俺の高校生活は、彼女によって変化が訪れる   作:”アイゼロ”

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はい、どうも、アイゼロです。

早いなぁ。夏休みも残すところあと、2週間と数日だよ。

それではご覧ください。


24日目

俺は今、とても重大な問題を抱えている。問題と共に頭も抱えそうなほど、大変な事態だ。

 

家の鍵がない。

 

本来、小町が先に帰っているため、家の鍵は持つ事等ないのだ。けど、今日だけは違う。小町は学校帰りにそのまま、友人の家に泊まるため、小町は帰らない。もう、お分かりいただけただろうか?

 

いつもの癖で、鍵を持ってくるのを忘れました。

 

両親も夜遅くまで仕事だから、俺が家に入るためには、その時間まで親を待ってなきゃいけない。・・・どうしよう。半引きこもりの俺にとって、家に帰れないというのは、悲劇だ。

 

片手で頭を抱え、パンを頬張りながら、打開策を練ろうと、脳をフル回転させていると、不意に頭に何かが乗っかった。

 

「どうしたの?頭痛いの?・・・・痛いの痛いの飛んでけーー!」

 

その正体は太宰だ。まさかこの年で、その呪文を受けるとは思ってもいなかった。

 

「お前それ自分でやって恥ずかしくないのか?」

 

「言わないで!自分でも後悔してるから!」

 

そう言うなり、太宰は俺の背中に顔をピトッと当てた。

 

「どうしたの?何かあった?」

 

「家に帰れないんだ」

 

「・・・・ええ!?」

 

冒頭で言った俺の危機的状況をそのまま太宰に伝えた。

 

「じゃあうちに来なよ」

 

「・・・は?いや、そんな遅くまでいるわけにはいかないだろ?」

 

「じゃあ泊まってって!私の部屋結構広いから」

 

「なんだお前誘ってんのか?!そんなに彼氏を弄びやがって?!襲っちまうぞ!」

 

「そんなつもりで言ったんじゃないから!ただ純粋に彼氏の心配してるだけだよ!・・・・そ、それに、比企谷君なら、襲っても、いいけど・・・」

 

「おいやめろ。そう思わせぶりなことは言うんじゃない。・・でもありがとうな。じゃあ、泊まらせてもらう」

 

「うん。おいでおいで」

 

 

 

そんなわけで、太宰家にやってきました。着替えの問題は大丈夫。ジャージがあるし、下着は帰りに買った。準備バッチリだ。

 

「ただいまー」

 

「お邪魔します」

 

いざ、彼女の家に訪問。

 

「おかえり。ん?誰?」

 

「比企谷君。ほら、よく話してるでしょ」

 

「あー、この子が・・・。春歌の母です。よろしくね」

 

「ああ、どうも。比企谷八幡です」

 

「そんなにかしこまらなくてもいいよ。娘の初恋の相手なんだし♪」

 

こういう気兼ねなく話してくる人はありがたいな。あと初恋って、改めて意識させられると、なんか気恥ずかしい。しかも彼女の親に・・・。

 

「こ、こっち私の部屋だから、案内するね」

 

太宰も俺と同じ気持ちだったのか、俺の手を引いて、部屋へ招かれた。

 

「ごめんね。お母さん、結構舞い上がっちゃってるから」

 

「いや、逆にああいう人当たりいい人で良かったわ。厳格な人より断然いい」

 

きょろきょろと太宰の部屋を見渡すと、綺麗に片付いており、思ったほどピンクが少ない。女子高生って、部屋真っピンクという偏見をもってたが、少し改めよう。・・・・・・バシン!俺は、目の周りが痛くなるほど、強く目を手でふさいだ。

 

「ど、どうしたの!?」

 

「おい、あれ」

 

「え?・・・・・あ!」

 

その原因の方を指さした。すると、目隠しでも分かるくらい太宰は慌てて、そこに向かい、片付けた。その正体は、・・・太宰の下着類だった。見事にタンスの前に転がっていたのだ。

 

「ごめんごめん」

 

「次からは気を付けてくれ」

 

目を解放させ、太宰を見ると、顔を赤くし、チラチラと俺を横目にしている。

 

「・・・変な事考えないでよ」

 

「おい、それを言うなって。余計邪念が生まれるだろ」

 

 




最後まで読んでいただきありがとうございます。

原作に入るか?という質問を受けたので答えます。

2年には進級します。ただ奉仕部にはいれない。今のところ答えられるのはこれくらいかな。

また明日。

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