幸福と不幸は女神様次第!?   作:ほるほるん

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暗闇の城の女王

 準備を整え、街を出発した俺達は、アヤメの奪還と吸血鬼の討伐のため、吸血鬼の住処へと暗い森の中を歩いていた。

 

 「サリア、メイル。あの時のこと聞いてもいいか?」

 

 あの時、とはクローリアとの戦闘の時のことだ。

 

 「分からない…が、彼女と目が合った瞬間、体が言うことを聞かなくなったんだ」

 

 「私もですよ。それで、触れられた時には体が自分の意思とは関係なくその場に倒れてしまいましたよ」

 

 実際に経験した二人も得体の知れない力に戸惑っているようだ。

 

 「吸血鬼の主祖であるクローリアは吸血鬼の中でも特別で、血を操る力を持つと聞いたことがあります。その力を使ったのかもしれません」

 

 俺達にササラが、吸血鬼について知っていることを説明してくれる。

 

 「なるほどな…近くで目を合わせただけでも行動停止、触れれば完全にアウトってか?中々ふざけた力だな」

 

 「加えて、吸血鬼の主祖は相手の血液に触れることによって対象を支配下におく事が出来るという話です。ただしこれらの力は全て、対象が血液の流れる人間または動物に限られるという話です」

 

 「限られるってもなぁ…結局、俺達じゃ抗いようがないってわけだろ?」

 

 「はい…。なので目を合わせないことと体に触れられないことに注意して下さい」

 

 「まぁそれしかないよな…」

 

 大雑把な作戦だが他に対抗策も思いつかない。あと、問題はそこまで辿り着けるかということだ。

 

 俺が様々な不安要素を抱えながら歩いていると、前を歩いていた人が止まり、俺達も足を止める。

 

 「あそこが奴らの根城だ」

 

 暗い森の中に一層暗い闇を落とす廃城らしき建物が見える。それほど大きな廃城ではないようだがどれだけの吸血鬼が住んでいるのか…。

 

 「見張りは…いないようですね」

 

 木陰から廃城の入り口をササラが覗く。

 

 「ご自由にお入り下さいってか?」

 

 「罠かもしれない。慎重に行こう」

 

 俺達は廃墟の入り口に移動すると、中を覗く。遠くにぼんやりと火が灯っているのが見えるがここからではよく見えない。俺達は少しずつ廊下を進み、明かりの下へ近づいていく。廊下は広い空間に繋がり、そこには

 

 「なんだよ…これ…」

 

 石造りの壁には鉄で出来た拘束具が取り付けられ、そこに人間が捕らえられている。皆、生気を抜かれたように力なく佇んでいる。俺達の方に目を向けるが助けを求める様子もない。一緒に来た街の人達が名前を呼んで声をかけているところを見ると連れ去られた住人達のようだ。

 

 「自ら望んで餌になりに来るとは、まったく…劣等種共の考えることは理解に苦しむ」

 

 クローリアが正面にある階段の上から俺達を見下ろす。

 

 「お前達、この餌共を捕らえよ。くれぐれも殺さぬようにな」

 

 クローリアが踵を返し、階段の奥の部屋へ歩き去ると、広間に繋がる他の入り口から吸血鬼が現れた。女しかいないようだがそういう種族なのか?

 俺達は背中を預け合うように陣形を組み、武器を構える。こいつら全員倒していくのはしんどいな…俺がそう考えているとササラも同じことを考えていたようで俺達に声を掛ける。

 

 「我々が奥への道を開きます。あなた方にクローリアをお任せしても宜しいでしょうか?」

 

 「ずいぶん信用してくれてるんだな」

 

 「当然です。巫女様のように特別な力がなくとも、あなた方が本当に巫女様を助けようとしてくれていることは分かります。そして、私達よりも遥かに腕が立つことも。…巫女様をお願いします」

 

 「あぁ、任せとけ!こいつらの相手は頼んだ!」

 

 俺達は階段に向かって走った。当然、吸血鬼達が立ちはだかったが、武器を持った住人達が盾になり、道を開いてくれる。俺達はその横を抜け、階段を駆け上がる。

 

 

 

 

 「クローリア!」

 

 俺達はクローリアの入って行った部屋に駆け込む。さらに奥への部屋へ歩いていたクローリアは俺の声に立ち止まる。

 

 「劣等種が…気安く妾の名を呼ぶな」

 

 こちらを振り向いたクローリアはあからさまに不機嫌そうにしながら視線をこちらに向けている。流石にこの距離では目を合わせても大丈夫だと思うが確証はどこにもない。固まっていると危険だ。

 

 「近くに居たら危ない、散るぞ。サリアはメイルを頼む」

 

 俺の言葉に、俺達は二人ずつに別れ、横に距離を開ける。作戦などないが、俺がサリアとメイルに目線を送ると二人は頷き

 

