マテリアルズ・ストラトス   作:荒潮提督

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これにて連続投稿も一旦お休み。
臨海学校編最終話です。
今回もリリカルマジカルなテンションでご覧ください。
では、どうぞ。


闇の書の最後 新たな家族

<推奨bgm Sacred Force>

 

 

 

 

「作戦開始だ!行くぞ皆!」

「「「「了解!」」」」

「ゲイジング・サークル!」

「チェーン・バインド!」

「囲え、鋼の軛!」

 

 

 

ユーノとアルフがバインドで拘束しその上からザフィーラが鋼の軛で貫き、拘束する。

だが、ナハトヴァールもただではやられずアルフのチェーン・バインドとザフィーラの鋼の軛を砕いてしまう。

そのままユーノ達はその場から離脱する。

ナハトヴァールは砲撃しイチカ達がいる場所に向かって撃つがその前に全員飛び立った。

シャマルが各員に指示を出す。

 

 

「先陣突破!なのはちゃん、ヴィータちゃん、ユーリちゃんお願い!」

「行くぞなのはユーリ、合わせろよ!」

「任せて!」

「頑張ります!」

「やるぞ、アイゼン!」

『Gidant form!』

「アクセルシューター、バニシングシフト!」

『Lock-on』

「行きます!突き立て、バイパー!」

「シュゥゥゥゥゥゥゥト!」

 

 

 

ギガントフォームを構えているヴィータを狙うナハトヴァールの触手に向けてなのはがアクセルシューター バニシングシフトで狙い撃ち、ユーリのバイパーが触手を地面から生え突き刺さる。

アクセルシューターはヴィータを中心に拡散しヴィータを狙っていた触手を破壊する。

そのままヴィータは上空に向かう。

ヴィータを狙う砲撃は全てなのはが狙い撃ちそれを阻み、ユーリが魄翼で叩き潰し時には魄翼を盾として使い守る。

ポジションについたヴィータはギガントフォーム最大の技を使う。

 

 

 

 

 

「轟・天・爆・砕!!」

 

 

 

アイゼンのハンマー部分が巨大化していく。

それはあっという間にナハトヴァールを凌駕する大きさとなる。

天に轟き爆砕する。

その巨大な鉄槌はあらゆる障害を打ち砕き、粉砕する。

 

 

 

 

「ギガント!シュラァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァク!」

 

 

ナハトヴァールはバリアを張るがヴィータのギガントシュラークはそれごと叩き潰す。

1段階目のバリアを突破、2段階目のバリアは突破出来なかったがそのままナハトヴァールを押しつぶす。

 

 

 

 

「シグナム!フェイトちゃん!千冬さん!」

「行くぞテスタロッサ、千冬!」

「うん、行くよシグナム!」

「ああ!」

 

 

 

フェイトがバルディッシュのザンバーモードで光波を放ちバリアにヒビを入れる。

そのままフェイトはシグナムと逆側に、千冬は上空へと飛び立つ。

 

 

 

『Bogen form!!』

「駆けよ、隼!」

『Sturm falken!!』

「斬り裂け、極光!」

『カートリッジ、リロード!』

「貫け、雷神!」

『Jet Zamber』

 

 

 

シグナムのシュツルムファルケン、フェイトのジェットザンバー、そして千冬の零落白夜・極限が一斉に放たれる。

シュツルムファルケンはナハトヴァールのバリアを貫通し本体にダメージを、ジェットザンバーと零落白夜・極限はバリアを粉砕しナハトヴァールを斬り裂く。

ナハトヴァールもダメージが蓄積したのか数本ある足のうち一本と尻尾が砕け体勢を崩す。

 

 

 

「やった・・・!」

「っ!まだ!」

 

 

ナハトヴァールは背中の翼で飛び上がり何重もの障壁を張る、だが、近くに盾の守護獣ザフィーラがいたのは計算していなかったようだ。

 

 

 

「っくぅ!ゼェアァァァァァ!デェイヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

 

ザフィーラの一撃は障壁を突破しナハトヴァールのワニの様な頭の一部を抉り取る。

続く2撃目で障壁を全て砕く。

 

 

 

「はやてちゃん!ディアーチェちゃん!一夏君!」

『『「彼方より来たれ、宿り木の枝」』』

「「銀月の槍となりて撃ち貫け」」

 

