カタクチイワシは虎と踊る   作:ターキーX

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第三十七話 逃げるイワシと蟻食いの爪

『大洗女子学園・Ⅲ号突撃砲、走行不能!』

 

「………」

 砲塔から半身を出し、その放送を無表情に聞きつつ西住みほは車体下部に視線を向けた。ティーガーⅠの履帯が破壊され、動きを止めている。転輪は無傷のようだ。

「こちら2号車。Ⅲ突は撃破したけど、履帯をやられました。修繕後に本隊に合流します」

『分かった。周囲に警戒しつつ修理に当たれ。こちらはこのまま追撃を続行する』

 まほからの応答。これで黒森峰への後方からの攻撃は無くなった。数両が足回りを壊されたとはいえ追撃可能な戦車は15両近くある。大洗のヘッツァーのみで全体を足止めするのは難しい。勢いを維持できれば、このまま大洗に肉迫できるだろう。

 みほはティーガーを降車し、履帯の状態を確認する。遠くからの砲声。そちらを見れば幾つもの黒森峰の戦車が大洗の一団を追いかける様が伺える。

 

―――いつもの光景だ。

いつもの戦車。

いつもの砲声。

いつもの硝煙。

だから、いつもの様に勝とう。

それが西住流の、母の、姉の、望む事だから。

 

その光景を無感動に眺めた後、みほは履帯の修理に取り掛かった。

 

 

カタクチイワシは虎と踊る 第三十七話 逃げるイワシと蟻食いの爪

 

 

 大洗勢の前方を走るP40のやや右に砲弾が撃ち込まれる。ついに黒森峰の攻撃が大洗の全体を包み始めた。都市部まであと2㎞を切ったが、そこまで果たして耐えきれるか。

 アンチョビは揺れる車内の中でバランスを取りつつ通信機を手に取った。

「こちらイワシ。カバチーム、大丈夫か!?」

『こちらカバチーム、全員怪我は無い。すまない、後を頼む』

「ああ、十分な仕事をしてくれた」

 通信機の向こうから聞こえてくるエルヴィンの声。それに労いの言葉をかける。

 少しの雑音の後、左衛門佐の声が聞こえてきた。通信を替わったようだ。

『こちら左衛門佐。西住みほのティーガーの履帯は破壊した。少しは足止めになるはずだ……』

「ありがとう、私たちの優勝の放送まで少し休んでてくれ」

『……なあ、隊長』

 砲火の合間ながら、彼女らの落胆を少しでも和らげようとアンチョビはあえて軽口を叩いた。それに返す左衛門佐の声は重い。

「何だ?」

『その……信じがたいかもしれないが、我は撃たれる時、確かに西住みほの眼を見た』

「……信じるよ。あの姉妹ならやってのける」

『あれは……何なのだ? 本当に我々と同じスポーツをしているのか?』

「………」

『……そうよ。あれは私たちと同じ、普通の戦車道をやっているだけの子』

 通信に別の声が入る。エリカが割り込んできたのだ。

「エリカ?」

『ただ……私たちより少し素直で、真面目すぎただけ』

『ならば……倒せるかもしれんな。アンチョビ隊長、逸見副隊長、武運を祈る』

 そう言葉を残し、左衛門佐は通信を切った。今度はエリカに応答するアンチョビ。

「どうしたエリカ? ただ話に入ってきただけじゃないよな?」

『まずいわ。アリクイチームが遅れてる』

「何!?」

 マイクを手にしたままアンチョビはP40のハッチを押し開け、後方の状況を確認する。

 大洗の隊列は黒森峰の激しい攻撃により、その並びを大きく崩していた。P40から左後方を走るⅣ号戦車からもエリカが身を出していた。その視線は更に後方に向けられている。

「これは……!」

 

 確かにアリクイチームの三式中戦車が大きく遅れ、最後尾で殿を務めていたB1bisより後ろにまでずり下がっていた。ふらつくような運転で、かろうじて撃ち込まれる至近弾を避けているような状態だ。

 

「アリクイチーム、大丈夫か!?」

 アンチョビは焦りつつ三式のねこにゃーに通信を送った。数秒の後、疲弊したねこにゃーの声が聞こえてくる。

『ごめん、隊長。ボクら、ダメかも……』

「……!」

 アンチョビは歯噛みした。アリクイチームの彼女らはよくやっている。決勝戦の数日前に本物の戦車に乗り始めたとしては十二分すぎる動きだ。だが、それはあくまで素人と比べての話。日々の演習で積み重ねられた黒森峰の練度には遠く及ばない。

