俺の高校生活は、彼女によって変化が訪れる   作:”アイゼロ”

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はい、どうも、アイゼロです。

親が俺のためにマッカン買ってきてくれたのに、それを親が飲んじゃうというわけのわからないことがあり、凹んでます。

それではご覧ください。


40日目

食事は春歌が作ると言ってくれたため、俺は現在入浴中。彼女が料理して俺が風呂。なんかこの時だけ夫婦みたいだなぁ、と錯覚させられる。

 

基本俺は入浴時間が短いため、ササッと体を拭き、リビングに戻る。すると、春歌が突然横から現れた。

 

「ご飯にする?お風呂にする?それとも、わ・た・し?♪」

 

「・・・・・」

 

ネタが少し古い。・・・いや、風呂はたった今入ってきたし、飯なんてもうテーブルに用意されてる。じゃあ、春歌で・・・なんて言えるほどまだ歳を重ねていないため不可能。そこら辺はちゃんと考えてるよ。

 

よく見れば、春歌少し震えてるんだけど。若干顔赤いし。満面の笑みだった顔をが少し引きつり始めた。

 

「うわ、恥ずっ!」

 

「酷い!いいじゃん!一度言ってみたかったの!でも、今後悔してる!」

 

顔を徐々に赤くし、俺の胸板をポカポカと優しくたたいてきた。

 

「はいはい、よくできました~」ナデナデ

 

「子ども扱いしないで!?」

 

今の君は立派な子供ですよ。

 

 

 

飯も食い終わり、春歌も風呂を済ませ、俺の部屋に春歌が寝る布団を置いた。別にそういう意味じゃないから!?春歌がここがいいって言ったんだから!?変な事考えないでよ!?なんて柄にもなく、誰に向かっているもかもわからず、無意味に心の中で叫んでみたり。キャラ崩壊が起きるくらい、ちょっと舞い上がっちゃってます。

 

今はもう22時を回っているが、俺達は夏休みに行く旅行の事で話し合っていた。決めたのが、海沿いの綺麗なホテルに宿泊、そこで海の上で打ちあがる花火を見ることになった。もちろん、旅館に着く前に色々観光したりするが。

 

「楽しみだね」

 

春歌は布団の上で大の字になりながらそう呟く。

 

「そうだな。旅行なんて何年ぶりだろうな」

 

最後に旅行した日が思い出せないくらい昔だからなぁ。ていうか、いつから俺不参加になったんだっけ。

 

「・・・」ジ~

 

「なんだ?そんな何かを訴えているような目で見て」

 

俺がそう聞いても視線を外さず、見続ける春歌。そしてようやく口を開く。

 

「一緒に寝ようよ」

 

「は?いや、同じ部屋で寝るんだから一緒に寝るだろ」

 

「そうじゃなくて、2人で一つのベッドを使おうって意味だよ」

 

「・・・・・なんかお前、最近やけに積極的じゃないか?」

 

「え?そうかな?」

 

「前に比べたらかなりな」

 

これも、まだ加減が定まってない感じなのかな?表情とか見た感じ、素だし。いや、分からないな。春歌は俺に影響されて、ポーカーフェイスが上手くなってるから。俺の観察眼が効いてないと思う。

 

「そっか。じゃあ寝ようか」

 

「え?俺まだ返事してないよね?ナチュラルにベッドに潜り込むなよ」

 

「気にしない気にしない。あ~、気持ちいい」

 

おいやめろ。男と2人でベッドの上にいて、気持ちいいは意味深に聞こえてしまうぞ。男子高校生特有の妄想が働いちまうだろう。そしてまずお前が気にしろ。

 

そんなわけで、一緒にベッドを共にすることになった。別にそういう意味じゃ(ry

 

 

 

(こんなに近くで一緒に寝てるのに何もしてこないなんて・・・。私って、あまり魅力ないのかなぁ・・・。なんか複雑)

 

そう思いながら、自分の身体をマジマジと見る。昔とは違い、すっかり乙女になった太宰春歌であった。

 

 




最後まで読んでいただきありがとうございます。

このシリーズは旅館で最終日を迎えます。

また明日。

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