マテリアルズ・ストラトス   作:荒潮提督

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ガハァッ!?


「「「「何事!?」」」」


「(VITAの画面を見る)あー・・・ロリ化したアルテラ見たなこやつ」


ロリテラは・・・良い・・・文明・・・だ(バタッ


繋げ、運命の拳

シャルロットside

 

 

 

 

「さて、引き受けたもののどうしようかな・・・」

 

 

 

 

僕のラファールはあいつ・・・織斑秋羅にやられてボロボロだ。

ブースターは壊され、満足に浮くことも出来ない。

武器もウェポンラックが壊されて取り出せない。

左腕のパイルバンカーも引きちぎられた。

でも諦めない。

いつか役に立つだろうと思ってフーカと一緒に鍛えていてよかった。

この拳で殴るのみ!

ごめんねラファール、もう少しだけ付き合って!

 

 

 

 

 

 

 

「行くよ、ラファール!まだいけるよね!?」

「Arrrrrrrrrrrrrrrrrrrr!!死に底ナイがァァァァァァァ!!」

「(フーカ、力を貸して!)ハァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

「シネェェェェェェェeグボァ!?」

「さあ、掛かっておいで!僕は絶対に負けないから!」

 

 

 

 

 

<推奨bgm Future Strike>

 

 

 

 

 

 

顔面を思いっきり殴って吹っ飛ばしたあいつがまた向かってくる。

僕は拳を構えて思いっきり地面を蹴って素早く懐に潜り込む。

ISのパワーアシストがあるから出来た行動だった。

あいつの顔はまさにありえない、といった顔だった。

だから渾身の力を込めて腹を殴った。

瞬時加速をしていたのかかなり吹っ飛んでいった。

だけどその反動でラファールの右腕が粉々になって地面に無数のパーツとなって落ちた。

さらに右腕からは血が出て来た。

おそらく反動が強すぎて右腕の骨が折れ繊維が切れたのだろう。

痛い、泣きそうになる・・・だけどこの程度の痛みなら耐えられる!

だけどラファールは動かなくなった。

僕は気づかなかったのだ。

さっきからラファールが発している警告に、危険信号に。

元々イチカとの模擬戦でシールドエネルギーが無く、さらにあいつに機体パーツを引きちぎられてたから残りのエネルギーが殆ど無くなったんだ。

ここまでよく持った方だ。

ただの鉄の塊となったラファールを纏ったまま僕は必死に動こうとしていた。

お願い動いて!まだ倒れるわけには行かないんだから!お願い動いてよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!

 

 

『なら、力を貸すよ』

「ふぇ・・・?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー???ー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ?ここどこ?」

「ハァッ、あの作者なんでこういう時ばっかり介入するかなぁ」

「え!?な、なんで僕がそこに!?なんで!?」

「気にしないで良いよ。僕はやる事やったら帰るから」

「は、はぁ・・・」

「まず聞くけど君は何のために戦うの?」

「僕は・・・」

 

 

 

 

 

 

 

僕は言い淀んだ。

突然よく分からないところに来たというのもあるが今まで何のために戦っていたんだろうと一瞬思ったのだ。

前までの僕なら何のために戦うか大いに悩んだだろう。

だけど今の僕なら胸を張って言える。

僕が戦う理由を!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「僕が戦う理由それは・・・!」

 

 

 

シャルロットsideOUT

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃箒は・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハァッハァッ・・・何処かに・・・先生は・・・!いた!スコール先生!オータム先生!」

「んお?どうした篠ノ之?血相変えて」

「じ、実はハァッハァッ・・・」

「先ずは落ち着きなさい。はい、お茶飲んで」

「あ、ありがとうございます・・・んくっんくっ・・・ぷはぁっ」

「何があった?」

「あ、アリーナであ、秋羅が暴れてて、それで一夏達が自分達が抑えてる間に先生を呼びに行けと・・・」

「事情は分かったわ後は任せて。オータム、その子お願い」

「おう、分かった」

「だ、大丈夫何ですか?オータム先生・・・スコール先生1人で・・・」

「大丈夫だ。あいつはかつてはアメリカの国家代表であり、黄金炎女帝(ゴールデン・バーニング・エンプレス)なんて呼ばれてたんだぜ?そう簡単にくたばるかよ」

 

