「タ、タクミさん……」
「……大丈夫だって。何度も言うけど無理だけはしないから。それに命は大事に、だろ?」
「そうです。命は大事にしないと駄目なんですよ。……だから絶対に死なないでくださいね。死んだら私、一生恨みますから」
「えぇ……何それ怖い。……じゃあ、行ってくるわ」
「……はい」
××××××
「へー、アンデッドの王がこの街に住んでるのか」
「タクミはあんまし驚かないんだな」
「いや、だってなぁ……。俺たちだって魔法使えるような世界なんだし……」
例のキャベツ狩りクエストから数日が経ったある日。何も用がなかったから酒場に寄った俺は、そこで俺と同じく何も用がないカズマがいたのでせっかくだしと二人で話をすることにした。
実際の所、こうして同じ日本から来たカズマとじっくり話すのは初めてのことだ。前に話したときはカエルとキャベツのクエスト中で話す時間もあんまりなかったしな。
「ていうか、それ俺に言っちゃって良かったのか? あんまし人に言っていいもんじゃ……」
「タクミは俺と同じ日本から来た仲間だしな。あと常識が通じる唯一の仲間だから……」
「まぁ、うん、カズマのパーティーはちょっとなぁ……」
なんたってあの女神もどきさんがいるんだし。めぐみんも頭の中は爆裂魔法でいっぱいだからなぁ……。
あとはキャベツ狩りのときに、身を呈して他の冒険者を守っていた金髪美人のクルセイダーか。まぁカズマのちょっとやつれた顔を見ると彼女もどこか駄目なのかもしれんけど。
「タクミのとこのゆんゆんだっけ? あの子は比較的まともそうで羨ましいよ……」
「いや、あの子はあげないからな」
「欲しいとは言ってない。……ていうか、そのマジな顔やめて」
「あ、悪い」
俺のゆんゆんの父親かというくらいのアホっぷりに、呆れるようにカズマがはぁとため息を吐いた。
いや、ほんとごめんね? ゆんゆんのことになるとついつい変になっちゃって……。
……あ、そうだ。
「何日か前から朝っぱらから爆発音聞こえてくるんだけどあれってめぐみんだよな? クエスト受けに行ってるのか?」
「あー、あれはクエストじゃなくてただの暇つぶしみたいなもんだよ。俺はどうせやることないからそれの付き添い」
「やっぱりそうだよな。魔王軍の幹部が来たせいでクエストの難易度跳ね上がって何もできないし……」
最近、何でか知らんけどこの街の近くに魔王軍の幹部が住み始めたそうだ。そのせいで俺達でも倒せるような弱いモンスターは隠れてしまい、仕事が激減してしまっている。
だから、ギルドでは昼から酒を飲んで盛り上がっている冒険者も多い。その上キャベツ狩りのおかげで金もいっぱいあるだろうしな。
ちなみに女神もどきさんは八百屋でバイトしてた。お金に余裕がないとああなってしまう例外ももちろんあるってことです。
「ほんと魔王軍の幹部とか信じられないよなぁ……」
「だな……まぁ俺ら駆け出し冒険者には関係ないだろ。ゲームだったら幹部なんてラストの方で出てくるキャラだし」
「だなー。でも倒せたら一気に金持ちになれるんだろうなぁ……」
今月はキャベツ狩りのおかげで何とか払えたけど来月からはどうなることやら……。考えるだけで胃が痛いな……。
しかし、カズマはへらっと諦めたように笑いながら。
「そりゃそうだけど俺たちじゃ絶対に勝てないだろ。職業だって最弱職の冒険者しか選べないくらいなんだし」
「え? 俺は最初にクルセイダー選択できたけど?」
「は?」
「え?」
……俺の異世界ライフは今日も平和です。
