さて、今回魔法少女リリカルなのはstrikersサウンドステージイクスのネタがあります。
まだ持ってない方、聞いていない方はネタバレ注意です。
ではどうぞ。
今回セシリア達がデバイスを・・・?
現在一夏とセシリア、鈴、マドカ、リナと、アメリアはとある海上施設跡地に向かっていた。
何故このメンバーなのかと言うと旧六課組は全員他の仕事があった為だ。
補給と整備が済めば直ぐにでも出れる一夏とセシリア、生まれ変わった専用機が直前にロールアウトした鈴とマドカ、偶々いたリナとアメリアだけが出撃できたと言うわけだ。
ただ、本来なら試運転をしてから本格的に運用する予定だった2人の新専用機が出撃出来たのは今回の任務が調査任務でありそこまでの脅威は無いであろうと判断した上である。
鈴は改良された甲龍、「甲龍 塵鋸(おうきょ)」の鈴自身のツインテールに装着されたバインダーから巨大な丸ノコを展開し何処ぞのキングのバイクの如く進み、マドカは新しい専用機である「サイレント・ゼフィルス デビルエッジ」を駆り巨大な鎌を構え腰のアーマーを後ろに向け中のブースターで加速し鈴の隣に並んでいる。
2機ともまだ一次以降も済んでいないためまだ一部が黒く染まっており本来の50%程の性能しかない。
まあ、それでもそこらの第3世代クラス程度なら余裕で相手が出来るが。
「そーいえばさ一夏、アンタこの調査の話聞いた時から苦い顔してたけどどうしたの?」
っと鈴の甲龍の背中にしがみつきながらリナが聞く。
「・・・ああ、ちょっとな。・・・あの事件を思い出しちまってな」
「あの事件?一体何があったのよ」
「・・・マリアージュという生体兵器さ。1年くらい前、俺はそいつに襲われて死にかけた」
「ちょっと!?死にかけたってどういう事よ一夏!?」
「行方不明になってた3年間に一体何があったの・・・?」
「まあ、ちょっとな・・・」
1時間ほど前。
「調査?一体何があったんです?」
『・・・ああ、局の監視衛星がある物をカメラに捉えこちらに送って来た。かなり粗い画像だが何とか見えるレベルにまで拡大した・・・見てくれ』
「っ!?こいつは・・・!」
『ああ、・・・君にとっては因縁の相手だろう。その胸の傷をつけた相手なのだから』
「・・・クロノさん」
『言いたい事は分かるよ一夏。元より君に頼むつもりだった』
「・・・あの時、全部倒したはずだ・・・何故今になって出て来やがった・・・・・・・・・マリアージュ・・・!」
『それともう一つ、頼みたいことがある』
「・・・?どうしたんですか?」
『・・・イクスが先日から行方が分からなくなっている。マリンガーデン跡地にイクスを連れて行ったセインの話だと最初は近くにいたらしいのだが気付いた時には既にいなくなっていたらしい・・・。もし見つけたら保護を頼む』
「分かりました。任せてください」
現在
「(イクス・・・待ってろよ。必ず見つけて助けるから)さて、もうすぐ目標ポイントだ。各員デバイスセット!」
「「「「了解!」」」」
一夏の指示の元全員がデバイスをセットする。
セシリア、マドカ、鈴は本当ならデバイスを持っていないのだがまたもや束の手により専用機がデバイス扱いになっているのだ。
具体的に言うとISモードとデバイスモードを切り替えて使う。
因みに束が起動音声としてシンフォギアの聖詠を組み込んでいるが気にしてはいけない。
「Rei shen shou jing rei zizzl」
「Zeios igalima raizen tron」
「Various shul shagana tron」
「「「セーットアーップ!」」」
一夏は地上戦主体のランチャーモードになり右肩にランチャータイプになったセイバーハートを担ぐ。
リナとアメリアも自身のデバイスであるナイトメアハートとジャッジメント・ハウルをセットアップしている。
「これがバリアジャケット・・・なんだかIS纏っているのとはまた違った感覚ね」
「でも・・・何だろう・・・不思議と身体に馴染むような・・・」
「当然だ、マリーさんと束さんが全員専用に調整してあるんだから。でも、緊急時以外ではあまり人目につくとこでは使うなよ?始末書がめんどいからな」
「どうしてよ?」
『それだけ魔法が強力だと言う事ですマスター』
「うわっ!?だ、誰!?」
『ご挨拶が遅れました、私は甲龍・塵鋸のコア人格です。こうして話すのは初めてですね』
『あら、貴方も目覚めたんですか甲龍』
