朝。
俺は突然腹に喰らった一撃で目が覚めた。
「ごふっ!?!」
アルトリアが暴れているらしい。
俺が起き上がろうとすると、彼女は俺に飛びついてきて腕をひっぱった。
「なになになに」
彼女が俺の腕に噛み付いた。彼女の犬歯がむちゃくちゃ深く突き刺さる。
「いいいい痛いイダイ!!!痛いって!」
引き剝がずと、アルトリアは本棚に体当たりしてゲームカセットを散らばした。
酷い有様だ。うちの膝くらいの大きさしかない小ちゃい冷蔵庫は中をぶちまけられ、マーガリンが食べ散らかされていた。
まあ、冷蔵庫の中はマーガリンと麦茶しか入ってないんだけど。
「どうしたのアルトリア。ちょっと、落ち着こう!」
「がうがう!!!」
アルトリアは怒りに目を滾らせて俺を睨んでいた。
何か訴えているらしい。
「もしかして……おなかすいた?」
突然彼女は流しに置いていた激落ちくんのデカイやつをむしり取ると口の中に入れ始めた。
「だめだめだめ!! それ食べ物じゃないって! わかった! わかったから! なんか朝ごはん作るからちょと待って!」
俺は家から飛び出すとコンビニに向って走った。
停めっぱなしだったバイクを取って家に引き返すと、昨日買ってバイクに置きっぱだった食パンを持っていそいで家に戻る。
家に帰ると、アルトリアは段ボールの箱をかじっていた。
「ほらほら! 食パンあるから! これ食べよ? ね? いい子だから!」
激落ちくんキングは食べ尽くされていた。
食パンを見たアルトリアは俺からそれをふんだくり、袋を破いてバクバクと食べ始めた。
6枚切りだけど、俺の朝ごはんは無さそうだ。
ジャム付けなくても食べれるんだな。
アルトリアが落ち着いたので、ケータイで時間を確認する。
今日は講義が3限からだ。
でも少し寝坊してしまったので早めに学校に行こう。
「アルトリア。俺、学校いくんだけど、ついてくる? その方がいいよね……」
アルトリアに着替えるよう言うと、俺は着替えを持ってバスルームに入った。
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