バカとテストと召喚獣~もうバカとはいわせない~   作:青猫ハマト

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第3話

明久がAクラスにいるFクラス

 

 

 

「明久のやつ遅いな。初日から遅刻か?」

 

ガラガラガラ

やっときたか。

 

「すみません。すこs「早く座れ、このウジmって先生でしたか。」

 

まさか初日から遅刻とは明久はやっぱ明久だな。

 

「皆さん席についてください。HRをはじめますので。」

 

「うーっす。」

 

俺は先生の指示通り席についた。

 

「皆さん全員にー」

 

先生の話が始まったが俺は聞かん。

おっと、だれかが質問してるな。

 

「先生!俺の座布団に綿が全然入ってません。」

 

「先生!台が壊れました。」

 

普通の学校ならば変えるだろう。

だが此処は違う。

 

「我慢してください。」

 

流石に酷すぎだろ!

 

「先生!このキノコ食べていいですか?」

 

「毒が無ければ構いません。」

 

「先生!毒蛇が迷い混んでます!」

 

「補食しても構いません。毒は自分で抜いてください。」

 

駄目だ。とても此処が学校の教室だとは思えない。

 

「では自己紹介を始めてください。」

 

廊下側から始めるそうだ。

 

「木下秀吉じゃ。演劇部に所属しておる。」

 

秀吉か。確か古典が得意だった筈だ。

恐らく戦力になるだろう。

 

「………土屋康太」

 

やはりムッツリーニもFクラスか。

あいつは保険体育なら学年1だ。

これで戦力2人目だな。

 

「島田美波です。趣味は吉井明久を殴ることです☆」

 

島田か。あいつは数学がBクラス並みだったな。

さて、そろそろ俺かな?

 

「あの、遅れて、すいま、せん」

 

「えっ?」

 

なっ!これは想定外だぞ。何でここにいやがるんだ?

 

「丁度よかったです。今自己紹介中なので姫路さんもお願いします。」

 

「は、はい!あの、姫路瑞希といいます。よろしくお願いします。」

 

姫路が居るなら作戦の練り直しが必要だな。

にしても明久はついてないな。まさかもう1年こいつらと同じとは。

 

「はいっ!質問です!」

 

「あ、は、はいっ。何ですか?」

 

「何でここに居るんですか?」

 

おい、流石に他にも言い方があるだろ。

 

「そ、その」

 

「振り分け試験の最中、熱を出してしまいまして。」

 

なるほどな。だが、助かったな。

 

「き、緊張しましたぁ~。」

 

「ところで、明久君はどこですか?」

 

「それがまだ来てねえんだよ。」

 

あいつもしかして休みか?

 

「そうですか。」

 

そうだ!先生に聞いてみよう。

 

「先生!明久は今日休みですか?」

 

「いえ、来ていますが。何故ですか?」

 

「来てる?このクラスじゃないんですか?」

 

運良くEクラスにでも行けたのか?

 

「吉井君はAクラスです。」

 

「「「「「ハアァァァァ!!!?」」」」」

 

「先生!聞こえ間違えかも知れないので何クラスかもう一度いいですか?Aクラスって聞こえた気がするんですが。」

 

「はい、Aクラスですよ。」

 

「カンニングだ!」

 

「そうだそうだ!」

 

明久がAクラスだとぉ?!カンニングしか、でも監督は鉄人だ。

できるわけが。

いや、だがもしかしたらAクラス下位には。

 

「学年首席です。」

 

無理だ!カンニングでも学年首席にはなれない!

って事は本当に実力で……くそっ!また計画が狂った!

 

「先生!Aクラスに行ってきていいですか?」

 

「姫路さん、何の用ですか?」

 

「明久君をつれ戻してきます。」

 

「姫路さん。吉井君はAクラスですよ?やめてください。」

 

「嫌です!」

 

「静かにしろっ!」

 

「まだ俺の自己紹介をしてなかったな。」

 

せめてこのメンバーでBクラスまででも行ってやる!

 

「俺は代表の坂本雄二だ!さて皆に聞きたい!」

 

俺は周りを見渡して

 

「かびくさい教室、古く汚れた座布団。」

 

「Aクラスは冷暖房完備の上、座席はリクライニングシートらしいが!」

 

「不満はないか?」

 

「「「「「大ありじゃぁっ!!」」」」」

 

「だろう?俺だって不満だ。そこで皆に提案だ!」

 

「俺達で!」

 

そう!

 

「Bクラスに試験召喚戦争を仕掛けようと思う。」

 

 

坂本雄二は戦争の引き金を引いた。




今回はあまり進みませんでした。

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さようなら!

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