作者は見ます。
ところで、さらっとフェアリーテイルも最終シーズンアニメ化な件について。
追記:少し修正しました。
「ここが平行世界なんですの?」
「見た感じIS学園の屋上、だな」
「見た目そんなに変わりませんね?」
平行世界についたセシリア達。
場所はIS学園の屋上であり特徴的なオブジェが見えている。
セシリアは頭部のバイザーを閉めてティアーズの頭部センサーを部分展開して同期して辺りを索敵している。
「半径100メートルほど索敵しましたがこちらに気づいている人はいなさそうですわ」
「ならば、そろそろデバイスを解除するか。しかし人の気配がせぬな」
「今の時間帯ならもう少し賑わいが有っても良いと思うんだが・・・」
「何が起きて・・・!?皆伏せて!」
シャルロットが叫んだ瞬間茶色のISのブレードが振り下ろされた。
解除する前だったシャルロットは両腕のアームドギアをガトリングガンに変形させて受け止める。
同じく解除する前だったラウラがISを展開しバスターソードで胴体と下半身を切断する。
シャルロットはガトリングガンを撃ちまくり切断した上半身を蜂の巣にして撃破した。
下半身の方はラウラがホームランして吹っ飛ばした。
「コイツら一体何なんだ?」
「無人ISなのは確かだな。まさか学園が静かな原因は此奴らの襲撃か!」
「そうみたいですわね。お客さんが大勢来てましてよ」
「コイツらは僕らが相手する。だから・・・先に行ってろ!」
「我らはここに留まる。ISの無い我々では足手纏いになるやも知れん」
「後から追いつきます。ここは任せてください!」
「すまん、任せる!」
「先に行きますわ。お気をつけて」
シャルロットは周りに現れた数機の無人機に向けて展開したISの全身のビーム砲、ガトリング、ミサイルを一斉射。
無人機を撃破し他の機体がそちらを向いている隙にISを展開したラウラがセシリアを担いで離脱。
ディアーチェとユーリも戦闘を開始した。
「こいつらいきなり何なのよ!」
「鈴さん後ろにいますわよ!」
「こんにゃろ!」
アリーナではセシリアと鈴の2人が無人機 ー ゴーレムⅢ ー と戦闘していた。
近くではシャルロットとラウラが戦っている。
ほかのところでも学園の専用機組が戦っている。
IS学園ではこの突然の事態に大混乱である。
その時、鈴の後ろに無人機が現れた。
鈴が気付いた時は既にビーム砲が向けられており回避は不可能な状態だった。
やられる、そう思った鈴は目を瞑った・・・だがいくら待ってもビームが発射されない。
目を開けて見ると無人機の胴体に一本の槍が刺さっていた。
コアを貫かれたのか全身がスパークしており機能を停止した。
鈴とセシリアが上を見るとISを纏った銀髪の美人が投擲した体勢でこっちを見ていた。
エクストラモードを起動したラウラだ。
「ふむ・・・身体に合わせてジャケットも調整されるのか。これなら破れるのを気にしなくても良いな」
『エロさも増してますけどね』
「言うな相棒・・・気にしてるんだこの全身スーツ」
「誰でしょう?」
「もしかして親玉?」
「それでしたら何故鈴さんを助けるような真似を?」
「さあ?」
「おいお前ら」
「「は、ハイ!?」」
「話すのは良いがまだ敵はいるぞ」
そう言いながらラウラは右手に握ったレールキャノンを撃ち2人の後ろに迫っていた無人機を撃ち抜き、さらに非固定ユニットであるコンテナからミサイルを一斉射する。
ビーム砲を撃ち抜かれた無人機はすぐさま反撃しようとしたがミサイルの爆撃で撃破された。
その容赦のなさに驚いている2人を他所にラウラは先程機能停止させた無人機に刺さったままのデバイスを引き抜く。
ついでに胴体を一閃して縦に真っ二つにした。
ラウラは自機の非固定ユニットのコンテナを格納し軽装モードとなり槍を構える。
「さてと、一仕事と行きますか!この胸に宿った 信念の火は 誰も消す事は出来やしない 永劫のブレイズ!」
ラウラは歌いながら鈴とセシリアの間を駆け抜けると槍を横に一閃し無人機のビーム砲を斬り落とす。
遅れて鈴とセシリアもようやく戻って来て戦闘に参加した。
そのころ別の場所では・・・。
「うわぁ!?」
「だ、大丈夫・・・?」
「大丈夫だ、これくらい何ともない!」
織斑一夏が愛機である白式・雪羅が吹っ飛ばされる。
無人機を相手にしていて苦戦しているのだ。
後ろには更識 簪がおり彼は彼女を守りながら戦っている為思うように動けない。
一夏がもう一度斬りかかるが無人機は無造作に腕を振るって雪片を飛ばし一夏自身も壁に叩きつけられた。
もうダメかと思われたその時、歌が、響いた。
「Rei shen shou jing rei zizzl」
<戦闘曲 歪鏡・神獣鏡>
落ちてくる少女の周りにバリアフィールドが展開され全身にバリアジャケットが形成されていく。
艶かしいスーツに装着されていく重々しいパーツ。
頭部に装備されたバイザーが一度閉じ顔を上げると同時に開く。
背中には非固定ユニットであるビットが展開、腰にもミサイルコンテナとブースターが、脚部のホバーユニットにISの脚部が合体しアームユニットが装着されブルーティアーズ・ミラーが降臨した。
ラウラから途中で降りたセシリアだ。
「閃光…始マル世界 漆黒…終ワル世界」
「せ、セシリア?」
「殲滅…帰ル場所ヲ 陽ダマル場所ヲ 流星…アノ日ハ遠ク 追憶…全テガ遠ク 返シテ…返シテ… 残響ガ温モル歌」
歌いながら無人機にビットとライフルによる攻撃をしかけるセシリア。
無人機はビームを撃つがミラービットが反射し逆にダメージを負う。
周りには既に大量のミラービットが取り囲んでおり何処を撃っても反射される。
無人機は逃げようともセシリアが撃ったライフルが反射し全方位から撃たれ続け思うように動けない。
まさにビームの檻。
「あの懐かしのメモリア 二人を紡ぐメロディーを 過去も今日も…そう、そして未来も!」
「す、すげぇ・・・」
「あのISをあんなにも簡単に・・・それに、この歌・・・」
「私は絶対譲らない もう遠くには行かせない こんなに好きだよ ねえ…大好きだよ・・・」
<煉獄>
全方位からの一斉射。
これには無人機もひとたまりもなく破壊された。
戦闘を終了したセシリアは閉じていたバイザーを開き2人を見る。
「あら?こちらの世界の一夏さんと・・・誰ですの?」
「「え?」」
次回、マテリアルズ・ストラトス
「繋いだ手、離さないために」 第2話
「接触」
「大切な人達を守る・・・その大切な人達とは誰ですの?」
いかん、セシリアの登場シーンが意図せず未来さんが神獣鏡使ったシーンと被ってしまった。
ところで皆さん藤真先生が書いているリリカルなのはreflectionのコミック版は買いましたか?
作者は買いました。
小さいキリエちゃんとアミタお姉ちゃん、良いですよね。