ラブライブ!サンシャイン!! Another 輝きの縁 作:伊崎ハヤテ
「海だー! ヨーソロー!!」
眼前に広がる蒼い海を前にして曜は嬉しそうにはしゃいで砂浜へと駆け出した。
「んな海とか毎日見てるだろ」
「もう、櫂ってば風情がないなぁ! せっかくの海水浴なんだよ!?」
淡島ホテルでの合宿も終え、最終日くらい思いっきり遊ぼうという千歌の提案で、Aqoursとおれを含めた10人は海水浴に行くことになったのだ。
が、その提案者たる千歌の寝坊が原因で、おれと曜と梨子の二年生組は他の面々から置いてきぼりを食らう羽目になったのだ。
「よーし、今までいっぱい練習した分、思いっきり遊ぶぞー!」
余程楽しみだったのか、曜は跳ねたりしながら準備体操をしている。
「はしゃぎすぎて日焼けとかするなよ? アイドルはお肌が命なんだからさ」
「わかってるよーっだ」
なんて二人で話していると後ろから千歌の声が聞こえてきた。
「よーちゃん、櫂ちゃん! おまたせー!」
「お、おまたせ……」
水着姿の千歌の斜め後ろからはタオルで前を隠した梨子がいた。そんな彼女に千歌は頬を膨らませた。
「ダメだよ梨子ちゃーん! せっかくの海水浴なんだから、タオルとって~!」
「む、ムリだよ~! 紫堂くんがいるのに恥ずかしいよぉ……」
「スクールアイドルになったら櫂ちゃん以外の男の人の前に出ることになるんだから、これも練習だと思って~!」
「きゃあっ!!」
そのまま千歌は梨子のタオルを剥ぎ取ってしまった。桜色の水着に身を包んだ梨子は胸の部分を腕で隠した。
「うぅ、恥ずかしい……。あの紫堂くん、あまり見ないでくれます……?」
少し涙目になりながらおれを見つめる梨子。桜色の水着にパレオやらがついていてどことなくおしゃれだ。頭に乗っかった中くらいの麦わら帽子がさらに彼女の魅力を引き立てている。
「そんなに恥ずかしがることないさ。今の梨子、とっても綺麗だと思うぞ、おれは」
「っ……」
更に顔を赤くして両頬に手を当てる梨子。恥ずかしがる姿がまた魅力的なんだよなぁ。
「櫂ちゃん櫂ちゃん! ちかはー!?」
千歌がぴょんと跳ねておれに近づいてきた。オレンジ色を基調として胸元辺りにワンポイント緑色の葉っぱのような模様が一つ。これ、みかんなのか? 千歌らしいな。
「ああ、らしくていいんじゃねーの?」
「えへへ♪ 櫂ちゃんに言われると、なんだか嬉しいなぁー」
誉められた千歌はほにゃっとした表情をしながら身体を揺らした。そんな彼女を微笑ましく見ていると、おれの肩が叩かれた。
「曜?」
おれが叩いた主の方を向くと、曜は自分の身体をおれに見せつけるようにしてきた。
「ふっふー、この曜ちゃんの水着に何かもの申すことはないのかなー?」
水色のチェックに、胸元にはひらひらがついたビキニ。そこから強調される胸は刺激的で。
「お、お前の水着とか何度も見てっからこれと言って何もないっての」
でも、いつも軽口をたたき合っている仲だからか、思っていることとは違うことが出てしまった。それを聞いた曜は肩を振るわせて梨子からタオルをふんだくるとーー
「櫂のばかーーーーっ!!」
丸めておれに投げつけた。それを顔面に受けて視界が遮られ、砂浜を走る足音が一つ遠ざかっていった。タオルを取って辺りを見たら、曜の姿はなかった。
「櫂ちゃん」
「紫堂くん」
二人の声に振り向くと、千歌と梨子がおれをにらみつけていた。
「櫂ちゃん、今のはないと思うなー」
「うん、曜ちゃんちょっと可愛そう……」
「追いかけなよ、櫂ちゃん!」
「いや、おれは……」
「「早くいく!!」」
二人の女の子に同時に言われ、おれは曜を追いかけることになった。
「うーん、アテもなく探すよりも誰かに聞いた方が早いよな……」
