俺の高校生活は、彼女によって変化が訪れる   作:”アイゼロ”

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はい、どうも、アイゼロです。

いやぁ、8月に入ってしまったねぇ。暑い暑い・・・。

それではご覧ください。



14日目

「何で緊張してんの?私。今まで気兼ねなく接してきたのに・・・」

 

もうすぐ夏休みという真夏の今日。いつものように比企谷君のいる場所に向かっている私は。少し緊張しています。

 

はい、私が比企谷君を好きだからです。

 

唐突な告白にビックリしたと思うけど、自分の抱いている感情が恋と知ったのは、つい最近。友達のおかげというか、せいというか。よくわかりません。

 

あー、なんか自分のキャラが崩壊してる気がする。こんな乙女な自分がなんかもどかしい。この前『私達、付き合ってるみたいだね』なんて、気軽に言えてた自分に戻りたい。・・・・ていうか、何であんな事口走ったんだろう!恋愛感情を抱いた自分の過去の言葉を顧みると、なんか恥ずかしくなってきてしまう。

 

そんなことを考えていたら、比企谷君のいる場所に辿り着いた。

 

「比企谷君」

 

「おう。来たのか」

 

いつもの素っ気ない返事が、何故か物足りなく感じてしまう。でも、比企谷君の平常運転のおかげで緊張はほぐれた。

 

私はいつものように彼の隣に座った。すると、ドキドキと心臓の音がはっきりと耳に聞こえてくる。あ、あれれ~、私ってこんなに分かりやすい人だったっけ・・・。

 

「比企谷君ってさ、普段どんな事してるの?」

 

「読書と昼寝」

 

「・・えぇ!それだけ!」

 

「そうだが」

 

さ、さすがは1人というわけか。でも、裏を返せば暇という事になるのかな。なら、いつでも誘えるってことだよね。

 

「太宰はなんかしてるのか?」

 

「私か・・・。たまーに友達と遊びに出かけたり、後はテレビとかかな」

 

「俺とどう違うんだよ・・・」

 

た、確かに。私もよく一人でいるからあまり比企谷君と変わらない。

 

でも、かえって都合がいいかも。私たちの過ごし方が似ているなら、2人で遊べる機会が結構あるってことだし。

 

それにしても

 

「・・暑い」

 

「なら、来なきゃいい話だろ・・・」

 

「ぶー、その言い方はないよぅ」

 

しまいには泣くよ?

 

「比企谷君だって、暑そうじゃん」

 

「1人でいられるなら、俺はどんな暑さにも負けない」

 

「私がいるんだけど・・・」

 

「・・・・そうだな」

 

え?何で顔逸らしたの?ねえねえ、気になるじゃん!

 

軽く心の声で怒っていると、比企谷君は目を細くしながら、再びこちらに顔を向けた。

 

「・・・ど、どうしたの?比企谷君」

 

聞いてみるが、無視されずーっと私を見ている。私の顔に何かついてるのかな?・・・・・そ、そんな見つめられると照れるんだけど・・・。

 

「いてっ」

 

突然、比企谷君が私の額をペチンと軽くたたいてきた。

 

「な、何するの!」

 

「ああ、蚊がいたから殺そうとした」

 

「物騒な言い方しないでよ。もう」

 

「悪い悪い。・・いてっ!」

 

私も比企谷君の額を叩いてやった。強めに。

 

「お返し♪」

 




最後まで読んでいただきありがとうございます。

実は、比企谷八幡の誕生日記念SSを投稿しようかと思ってます。実は一ヶ月ほど前から書いてる。

また明日。

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