この無敗の捜査官に祝福を!   作:ちょこ0720

40 / 42
皆さん、お久しぶりです。
そして、遅れましたが、明けましておめでとうございます。今年もこの作品共々よろしくお願いいたします。
とりあえず、更新が遅れてしまいすいませんでした。
元々は1月の中旬に更新するつもりだったんですが、年始にいろいろあったり、いざ書こうと思った矢先にインフルエンザにかかるという悪運。アクアレベルで幸運値が低いのかもしれませんね。


この無敗の捜査官と作戦会議を!

「ここは一つ私に任せてくれないかな?」

 

入ってくるなりエトがそう言い出し、二人が入ってきたことにより静まり返ったギルドは再びざわざわと騒ぎ出した。

 

「話を聞かせてもらっていいですか?」

 

会議を仕切っていた受付嬢のルナが騒ぐ冒険者達を静めつつ、そう言う。

すると、エトは有馬さんを伴いテーブルを囲む冒険者達の方へ歩いていき着席する。

エトと有馬さんが席に着くと再びルナが口を開く。

 

「それで、どんな案なんですか?」

 

「それはだね…」

 

と、一呼吸置きエトが言ったことにその場にいた冒険者全員が驚いた。

 

「私がデストロイヤーを止めてあげよう」

 

一瞬、時が止まったようにギルド内が静まり返り、その後、怒号がギルド内に反響する。

 

「こんな非常事態にふざけてんじゃねーぞー」

 

「そーだそーだ」

 

あーでもないこーでもない、とさっきまで騒いでいた冒険者達の野次が一気にエトに向く。

が、エトは一向に気にする気配はない。

 

「まあまあ、もう少し話を聞きましょう」

 

と、ルナがその場を静めると再びエトに視線が集まる。

 

「話を聞くもなにも言った通りだよ?私がデストロイヤーを止めて、そのまま両足を破壊して動きを止めるのだよ。その後君達がデストロイヤーの中に入ってコアを破壊してくれたまえ」

 

再びギルド内がざわめくなか、ソードマスターのミツルギがおずおずと手をあげる。

 

「あ!ミツルギさん、何かご意見があるんですか?」

「ぼ、僕は賛成かな…と」

 

ミツルギはソードマスターであり、魔剣使いである。そして、実力も確かである。

最近は魔剣を使っているところを見た人はいないというが。

故にそれなりの発言力もある。

そんなミツルギが賛同しているのなら意見を聞かない訳にはいかない。

 

「なぜですか?レベルは圧倒的にあなたの方が高いじゃないですか?」

 

「い、いや…その、レベルってそんなに関係ないんじゃないかな…と。それに、彼女の実力は実際に見てもらった方がいいかな…なんて」

 

弱々しかったが、あのミツルギがエトを認めたのである。

この一言で対デストロイヤー戦の作戦が決まった。

 

作戦はこうだ。

まず、エトが正面からデストロイヤーを止める。

その後エトがデストロイヤーの両足を破壊してデストロイヤーを動けなくする。

そして、待機していた冒険者達がデストロイヤーに乗り込みコアを破壊する。

 

シンプルなようだが、これはかなり難しい作戦である。

なぜなら、デストロイヤーには魔法には完全な結界が張ってあり、近付けば引き潰される。

ならば、引き潰されないように近付けば良いのだ。

暴論だが、一番効果的な作戦である。

どう止めるのかは最後まで話してはくれなかったが、絶対に止められるということはエトを見ていればなぜだか信じることができた。

まぁ、俺の場合一度エトのスキルを見ているからかもしれないが。

 

作戦は一発の本番勝負であるが、やるしかない。

この街を守るため。

そして、屋敷を守るため。

なによりも、サキュバスの店を守るために!

 

 




久しぶりに書いたとはいえ、ひどい出来ですね…
このすば2期始まりましたが、やはり面白いですね。
個人的にはバニルさんの登場が待ち遠しです。
それでは、また次回お会いしましょう!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。