俺の高校生活は、彼女によって変化が訪れる   作:”アイゼロ”

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はい、どうも、アイゼロです。

少しキャラ崩壊が起きていますが、ご了承ください。

それではご覧ください。


36日目

俺は普段と変わらず、テニスコート付近のベストプレイスにて、昼飯を食べている。折角春歌と同じクラスになったのに、一緒に食わないのかというと、友達と食っているんだ。一緒に食べようと誘われたが、友達同士に水を差すのはどうかと思うし、俺もこんな性格だから、一緒に食べることは無い。でも、食い終わったら、ここに来てくれる。

 

それに、たまにならここで春歌と潮風を浴びながら食べるつもりだ。

 

同じクラスになっても、ここは変わらない。いつもと違うと何かやりづらいというのは、春歌も同じらしい。

 

「八幡!」

 

「おう、春歌」

 

綺麗なポニーテールを揺らしながら、こちらに駆ける春歌。そう、これだ。約1年間続けてきたベストプレイスに合流。お互い名前を呼び合う挨拶。定位置の隣同士。落ち着く。

 

「あ、八幡。職場見学どうするの?」

 

「まだ決まってないな。将来どんな仕事就こうかもわからんし」

 

専業主夫かな、なんて一時期思っていたけど、段々現実味が無くなってきたから、高校入って諦めてたんだよ。けど、社会人の仲間入りはあまり好ましくない。働きたくないよ。とんだクズ発言だな。

 

「まさか専業主夫なんて言わないよね?」

 

「え、何で分かったの?エスパーなの?怖い」

 

「やっぱり!ちゃんと働かないとダメだよ。私が困っちゃう」

 

・・・・何でだ?俺が働かないと春歌が困る?・・・分からない。

 

俺のその心情を読み取ったのか、春歌は頬を少し朱に染め、目をそらしながら、呟いた。

 

「ほ、ほら。こうして付き合っていって、その、結婚とか、するし。だから、しっかり働かないと・・・」

 

途中から微かにしか聞こえなかったが、しっかりと俺の耳に届いた。

 

「結婚か。・・・春歌が俺と幸せな家庭を築き上げたいと思ってんなら、頑張らなきゃな。うん、”春歌が俺と結婚したい”か。嬉しいねぇ。そこまで考えてくれてたなんてな」

 

「ねえ!わざと結婚の所強調したでしょ!」

 

「おう。俺も春歌となら大歓迎だ。結婚しよう」

 

「ええぇ!?ここ、こんなプロポーズある!?ほら、もっと雰囲気を大事にとか・・・!」

 

「先に言ったのそっちだよな?」

 

「・・はい。そうだね・・・」

 

清々しいくらいに潔かった。・・・ていうかお互いに結婚を了承したんだから、恋人から少し言い方とか変わるのか?

 

「じゃあ、俺らは今日から婚約者ってことか?」

 

「そ、そうだね!婚約者か・・・。ふふ」

 

今の照れ様子のはにかむような笑顔。凄くグッときた。絶対に幸せにしよう。

 

 




最後まで読んでいただきありがとうございます。

どう完結させるかは大体決まってきました。

また明日。

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