まだ夏も真っ盛りな訳で、海水浴場は海水浴客でにぎわいがある。こりゃ先に行ったであろうダイヤさんを探した方がいいかもな。
なんて考えていると、聞き慣れた声が聞こえてきて。
「ああっ、またハズレましたわ!」
「お姉ちゃん、落ち着いてー!」
「冷静になればやれるずらー」
声の方へ足を向けるとダイヤさんが目隠しを外して砂浜に置かれたスイカを睨みつけていた。果南姉ちゃんがおれの存在に気づいて声をかけてきた。
「お、かい。遅かったね」
「うん、遅れてごめん。所でーー」
「ハァイ、カイ」
おれの言葉を遮って鞠莉さんがおれを呼んだ。そこに視線を向けると、とんでもない光景が待っていた。
「カイ……、ワタシの背中に、サンオイル塗ってくれなぁい?」
鞠莉さんがビキニの背中を紐解き、肌を晒している。紐解かれたビキニの上には、彼女の胸が少しつぶれるように形を変えていて――
「かい?」
果南姉ちゃんの声にはっと我に返った。いけない、おれはこんなとこで足止めを食らってるわけにはいかないんだ。鞠莉さんには悪いがここは素通りさせてもらおう――
「かい、足が鞠莉の方へ向いてるんだけど……?」
はい、身体は正直でした。果南姉ちゃんが冷めた目でおれを見ている。
「かーいっ、そんなに簡単にひっかかっちゃダメでしょ? もう、お姉ちゃん悲しいぞ?」
「ご、ごめんなさい。でも――」
「破廉恥ですわよ!」
「うわっ!」
ダイヤさんの気配を感じた瞬間、木の棒が振り下ろされた。すんでの所でかわせてよかった。
「破廉恥ですわよ紫堂さん! 鞠莉さんの安価な罠にひっかかるなんて! わたくしだって――」
「わたくしだって?」
おれに指摘に顔を真っ赤にさせるダイヤさん。もしかして、ダイヤさんも鞠莉さんみたく塗って貰いたかったとか?
「Oh? ダイヤもカイに塗って貰いたかったのカナー?」
鞠莉さんがおれの考えを代弁すると、更に顔を赤く染めるダイヤさん。
「な、何を破廉恥なことを! わたくしがそんなこと――」
「じゃあダイヤはさっき何て言おうとしたの?」
「わたくしは、わたくしは……」
鞠莉さんの問いつめに、ダイヤさんは目をぐるぐる回しながら叫んだ。
「わたくしだって、紫堂さんにサンオイル塗って差し上げたいのです!」
「はぁ!?」
ダイヤさん、今、何て言った? おれに、サンオイルを塗る? 塗られる側じゃなくて?
「それとっても面白そう! カイ、やってみていーい?」
ダイヤさんの提案に、鞠莉さんの視線がこっちを向いた。その視線に危機感を感じ、おれは後ろへと後ずさる。
「あ、そーだっ。おれ用事を思い出して――」
「逃がしませんわっ!」
顔を真っ赤にして、冷静さを何処かへとかなぐり捨てたダイヤさんに肩を掴まれる。こ、このままではっ!
「か、果南姉ちゃん! 何とかして!」
助けを求められた果南姉ちゃんはんー、と少し考えると少し頬を染めてはにかんだ。
「ごめんね、かい。私もちょっとやってみたいから、ね」
頼みの綱にも裏切られおれはそのままレジャーシートの、鞠莉さんの隣にうつ伏せに倒された。
「ふふ、覚悟して下さいましね、紫堂さん?」
ダイヤさんが自分の手にサンオイルをかけると、おれの背中に広げていった。
「うわっ」
少し冷たくて、それでいて柔らかい感触が伝わってくる。おれ、今、ダイヤさんに背中を触られてるのか!? うつ伏せだから状況が把握出来ない。
「紫堂さんの背中、大きいのですね……。意外と逞しいのね……」
「ほんとう? じゃあ私もっ」
少し上気したダイヤさんの声に続いて、果南姉ちゃんの声が上から響いてきた。そして触れられる、懐かしくも、ハリのある手。
「わっ、ホントだ……。しばらく見ない間に大きくなったね……何だか、嬉しいかもっ……」
気のせいか果南姉ちゃんの声色も少し艶っぽいのは、気のせいだよね?
