マテリアルズ・ストラトス   作:荒潮提督

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はい、リリすれコラボ第3弾でございます。


タカヒロオーさんとこのノーヴェがこちらに来ます。



ではどうぞ!


マテスト×リリすれコラボ「ノーヴェが2人!?ぶっちゃけありえな〜い!はちゃめちゃ大暴走!」前編

「ハァッ・・・」

 

 

 

 

ノーヴェは今ものすごく憂鬱な気分だった。

普段サッパリとした性格な彼女が何故こんな風になっているのか。

それは目の前の光景が原因である。

 

 

 

 

「ふふんふ〜ん♪これなんか可愛いかも!あ、これも良いかなぁ〜♪」

「あんなの私のキャラじゃねぇ・・・」

「心中察するぜノーヴェ・・・」

 

 

 

 

リリすれのミッドチルダから自分自身が来て更に性格が正反対でありノーヴェは自分の胃がキリキリ痛む事態になっていた。

リリすれノーヴェことinnocensノーヴェは所謂ボーイッシュな可愛い系の服を鏡を見ながら自分に当てながら見ていた。

何故こうなったか、それは昨日の事である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んしょっと、着いた。ここが一夏さん達の世界のミッドチルダ・・・でもあまり私の世界のミッドチルダと変わらないなぁ」

 

 

 

以前L様により繋げて貰ったゲートを使いこちらの世界にやってきたノーヴェ。(詳しくはタカヒロオーさんのリリカルすれいや〜ずコラボ編をチェック)

時間帯がズレているのか向こうは昼だったのにこちらは朝早いのか太陽が昇り始めたばかりだ。

とりあえず彼女は自分のデバイス、ジェットエッジから地図を広げて今どの辺りにいるのか見る事にした。

 

 

 

 

「えーっと・・・ここがこの辺りで、それでここがこうで・・・やっぱりここ私の家の近くだ。そうと決まれば!」

 

 

 

 

 

この後、色々と厄介な事態になるのだが彼女は知りはしない。

 

 

 

 

数日後の地球。

 

 

 

 

平行世界での事件を終えた一夏達は学園祭を何にするかで議論していた。

だが大抵が女子が提案した「織斑くんと○○○」的な物ばかりだったのだ。

これには流石に司会を務めるセシリアとシュテルは頭を抱えた。

なお一夏とレヴィは別のことで頭を抱えていたが。

 

 

 

 

「これじゃ埒が明きませんわ・・・」

「燃やしますか?」

「やめて下さい」

「ハアッ・・・しかしこれではいつまで経っても決まりませんよ?」

「とにかく!一夏さんだけを題材にした出し物は禁止!良いですわね!」

「「「「えー」」」」

「い い で す わ ね ?」(ミラービット展開)

「「「「イエスマム!」」」」

「オルコット、教室でISを展開するな。条件反射で約1名武器を展開してるだろうが」

「撃った瞬間その弾撃ち抜いてやらぁ」

「流石にそこまでしませんわよ、オホホホ」

「(背中にデバイスのアームドギア出していたのは黙っておきましょうか)」

 

 

 

 

その後妥協案でコスプレ喫茶に決まった。

午前の授業も終わりお昼ご飯を食べていた一夏の元に通信が届いた。

相手はノーヴェのようだ。

一夏は通信を繋げる。

 

 

 

 

「お前の方からかけてくるなんて珍しいなノーヴェ。どうした?」

『・・・助けてくれ』

「マジでどうしたお前」

『・・・何故か可愛い系の服着た私が色んな所で目撃されてスバル達がゴスロリ着せようとしてくる』

「なんだそりゃ。とりあえず明日そっちに行くから今日はとにかく逃げるか最悪こっちに来い、匿ってやるから」

『すまねぇ・・・!恩にきる・・・「ノーヴェー?どこー?」やべっもう来やがった、んじゃまた後で!ジェットエッジ!』

『Yes.sr』

「・・・なんか差し入れ持ってくか」

 

 

 

 

 

次の日、一夏は私服(シンフォギアライブ2013のマリア役の日笠陽子さんの衣装)に着替えてミッドチルダにいた。

肩にはリヒトを乗せ右手には前日に焼いてきたクッキーの入った袋を持っていた。

先ずはノーヴェを探して事情を聞かなければならないので探し始めた・・・と思ったら公園の林の中にめちゃくちゃ目立つ段ボールが置いてあった。

とりあえず近づいて見ると微かに動いている。

怪しさMAXだったので開けて見ると中にノーヴェがいた。

ノーヴェはずっとここに隠れていたのか一夏を見た瞬間涙目になっていた。

 