 

 

 

はやて、ディアーチェ、イチカの3人の詠唱が済むと周りには1人8個、計24個の白い玉が出現した。

 

 

 

 

「「『『「石化の槍、ミストルティン!!」』』」」

 

 

 

その玉全てが槍となりナハトヴァールを貫き石化させて墜落させる。

だが、奴はさらにおぞましい姿で再生する。

ナハトヴァールはここまでされて怒り狂ったのかその巨大な口と両端の巨大なキャノン砲、そしてヒトガタの部分に魔力を凝縮させる。

ナハトヴァールが向く先、それは旅館がある方向。

このままでは関係のない者が犠牲となってしまう。

だが、それを世界最強とその弟が見逃すはずが無い。

 

 

 

 

 

「おっと、それ以上はさせねぇぞ」

「私も教師として生徒を見殺しになど出来るものか。悪いが阻止させて貰うぞ。一夏!」

「任せろ千冬姉!天光満つる処に我はあり、黄泉の門開く処に汝あり、出でよ神の雷!落ちろ、「インディグネィション」!」

「ガアアアアアアアアアアアアアアアア!?」

 

 

 

 

イチカが魔道書を開き該当のページを見つけ詠唱を開始する。

詠唱が開始するとナハトヴァールの真下に巨大な魔法陣が、上空には巨大な雷雲が呼び出される。

詠唱が終わると同時にナハトヴァールに巨大な雷が落ちた。

その威力は正に神の雷。

その雷は確実にナハトヴァールにダメージを与える。

だが、それでもナハトヴァールはチャージをやめない。

だが、千冬が居なかった。

彼女は何処にいったのか。

イチカは分かっていた、姉が何処にいるかを。

だからイチカは叫んだ、自らの姉に向けて。

時間は稼いだ、後は彼女の出番だ。

 

 

 

 

「千冬姉!」

「おう!一刀一閃、推して参る!カートリッジ!」

『リロード!ブースト!』

「風を・・・光を超えろ!奥義・・・光刃閃!」

 

 

 

 

イチカに呼ばれた瞬間、千冬が上空から降って来た。

どうやらイチカが詠唱している間に飛んでいたようだ。

ヴァイサーガに付いている鞘に納めカートリッジをリロード。

鞘を投げ捨てた刹那、千冬が消えた。

消えた瞬間ナハトヴァールの両端の巨大なキャノン砲が斬り裂かれ爆発、その後ヒトガタの部分、そして巨大な口も斬り裂かれチャージしていた魔力が行き場を失い暴発した。

ナハトヴァールから少し離れた所から千冬が姿を現した。

投げ捨てた筈の鞘をいつの間にか所持しており剣を納刀している。

そのまま居合の要領でナハトヴァールを一閃する。

少し遅れてナハトヴァールの左側の足が全て斬り裂かれた。

それでもナハトヴァールは魔力をチャージし続け撃とうとしていた。

だが、クロノが既にスタンバイしており準備が出来ていた。

既にナハトヴァール上空に4機のビットが展開している。

 

 

 

「凍てつけ!」

『Eternal Coffin』

 

 

 

対象を凍てつかせる魔法エターナルコフィン。それが射線上にあるものを凍らせながらナハトヴァールに向かっていき直撃、さらに、ビットが余波を反射させ全てをナハトヴァールに叩き込む。

この攻撃でナハトヴァールは完全に凍りついた。

それを見たクロノは彼女達に指示を出す。

 

 

 

「なのは、フェイト、はやて、ディアーチェ、一夏!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『Starlight Breaker』

「全力全開!スターライト・・・」

 

 

それは星の光を砕くほろびの光。

 

 

 

『Plasma Zamber』

「雷光一閃!プラズマ!ザンバー!」

 

 

 

それは雷光を斬り裂く剣。

 

 

 

 

『『「響け、終焉の笛!ラグナロク!」』』

 

 

 

それは終焉へと導く笛の音。

 

 

 

 

「これが我の砕け得ぬ闇!ジャガーノート・・・」

 

 

 

それはあらゆる光を飲み込む暗黒の巨獣。

 

 

 

 

 

「さよならだ・・・クソ兄貴いや、顔も知らない赤の他人・・・これが別れの花だ」

『マスター・・・』

「やるぞ、スノーホワイト!束ねるは星の願い、ラストファンタズム!」

 