「何だか楽しそうね! それじゃあワタシも……」
「ま、鞠莉さん! どうして胸にサンオイルを塗っているのです!」
「だって、広い面積のあるもので塗ったほうがいいでしょ? だからこのマリーのバスト――」
「破廉恥ですわ! 紫堂さんの背中にそれを押しつけるなんて!」
「じゃあ、仰向けならいいの?」
「そういう意味ではありません!」
「あ、あの。二人して何してるんですか!?」
会話が気になり、うつ伏せを解いて現状を確認しようとするが――
「か、かいは見ちゃだめっ」
果南姉ちゃんに両腕を押さえられてしまう、首筋になにやら二つの柔らかい感覚が伝わってくる。これってもしかして……。
「――っ! ご、ごめん……」
果南姉ちゃんの方も自分のしてることを認識したのか、すぐに身体を離した。そんなおれ達を余所に、鞠莉さんとダイヤさんの口論は続く。
「とにかく! 胸を押しつけるなんて駄目ですわ!」
「えー! ダイヤのケチー!」
「ケチとかそんな問題ではありません!」
「とかなんとか言いながら、ホントはダイヤがカイにしたいんじゃないのー?」
「わたくしが? 紫堂さんに何を?」
「胸を使ってサンオイルを――」
「するわけがないでしょう!?」
「そうだよねー、ダイヤの大きさじゃ無理だよねー!」
「言ってくれますわね? わたくしだってやれば出来ますわ! 見てなさい!」
「ちょっとダイヤさん!?」
どうやらダイヤさんも胸にサンオイルを塗ろうとしてるみたいだ。鞠莉さんやダイヤさんからそんなことしてもらうのも悪くないかもしれないけど――ってそうじゃなくて!
「おねえちゃん? なにやってるの?」
「紫堂せんぱいを押し倒して、せんぱい何か悪いことでもしちゃったずら?」
そして背中越しに聞こえる、ルビィちゃんと花丸ちゃんの声。その声に我に返ったのかダイヤさんの声に落ち着きが戻ってくる。
「あらルビィ、戻って来たのね。わたくしたちはその――」
「カイにサンオイルを塗ってあげようってことにしたんだよ!」
「サンオイルを? かい先輩に?」
ルビィちゃんの怪しむ声が聞こえる。そうだ反論しておれをこれから解放してくれ!
「面白そうずら! やろ、ルビィちゃん!」
「う、うん!」
「え、そこは止めてくれるんじゃないの!?」
おれのツッコみ空しく、二人が駆け寄っておれを撫でる。
もちもちした手と、小さくて可愛い手の感触がおれの四肢を走る。
「わわ、男の人って固いんだねぇ……」
「せんぱいも、意外と男の子だったんずら……」
「ワタシ達もこうしちゃいられないわ! カイに塗ってあげなくちゃ!」
そして三年生のお姉さま達も続き、おれは五人の女の子からサンオイルを塗られることになってしまった。両手両足、そして胴体に女の子の手の感触が何ともこそばゆい。このままじゃ……。
「シドー! 何してるのよ!」
なんて、思っていると善子の声が聞こえた。見上げると黒いビキニの善子が肩を震わせていた。
「シドー……、ヨハネのリトルデーモンでありながら他の子にその肌を触れさせるなんて……」
「そう思うなら助けてくれないか?」
「それより、千歌さんやリリーは?」
「あいつらなら多分あとで合流すると思う。あっ!」
そしておれは本来の目的を思い出した。そうだ、おれは曜を探しに来たんだ! ここで油を売ってる場合じゃない。サンオイルなだけに。
「善子、曜の奴を見なかったか? あいつとはぐれちまってさ」
「だからヨハネよ! そう言えば一人で歩いてるのを見たわね」
「ホントか!? どっちに行ったか教えてくれないか?」
「いいけど、その代わり……」
善子は少し頬を赤くして笑顔を向けてきた。
「このヨハネにも、サンオイル、塗らせて♪」
おれはこの時、本当に善子が小悪魔に見えたのだった。
●●
私は一人海水浴客賑わう海岸を歩いていた。もう、櫂の奴、私の水着見てもあんなことしか言わないんだから! そりゃ、幼いころから一緒にいて、水着姿なんて飽きるほど見てるかもしれないけどさ……。櫂に見てほしくて、可愛いって思って貰いたくて、選んで買った水着なのに……。
「ねえキミ、かわいいねぇ」
なんて思ってると、男の人二人が声をかけてきた。見るからにチャラそうで、ナンパをしてそうな人たちだ。
「ちょっと遊んでかない? 焼きそばとかおごるからさぁ」
「い、いえ! 友達と会う約束があるので――」
「じゃあ一緒に待つからさ、それまでオレらと遊ぼーよ」
「でも私、急いでるから――」
「そんなに時間はとらせないからさ、なぁ?」
断ってるのに、離れようとしない。気のせいかこの二人、私の身体をじっと見てる? 舐めるような視線に恐怖が湧いてくる。足に力が入らない。
「ちょっと、もうしつこいですよっ……」
「いいからこっち来なよ。な?」
男の手が私を掴もうとして、思わず目を瞑った。助けて、櫂!