 アドック・クローチェ(即席十字)作戦が上手くはまってくれれば、都市部に本隊が突入するまでの時間は稼げる見込みだった。だが、それはみほに早々に打ち破られた。

 選択を迫られている。アンチョビは感じていた。何とかアリクイチームを含めた全体を逃げ切らせる賭けに出るか、あるいは……

「……アリクイチーム、それとカメチーム。頼みがある」

 大きく息を吸い、アンチョビは静かにねこにゃーに言った。

 

 

「……分かった。何とかやってみるよ」

 三式中戦車内、ねこにゃーはそう答えると通信機を置いた。車長席を降り、ぴよたんが位置する砲手席の反対側に移動する。

 

 三式中戦車。

 大戦末期の日本軍が開発した、初めて対戦車戦を想定して造られた戦車である。だが、急造されたその構造には大きな問題があった。

 最たる問題が主兵装の75mm砲である。九十式野砲を改装して搭載したそれは火力こそM3シャーマンの75mm砲をやや上回るものの、継続高校のBT-42と同様に照準と発射装置が別方向に付けられた構造になっている。狙いをつけてから移動して撃発のために拉縄(りゅうじょう)を引かねばならず、対戦車戦闘では非常に不利な造りなのだ。

 これを継続高校のミカ達は卓越した操縦技術とカンテレ演奏による独特の指示の出し方で補っているが、それは他人がおいそれと真似できるものではないだろう。

 その拉縄の位置にねこにゃーが下りてきた理由はひとつ。すなわち、車長としての動きを捨て、砲撃に徹する事を意味する。

 

「……了解ナリ」

 ねこにゃーが言われたアンチョビの指示を聞き、ももがーが頷く。

「『ここは俺に任せて先に行け』って奴っちゃね」

 砲手席のぴよたんが額の汗を拭う。

「一度は言ってみたかったシチュエーションだけど……いざその場に来ると、怖いもんだね」

 ひきつった笑みを浮かべつつ、ねこにゃーが言った。だがその眼鏡の奥の瞳には怯えは無い。

「……始めるよ、煙幕展開!」

 

 

「ん?」

 大洗勢を追撃する黒森峰の部隊の先陣を切る1両のパンター。

 最後尾にまでずり下がっていた三式に攻撃を加えていたパンター車長の視界を煙が防ぎ始めた。即座にまほに通信を送る。

「隊長、煙幕です」

『無駄弾を撃たせるつもりだろう。1両で煙幕を展開しても隠れきれるものではない。一旦攻撃を止め、煙幕を抜けた後に再攻撃を行う』

「了解しました」

 通信を切り、周囲の状況を確認する。展開された煙幕はまだ視界を防いでいるが、市街地の手前の遮蔽物が少ないこの場所では拡散も早い。

「苦し紛れで逃げ切れると思わない事ね」

 パンター車長はそう呟き嘲笑った。先制こそ許してしまったが、やはり戦力では圧倒的に黒森峰が上だ。隊長のまほは「油断するな」と言ったが、逃げるだけの彼女らに何が出来ると言うのか。

「攻撃準備。装填済ませておいて」

 装填手に指示を出し、再攻撃に備える。

 先行して煙幕に突入したパンターは、そのまま煙幕を抜けた。

 眼前に75mm砲。

 

「え」

 

 次の瞬間、三式中戦車の徹甲弾がパンターに零距離で撃ち込まれた。

 

『黒森峰女学園・パンターG型、走行不能!』

 

 

 三式のエンジンが唸りを上げる。

「もーんーがっ!」

 渾身の力を込めてももがーが操縦桿を動かす。

「大洗を……!」

「舐めるにゃあぁぁ!」

 自らを奮い立たせるため、ぴよたんとねこにゃーは叫んだ。

 土煙を上げて自らが出した煙幕に突っ込みつつ、ねこにゃーはアンチョビからの指示を思い出す。

 

 

『いいか、ねこにゃー。確かにお前たちの腕では逃げ切れない。三式の砲性能では正面切っての勝負も無理だろう』

「……だよね」

『だが、敵の流れを止める事はできる』

 落胆するねこにゃーに、アンチョビははっきりと言った。 

『今からやってもらう事は三つだけだ。まず、町で使う予定だった煙幕を全部使ってくれ。黒森峰は勢いに乗っている。無理に煙幕に向けて撃とうとはしないだろう。ある程度そのまま逃げたら停まって反転。煙幕から出てきた最初の1両に至近距離で撃ち込め』

 

 

 薄くなりつつあった煙幕を抜け、三式の眼前に黒森峰の部隊が姿を現す。ティーガー、パンター、Ⅳ号駆逐らが規律の取れた突撃陣形で並ぶ。しかし、突然出てきた三式への反応に戸惑うようにその動きを止めている。

「ももがー、このまま隊長の言ってた車両まで真っ直ぐ!」

「お任せナリ!」

 敵の反応を見て、ここまでの流れが成功した事を把握したねこにゃーが指示を飛ばす。

 