××××××
「あ、お帰りなさい。タクミさん」
「ん、起きてたのか。ただいま」
急にキレだしたカズマとぽこぽこ喧嘩をしてから屋敷へ戻ると、女の子らしいピンクのパジャマを着たゆんゆんが出迎えてくれた。だが、起きたばかりなのか眠たそうにかくしくしと目をこすっている。
「朝早くからどこに行ってたんですか?」
「んー、ちょっとギルドの方にな。少しでも楽なクエストがあるか確認しに行ってた」
「どうでしたか?」
「何もなかった」
「やっぱりそうですよね……。どうしたらいいのかなぁ……」
ううむと悩むように眉をひそめるゆんゆん。まぁこのままクエストが受けられないと完全に詰みだからな……。
「魔王軍の幹部ってどこにいるんだっけ?」
「ええっと……確かこの街からちょっと登った丘にある古い城を乗っ取ったらしいですね」
「じゃあいっそのこと魔王軍の幹部? それ倒しに行くか?」
「へ……?」
俺の唐突な言葉にゆんゆんがくりんと首を傾げるが、すぐにあわあわと慌て始める。
「あ、あのですねタクミさん。魔王軍の幹部は今まで数多くの冒険者が挑んでも、追い詰めることがやっとで結局勝てなかったくらい強いんですよ?」
「……なるほど」
「た、タクミさん……?」
親玉じゃない幹部なのに今まで無敗か……。怖いけどそれちょっとワクワクするな。
元々日本にいた頃は女運が悪いせいもあってそういうことが多かったわけだし。あとは武道やってたりその他もろもろで……まぁそれはいいか。
だからこそ、どうしてもその幹部とやらが気になってしまう。今まで戦ったのがカエルやらキャベツのせいもあるなこれ。
「へ、変なこと考えてないですよね……?」
「や、そりゃ俺一人で勝てるなんてことは一つも考えてないよ」
「そうですよね……」
「でもあれだろ? 街の近くってことはそのうち幹部が襲ってくることもあるんだろ?」
「うーん……その可能性が低いわけじゃないですね」
「なら街に来たときはこの街の冒険者としてしっかり戦わないとな」
言うと、ゆんゆんが目をぱちくりさせながら不思議そうな顔で俺を見てくる。
「タクミさんって意外と積極的なんですね」
「ん? あー……今まではカエルとかキャベツが相手だったからな。本格的なのとやり合えると思ったら何かドキドキしない?」
「そ、それはそうですけどやっぱり命の危険もありますし……」
「俺の場合は一周回ってそういう危機感とかどっか行っちゃったからなぁ……」
「……何でそう考えてるかは分からないですけど、命は大事にしなきゃ駄目ですからね」
ゆんゆんの真剣な声音に思わずたじろいでしまう。しかし一回既に死んじまった身としては、今こうして生きてること自体が不思議で何だかな……。
でもやっぱりゆんゆんが言う通りこの考えは駄目だな。いのちをだいじに、うん。有名RPGでもあったあった。
……まぁ、それでもあれだ。もしもこの子の命が危ないような状況に陥るなら、自分の命くらい簡単にくれてやるけど。
「……ん、悪い。やっぱ命は大事だよな」
「そうですよ。今度また不謹慎なこと言ったら怒りますからね」
「日本なら生徒会長とか学級委員やってそうなくらい真面目だな……」
「にほん?」
聞き慣れない言葉だからか、ゆんゆんがくりんと首を傾げる。何それ可愛い。あと日本の言い方もすごくいいと思いました。
「いや、今のは気にしないでくれ。まぁしばらくは様子見ってことになるな。今日はのんびりしようぜ」
「じゃ、じゃあ、その……」
「ん? 何?」
