俺の高校生活は、彼女によって変化が訪れる   作:”アイゼロ”

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はい、どうも、アイゼロです。

残すところ、あと3日です。最終日までの話は書き終えましたが、見直し修正をしています。

それではご覧ください。


39日目

現在、俺の家にて、春歌と映画鑑賞中。

 

見ているのは、また少女漫画が実写された映画だ。また見ようって約束してたから今日果たそうという事になった。

 

ただ、厳選して選んだ映画の内容が、かなり刺激が強く、今は主人公とヒロインが、濃厚なキスをしているシーンだ。見えていないが、間違いなく舌がぶつかり合っている。顔を赤くしている春歌を横目に、早くシーンを切り替えろと願いながら、テレビに目を向ける。

 

・・・・・・・・・

 

やっと終わった・・・。すげぇ時間を長く感じたな。

 

「お、思ってた以上に過激だった」

 

「・・・そうだな。正直予想外だった」

 

依然として顔が赤い春歌はチラチラとこちらを見ながら、ジュースを飲む。結構純情な乙女なんですね。女子高生はビッチばっかだ、という見解を見直そう。

 

「どうした?そんなチラチラと」

 

「あー、なんか気まずくならないかなぁって思ってさ」

 

分かるなぁ。アレだ。家族でテレビ見てたら、突然下ネタをぶっこんでくる芸人。アレで少し気まずくなって黙っちゃうんだよ。親視点だと子供は一体どれくらい性に関して知識を入れているのかって予想がつかないからな。そのせいでもあるんだ。

 

「気分転換に何か別のを見ようか」

 

「やったー。今度は何?」

 

「・・・これとか」

 

『IT』

 

「わざと!?わざとそれチョイスした?私が苦手なの知っててそれ選んだの!?」

 

ん~、ダメかー。ひゃあ!とか小さく悲鳴を出したり、ビクッってする春歌可愛いからなぁ。

 

「あ、そういえば面白い番組やっててな。それ録画したから見ようぜ」

 

「・・・・ホラーじゃないよね?」

 

「・・・・・・・さ、見ようぜ」

 

「ねえ何今の間は!?本当にホラーはやめて!」

 

「わ、分かった!分かったから泣きそうなるな」

 

ぶっちゃけ泣いた春歌を見てみたいから、ホラーチョイスしたんだが、さすがに可哀想だったかな。

 

「ついでに聞くけど、何見ようとしたの?」

 

「本当にあった怖い話」

 

「私それ見たらもう号泣するよ」

 

「え?何それ見てみたい。よし、流そう」

 

半ば冗談で体を起こしたら、春歌が勢いよく手を掴んだ。

 

「怒るよ?」

 

「すまん。悪ノリが過ぎた」

 

その後、飲み物で喉を潤しながら、再び映画選びに戻った。

 

 

 

 

「あ、八幡。今日泊まっていい?」

 

「・・・は?」

 

選んだ映画を見終わり、ディスクを戻す最中に、春歌からそう聞かれた。泊まりか・・・。

 

「俺は良いけど。・・・小町に聞いてみるわ」

 

「あれ?両親にはいいの?」

 

「会社に泊まるらしいから別に大丈夫だ。・・・・あ、もしもし小町」

 

『呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん。小町だお♪』

 

キャラブレブレじゃねぇか。なんだそれ。

 

「あー、今日春歌が泊まりたいらしくてな。いいか?」

 

『およ?奇遇だね。小町も今日友達の家に泊まるんだよ』

 

は?

 

『だからいいよ。じゃあね』

 

ツー、ツー、と虚しい音だけが耳に響いた。

 

「どうだった?」

 

「小町も友達の家に泊まるらしい。だから泊まってOK。今夜は俺達だけだ」

 

「そっかぁ。やった♪・・・って私達だけ!」

 

え?やっぱり嫌だった?そりゃそうだよね。いくら恋人でも一つ屋根の下は無理だよね。

 

「やっぱ嫌だよな・・・」

 

「いやいや違うから!誤解しないで!ていうか、変なところでネガティブにならないでよ!」

 

そんなわけで、俺の家に泊まることになった春歌。取り敢えず、寝床とか確保しとこうか。後、風呂と飯。

 

 




最後まで読んでいただきありがとうございます。

また明日。

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