マテリアルズ・ストラトス   作:荒潮提督

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今回はギャラルホルン編番外編のコラボバトルです。


多分最終的に向こうの一夏がどういう状態になったか分かっていると思いますw



ちょっと長めの予定なんで前後編に。



ではどうぞ。


無限欲×マテストコラボバトル 一夏vs一夏前編

「ここがお前らの世界か」

「ええ、ギャラルホルンの保管室よ。多分束さん達が居るはず・・・いたたっ」

「大丈夫か?鈴」

「へーき」

「おかえりー皆。所で彼は皆が行った世界のいっくんかい?」

「束さん・・・」

「姉さん車イスを用意してください。鈴は全身筋肉痛でしばらく車イス生活です」

「りょーかい、持ってくるように言っとくね。所でいっくんは何故この世界に?何か御用かな?」

「向こうの身内に休んでこいと言われたんですよ。ついでにこっちで出たノイズってのとカルマノイズについて情報収集もかねて」

「いや確実に休暇がメインだよね。とにかく鈴ちゃんはこっちで預かるから休みなよ。マドっち案内よろしく。箒ちゃんは報告よろしく」

「デスデース」

「分かりました」

「ちょっと待て先ずは情報を・・・」

「さっさと行くデスよ、向こうの皆に聞いたデスよ大人しく休むデス」

 

 

 

 

 

マドカと一夏が歩いていると歌が聞こえてきた。

マドカは小悪魔的な笑みを浮かべると一夏を引っ張った。

 

 

 

 

「何だこの歌。何処から聞こえてるんだ?」

「こっち来るデスよ。ほら早く早く!」

「お、おい急かすなよ」

 

 

 

 

 

マドカが連れて行った場所は簡易的な収録スタジオであった。

中ではプレシアが機材を操作していた。

プレシアは2人に気づいて振り向いた。

 

 

 

 

「あら、マドカちゃん。おかえりなさい、お疲れ様」

「ただいまデース」

「お邪魔します」

「あら?一夏君?マドカちゃんどういう事?」

「平行世界の兄さんデスよ。休んでこいって事で付いて来たデス」

「成る程、今ツヴァイウィングが収録中だから見て行って」

「デッデース〜♪」

「ああ」

 

 

 

 

 

<逆光のフリューゲル(双翼のシリウスver)>

 

 

 

 

ー 遥か彼方 星が音楽となった…彼の日 ー

 

 

 

 

ー たぶん僕は君と出会い 神話の一つのように紡いだ ー

 

 

 

 

ー 何も怖くないよ ー

 

 

 

 

ー 見たことない世界の果てへ… ー

 

 

 

 

 

「凄いな・・・綺麗な歌声だ」

「うんうん、これなら予定より早く終わりそうね」

「相変わらず兄さんとレヴィは良いコンビデース」

「・・・ちょっと待てこの世界の俺はどこにも見当たらないんだが?」

「あれ?鈴から聞いてないんデスか?兄さんアイドルしてるって」

「まさか・・・あのアホっ子の隣で歌ってる千冬姉似の女性が・・・!?」

「うん、私の兄さん」

「・・・マジかよ」

 

 

 

 

無限欲一夏、目を背けたかった鈴から聞いた話を目の当たりにした模様。

目の前で歌っている自分の姉に似て束並みの爆乳の美人が自分だとは信じたくなかった。

収録が終わりスタジオから出てきた一夏とレヴィは一夏がもう1人いるのを見て驚いた。

一夏にいたってはドッペルゲンガーを見た気分になっていた。

 

 

 

 

 

「な、何でイチカがもう1人いるの!?」

「俺は明日死ぬのだろうか」

「落ち着きなさいな貴方達、彼はマドカちゃん達が行っていた平行世界の一夏君よ」

「初めましてだな俺」

「あ、ああ初めまして・・・自分自信に挨拶するってなんか変な気分だな」

「一夏君、収録は終わったからカフェでお茶でもしてきなさい。織斑先生には私が言っておくわ」

「分かりました。んじゃ、行こうか」

「ボクお腹ぺこぺこ〜」

「兄さんなんか奢るデスよ」

「俺今月ピンチなんだけど・・・」

 

 

 

 

 

カフェに来た4人。

マドカとレヴィが色々頼む中一夏2人はコーヒーと紅茶を頼んでいた。

因みに運んで来たのはバイト中のディアーチェである。

 

 

 

 

「ほれ、注文の品だ」

「ありがとディアーチェ」

「お前は・・・」

「むっ?貴様がタバネの言っていた平行世界のイチカか。ふむ、成る程な」

「・・・人をジロジロ見るな」

「いや、気にするな。それよりイチカよ、シュテルを見なんだか?」

「いや、さっきまで収録してたから見てない。どっかでネコにでも捕まってるんじゃないか?」

「だろうな・・・」

 

 

 

 

その頃のシュテル。

 

 

 

 

にゃーにゃー

「あー」

 

 

ネコ軍団に攫われていた。

 

 

 

 

 

「そういやユーリは?」

「本を読みに行くと言っていたぞ」

「あ、コラ!レヴィそれ私のサンドイッチデスよ!」

「いっただきー!」

「ならコレ貰うもんね!」

「あー!それボクが楽しみにしてたケーキ!返せよー!」

「お互い様デース!」

「「・・・(ピキピキ)」」

「・・・(ささっ)」

「レヴィ?」

「マドカ?」

「「は、はひっ・・・」」

「「喧嘩するなら外でしろ!(スパコーン)」」

「「いったぁー!」」

「(平和だな、この世界は)」

 

 

 

 

 

一悶着あったがカフェを後にした4人は廊下を歩いていた。

千冬に呼ばれたので会いに行くためだ。

無限欲側の一夏は気になることがあったのかマテスト側の一夏に質問していた。

 

 

 

 

「・・・なあ、俺よ」

「ん?何だ?」

「そこのアホっ子と妙に距離が近くないか?」

「ん?ああ、俺とレヴィは付き合ってるんだよ。俺の大好きな人さ」

「そうか・・・(世界が違えばこういう事もあるか)」

「んもーイチカったらこんなとこで言わないでよぉ。恥ずかしいから」

「そういうとこが可愛いんだよレヴィ。うりゃうりゃ」

「にゃはは、くすぐったいよぉ」

「口の中が甘い」

「ご馳走様デス」

「で、そっちの俺はどうなんだ?聞いてきたって事はそっちも教えてくれるんだろ?」

「兄さん、それは・・・」

「いや、良いんだマドカ。・・・俺の大好きな人は鈴だよ。今は・・・眠ってるけどな」

「・・・悪い、聞いちゃいけなかったか」

「気にするな、俺が最初に聞いたんだ」

 

 

 

 

 

その後色々話しながら千冬のいる寮長室に着いた一同。

中では千冬がラフな格好でビールを飲んでいた。

部屋は片付いてはいるが千冬の見た目が完全に仕事終わりのおっさんであっt(アオノイッセン

 

 

 

 

「「「「・・・」」」」

「・・・一旦外に出てろ貴様ら」

「「「「あっ、はい」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、マテリアルズ・ストラトス

 

 

 

 

 

 

番外編後編

 

 

 

 

 

 

 

無限欲×マテストコラボバトル 一夏vs一夏後編

 

 

 

 

 

「諦めないって言葉!君にも伝えたいんだッ!」

「おおおおおおおおおおおお!!」

 




前編はここまで。



後編も近いうちに上げます。

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