聞くと、ゆんゆんは恥ずかしそうに頬を朱に染めながら、上目遣いで見つめてきて──。
「よ、よかったら、い、一緒に、その、トランプしませんか……?」
「はい、そりゃもう喜んで……」
トランプの誘いだけでこの破壊力って俺もう駄目かもしれない……。モンスターよりある意味怖いよこの子……。
××××××
「これはどういうことですか……」
「まあまあ、いいじゃないですか。我が究極の攻撃魔法、もう一度見たくはありませんか?」
「……ほんとの理由は?」
「……カズマが今日は眠たいから絶対嫌だって。それでタクミなら手伝ってくれるって言ってましたので」
「あいつこの前のことまだ根に持って……。ていうか、俺もこんな朝早くからは嫌なんだけどなぁ……」
またまた数日後のある日。どういうことか朝からうちに来ためぐみんに連れられて、俺は早朝から街の外を歩いていた。
ちなみにゆんゆんは朝からめぐみんに色々言われて泣かされちゃったから留守番だ。あうあう言って泣いてたのがちょっと可愛かったのは秘密だ。
「まぁここまで来たんだし付き合うけど、どこまで行くんだ?」
「もうちょっと歩いた先に大きな廃城が見えるんですよ。そこに爆裂魔法を打ち込んだらおしまいです」
「なるほど」
「あ、ほら、もう見えますよ。あの丘の上の廃城です」
「ああ、あれか。……ん?」
めぐみんが指をさす方向、丘の上には大きな廃城があった。それを見た俺は思わず身体から変な汗が出てきてしまう。
そう、つい最近聞いた情報と一致しているのだ。
『魔王軍の幹部ってどこにいるんだっけ?』
『ええっと……確かこの街からちょっと登った丘にある古い城を乗っ取ったらしいですね』
ゆんゆんは確かにそこに魔王軍の幹部がいると言っていた。……ていうことは。
「な、なぁ、あそこはヤバいんじゃないか?」
「? 何がヤバいんですか? ちなみにあの廃城、我が爆裂魔法を何度打ち込んでも壊れないことが気になるんですよね。どうしてでしょうか」
「いや、多分それがヤバいんじゃないでしょうか……」
「タクミが言ってることはよく分かりませんね……。……では、今日もやりますか」
「えぇ……」
毎日あんな遠くからでも馬鹿うるさい爆裂魔法なんて打ち込んでるんだし、これそのうち街に魔王軍が復讐しに来るんじゃないのか……?
うわ、やべぇ……と俺が冷や汗ダラダラにしながらテンパっていると、めぐみんはいつの間にか詠唱を終えていて──。
「『エクスプロージョン』ッ!」
ああ……こりゃ絶対魔王軍の幹部来ますわ……。
××××××
「ちょっとこれ運悪すぎじゃないですかね……」
「はわ、はわわわ……どどどどどうすれば……!」
「ちょ、静かに……!」
またまた数日のある日。クエストを終えてゆんゆんと帰っていると、街の正門近くに凄まじい威圧感を放つモンスターがいるのだ。運良くそれなりに簡単なクエストがあるから受けてみたらこのザマである。
ゆんゆん曰く、その漆黒の鎧を着た騎士は魔王軍の幹部だそうだ。俺もRPGゲーム見た記憶が何度もある珍しいモンスターだ。
──デュラハン。
詳しいことはよく覚えていないが、とりあえず強かったことだけは覚えている。幹部だし絶対ヤバい。テンパりすぎて俺の語彙力が酷いことになってるな。
今のところ街に攻める様子はないがデュラハンは街をただ見つめ続けている。デュラハンが動く動かない以前に、きっとすぐに緊急クエストとして街中に警報が鳴るだろう。