 

 

 

 

 

 

「さぁ〜てやるわよカルナ。ちょっと悪い子にはお仕置きしなきゃね」

『了解だ。アレの封印も解除するか?』

「お願いね。焼き尽くしてやるわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃アリーナでは・・・

 

 

 

 

 

シャルロットのISが突然炎に包まれたがシャルロット自身は燃えておらずIS自体が炎に包まれ新たな形に構築されていく。

だが秋羅は動けない事をチャンスと思い一気に近づき首を切り落とそうとしたがその前にシャルロットのISの拳が秋羅の顔面に綺麗な右ストレートが入り秋羅はまた壁まで吹き飛んでいった。

だがその拳はかなり巨大な炎の拳だった。

そして炎の中から大量のビームが秋羅を襲う。

炎が晴れるとそこには全身にビーム砲が装着され、両手に黄金の拳と2連装のビームキャノンを装備し、全身を炎で覆ったISを纏ったシャルロットがいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ナンダ!?ソの姿は!?」

「ラファール・リヴァイヴ・プルムール・・・さあ、いくよラファール!僕らの力!見せてやろう!」

 

 

 

シャルロットは全ての火砲を秋羅に向けて発射する。

当然避けれるはずもなく全弾命中する。

そのまま両手を炎の拳に変えて突撃する。

そのまま殴りつけにかかる。

秋羅はそれを何とか受け止めているが壁にはまっているため動けない。

倒れるのも時間の問題だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これで良かったの作者?」

「サンキューねシャル。わざわざこっちから呼んだのに来てくれて。はい、報酬のラウラのうさ耳コスプレ写真」

「えへへへ・・・またコレクションが増えた・・・フヒッ」

「(俺今更だけどとんでもない変態シャル生み出しちまったかもしれん。シャルロッ党の皆様すみません)」

 

 

 

 

 

 

作者連載作品から無限の椿よりラウラ大好きシャルでした。

正直シャルロッ党の皆様にはすまんと思ってる。

だが後悔はしてない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「目を覚ませラウラ!クソッ!一撃一撃が重い!」

「・・・」

「無理やり引きずり出すか!?」

『それは辞めたほうがいいです。ボーデヴィッヒ、彼女が今どの部分にいるか分からないので下手したら彼女を殺してしまうかも・・・』

「つまり手詰まりかよ!?」

《スキャン完了・・・!彼女なら中央の辺りにうずくまっています!》

「ナイスタイミングだセイバーハート!なら、ちょっと我慢しろよラウラ!オラァ!」

「!?!?」

 

 

 

 

 

イチカは素早く刀を拡張領域に仕舞い両手を手刀の形にしてVTシステム暮桜の両脇腹に突き刺した。

VTシステム暮桜はイチカを引き剥がそうともがいたがその前にイチカはラウラを見つけしっかりと掴み奴を蹴り飛ばしブースターを起動させ勢いよく引き抜いた。

ラウラはスウッスウッと寝息を立てていた。

だがまだVTシステム暮桜は動いていた。

ラウラを両手で抱いている為イチカは荷電粒子砲を撃とうとするが明らかに人外的な動きで発射直前の荷電粒子砲の砲口に腕を突っ込み爆発する。

イチカはラウラを抱きかかえ爆発から守るがその前に脇腹を蹴られ吹っ飛ばされる。

イチカは何とか立ち上がりVTシステム暮桜を睨みつける。

だがその時ラウラが光り出した。

何事かと重いイチカはラウラを見る。

するとラウラの左目の眼帯が光り始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラウラside

 

 

 

 

 

 

 