 メイルが詠唱を始め、サリアが大剣を構えてクローリアに突っ込む。いつもより構えが高い。顔の前に大剣を上げ、クローリアと目を結ばないようにしているようだ。剣を振り上げたサリアをクローリアは大して興味も示さずその場に立ったままだ。

 

 大剣はクローリアの目の前を通り過ぎ、風切り音が聞こえた。

 

 「…」

 

 流石にクローリアも驚いた様子だ。…動いてもいない自分に攻撃が加えられなかったことに。あの馬鹿、空振りやがった。

 

 「イグニススピア!」

 

 サリアの失態を掻き消すようにメイルが魔法を高々と叫ぶ。メイルの付き出した杖が赤い光に包まれ、先端から炎の槍が放たれる。いいぞ、やっちまえ!。

 

 ん?遠近感の問題だろうか。ずいぶん小さく見える。がそれは気のせいではなかった。小さな炎の槍がクローリアの振り払った手によって弾かれた。…メイルさん?嘘だろおい。

 

 「…お主ら…妾を愚弄しておるのか?」

 

 違うんです。彼女達は真面目なんです。ちょっと努力の方向を間違えただけなんです。

 

 「もうよい。失せよ」

 

 クローリアが溜息をつき、目の前に居たサリアに手を伸ばす。が、その手は攻撃ではなく防御のために使われた。俺が"精霊獣の牙"を放ったからだ。その隙にサリアは距離を取る。

 

 「ほう…」

 

 俺とエイラの精霊魔法を受け止めたクローリアが少し目を見開く。

 

 「これはもしや精霊魔法か?お主、精霊を使役しておるのか」

 

 「そうだよ、ビビったか?」

 

 正直、片手で止められたことに俺は動揺していたが態度には出さないよう虚勢を張る。そんな俺のことなど気にも留めずクローリアは何やら考えだす。

 

 「面白い、精霊の血など味わったことがない。とても興味深い…」

 

 クローリアは口の端を歪めると

 

 「どうだ?その精霊と共にお主が妾に飼われるというなら巫女を返してやってもよいぞ」

 

 「なっ…」

 

 予想外の提案に俺は狼狽える。

 

 「ふざ…」

 

 「ふざけないで下さい!」

 

 俺が口を開くより早く後ろから声が響いた。レアだ。

 

 「吸血鬼如きに私の下僕は渡しません」

 

 「全く…妾がペットとして扱ってやると言っておるのに…ならばよい、お主らをまとめて血の奴隷とするまでよ」

 

 クローリアが一歩前に出る。今度は本気だ。

 

 「前を向いたまま聞いて下さい」

 

 武器を構えた俺にレアが声を掛ける。

 

 「彼女が首に下げているあの宝石から禍々しい力を感じます。もしかしたら彼女の強さと関係があるかもしれません。狙ってもらえますか?」

 

 「このまま漫然と戦ってもキツそうだからな…分かったやってみる」

 

 「あとこれで攻めます」

 

 レアが詠唱を始める。

 

 「おっ、新しい魔法か?いいぞやっちまえ」

 

 レアが詠唱を終えると光が放たれ、俺の構えていた短剣が光に包まれる。

 

 「何言ってるんですか?やるのはあなたですよ。ほら、聖属性を付与してあげたのでそれで頑張って下さい」

 

 …レアが自分で戦うスキルなんて覚えるわけねーか。少しでも期待したのが間違いだったぜ。けど助かる。

 

 遠くでメイルが詠唱を始める。それを見たクローリアは手を前に出す。黒い魔法が放たれ、一直線にメイルに向かっていく。

 

 メイルの前で魔法が弾けた。目の前には透明な壁だ。

 

 「はあああああ!」

 

 クローリアの横に回り込んでいたサリアが大剣を振り下ろす。あの距離、あのタイミング…入る。

 

 「イグニススピア!」

 

 同時にメイルの魔法も放たれる。先程の魔法より遥かに大きい。

 

 クローリアは避ける素振りを見せず、大剣と炎の槍に向けて片手ずつ手をかざした。まさか受け止めるつもりか?