『こうしてコアネットワーク以外で話すのは初めてですねブルー・ティアーズ 。あと貴方もさっさと起きなさいゼフィルス』
『・・・むー・・・後100年・・・むにゃ』
『さっさと起きんか寝坊助』
『・・・あれー?白騎士だー』
「・・・ISコアって何だか人と同じですわね」
『一番人間臭いのは白騎士ですけどね。何だかんだ一番稼働時間長いですし』
「コア人格と話すのも良いがそろそろ着くぞ。準備しろよ。これから海上施設・・・「マリンガーデン」内に確認されたマリアージュらしき対象の調査を開始する。奴を発見したら絶対に相手をするな、逃げろ。それだけは頭に入れておけ。これがそいつの写真だ」
「なんか・・・不気味ね・・・」
「同感・・・良くこんな奴らと相手出来たわね・・・」
「事実俺は死にかけたしスバル師匠もマリアージュの大群に囲まれてヤバかったらしい」
「・・・大群?1体だけじゃないの!?嘘でしょ!?」
「ああ、だから相手には絶対にするな。死にたくなければな・・・。っと着いたな」
一夏達が降り立ったのはマリンガーデン跡地の入り口で既に門であったであろう場所は朽ち果てかけており今にも崩れ落ちそうである。
一夏は躊躇うことなくランチャーを門に向けて撃ち門を破壊、門は跡形もなく崩れ落ちた。
一夏達は崩れ落ちた門の瓦礫を乗り越えマリンガーデン跡地内に入っていった。
中は瓦礫だらけで植物も生えておらずかつて遊園地などで賑わった姿は見る影もない。
「とりあえず二手に分かれよう。セシリア、鈴、マドカは俺と、リナはアメリアと一緒に頼む。それと余裕があればこの子を探してくれ、画像を送る」
「一夏、この子は?」
「名前はイクスヴェリア、愛称はイクス。かつて冥王と呼ばれていた子だ。最近まで眠りについていたんだが少し前に寝ているイクスの上に小さいイクスが花の中にいたらしくてな、もう少しで目覚める兆候との事だ。・・・この子は俺とスバル師匠、ヴィヴィオにとって大切な友達でな・・・今頃迷子になって泣いてるかもしれないんだ。だから見つけたらこっちに連絡してくれ、頼む!」
一夏はリナとアメリアに頭を下げる。
「・・・そんな風にお願いしなくても大丈夫よ。こっちで見つけたら連絡するわ、安心して」
「だーいじょうぶよ!その子も絶対無事だって!私達に任せといて!」
リナとアメリアは自身満々に答えた。
彼女達は前世では数多くの冒険を経験して多くの人を助けて来たのだ。
その自身に満ち溢れた顔は伊達では無いのだ。
「すまん・・・ありがとう・・・!」
「さあ、湿っぽいのはやめにして行くわよ!」
「「「「おっー!」」」」
一夏サイド
「どっせーい!」
「マスト、ダーイ!」
マドカと鈴が丸ノコと鎌で進行方向の瓦礫を片っ端からぶった切っていくので道中一夏とセシリアはやる事がなくて暇だった。
厳密には一夏だけは周囲にサーチャーを飛ばしておりイクスがいないか探しながら移動しているが。
「あの、一夏さん。一つお伺いしてもよろしいですか?」
不意にセシリアが一夏に質問した。
「ん?どうしたセシリア?」
「どうして貴方は強くなりたいと思ったのですか?少し、気になってしまいまして・・・」
「強くなりたいと思った理由か・・・あの時はただあのクソ兄貴を見返してやりたい、それだけを思って特訓してたな・・・師匠達も言ってたよ、あの頃の俺はがむしゃらに突き進んでいたって。それがいつのまにか誰かを守りたいという思いで特訓してたなぁ・・・」
「誰かを守りたい・・・それが一夏さんが強くなりたい理由ですか・・・。その誰かというのは・・・聞くまでもありませんでしたね」
「ああ、レヴィ、シュテル、ディアーチェ、ユーリ、そしてヴィヴィオやアインハルト、イクス、リンネ・・・皆を守りたい・・・これにはお前らも入ってるんだぜ?セシリア」
「・・・ふふふっ」
「ん?どうした?」
「いえ、何でもありませんわ。それよりお二方が遙か彼方に行ってしまっていますわ」
「やべっ!急いで追いかけねぇと!行くぞセシリア!」
「はい、分かりましたわ(無意識に人を惚れさせる笑顔ですわね・・・私はそんな貴方の笑顔に救われたのですがね・・・惚れさせられた責任、いつか取ってもらいますわよ?一夏さん)」
リナ&アメリアサイド
「ふんぬぬぬぬ・・・!呆れるくらい瓦礫多いわねここ!」
「だからって細いとはいえ鉄骨を折り曲げて道作ってるアンタの方が私は呆れるわよ・・・」