雰囲気でヤバいと即座に判断した俺とゆんゆんは岩陰に隠れたおかげで助かったが、このまま正門から出てきた冒険者がデュラハンと正面から対峙した場合、多くの冒険者が死んでしまう可能性もある。
……ならやっぱり今出来ることをするしかないよな。
「ゆんゆん、どうする……? 相手はまだ気づいてないし、やれるだけやってみるか?」
「ほ、本当にですか……? すぐに他の冒険者も来るはずですしそれまで待ったほうが……」
「いや、どっちにしろ待ってるだけじゃ駄目だと思うんだ。……よし、ゆんゆんはここにいてくれ。とりあえず俺だけでやってみるわ」
「へ……?」
俺の言葉に、ゆんゆんが不安そうな表情をして俺を見つめてくる。まぁその気持ちは分かる。正直、俺一人で挑んでどうこうなる相手ではないはずだ。
「な、何か勝つ方法があるんですか……?」
「んー……まぁ、一応ある。俺がよくやる必勝法と言う名のただのインチキなんだけどな」
「そ、それだけ聞くと不安しかないんですけど……」
いや、うん、確かにそうだけど正々堂々挑んで勝てるような相手じゃないはずだし……。あんな雰囲気持ってる奴なんて滅多にいないぞ。つーかあそこまでヤバそうなのは見たことない。
「……もし俺がやられても助けには来なくていいからな。他の冒険者が来るまで待っとくんだ。これだけは約束な。もちろん俺も無理はしないから」
「……分かりました。タクミさんを信じます」
「ん、ありがと。でもほんとゴミみたいな戦法だからあんましこっち見ないほうがいいからな。じゃ、行ってきます」
なるべくゆんゆんを不安にさせないように笑顔で歩き出すと、ぎゅっと左手を掴まれ動きを止められる。見ると、泣きそうな顔をしながらゆんゆんが俺を見つめてくる。
「タ、タクミさん……」
「……大丈夫だって。何度も言うけど無理だけはしないから。それに命は大事に、だろ?」
「そうです。命は大事にしないと駄目なんですよ。……だから絶対に死なないでくださいね。死んだら私、一生恨みますから」
「えぇ……何それ怖い。……じゃあ、行ってくるわ」
「……はい」
こんな顔して見送られたら絶対に泣かせるわけにはいかないもんな……。んじゃ、久々に気合い入れてやれるだけやってみるか……。
とりあえず落ち着いて状況を考えよう。背後からなるべく音を出さずに近づいてるからバレてはいないし余裕はある。
この街にいるのは駆け出し冒険者ばかりだ。街に攻め込まない時点で絶対に油断はしていると思う。
だからといって、俺の持っている短剣じゃあの鎧をどうにかすることもできない。なら、方法は一つしかないだろう。
俺は歩きながら冒険者カードの習得可能スキルからあるスキルを覚える。……よし、これで短剣のとき同様に上手く扱えるはずだ。
はぁ……ヤバい。こんな状況だからこそワクワクしてきたな。あっちにいた頃に不良と喧嘩したときは胸糞悪いだけだったのになぁ……。
そうこうしているうちに、俺はデュラハンの真後ろに立っていた。デュラハンも俺に気づいたようで、左手に持ったフルフェイスの兜で覆われた首をこちらに向けてくる。
……よし、油断している。あとは意表を突くだけだ……。
「む……何だ貴様は。……ああ、ちょうどいい。この街に爆裂魔法を打つ魔法使いがいるだろう。そいつを呼んできてくれないか?」
「…………」
やっぱめぐみんのせいかよ……と心の中で呆れながら、俺は当たり前のように地面に突き刺さったデュラハンの大剣を引き抜く。
「何をし──」
「せいっ」
その言葉を待たないうちに、俺は大剣を大きく横振りしてデュラハンの胴体を切り裂いた──!
