この無敗の捜査官に祝福を!   作:ちょこ0720

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どうもちょこ0720です!
今回はマスク集団との戦闘です。
では第19話どうぞ!


この無敗の捜査官とマスク集団に戦闘を!

「あなた達は避難してください。客人を戦闘に出すわけにはいきません!」

 

「俺達いや俺一人でいい。行かせてくれ」

 

クレアという女騎士と有馬さんが言い合ってた。

 

「いいじゃないですかクレア先輩。有馬さん強いんですよ〜」

 

ハイルさんの援護射撃。

 

「あなたは黙ってなさい!」

 

ハイルさん撃沈。

 

「なあ、有馬さんも避難した方がいいんじゃないか?俺達一応客人なわけだしさ」

 

するとダクネスが

 

「民を見捨てて避難などできるか!是非私も最前線に!」

 

ああ、こいつダメだわ。

 

「我が爆裂魔法でマスクの集団など蹴散らしてくれよう!」

 

ああ、こいつもダメだった。

 

「えーと、私は危険なら避難したいんだけど...」

 

珍しくアクアと意見が一致した。

 

俺達が言い合ってるとこちらに走ってくる音が聞こえた。

 

「ハイル!何してんだ。早く前線に来い!」

 

何と言うかすごくいかついおじさんが来た。

 

「あ、篠原さん。今有馬さんが前線に立つかどうかの言い合いをしてたんですよ〜」

 

「有馬?おお有馬じゃないか。久しぶりだな!元気してたか?」

 

有馬さんの知り合いだった。

 

「篠原さん。お久しぶりです。いきなりなんですが、俺を前線に立たせて下さい。マスク集団について気になります」

 

「お前もか...クレアちゃん、こいつを前線に立たせてやってくれ、実力は先生のお墨付きだよ...ね?」

 

...先生?

 

「...はあ、仕方ないですね。あなた達のお墨付きの実力ならばいいでしょう。その代わりカズマさん達には避難していただきます」

 

うん。よかった。

しかし、不満のあるやつが二人。

 

「なぜ貴将がよくて私達はダメなのですか?」

 

「そうだ!私だってそのマスク集団にあんなことやこんなこ...ゴホンッ!民を見捨てて避難などできるか!」

 

もう手遅れだよ!

 

「...俺はお前達が死ぬのはいやだ」

 

有馬さんが口を開いた。

 

「こっちに来て初めてできた仲間が死ぬのはいやだ。お前達の実力では間違えなく死ぬ。めぐみん、ダクネス。今までの戦闘とは違い、俺はお前達を庇いながら戦うことができないかもしれない。そうなったらお前達は死ぬ。俺はそれがいやだ」

 

...有馬さん。

 

「き、貴将にそこまで言われては仕方がないですね」

 

「わかった。今回は降りよう。しかし、必ず生きて帰ってくれよ有馬殿」

 

すげぇ、流石有馬さん。あのアホ二人を丸め込むなんて。

 

有馬さんはエトの側に寄って何かを話している。

 

「エト、お前は今は正体を隠せ。それと、あいつらを守ってほしい」

 

「貴将、君は本当に丸くなったね」

 

エトなんかすげぇ笑顔になってる。

 

「話は終わりましたか?」

 

クレアさんはそう言いさらに続けた。

 

「では有馬殿私達に力を貸していただきたい。正門まではテレポートでお連れします。ハイルと先生もご一緒に。カズマさん達の護衛に衛兵を一人つけさせていただきます。では後ほど」

 

そう言うと有馬さんとクレアさんとハイルさんと篠原さんと俺達を案内してくれた魔法使いが消えた。

 

「行っちゃいましたね」

 

「ああ、何事もなければ良いのだが...」

 

「そういうフラグみたいなことを言うな!」

 

「あはは、それでは衛兵さん案内してあげてくださいね」

 

王女様が口を開いた。

 

「王女様は避難なさらないのですか?」

 

今度はエトだ。

 

「私は残ります。民や兵士達を見捨てて避難などできませんから。それに、ここにはモンスターは来ませんよ。皆さん優秀ですから」

 

王女様は笑顔でそう言った。本当に信じているのだろう。

 

「それじゃあ衛兵さんおねがいしますね」

 

「は!」

 

そう言うと衛兵は俺達を避難させた。

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わり正門前。

 

「篠原さんこれは...」

 

「ああ、そうだよ。俺達がここに来る前からしばしば出てたらしくらてね。なかなかに強くて苦戦してたらしいんだ。相手は間違えなく喰種だね。魔王軍に属してるらしい」

 

「まあ要するに全部倒しちゃえばいいんですよね?」

 

「ハイル気をつけろよ。有馬にも言っておくが向こうにはしっぽブラザーズとジェイソンがいる。それは俺も実際に目で見たし、マスクも同じだったから間違いない」

 

...しっぽブラザーズにジェイソンか。

 

「...篠原さん他には」

 

「わからないが今のところは見ていない」

 

「わかりました」

 

「クレア、好きにやらせてやれ。言いたいことはわかるが...」

 

「は、はあ。わかりました」

 

私はこの時彼を舐めていたのかもしれない。

 

有馬殿が出てからは凄かったとしか言い様がなかった。

 

 

 

 

「し、死神。なんでここに...」

 

俺は目の前に来た喰種と思われる奴らを片っ端から斬っていた。

 

 

「ヤ、ヤモリさん!ヤバいです。死神がいます!」

 

「死神?まさか有馬貴将か?...仕方ないね。瓶!撤退するよ。死神がこっちに来たらしい。」

 

「死神?...わかった撤退するぞ!」

 

「兄ィもういいのか?」

 

「死神が来てるらしいからな。撤退してこのことを他の奴らに伝えた方がいいだろ」

 

「チッ」

 

 

 

「篠原さん、奴ら撤退していきます!どうしますか?」

 

「放っておけ、それより怪我人だ。怪我人の救護を優先しろ」

 

「はい!」

 

 

 

...こっちにも喰種が転生してきてたのか。

どうにかしないといけないな。




マスク集団はこっちに来た喰種で組ませてみました。一応魔王軍です。幹部はジェイソンと瓶兄弟の三人です。
それではまた次回お会いしましょう!

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