俺の高校生活は、彼女によって変化が訪れる   作:”アイゼロ”

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はい、どうも、アイゼロです。

東京楽しんできたが、最後の最後でsuicaを落としてしまい、落胆しました。

それではご覧ください。




29日目

クリスマスがやってきた。人生で初めてかもしれない。こんなシャレた記念日に外へ出るなんて。約束通り、今日24日は春歌と過ごすため。今は春歌を待っている。場所は駅前の時計下だ。

 

「はちまーん!」

 

俺の名前を呼んだ彼女は手を振りながら、俺に向かって駆け寄ろうとしている。厚着が可愛い。厚着の方が隠されて体のラインが際立ってエロイ。俺冬派。

 

「なんか変な事考えてないよね?」

 

「何も。早く行こうぜ」

 

周りの野郎共のジェラシーファイアに耐えられないから。

 

「うん。行こう♪」

 

変なところで勘が鋭いな、春歌は。今日行くのは、前に一緒に行った喫茶店だ。あそこは、イベントごとに色々メニューや飾りつけを変えるらしい。七夕だったり、バレンタインだったり、今日のクリスマスもそう。

 

 

 

 

店に入ると、凄い繁盛している。男女カップルが多いな。一部には女子同士の人もいる。さすがに男子同士はいないな。

 

「あ、いらっしゃい春歌ちゃん。春歌ちゃんも彼氏連れ?」

 

「はい。元友達の八幡です!」

 

「いいねぇ~。友達からの彼氏なんて。ささ、特別にいいところ、取ってあるよ」

 

「ありがとうございます♪」

 

 

 

 

「本当にメニュー変わってるな。しかもカップル専用多すぎだろ」

 

「それが狙いだからねここは。私たちもそれにする?」

 

「まぁ、折角だしな。色んな専用メニュー頼もうぜ」

 

ドリンクや、料理、デザートなども注文し、辺りを見回す。・・・よーく見ると、店員さんミニスカサンタコスだ。厨房の人も赤い鼻だけ付けている。

 

「どうしたの?私の事そんな見て」

 

「・・・いや、春歌のサンタコスが見て見たいと思ってな」

 

「・・待ってて。借りれるか聞いてくる」

 

え?行動早くない?そしてまさかの本気するとは・・・。

 

数分後。

 

「どうかな?」

 

ミニスカサンタの春歌が登場。

 

「似合ってる・・・」

 

「何で目逸らしたの!?・・あ、照れてるの?そうなんでしょ?」

 

「ほ、ほら、飲み物きたから」

 

「分かった~♪」

 

春歌は上機嫌に、俺は目の保養になり、その運ばれたドリンクを飲もうとしたが、その形状に戦慄せざるを得なかった。

 

一回り大きいコップ、そして2つのストローが交差され、左右に飲み口が分かれている。テレビでよく見るやつだ。

 

「こ、これはさすがに・・・」

 

「そうだな。交代で飲むか」

 

こんなバカップルなことできるか!逆にこれを平気でできる奴を異常だと俺は思うぞ。

 

料理を食べる場面は割愛します。

 

 

「そうだ。はい、春歌」

 

「え?もしかしてプレゼント?」

 

「そうだ。クリスマスだしな」

 

「ありがとう♪」

 

箱の中から出てきたのは、リボンだ。春歌は季節関係なく髪を結んでいるからな。

 

「じゃあ、私からはこれ」

 

春歌も用意してくれたらしく、小さい箱を受け取った。

 

開けると、頑丈で綺麗なブックカバーと、面白い形をした眼鏡だ。

 

「その眼鏡、怠け者眼鏡って言って、寝ながら読書できるの」

 

へぇ、そんな便利な物があるのか、この世には・・。面白いなぁ。

 

「ありがとな、春歌。大事にする」

 

「私も、リボンありがとう」

 

その後、一緒に写真を撮らされたりし、久しぶりに楽しいと思えたクリスマスを過ごしたとさ。

 

 

 

 

春歌を家に送り、俺も帰宅。だが、中には誰もいない。おかしい、クリスマスは小町のために両親は休みを取ってる筈なのに。ていうか小町すらいない。

 

・・・あれ?テーブルに何か紙が・・・。

 

『家族旅行に行ってきます!アデュー!』

 

泣くよ俺?

 

 




最後まで読んでいただきありがとうございます。

次回はほんの少し糖分が多めになります。

また明日。

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