『リナはめんどくさくなったら吹き飛ばすから私はどっちもどっちだと思うけど』
「L様うるさい」
リナ達も行く手を塞ぐ瓦礫を退かしつつイクスを探していた。
2人はどんどん奥へと進んでいたがふと目の前のかつてティーカップが回る遊具だったであろう物のうちの一つに小さく光る物が見えた。
2人はゆっくりと近づいていった。
そこには小さく丸まり震えている小さな女の子がいた。
オレンジ色の髪でエメラルドの瞳、間違いないイクスである。
イクスは知らないところでひとりぼっちでいたのが怖かったのか目に涙を浮かべて不安そうにリナ達を見つめていた。
「リナ、もしかしてこの子が・・・」
「多分そうね。・・・ねぇ、貴方の名前はイクス・・・で良いのかな?」
「・・・?(こくん)」
「やっぱり・・・さあ、おいで。一夏が探してたわよ」
「・・・!(本当か?という顔)」
「ええ、大丈夫よ。私達は一夏に頼まれて貴方を探しに来たんだから。さっ、いきましょ」
「・・・!(ふわり)」←リナが差し出した手に乗る
「ふふっこうして見てみると可愛いわねアンタ。さて、一夏に連絡しないとね」
〜♪(ビッグブリッヂの死闘)
「ん?ちょっと待ってくれ皆。通信が来た・・・リナか、どうした?」
『一夏、イクスちゃん見つけたわよ』
「!ほんとか!」
『ええ。ほらっ、おいで』
『・・・!(ぴょんぴょん)』
「良かった・・・!とにかくマリンガーデンの入り口で合流しよう。先に待ってるぜ」
『了解よ、んじゃ、向かっとk・・・な、何!?キャァ!・・・ザーッ・・・』
「おい、リナ?どうした!応答しろリナ!・・・くそっ!繋がらねぇ・・・!」
「一体向こうで何が・・・」
「只事ではない事は確かね」
「どうするの兄さん?」
「決まってんだろ・・・助けに行くんだよ!すまんセシリア、このポイントまで飛んでくれ!」
「分かりましたわ!振り落とされないでくださいましね!」
「くっ・・・何なのよアンタ!」
「我らがを王をこちらにお渡しください。そうすれば命だけは見逃してあげます」
「リナ、こいつ多分マリアージュだよ!絶対にその子を渡しちゃダメ!」
「分かってるわよ・・・!この子だって怯えて震えてるんだもの、絶対に渡すもんですか!」
「・・・!(ぷるぷる)」
「・・・ならば仕方ありません、力づくでも渡してもらいます」
「っ・・・!」
ー ディバインブレイザー! ー
「くっ!?」
「・・・今のは・・・一体何処から・・・」
「・・・何者ですか、出て来なさい」
「よお、久しぶりだなマリアージュ・・・!」
「「一夏!」」
「・・・!(ぱぁっ)」
集束魔砲を撃ったのは一夏だった。
運んで来たセシリアは直ぐにリナとアメリアを救助、遅れて鈴とマドカが到着しマリアージュに向けて丸鋸と鎌を向けて牽制している。
「何人の親友に手を出してくれてんだぁ?覚悟出来てんだろうなぁ!セイバーハート!」
《リミットリリース!》
「燃えろ!刻め!バーニング・ザ・メラビート!」
一夏の身体が炎に包まれたが直ぐに炎が消え去った。
だが、その身に纏うバリアジャケットは装いが変わっていた。
被る帽子が一回り大きくなりマントが追加され各部に金色の装飾が現れた。
周りには目玉みたいな模様がついた歯車みたいな物が飛んでいる。
両腰にホルスターが装備され一夏はそこからハンドガンタイプになっセイバーハートを引き抜きマリアージュに向ける。
「さあ、ショータイムだぜマリアージュ!」
次回、マテリアルズ・ストラトス
「燃える弾丸」
ビリーの兄貴・・・何故逝ってしまったんや・・・!by作者
遅れてしまい大変申し訳ありませんでした。
PSO2の緊急、セレナイベ、アズレン、イラスト制作、FGOなど色々ありまして・・・後悲しいお知らせがあったからです・・・。
3月2日、我らが兄貴ビリーヘリントン氏が交通事故に遭い亡くなられました。
まだ40代の若さでこの世を去ってしまった彼の突然の死に多くの歪みねぇ同志達が涙を流しニコニコ動画の本格的パンツレスリングの始まりの動画に集結し彼に別れを告げました。
彼の教えである
歪みねぇという賛美の心
仕方ないねという許容の心
だらしねぇという戒めの心
という妖精哲学の三信を忘れないようにしましょう。
彼はまさにニコ厨達の理想の男性像であった。
ありがとう兄貴、貴方の事は永遠に語り継がれるであろう。
出来る事なら貴方に一度あってケツに1発気合♂をいれて欲しかった。