××××××
「う、うぐ……」
「よ、予想以上にグロいなこれ……」
あれからただひたすらに俺はデュラハンを、その……ちょっと説明出来ないくらい斬りまくっちゃいました……。ただの殺人現場みたいになってるぞこれ……。
地面の上には最初は頭しか離れていなかったデュラハンの身体が更にバラバラになっている。ていうか、それでも生きてるってのがちょっと……。
ムカデが三つに切られても生きてるみたいな法則と同じなのだろうか。何というか、どっちにしろ本当にグロいな……。
「急に俺の剣を引き抜いたと思ったら……。俺は別にこの街に危害を加えるつもりはなかったのに、許さんぞ貴様……!」
「……頭か」
元々首と頭が繋がってない時点でいくら身体をバラバラにしても無意味だよな……。頭にはまだ何もしてないからこんなに喋れてるんだろうし。
はぁ……街に危害を加えないっての聞くと申し訳なくなるけど、残念ながら俺はゆんゆんを泣かせるわけにはいかないしな。
「悪いな。俺も頭飛ばされて死んだようなもんなんだわ」
「な、何を言って──」
「ていっ」
地面が割れるくらい思いっきり大剣を振り下ろすと、ようやくデュラハンの動きが止まった。
……ゲームの世界の戦闘ならこんな気持ちにはならなかったんだけどな。実際の戦いとかグロさしかないじゃん……。俺こんなの聞いてないよ……。
ようやく終わったから気が抜けて大きなため息を漏らしていると、ゆんゆんがぱたぱたと走りながら駆け寄ってくる。
「タ、タクミさん……」
「……まぁ、後味悪いしほんと卑怯な方法だったけどとりあえず終わった」
初めて人語を話す敵だったからいくらモンスターでも心は痛いしで精神的にキツいな。それにあのデュラハンが街に危害を加えるつもりがなかったからこんなに上手くいったんだしな……。
そう考えると俺って本当にインチキしすぎたのでは……。無言で相手の剣奪って唐突に切りかかるって頭おかしいでしょ……。
しかしまぁ、デュラハン自身が使ってるような大剣なら本人にも十分通用すると思った俺の予想は当たってたから良かった。これからはデュラハンの形見としてこの大剣を愛用していこう。
「……タクミさんはすごいですね」
「そうか? 単に運が良かっただけだろ」
何ならこれが俺の最初で最後の大勝負な気さえするわ。不意打ちしかしてないのに大勝負ってダサすぎるけどしょうがないよな……。
「それに比べて私は、タクミさんが一人で行くときに何もできませんでした……。協力することも……止めることも」
俺の服の袖をきゅっと握りながら震える声音で言葉を紡ぐゆんゆん。ずっと不安だったのか目にはうっすらと涙を浮かべている。
「ただ、タクミさんが死んじゃったらどうしようって怖くて……な、情けないですよね、冒険者としてこんなの……」
「……いや、俺にはその気持ちだけで十分だよ。それに、無理するようなことは今回で最後だ」
言うと、ゆんゆんは安心したように安堵の息を漏らし、少しだけ笑みを浮かべる。その笑顔を見て、俺もようやくこの戦いが終わったことを理解できた。
俺と違ってゆんゆんは、これからどんどん強くなっていけるし、誰にも負けないくらいの大魔法使いになれるとさえ俺は信じてる。
──だから、俺も。
「……今回で決めた。俺はこれからはゆんゆんを守るために戦うことにする」
「そ、それは何だかちょっと恥ずかしいです……」
ゆんゆんは恥ずかしそうに頬を朱に染めてぷいっと視線を逸らしてしまった。……うん、捉えようによっちゃプロポーズみたいに聞こえるなこれ。
……まぁ、弁解する気はないけど。
「クルセイダーにでもなってみよっかなー」
「そんな軽いノリで……。痛いのは嫌なんじゃなかったんですか?」
「だからゆんゆんを守るって言ったろ? そのためなら痛いのくらい気にしてられないよな」
「あ、ありがとうございます……その、私も今度はタクミさんと一緒に戦えるように頑張ります」
「……おう」
ゆんゆんの決意のこもった真剣な目に、俺はやっと彼女の役に立てたことに嬉しさを覚えながら。
──こうして、俺の最初で最後の大勝負は幕を閉じた。
お久しぶりです。今回はいつもよりイチャイチャ少なめでしたが、とりあえず原作1巻の内容はおしまいです。そしてタイトル通りもう重要な敵を倒すことはないはずです。私自身原作キャラの役を取るのは好きじゃないですし、何より戦闘のメインはやっぱりカズマ達のパーティーですしね。協力することはあれど、活躍することは最後かもしれません。
次回からは原作2巻の内容に入りつつ、今回でさらに結束を強めたゆんゆんとのイチャイチャをさらに多くしていくつもりです。次回も楽しみにしてくれたら嬉しいです。
ではでは今回もお読みいただきありがとうございました!感想評価お気に入り等々待ってます!