 

『撃破できればベストだが……そうでなくても攻撃されれば、私たちが逃げるだけと思っていた黒森峰は驚いて動きを止める。そこから敵陣に向けて全速前進』

「敵に向かって!?」

『ああ。煙幕を抜けて、敵が動きを止めていれば成功だ。思考が止まり、僅かな隙が出来る……ただ、撃破されるのは覚悟を決めてくれ。すまない』

 アンチョビの言葉に謝罪の響きが混じる。ねこにゃーは首を振った。

「……大丈夫だにゃ」

『そして、僅かな隙が出来ればそれをカメチームが広げる。頼む、杏』

『りょーかい。タイミング合わせるよ』

 

 

 ねこにゃー達から見て横方向からの着弾。ヘッツァーからの支援砲撃だ。我に返ったかのように黒森峰の戦車たちは再び動き始めるが、その挙動はそれまでの整然とした流れとは打って変わった雑然としたものだった。

 

 

『だがその状況の中でも隊長の西住まほは冷静なままだろう』

「それを狙うんだね?」

『いや、混乱した状況でも黒森峰メンバーはリーダーの防衛に動く。しかしエリカの情報が確かなら、その反応は遅いはずだ。お前たちが狙うのは……』

 

 

「……いたっちゃ!」

 砲手席からぴよたんが目標を確認し、装填を行う。

「500mを切ったら教えて!」

 拉縄を握りつつねこにゃーが答える。三式の75mm砲で80mm装甲を抜くには500mまで接近しなければならない。チャンスは一度だ。突進しかしていない三式は、敵が冷静さを取り戻せば瞬く間に撃破されてしまうだろう。猶予は無い。

 黒森峰の戦車はアンチョビの予想通りティーガーの周囲に展開しつつあった。こちらの狙いが読まれるまであと数秒か。

 再度ヘッツァーからの支援攻撃。目標の戦車の履帯が弾け飛んだ。

「ありがたいにゃ、会長!」

「500m切ったっちゃ!」

「了解っ!」

 三式にティーガーの砲門が向けられる中、ねこにゃーが拉縄を引く。放たれる渾身の75mm徹甲弾。 

 部隊外周でヘッツァーからの攻撃を牽制していたヤークトティーガーの側面を、それは的確に撃ち抜いた。直後、三式にも弾着。

 

『黒森峰女学園・ヤークトティーガー、大洗女子学園・三式中戦車、走行不能!』

 

 

「……隊列を整える。各車、警戒しつつ減速。履帯を破壊された車両は修復後に後続の副隊長と合流しろ」

『りょ、了解しました!』

 白旗を上げる二両の戦車―――ヤークトティーガーと三式を砲塔から眺めつつまほは喉頭マイクから通信を送る。

 三式の特攻で作られた僅かな時間の間に、大洗の本隊は大きくその距離を離していた。ここから追撃して都市部に入る前に追い付くのは困難だろう。今の攻撃で浮ついた足並みを整える事が優先だ。

 まずいな、とまほは思った。試合開始前に釘を差しておいたとはいえ、Ⅲ突を撃破し、一方的に攻撃していた状況において黒森峰メンバーは少なからず勢いづいていた。その鼻柱をへし折られた格好だ。

 相手を過小評価するのは論外だが、逆に予想外の被害で相手を過大評価するのも同程度に危険な事であった。相手の強さを幻視すれば、それは無用な怯えを生む。

 まほは履帯修理中のティーガーⅡの小梅との通信を開いた。

「小梅、そっちの状況はどうだ?」

『こちら3号車、間もなく修理完了です』

「分かった。完了後はそのままみほと合流を頼む。町に入れば大洗は本格的に作戦を仕掛けてくる。そちらの部隊が混乱しそうな際は、お前が抑えてやってくれ」

『……分かりました』

 小梅からの神妙な返事。戦場が混戦してきた時、みほが勝利のためにどう動くかはまほにも完全に予測はできない。それを補うための指示だ。

 大洗の戦車が町に入り、交差点から各々に分かれてゆく。

「フラッグ車だけを狙い、敵に翻弄されるな。行くぞ」

 それを追い都市部に突入する黒森峰の戦車たち。

「……これは」

 まほが呟く。

 一斉に使用したのだろう。交差点から先の全ての方向の道路は、濃い煙幕に覆われていた。

 

 

