ブラック・ブレット もう一発の銃弾   作:八咫勾玉

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お待たせしました。

短いです。


第八話

 聖天子からの依頼を受けてから数日……黎と桜香はとある場所に来ていた。

 そこは外周区に程近いボロボロの一軒家。しかし、その一軒家は見た目と中身は違っている。ここは黎と桜香が使用する武器弾薬の他に車やヘリを保管するための家である。

 なぜここに来たかと言うといつ蛭子影胤追撃作戦が開始されてもいいよう今のうちに補充を済ませて置こうと来たのである。

 

 プルルルル、プルルルル、プルルルル

 

 すると突然携帯がなり始めた。携帯の液晶を覗くと天童木更の文字が写し出されていた。

 電話の内容は感染源ガストレアの発見と今、蓮太郎と延珠が向かっていることが伝えられ、それから至急駆けつけてほしいとのことだった。黎はそれに同意し電話を切ると桜香にアイコンタクトを送りすぐに補充を済ませ改造したカワサキのニンジャにタンデムで股がり颯爽と飛び出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 バイクを走らせること数分………スマホのGPSで蓮太郎の位置を確認しながら木々の間を駆け抜けると蓮太郎が延珠の足元に一発、発砲したところだった。

 延珠はその場から走り去ると小比奈が延珠を追いかけたがったが影胤に制止されていた。小比奈は蓮太郎をギロッと睨み付けると背後にまわり2本の刀身を腹に刺して何度もノコギリのように押したり引いたりしていた。

 

 黎はデザートイーグルを桜香は虎の爪をそれぞれ構え蓮太郎の救出の機会を伺う。黎が小さい声で桜香に声をかけた

 

「桜香…蓮太郎と小比奈が離れたらすぐに飛び出すぞ……飛び出したら小比奈を頼む……俺は蓮太郎を救出する」

「わかりました…」

 

 そういうと2人は臨戦態勢になる。

 蓮太郎は血反吐を吐きながらも裏拳で小比奈を振り払うと同時に黎と桜香は駆け出した。桜香は小比奈へ黎は蓮太郎へとそれぞれ向かう。

 黎は蓮太郎のそばに行き傷の具合を見る。傷はかなり深く大量に出血もして意識が朦朧としていた。早く病院につれていかなければと思うが敵がいては搬送ができない。そこで黎は桜香に指示を出す。

 

「桜香!!リミッターを一段階解除するぞ!!」

「ッ!!はい!!」

 

 黎と桜香はズボンのポケットに手を突っ込みあるモノを取り出す。それを口へと入れ噛み砕く。すると身体の中から沸々と何かが沸き起こってくる。その瞬間に黎と桜香は身を屈め飛び出した。一瞬にして影胤と小比奈の目の前に現れた黎と桜香はそれぞれの武器で攻撃を繰り出す。

 影胤と小比奈は一瞬にの出来事に驚き反応が遅れその攻撃を諸に受け吹き飛ばされて行った。黎はすぐに蓮太郎の元へ走りより背負うと走り出す。桜香も黎の横に並走しながら周りの警戒をしながら走る。

バイクへと戻ると股がりに蓮太郎を乗せて走り出す。

 

「桜香お前は会社に戻って社長に連絡してくれ」

 

黎は横を走る桜香にそう言いうと頷き桜香が離れていく黎はそのままバイクを走らせ病院へと向かった。




次は早く投稿できるかなぁ……

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