 

 しかし、クローリアは寸前で身を躱した。二人の攻撃の脅威を感じ取ったようだ。

 

 サリアの振り下ろした大剣は石畳を深々と抉り、メイルの炎魔法はクローリアの体を掠め触れた部分を燃やしていた。さっきとは明らかに違う二人に流石のクローリアも目を見開く。

 

 「小癪な…先程の攻撃は妾を油断させるための罠だったということか…!」

 

 うーん、違うけどまぁいいや。勝手に誤解してくれてるみたいだから黙っとこ。

 

 「っ…!」

 

 クローリアの目の前でもう一度、剣を構えたサリアだったが、ピタリと動きを止めた。これはあの時の…。どうやら目の前で対峙したことで自然と目が合ってしまったようだ。そしてクローリアはゆっくりと手をサリアに近づける。剣を振ることが出来れば十分に当たる距離だが動けないようだ。好機だ。

 

 音もなく、クローリアの背後に回っていた俺は短剣を振り上げる。今ならクローリアはサリアに気を取られ…て…

 

 クローリアは顔を少し横に向け、横目で俺を視界に捉える。血の気が引く。完全に読まれていた…。不意を突かれた俺は視線を逸らすのも忘れて、その赤い瞳に目を奪われた。

 

 血が熱い…これが吸血鬼による血の支配か。手を伸ばせば届く距離なのに体が動かな…い…?

 

 「おおおおああ!」

 

 俺は短剣を振り切った。クローリアが首に下げた宝石を捉えたと思ったが、一瞬早く身を躱し、刃は宝石を掠めた。

 

 「馬鹿な…!」

 

 クローリアはもちろん、俺も驚いた。完全に血を支配されたと思ったが動くことが出来た。が、今はそんなことよりも目の前の敵だ。

 

 俺はもう一度短剣を振るったが空を切り、クローリアは後ろに下がり距離を取る。

 

 「あり得ぬ……なぜ動ける?なぜ支配されぬ?なぜ!」

 

 クローリアが鋭く長い爪を出し、俺に向けて振り下ろす。が、レアの魔法によって弾かれる。

 

 「目障りな…!」

 

 クローリアはレアを睨み、姿が霞んだと思った瞬間には俺の前から姿を消し…

 

 「レ…」

 

 俺が声を掛ける間もなく、クローリアはレアの前に移動し、鋭い爪を振り下ろす。レアは身を躱したが爪は肩を掠め、点々と血が飛び散った。

 

 「止めろ!」

 

 俺達は精霊魔法を放ったがクローリアは再び姿を消し、少し離れたところに移動する。クローリアは爪に付いたレアの血を舐めると

 

 「これでその女は妾の眷族だ。さあ、妾を守る盾となれ」

 

 「レア…?嘘だろ…?」

 

 フラフラとクローリアに向かって歩き出したレアに俺は声を掛けるが反応はない。レアはクローリアの前で足を止め…

 

 辺りは光に包まれた。太陽を直視したような眩さに俺は目を細める。長時間暗い森の中に居たせいかクラクラする。が、それ以上に被害が甚大なのは闇に生きる亜人種だ。それにただ明るいだけではなく俺の短剣を包む魔法を同じ雰囲気を感じる…レアの魔法か?

 

 「っぐ…ぁあ!」

 

 「今のうちに!早く!」

 

 レアの声に我に返った俺はクローリアに向かって駆ける。俺は風と光を纏った短剣を構え、首元に怪しく光る宝石に突き下ろす。

 

 「調子に…乗るな!」

 

 クローリアが片目を薄く開き、俺に向かって手を伸ばす。眼前に鋭い爪が迫る。でも心配いらない。そうだよな。

 

 クローリアの両手はサリアの振り上げた大剣とメイルの魔法によって弾かれた。

 

 耳障りな金属音が響く。亀裂が入ったと思ったら宝石は真っ二つに分かれ、そのまま地面へと落下する。それと同時にクローリアもその場に崩れ落ちた。

 

 「やった…のか…?」

 

 「待て、油断は出来ない」

 

 クローリアはピクリとも動かない。おかしい、宝石を破壊しただけのはずだ。まさか死ん…

 

 「っ…」

 

 クローリアがよろよろと立ち上がったのを見て、俺達は武器を構えた。

 

 「人間…」

 

 ポツリと呟いたクローリア。なんだ…?どこか様子が変だ。

 

 「ワタル様!」

 

 聞き覚えのある声に俺は振り向く。ササラが下の階から上がって来たようだ。遅れて他の街の人々も付いてくる。

 

 「下の吸血鬼達が急に指揮が乱れたのでもしやと思いましたが、クローリアを倒し…」

 

 どうやら俺達がクローリアを倒したと思って駆けつけたようだが、俺達の前に立っているクローリアに気がつくと全員武器を構える。

 

 「なぜ人間がこの城に…?我々は不可侵の関係だったはず…」

 

 思考が纏まらないといった様子のクローリアだが敵意は感じない。そもそも言ってることがおかしい、不可侵の協定を破ったのはそっちが先だ。

 

 「おかあさん!」

 

 幼い声が響いた。聞き覚えのある声だったが、姿を見て確信した。森で俺の血を吸った吸血鬼の女の子だ。お母さん…?誰が?誰の?