 P40の車内、アンチョビはアリクイチームとの通信を開いた。

「お疲れ様、よくやってくれた。大金星だ」

『隊長の指示のおかげだよ……ボクたちも、少しは役に立ったかな?』

「……ああ。お前たちはこの試合の最大の功労者だ」

『Tier5の戦車でTier7の戦車を倒せるとは思わなかったよ……その、頑張ってね』

「フフン、任せておけ!」

 ねこにゃーの言葉の意味がアンチョビにはよく分からなかったが、格上を倒せた喜びが表れている事だけは分かった。元気よく答え、通話を終える。そこに杏からの通信。

『こちらカメチーム。こっちに来る車両は無いみたい。予定通り迂回して合流するね』

「了解した。こっちも予定通り行動する」

 

 現在の戦力比は8対17。みほのティーガーを含め数両の戦車の履帯を破壊。現在こちらを追いかけているのは13両前後といった所だろう。

 全車両が健在で街に入る事が出来ればベストだったが、何とか作戦展開が可能な数だけ残らせる事はできた。アンチョビは呼吸を整え、改めて全体に通信を送った。

「みんな、よく逃げ切ってくれた。ここから反撃を開始する。アヒルチームとカモチームは予定通りポイントKGに移動。”リッチョ”の設置に取り掛かってくれ」

『根性で頑張ります!』

『分かりました!』

 歯切れの良い返事。アンチョビは言葉を続ける。

「残りの3両は分散しつつ煙幕を展開。ポイントSTへ向かってくれ。時間が勝負だ、一気に行くぞ」

 その言葉を合図に各車両から煙幕が噴出し、建物に遮られた道路を煙が覆う。

「黒森峰に私たちの意地を見せてやれ! 『ポンテ作戦』を発動する!」

 

 

「………」

 煙幕を張られた道路の手前で、黒森峰の戦車部隊は一旦停車して状況を伺っていた。行動が限定される市街地では待ち伏せが常套手段だ。煙幕に突っ込んで集中砲火を浴びる可能性もある。

 ティーガーの車内、まほはある車両に通信を送っていた。

「Ⅲ号、そちらからは何が見える?」

『こちらⅢ号、大洗は相当な規模で煙幕を張っているようです。分散しながら中心部へ向かっています』

 

 まほは部隊を大洗の追撃に向ける際、偵察車両のⅢ号だけを先行して町に向かわせていた。小柄な車体による隠蔽の高さと小回りの利く性能を活かしての偵察。それがⅢ号戦車に与えられた任務だ。

 現在は町の中心部のターミナルから線対称に左右に分かれた、左側の大通り付近を隠れつつ進んでいる。

 

「何両いるかは分かるか?」

『申し訳ありません、P40とⅣ号は確認できましたが、他の車両は……』

「……そうか」

 その報告を聞き、まほはもう一両のティーガーⅡに乗る直下との通信を開いた。

「直下、前面に出てゆっくりと進め。中心部へとこのまま進攻する」

『わ、分かりました!』

 Ⅲ突が撃破された今、ティーガーⅡの正面装甲を一撃で撃ち抜ける車両は大洗にはさほど無い。仮に待ち伏せがあったとしても攻撃から態勢を立て直す余裕はある。

 まほは試合開始の挨拶の事を思い出す。大洗のオーダーには一両シークレット車があったが、車両は事前に戦場のポイントに伏せる事はできても搭乗員は挨拶に必ず参加しなければならない。あの時、10両の戦車に乗れるだけのメンバーの数は大洗にはいなかった筈だ。こちらの予測を乱すための虚仮脅しであろうとまほは推測していた。そうであれば問題は無い。

 重々しくティーガーⅡが進み始め、それをティーガーが追う。町に吹く風は弱い。まだ煙が取り払われるまでには暫くかかるだろう。

『こちらⅢ号。隊長、敵はどうやら駅ターミナルに集まろうとしているようです』

「ターミナルに?」

 まほは車長席に座り、先日の調査で作った町の地図を広げる。ターミナルへ通じる道路で車幅が4車線以上ある道路は大通りくらいしか無い。そこで防衛線を展開するつもりか。

「………?」

 しかし、まほの表情には疑念が浮かんでいた。確かにターミナルは防衛戦には適しているかもしれないが、そこで消耗戦に突入しても大洗が押し負ける可能性が高い。アンチョビがそれを把握していないとは思えない。では……

「ん?」

 まほの耳が僅かに何かを捉えた。砲塔から身を出し、走行音の中で耳を澄ます。

 遠くで幾つかの砲声。

 そしてその数秒後、大地を震わせるような轟音と振動が黒森峰の部隊に伝わってきた。

 煙幕の向こうの空を見上げる。ここからでも見える巨大な土煙。

「……そういう事か」

 まほがそう呟く中、Ⅲ号からは叫びめいた通信が届いていた。

 

『ケホッ、ケホッ、あいつら、何て事を……隊長! 大洗、ターミナルの陸橋を爆破しました!』

 

 

カタクチイワシは虎と踊る 第三十七話 終わり

次回「反撃のイワシと走るアヒル」に続く


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