 

 

 

それはこの星に住む全ての人の願いを束ねた最後の幻想。

 

 

 

 

 

 

 

「「「「ブレイカァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

全ての集束砲が凍りついたナハトヴァールに向けて放たれる。

その攻撃は見る人によってはまるで最終戦争と見間違うかもしれないだろう。

アンリミテッドブレイカーとも言うべきこの砲撃はナハトヴァールを再生する暇もない程破壊する。

そしてここから先はシャマルとユーノ達の出番だ。

 

 

 

 

 

 

「・・・!捕まえ・・・たっ!」

「長距離転送!」

「目標、軌道上!」

「「転送!」」

 

 

 

 

シャマルはあのブレイカーの爆発の奔流の中で確実にナハトヴァールのコアを見つけ出しリンカーコアを取り出した要領で摘出したのだ。

このコアの中には織斑秋羅も吸収されている。

コアがある限りナハトヴァールは何度でも再生する。

それを阻止する為にアースラの待つ軌道上に転送したのだ。

 

 

 

 

 

「転送信号、来ました!」

「ナハトヴァール、なおも再生中!」

「さあ、ここからは私達の出番よ、アルカンシェルⅡ、スタンバイ!」

「了解!アルカンシェルⅡスタンバイ!バレル展開!」

「ナハトヴァール、反応増大!再生、止まりません!」

「転送完了と同時に撃つわよ!チャージ開始!」

「チャージ完了まで後10秒!」

「転送、来ます!」

 

 

 

 

 

 

ナハトヴァールはまるで肉の塊かと見間違うほどに歪に再生していた。

だが、アルカンシェルは既にチャージ完了し発射スタンバイ中だ。

 

 

 

 

 

「アルカンシェル、発射!」

 

 

 

 

発射されたアルカンシェルはナハトヴァールを捉え今度こそ完全に消滅させた。

コアも砕かれた為もう2度復活できない。

後にこの事件は闇の書の残滓事件と名付けられ処理された。

因みにイチカの持っていた魔道書は夜天の書のコピーとも言えるものだったので速攻でロストロギアに指定されていた。

 

 

 

 

 

 

「ふんっ!これで最後か。意外と楽だったな」

「歯ごたえないわねほんと。まだやり足りないわよ」

「これ以上はやめてくださいまし。疲れましたわよ・・・」

「温泉でも行って汗流そうよ・・・もう汗だく・・・」

「それには賛成だ・・・汗がベタついて気持ち悪い・・・」

「皆さん、お疲れ様です。織斑君達の方も終わったようです、皆さん温泉に浸かって来ては?スッキリしますよ?」

「一番乗り貰ったぁ!」

「待て凰!走るな!転ぶぞ!」

「一番乗りは私だぁ!」

「ここにもバカがいただと!?」

「お風呂ぐらいゆっくり浸かりたいですわね」

「そうだね〜。あ、そういえば最近新しいシャンプー買ったんだよね」

 

 

 

 

箒達の方も殲滅が終わり温泉に浸かりに行った。

 

 

 

 

 

「ふぅ・・・何とか終わったな・・・」

「ああ、とりあえずはな・・・何故闇の書が復活したのかを調べなくてはならないからな・・・仕事が増えるな・・・」

「・・・お疲れ様です」

「うぅ・・・海水少し被ってしもた・・・お風呂入りたいわ・・・」

「なら旅館に来ますか?温泉あり・・・ま・・・す・・・し・・・」

「一夏!?しっかりしろ一夏!」

「大丈夫だ、魔力を使い過ぎただけだ。寝ていれば回復するさ」

「そうか・・・良かった・・・ん?」

「・・・あれ?何でユニゾンが解除されて・・・ふぇぇ!?知らない人がいっぱい!?」

「お前は・・・誰だ?」

「スノーホワイト、良かったちゃんと実体化出来たか。少し心配だったが杞憂だったようだな」

「あ!リインフォースさん!」

「リインフォース、その子は?」

「紹介しますこの子は・・・」

「スノーホワイトと申します!よろしくお願いいたします!」

「ああ、よろしくな」

「それじゃあ、戻ろうか皆。千冬さん温泉って借りられます?」

「大丈夫だろう。話は私がしておく」

「お願いします」

「僕も寄らせてもらおう。汗を流してスッキリしてから仕事に戻りたいからね」

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょこっと解説

 