 

 

 

「ほい、缶コーヒー。あとクッキー、差し入れだ」

「ありがと・・・あれから何も食べてないんだ・・・」

「どんだけ逃げ回ってたんだよ・・・とにかく事情を聞かせろ。話はそれからだ」

 

 

 

 

 

ノーヴェは最近自分と同じ顔で所謂可愛い系の服を着た人物が目撃されていてそれを知ったスバルとウェンディとディエチが面白がってそれ系の服を着させようと追いかけてくるのだという。

とりあえず自分の師匠達に鉄拳制裁しようと心に決めた一夏は一先ずその人物を探しにノーヴェと共に一番目撃情報の多いショッピングモールに向かう事にした。

 

 

 

 

 

「さて、何処から探すかねぇ」

「な、なあ、スバル達はいないよな?な?」

「ああ、半径20m以内にスバル師匠達はいないよ。いたら違うルート使うし」

「すまねぇ、ほんとに」

「気にすんな、義妹(リンネ)にストライクアーツ教えてもらってるお礼だ・・・ん?」

「どした?」

「なあ、アレ・・・」

「ん?・・・ハァッ!?」

 

 

 

 

2人の視線の先には紅いセミロングの髪でいつもよりかなり柔らかめな笑顔を浮かべながら歩いているノーヴェがいた。

いきなり発見した2人はこっそり後を追跡する事にした。

 

 

 

 

「まさかいきなり見つけるとは・・・」

「なんかどんどん人気のないとこに行ってないか?」

「・・・まさかバレた?」

「・・・ウソだろ?15mは離れてるんだぞ?」

「確かこの先は空き地・・・ヤバい完全にバレてるわ」

 

 

 

 

空き地についたもう1人のノーヴェは立ち止まり後ろを向く。

 

 

 

 

「さっきから付けてきている人たち、出てきてください」

「どうすんだよ一夏!」

「どうするって・・・出ていくしかないだろ」

「出てこないなら・・・烈火球!」

「やべっ!セイバーハート!」

「ジェット!」

『『set up』』

 

 

 

バースト・フレアを撃ってきたノーヴェから逃れようとデバイスをセットアップし、隠れていた物陰から逃げ出す一夏達。

 

 

 

 

「今のリナの魔法!?」

「リナってこないだ来てたあの子か!?」

「てことはリナの世界のノーヴェかあの子は!?」

「どうやって来たんだよ!?」

「ゲートは繋げたままだから自由に行き来出来るんだよ・・・前もそれで向こうのアリシアさんが来てたしって危なっ!?」

「ストーカーさんにはお仕置きです!竜破斬!」

「こなくそ!」

 

 

<我流・猛虎翔脚>

 

 

一夏はノーヴェの放ったドラグスレイヴを足技で受け止める。

以前のデバイスでは受け止めきれなかったであろうがノーヴェの竜破斬は出力が70%のまだ未完成の物、そして平行世界での戦闘を経て強化されたデバイスの装甲でなら受け止めきれる。

そのまま一夏はドラグスレイヴを弾き返した。

 

 

 

 

「・・・っう!今のは聞いたぜ。なあ、少しは話聞いてくれないか?付けていたのは謝るからさ」

「・・・アレ?もしかして一夏さんですか?」

「ん?ああ、そうだけど・・・リナから色々聞いてたりする?」

「はい!リナさんから色々聞いています。女子力ブレイカーでアイドルだって!」

「・・・リナの奴、間違ってない。間違ってないんだけど・・・!」

 

 

 

 

一夏の脳裏には小悪魔的な笑みを浮かべて舌を出してるリナの顔が浮かんだ。

とりあえず脳裏のリナに全力のブレイカーをぶっ放しておいた。

3人は空き地から離れ近くのカフェで休憩する事にした。

 

 

 

 

「・・・(ズズッ)」

「つまりこっちに遊びにきた・・・と」

「はい、後こっちの私はどんなかなーって」

「お前のお陰でこちとら大迷惑だよ・・・」

「あはは・・・なんかごめんなさい」

「・・・ん?」

「どした一夏」

「この近くにスバル師匠達いるからちょっと行ってくる。店員にはちょっとトイレに行ったって言っといてくれ」

「りょーかい」

「あの、スバルお姉ちゃん達が何かしたんですか?」

「ああ、さっきの大迷惑って話。スバル達がアンタが着てるような服着させようとして逃げ回ってたんだよ私が」

「・・・何してるのお姉ちゃん達・・・」

 

 

 

<ドーモ、シショウ、ディエチ=サン、ウェンディ=サン。オリムライチカ、デス

 

<アイェェェェ!?ナ、ナンデココニイルノ!?