 

 人間に囲まれたクローリアを心配してか少女は駆け寄って来たが、途中で体を掴まれた。

 

 「エレーラ!」

 

 状況を理解したクローリアが声を張り上げる。が、まだ体の芯が定まらずふらふらとその場に膝を付いた。

 

 「やめてくれ…!妾はどうなっても構わぬ、だがエレーラに手を出すのはやめてくれ…」

 

 「始末しなさい」

 

 「えっ、おい…」

 

 俺が口を挟む間もなく、ササラの指示に街人が斧のような物を振り上げる。そしてそのまま躊躇なく少女へ振り下ろす。

 

 斧が地面を転がる音が響いた。

 

 「ハァ…ハァ…」

 

 俺は精霊魔法を放っていた。悪いとは思ったが盾になる暇もなかった。

 

 「ちょっと待ってくれよ!みんなおかしいって、ササラもどうしちゃったんだよ」

 

 「なぜ吸血鬼共を庇うのですか?」

 

 「なぜって…その子は何もしてないだろ」

 

 「今はそうでも吸血鬼は必ず我々に害を成します。今回でそれが分かりました」

 

 ササラの目は冷たい。

 

 「ササラも他の奴らも間違ってる」

 

 「今、何と?まるで吸血鬼共を擁護しているように聞こえましたが」

 

 「何度でも言ってやるよ、お前らは間違ってる!抵抗もできない相手に一方的に手を出すなんて吸血鬼の奴らとやってることは同じ、いやそれ以下だ!」

 

 辺りが静寂に包まれ、空気が張り詰めるのを感じた。

 

 「…あくまで邪魔をするというのならやむを得ませんね。まとめて始末するしかないようです」

 

 ササラと住人達が武器を構え、一歩前に出る。

 

 「クローリア、動けるか?」

 

 「あ、あぁ…」

 

 「エレーラだったか?子供はあんたに任せてもいいか?」

 

 「もちろん構わぬが…お主は人間ではないのか?なぜ妾達を庇う?」

 

 やっぱりおかしい、クローリアは先程の戦闘のことをまるで覚えていない。というより襲撃に来たことすら…?聞きたいことが山程あるが目の前の問題をなんとかしなきゃな。

 

 「俺は俺が正しいと思った方を助ける。それが吸血鬼でもだ」

 

 そう言って俺は武器を構える。ジリジリと距離を詰めてくる住人達。今にも飛び掛ってきそうな緊張感に冷たい汗が滴る。

 

 「お止めなさい!」

 

 広場の奥から響いた声にそこに居た全ての人が振り向いた。アヤメがゆっくりとこちらに歩いて来る。

 

 「巫女様!」

 

 アヤメの姿を見るやササラが駆け寄る。が、目の前まで近寄り、体を屈めたササラの頬をアヤメがはたいた。

 

 「あなた方は何をしているのか分かっているのですか。国を救ってくれた方々に手を下そうとしているのですよ」

 

 「しかし…」

 

 「私の言う事に何か異議が?」

 

 有無を言わさぬアヤメの言葉にササラは口を噤んだ。

 

 そしてアヤメはゆっくりと俺達とクローリアの元へ歩み寄る。

 

 「街へ襲撃に来た時から薄々感じてはいましたが、クローリア様、貴方は何かに支配されていたのですね」

 

 「支配…?妾が…?」

 

 「お話します。今日在ったことを」

 

 アヤメは簡潔に感情を込めずに淡々と事の顛末を説明した。

 

 「馬鹿な…我々が協定を破り巫女様を…?」

 

 信じられないといった様子のクローリアだが、側に居たエレーラが口を開いた。

 

 「ううん、本当のことだよ。急に人間を襲うって言い出してそれで…」

 

 「たぶんこれのせいだろ」

 

 俺は真っ二つに割れた黒い宝石を拾い、見せる。

 

 「それは…」

 

 クローリアは宝石に見覚えがあるようだ。

 

 「たしか…森で拾った物だ。自然と目を惹かれてそれから……っ!」

 

 クローリアが頭を押さえる。クローリアが嘘を付いているようには見えない。それに全て辻褄が合う。

 

 「我ながら情けない…。しかし記憶にないとはいえ、みなの顔を見ていれば許されないことをしたことは分かる。どのような罰でも甘んじて受けよう。だがどうか、妾の指示に従っていただけの他の同胞は見逃してもらえないだろうか」

 

 クローリアは深々と頭を下げた。先程まで戦っていた相手と同一人物とはとても思えない。

 

 「頭を上げて下さい。我々は同じ森に住む者同士ではありませんか」

 

 「アヤメ殿…」

 

 「改めてもう一度、先代の巫女とではなく私と協定を結んで下さいますか?」

 

 アヤメは微笑むと手を差し出した。

 

 「あぁ、勿論だ」

 

 クローリアはアヤメを真っ直ぐと見つめ迷うことなく手を握った。


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