 

 

 

 

一夏の持っている魔道書について。

 

 

闇の書の(一応)管制人格であった白式(スノーホワイト)が一夏の融合機になった際についでについて来たもの。

中身は夜天の書と同じだがその中に一夏が使う魔法が混じっている。

名前は「白夜の書」

余談だがなのはのスターライトブレイカーも記録されているので一応使える。

威力については本家本元の方が上である。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ・・・温泉は良い、心と身体が癒される・・・」

「同感ですわ〜・・・。気持ちよくて何だか寝てしまいそうで・・・ふぁっ・・・」

「セシリア寝ちゃダメだよ!溺れちゃう!」

「何かいつの間にか大所帯になってるね」

「別に良かろう、賑やかな方が良い時もあるしな。それに一夏が世話になった者ばかりだ、交流を深めるのも良かろう」

「千冬さん一杯どうです?」

「ふむ、頂こう」

「・・・(じーっ)」

「・・・鈴、そんなに他人の胸を親の仇を取るような目で見るな。そんなに胸を凝縮しても胸は大きくならんぞ」

「・・・良いもん。貧乳はステータスだ、希少価値だって偉い人が言ってたもん」

 

 

 

 

 

男湯。

 

 

 

 

 

「良い湯ですね〜」

「ああ、良い気分だ」

「そう言えばリンディさんやエイミィさんは元気ですか?」

「母さんは元気にアースラの艦長をやってるよ。エイミィは子供達の事を立派に見てくれてるよ。あ、そうそう一夏。今度うちに来てくれないか?エイミィが新しい料理を覚えたいらしくてな、頼めるか?」

「それぐらい御安い御用ですよ。夏休みはミッドで過ごす予定ですからその辺りで行きますね」

「ああ、頼むよ。それと母さんの甘党も治してくれないか?もう歳だしそろそろ矯正しないと行けないと思ってな・・・」

「アレを治すの骨が折れますよ・・・遺伝子レベルで染み付いてるんじゃ無いかと錯覚しますよ」

「だよなぁ・・・どうしようkウゴッ!?」

「く、クロノさん!?だ、大丈夫ですか!?」

 

 

 

 

 

アースラ艦長室。

 

 

 

 

 

「クロノ・・・私はまだまだ現役よ。歳の事を話題に出したら何処にいても狙い撃つからね・・・」

犯人。

 

 

 

 

 

場所が変わってテスタロッサ一家の部屋。

 

 

 

 

 

「〜♪」

「あ、あのお姉ちゃん・・・何で抱きしめてるの・・・?」

「気にしないでシャルロット♪」

「気にするよ〜」

「ふふっ、フェイトとシャルロットが仲よくて母さん嬉しいわ」

「むにゃ・・・リンネ、そこ触ってはいかん・・・むにゃ・・・」

「この子はこの子で何の夢を見てるのよ・・・」

 

 

 

 

 

 

織斑一家+レヴィの部屋。

 

 

 

 

 

「という訳でラウラを養子として、スノーホワイトを妹として迎え入れようと思う。異論はあるか?」

「むー!むー!(異論大有りじゃ!このままじゃお兄ちゃんが盗られる!)」

「・・・何でマドカが簀巻きにされてるんだ?俺は特に異論とかは無いけど」

「ボクは良いと思うよ?あ、そうなると将来ラウラとスノーホワイトが妹になるわけか」

「スノーホワイトの名前どうする?」

「あ、あの・・・私考えて見たんですけど・・・良いですか?」

「どんな名前だ?」

「「白雪」・・・スノーホワイトをそれぞれ日本語に訳して見たんです。・・・変・・・でしょうか?」

「「「良いんじゃないか?(良いんじゃ無い?)」」」

「ありがとうございます・・・!」

「それじゃ、白雪、改めてこれからよろしくな?」

「はい・・・!マスター!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、マテリアルズ・ストラトス

 

 

 

 

 

「夏休みミッドチルダ編 いざ、ミッドチルダへ!」

 

 

 

 

 

 

 

リリカルマジカル私の出番はまだですか?byイクスヴェリア




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そして水着セイバーオルタ!


やってやらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!











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粛清手段?宇宙滅ぼすレベルでも可だよw

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