だっけ?あのルックスなら千歌が誘うわけだ」

「海の音…か気になるな…」

船に乗る前果南から「海のなかでは音が通りにくいからイメージすることが大切なの」とアドバイスをもらった……そして五人は海に潜った……

数分後

海から上がった五人はしばらく沈黙していたがそれを破ったのは千歌の

「今、聞こえたよね!!海の音!!」

「あ、確かに!!」

「聞こえた!!」

和平達は次々と感嘆の声を上げた!!

それを見た果南は微笑んでいた…

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数日後……

「「ええ!?桜内さんが作曲だけだけど手伝う!?」」

千歌達から事情を聞いた和平と泰典は驚いた!!

「うん、だから家で話し合いするから手伝って!!」

「わかった!!そうと決まれば善は急げ!!俺は何かの役に立つかもしれないからタンバリンを持ってくぜ!!」

「じゃあ僕はいつものベースと…確か宅録用の機材は泰典ん家の廃屋スタジオにあったよな…」

「じゃああとでドラムとベースの音をお願い!!」

「ok!」

「わかった」

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その日の放課後……

「よっ、しいたけ!」

泰典は高海家の前で高海家の飼い犬しいたけに挨拶をすると

「はい、桜内さん…じゃなくて梨子、コイツは千歌のペットのしいたけ」

「あ、はい…こんにちは…」

梨子は犬が苦手なのか腰が引けぎみだったがしいたけに挨拶した

和平、泰典、梨子、曜は千歌にちょっと待っててと言われ、千歌の部屋で待っていたすると

「志摩ねぇ!私のプリン食べたでしょ!!」

「名前を書かない千歌が悪いんでしょ~」

「まーた始まったよ美海ねぇと千歌のケンカ」

「いつものことだけどな………ってうぉっ!?」

泰典に向かって千歌が自身の姉の高海 美海(たかみ みう)狙って投げたであろう浮き輪が飛んできた!!

泰典はなんとか頭を下げたが……

「やべ」

梨子の首にその浮き輪がかかってしまった……

しかしそれだけでは終わらず、志満が仕返しとばかりに投げた海老のぬいぐるみがさらに梨子の顔面にまるでくっついたかのように当たってしまった…

すると

「始めましょ……」

梨子は迫真するかのように言った。

「あ、ああそーしよぜ」

「お、おう」

~数分後~

「いやー、作詞ってこんなに難しかったか?」

「だってスクールアイドルの曲だ、無縁の僕らに何が分かる」和平はため息をつきながら、

「でもパンクもスクールアイドルも歌ってることはそんなに変わんないぜ、恋のこととか夢のこととか」泰典はそんな和平に助け船を出すように返した

「うーん…千歌、μ'sへの憧れを恋に比喩して歌うとかは?」ふと和平がそんなことを言うと

「それだ‼」急に曜と泰典が声を上げた

「ね!今聞いたでしょ!」

「そのスクールアイドルを愛してるその気持ちを歌えばいいんだよ‼」曜と泰典は口々に言う

「あ、それなら」千歌は一枚の歌詞のかかれた紙を差し出しながら「こんなのがいい!」と言った

曲のタイトルは

“ユメノトビラ”

ーーーーーーーーーーーーーーーー

その夜、和平はピアノの音色が近くから聞こえたような気がしてベランダに出た

「ん?誰だろ?」

すると隣の家のベランダと千歌の家のベランダに見覚えのある人影がひとつずついることに気づく

「梨子?それに・・・千歌?」

千歌から事情を全て聞いた和平は

「何をやっても面白くない…でもさ、新しくなるキッカケってわりと身近にある」

「そうだよ‼きっと変われる‼そしたらまたピアノを弾けばいい!」そう言うと千歌はベランダから腕を伸ばし梨子の腕をつかもうとする‼

「げ、千歌何するつもりなんだ?」

「ほら、和平くんも、腕伸ばして!」

「あ、ああ、なら」和平は部屋かベースを持ってくるとヘッドを梨子の手に向けた、

「届け!」

千歌と和平はベランダから身を乗り出し手を、ベースを持った腕をそれぞれ伸ばす、そして、

千歌の指の先、

梨子の指の先

和平のベースの先端が微かに触れた

 

「ファーストステップ!」に続く

 




次回こそは早く出すからな‼健さんのツアー始まるまでには!

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