バカとテストと召喚獣~もうバカとはいわせない~   作:青猫ハマト

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霧島翔子 3票

佐藤美穂 1票

皆さん明久×優子に見飽きていますね。


第4話

Bクラスへの宣戦布告。

それはFクラスにとって、可能性のある提案だった。

 

「おい、坂本!本当に勝てるのか?」

 

「これでも俺らはFクラスだぞ?Bクラスに勝てるのか?」

 

確かにもっともな考えだ。

何故ならこれは振り分け試験の直後なのだ。

Eクラスですら勝てるのか分からない。

更にこのクラスには吉井明久は居ない。

明久ならば点数が低かったとしても観察処分者のお陰で2倍位の勢力なら互角に渡りあえる。

だが、

 

「安心しろ!勝てるメンバーは揃っている!」

 

「まずは土屋康太。名前だけだと分からない者がいるだろう。こいつはあの有名なムッツリーニだ!」

 

俺がそういうと、

 

「ムッツリーニだと!?」

 

「馬鹿な、奴がそうだと言うのか?」

 

等とムッツリーニだけで通じるので便利だ。

 

「姫路だっている!力は皆も知っているだろう。」

 

「そうだ!彼女が居る!」

 

「姫路さん!付き合って下さい!」

 

「「「「「異端者だっ!!」」」」」

 

このクラスには馬鹿しかいないのか?

勝てる気がしなくなってきた。

 

「木下秀吉だって居る!」

 

「ああ。あいつは確か木下優子の!」

 

「木下さん!結婚してください!」

 

「ワシは男じゃ!」

 

「「「「「な、なんだってー!!!!」」」」」

 

最早何も言うまい。

 

「そして島田だ。」

 

「一応、Bクラス並みの学力だ。数学だけだがな。」

 

「最後に俺も全力を出す!」

 

「坂本って神童とか呼ばれてなかったか?」

 

「って事はAクラスレベルが2人いるのか?」

 

実際俺はもう頭良くないからな。

だが、全体の士気も考えて黙っておくがな。

 

「皆!この境遇は大いに不満だろう?」

 

「「「「「当然だ!!」」」」」

 

「ならば全員筆をとれ!出陣の準備だ!」

 

「「「「「おおーー!!」」」」」

 

「俺たちに必要なのはこんなしょぼい教室じゃねえ!

 Bクラスの設備だ!

 そして!」

 

「「「「「そして!?」」」」」

 

「いつかAクラスを落としてやるぞ!」

 

「「「「「うおおーーっ!!」」」」」

 

「お、おー。」

 

クラスの雰囲気に圧されたのか、姫路も小さく拳を作り、揚げていた。

いや、すごいぞ?窓割れるかと思ったし。

 

「では、須川!まずはお前がDクラスへの宣戦布告に  逝ってこい!」

 

「わかった!」

 

興奮してFクラスからの宣戦布告の恐ろしさを忘れてるな。

使いやすい駒はまだあるな。

 

 

 

 

 

15分後

 

「うぅ。」

 

案の定ボコボコにされて帰ってきたな。

 

「お疲れさん。須川。」

 

「じゃあ島田、秀吉、姫路、ムッツリーニ着いてきてく れ。作戦会議だ。」

 

 

 

 

屋上。

 

「よし、作戦会議だ。」

 

「やはり明久が居らんと寂しいのう。」

 

「あいつの弁当何だったっけか?」

 

「塩と水じゃ。」

 

「あの、それって弁当って言わないんじゃ。」

 

まああいつは金全部ゲームとかに費やすからな。

自業自得だ。

 

そんな話をしていると、

 

「やっぱり弁当なら屋上が一番だね。」

 

「そうだね」

 

「吉井君はいつもここで食べてたの?」

 

と、聞き覚えのある声が聞こえてきた。

 

「おい、明久!お前Aクラスって本当か?」

 

「あれ?雄二達?先に来てたんだ。久しぶりだね。

 確かに雄二の言う通りAクラスだよ。」

 

にわかには信じがたいが残念だな。

 

「吉井!あんた何でAクラスなのよ!今からFクラスに 戻って来なさい!」

 

「し、島田さん、どうして?」

 

「あんたにはFクラスがお似合いなのよ!他の女子とも 仲良くして!」

 

気づかない明久も明久だが島田はもうちょっとオブラートに包めよ。

 

「僕が何処に居ようが何をしようが僕の勝手でしょ?」

 

「うるさいわね!オシオキするから早く来なさい!」

 

理不尽だな。

 

「ちょっと貴女、さっきから聞いてたらどういうつも  り?吉井君を馬鹿にしすぎじゃないかしら?」

 

「そうだね。これじゃあ嫌われても可笑しく無いと思う よ?」

 

「貴女たちは黙ってなさい!部外者が入ってこない   で!」

 

たまにコイツが本当に明久が好きなのか分からなくなるな。

工藤も気付いているらしいな。

 

「部外者じゃないわよ。貴女たちに連れていかれたらA クラスの戦力に影響が出るじゃない。」

 

「そろそろ良いか?島田!今はこっちを優先するぞ。」

 

「で、でも!」

 

「でもじゃない!お前は自分の下らん事とクラスの為の

 会議、どちらを優先するんだ?」

 

そう言うと島田は渋々黙って戻ってきた。

 

「雄二達、Dクラスとでも勝負するの?」

 

「良く分かったな。」

 

「伊達に親友やってないよ。そのあとはBクラス、そし て僕達を狙うのかな?」

 

「いや、お前が居るからな。あの操作技術とAクラス並 みの点数じゃ話にならん。だがいつかは狙っていこう と思うから覚悟しとけよ?」

 

「わかったよ。じゃあ僕達は食べ終わったし帰るね。」

 

「おう、じゃあな。」

 

「では作戦だがー」

 

 

 

 

 

教室 明久SIDE

 

雄二達と別れてすわっていると、木下さんから話掛けられた。

 

「ねえ、FクラスとDクラスの戦争どっちが勝つと思う?」

 

「木下さんはどっちだと思う?」

 

「私はDクラスだと思うわ。」

 

やっぱりそう思うよね。

 

「吉井君は?」

 

「僕はFクラスかな。」

 

「どうして?」

 

「Fクラスには雄二達が居るからね。」

 

「……雄二なら勝てる。」

 

「うわっ!」

 

「.......びっくりした?」

 

びっくりしたよ!気配がないから余計怖いよ。

 

「坂本君ってそんなに強いの?」

 

「.......雄二はまとめるのが上手いから。」

 

「それに姫路さんも居るからね。」

 

 

 

 

 

 

雄二SIDE

 

「これで作戦会議終了だ!帰っていいぞ!」

 

 

待ってろよ。明久!必ずAクラスを落としてやるからな!

 

そう思いながら坂本雄二は戦争に挑もうとしていた。




さあ、やっとDクラス戦ですね。
原作通りの作戦にするかオリジナルな作戦にするか、迷いますね。

では感想、評価お願いします。

さようなら!

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