私は作られた存在だった。

試験管の中で生まれ、戦う事しか出来ない様に育てられた。

常に成績はトップだったが私の目にヴォーダン・オージュを埋め込まれてから全てが変わった。

成績も落ち、私は落ちこぼれになった。

でも優しくしてくれた人達もいた。

私にこの眼帯をくれたのもそのうちの1人だ。

そんな中起きたのが第2回モンドグロッソでの誘拐事件だった。

私はそこでも足を引っ張ってしまい一夏を助けることができなかった。

私はまた失敗してしまい絶望してしまい部屋に引きこもってしまった。

それを救ってくれたのが織斑千冬教官だった。

私は必死に努力した。

私はその努力の甲斐あってまたトップに返り咲いた。

隊の皆も良くしてくれた。

私は楽しかった。

教官も妹の様に可愛がってくれた。

だが私は未だに心残りがあった。

あの時助けられなかった一夏の事が忘れられなかった。

だがこうしてIS学園で再開し謝罪した。

恨まれてもいい。

ただ私は謝りたかった。

だがあいつは恨むどころか友達になろうと言ってきた。

あいつと一緒にいると心がポカポカして来て心地いい。

その場所を守る為ならなんだってしてやる!

神様でも誰でもいい!

私に力を貸してくれ!

 

 

 

 

 

 

 

『・・・ふふっなら、行こうか?』

 

 

 

 

 

 

 

 

「ら、ラウラ・・・なのか?」

「ああ、そうだ。さて、行くぞレーゲン、覚悟はいいか?」

「・・・」

「さあ、行くぞローゼンブルク!」

『ええ、行きましょう!ラウラ!』

 

 

 

 

 

 

 

そう言って飛び出して行ったラウラは右腕に構えたレールライフルの銃身下部につけられたマルチランチャーから4発のグレネードを撃ちVTシステム暮桜を牽制し左手にバスターソードを構えて斬りかかる。

VTシステム暮桜はそれを受け止めるがラウラは背中から大量のミサイルをゼロ距離で撃ちVTシステム暮桜とラウラのローゼンブルクは爆炎に包まれたがラウラは無事に爆炎から抜け出した。

そのISの薄い紫と黒の装甲には傷一つ無かった。

逆にVTシステム暮桜は所々焼け落ちもはや原型を留めていなかった。

ラウラはそこをバスターソードで足を薙ぎ払い空にバスターソードの腹でかちあげた。

 

 

「一夏!私がレールライフルのバスターモードを撃つと同時にお前の機体のメイスで追撃をしてくれ!」

「了解!任せな!」

『パイルバンカーメイススタンバイ!』

「ぶっ潰してやる!行くぜ!」

 

 

 

ラウラにそう言われイチカはパイルバンカー内蔵型メイスを構え一気に加速しVTシステム暮桜の真上に来るとメイスの先端を下に向けて構え直す。

下ではレールライフルをバスターモードに切り替えたラウラが発射する準備をしている。

イチカはブースターを一旦切り、VTシステム暮桜に乗る。

そこに・・・。

 

 

 

「行くぞ一夏!レールライフルバスターモード・・・ファイア!」

「ブースター全開!貫け!バンカー!」

「!??!!??!」

「「いっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」」

 

 

 

イチカはメイスの先端を突き立てそのままパイルバンカーとして撃ち出しブースター全開で急降下する。

そこにラウラが放ったレールライフルバスターモードの一撃が当たる。

イチカは構わずそのまま突っ込みながら両腕の200mm砲をVTシステム暮桜に向けて乱射する。

もちろんメイスは刺さったままで。

そのままイチカはシャドーボクシングをしてから飛び上がる。

ラウラはさらにバスターモードの出力を上げてVTシステム暮桜を押し上げる。

そこに久しぶりのあの技を発動しようとしていたイチカがいた。

 

 

 

「単一能力阿頼耶識起動!久しぶりにアレをやるぞ白騎士!セイバーハート!」

『《待ってましたァ!》』

 

 

 

ーULTIMATE GESPENST KICKー

 

 

 

 

 

 

ーSHOUT NOW!!ー

 

 

 

 

 

 

「『《きゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ極!!ゲシュペンストォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!》』」

 

 

 

 

 

さあ、皆さんご一緒に!マイクを壊すかの如く!Let.sSHOUT NOW!!