 

<チキュウニイルハズジャ!?

 

<ト、トニカクココハニゲルッス!

 

<モンドウムヨォ!イヤッー!

 

<アバッー!?サヨナラー!×3

 

 

 

「「・・・」」

「ふぅっ、片付いたっと。アレ?2人ともどうした?」

「お前何やったよ?」

「ん?ちょっと高町式O☆HA☆NA☆SHI☆をしただけだけど?」

「・・・安らかに眠れ姉貴達」

 

 

 

その頃のスバル達

 

 

 

「「何か言うことは?」」

「「「もうしませんから助けて・・・」」」←簀巻き

「「簀巻きは解かん」」

 

 

保護者(ティアナとギンガ)が回収に来ていた。

そして冒頭に戻る。

 

 

 

 

「・・・ん?アレイクスとオットーとディードか?珍しいなアイツらこっちに来るの」

「んあ?ああ、ホントだ。どうしたんだアイツr・・・!?」

「どしたノーヴェ?」

「なんでこんな時に限って・・・!ぜってぇ後でなんか言われる・・・!」

「・・・諦めろノーヴェ、アッチも気づいたみたいだし」

「ああああああああああああああ!!!」

「イチカさーん」

「イチカ様、ノーヴェ姉様、お久しぶりです」

「あら?イチカ様、確か今日は学校の筈では?」

「ノーヴェからのヘルプで急遽休んだ。ヘルプの理由はアレ」

「「「アレ?・・・ん?(ゴシゴシ)」」」

「・・・俺と同じ反応だなオイ」

「何故ノーヴェ姉様があのような格好をしてはしゃいでられるのでしょうか」

「いえそもそもノーヴェ姉様が2人いる事について疑問なのですが」

「こーしょんこーしょんはーとがきゅんきゅん」

「やべぇ理解が追いつかなくてイクスが壊れた」

「お待たせしましたー・・・アレ?皆さん如何されたんですか?」

「「喋り方に違和感しかないのですが」

「後で説明するから先ずイクスどうにかしようぜ」

『きゅる(ぺろぺろ)』

「・・・ハッ!?」

「ナイスだリヒト。ほら、油揚げ」

『きゅっ!(ひゅぱっ)』

「相変わらず反応はえーなおい」

「だって油揚げ好きだもん(もっきゅもっきゅ)」

 

 

 

 

その後イクス達と別れた一夏達は街を歩いていた。

 

 

 

 

「そういえば・・・なあ、ちょっと聞いていいか?」

「どうしたんですか?」

「そっちのオットーとディードとイクスの事なんだが。そっちじゃどうなんだ?」

「えっとイクスってさっきの小さい子でしたよね?オットーとディード・・・もしかして八重と十二単(ひとえ)かな?結構大きくなってたけど」

「どんなだ?」

「今写真出しますね」

「うおっ!?2人ともちっさ!」

「2人が小さくなったらこんな感じなのか」

「あとこっちが六奈(むーな)です」

「・・・これは」

「ああ、完全にセインだな」

 

 

 

リリすれノーヴェの世界のオットー達の姿を見て驚きつつも歩く一夏達。

途中に人だかりを見つけた3人。

 

 

 

 

「ん?なんか集まってるな」

「えーっと・・・「飛び入り歓迎☆ミッドチルダの歌姫を探せ!」?何処のプロダクションだ?こんな事やってんの・・・げっ」

「どうしたんですか?」

「・・・ここ、俺が天羽奏として所属してるプロダクションだ」

「「Oh・・・」」

「ちょっと優勝掻っ攫ってくる」

「「いってらっしゃーい」」

 

 

 

数分後

 

 

 

 

「賞金ゲットだぜ」

「圧倒的だったな」

「計測不能ってあるんですねー・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、マテリアルズ・ストラトスコラボ編後編!

 

 

 

 

 

ノーヴェvs一夏!

 

 

 

 

「一撃!必愛!KIZUNA熱く束ねたら!」

「・・・時の流れに埋もれし 偉大なる汝の名において 我ここに闇に誓わん…」

 




長くなりそうだったんで前後編に分けました。


キャロルちゃんはまだかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!



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