 

 

 

 

 

 

 

「『《キィィィィィィィィィィィィィィィィィィィック!!》』」

「!??!!??!!??!!??!」

「こいつも持っていけ!ミサイル発射!」

「どんな装甲だろうと!」

『《蹴り破るのみ!》』

 

 

 

 

実に12話ぶりに出た究極!ゲシュペンストキック!であった。

 

 

 

 

「お疲れ、ラウラ」

「ああ、そっちこそお疲れ様一夏。てかなんかヤケに暑くないか?」

「ああ、確かにまだ夏じゃn「焼き尽くせ!日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ)!」なんだぁ!?」

「おいアレ!」

「す、スコール姉!?」

「あら一夏、こっちもちょうど終わったわ」

「アハハ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

遡ること数分前・・・

 

 

 

 

 

 

 

「全砲門フルバースト!いっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

「効くカァァァぁぁぁぁぁぁぁァァァぁぁぁぁぁぁぁ!」

「なら、これはどう!?MEGA DEATH PARTY!」

「グギャァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

 

 

 

シャルロットは胸部のハイメガキャノン、背中のビームキャノン、両肩の2連装ビームキャノン、サイドアーマーのレールキャノン、非固定ユニットのバスターキャノン、両腕のツインビームキャノンを斉射するが秋羅は当たるものだけを避け続ける。

だがシャルロットはフロントアーマー、両膝、両足、背中、非固定ユニットから大量のマイクロミサイルを発射、さらに両肩に4つの大型ミサイルを出現させ発射する。

大型ミサイルのカバーが外れそこから大量のマイクロミサイルがばら撒かれる。

全てのミサイルが秋羅に向かっていき全弾命中する。

だか奴はまだ立っていた。

受けたダメージが驚異的なスピードで回復しているのだ。

こればっかりはシャルロットも舌打ちをした。

今のフルオープンバーストアタックでミサイルを使い果たし、各種エネルギー武装用の背部ジェネレーターがオーバーヒートしたのだ。

と、そこに・・・。

 

 

 

 

 

「苦戦してるみたいねシャルロットちゃん?」

「み、ミューゼル先生!?」

「箒ちゃんから事情を聞いて急いで来たのだけれど・・・なるほど、こういう事ね。後は任せなさい」

「で、でもあいつの機体はダメージが直ぐに回復「大丈夫よ」へ?」「それを上回る火力で焼き尽くせば問題ないわ。ちょっと離れてなさい」

「は、はい!?(な、なに!?この寒気!?)」

「スゥ・・・ハァ・・・見せてあげるわ、ゴールデン・シャクティの力!カルナ!」

『いけるぞ、やれ』

「全制御リミッター解除・・・インドラよ、刮目せよ。絶滅とはこれこの一刺し!」

 

 

 

 

 

スコールは専用機のゴールデン・シャクティの全身から炎を吹き出しつつ舞い上がる。

背中の翼の様なパーツが複数展開し、まるで太陽の如くさらに炎が吹き上がる。

そのまま槍を構える。

 

 

 

 

 

「死んじゃったらゴメンね?焼き尽くせ!日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ)!」

「ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

「是非も無し・・・ってね」

 

 

 

 

 

てな感じであらゆる防御すら突き破る最強クラスの某菌糸類曰く「インド版バスターランチャー」が発射された。

この後秋羅は後から騒ぎを聞きつけた千冬達教師陣に確保され偶々千冬と居合わせたディアーチェのバインドにより拘束された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マテリアルズ「「「「出番なかった!?」」」」

いや、ほんとすんません出番なくて。

「ワシはいつ登場なんじゃ?」

次回までもうちょっとだけ待ってくれ。

「なんでじゃ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回マテリアルズ・ストラトス

 

 

 

 

 

 

 

「断罪と再会」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リリカルマジカル頑張るけぇ!byフーカ

 

 




イシュタル・・・アルテラ・・・シクシク。



「また爆死か」
シクシク・・・次回もお楽しみに・・・クスン。

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