「すいませんね、おれの連れがご迷惑をおかけして」
突然聞こえてくる、聞き慣れた幼馴染の声。男の手はその声の主に掴まれていて、私に触れる直前で止まっていた。
「誰だっ――」
男は息を呑み、櫂を見る。そして掴まれた腕を振り払った。櫂はそのままにこやかな調子で続ける。
「こいつ、迷子になってまして。お二人が捕まえてくれたお陰で助かりました。ありがとうございます。こいつは連れて帰りますので……」
櫂の言葉にすんなりと男たちは従って、その場を去って行った。男たちが見えなくなると、緊張を解いた櫂は大きく息を吐いた。
「あー、怖かった。喧嘩になったらどうしようって思ったぞ……」
「櫂? 本当に櫂なんだよね?」
「んん? まぁ、一応な」
答えた櫂自身も苦笑いしている。それもそうだ。私の知ってる櫂はこんなに肌黒くない。今の櫂の肌は黒に近かった。
「ここに来るまでに鞠莉さん達にサンオイルを塗られてな……。極めつけに善子が更に塗りたくったのがめっちゃくちゃ黒くてさ。こんなんなっちまった。まあ、あんな類いの連中を脅すには丁度良かったみたいだけどな」
「あはは、確かにね。ッ――、あれ?」
そんな櫂の様が可笑しくて笑ってると、ぺたんと砂浜に座り込んでしまった。立ち上がろうとしても力が入らない。
「曜、どうした?」
「ご、ごめん。安心したら力入んなくなっちゃったみたい……」
「怪我はないんだよな!?」
「うん、大丈夫だよ。櫂が助けに来てくれたから……」
「良かった……」
ほっと胸を撫で下ろす櫂。それだけ心配してくれたってことなのかな? それが嬉しくって、少し胸がキュンってした。
「ほれ、おぶされ」
黒く染まった背中をこっちに向けてくる。私は無言でその背中にしがみついた。
「うわっ、気のせいかちょっとヌルヌルしてない!?」
「サンオイルだからな、悪い。お姫様抱っこの方が良かったか?」
「そっちの方がもっと恥ずかしいよっ! このままで、いいよ」
「ん、わかった」
櫂の手が、私の太腿あたりにくっついて、緊張が走った。それを悟られたくなくて、冗談を言ってしまう。
「あ、でもこれだけヌルヌルだと、水着がズレちゃうかも~」
「なっ!?」
「あーっ、もしかして想像しちゃった? 櫂のスケべ♪」
「降ろすぞ」
「ごめんごめん! 冗談だよー!」
そして訪れる沈黙。櫂の意外に大きくて立派な背中に顔を寄せて、彼の成長を実感する。
「あん時は恥ずかしくて言えなかったけど」
そんな時、不意に櫂がぽつりと呟いた。後ろから見ると櫂の頬は少し紅く染まっていて。
「その水着、いいと思うぞ」
少しぶっきらぼうに言う所が私と話してる時の櫂らしくて。嬉しくて少しぎゅっと彼の背中に抱きついた。
「よーしっ! じゃあ櫂、皆の所へ急いで戻ろ!」
「おま、人を顎で使いやがって!」
「いいから! 全速前進! ヨーソロー!」
私が背中を叩くと、櫂は馬の様に走り出した。
○○
バスの窓から夕日が差し込んでくる。その夕日を見ていると、じわりと今日の疲れが滲みてくる。でも、皆でめいいっぱい遊んだからか、むしろ清々しい疲れでもあった。
「千歌ちゃんと梨子ちゃん、疲れて寝ちゃったみたいだね」
ひょこ、と曜がおれの方に身体を寄せてきた。前の席に座ってる千歌と梨子は互いに頭を預けて、小さく寝息をたてていた。
「あれだけはしゃげばな」
「あの後、千歌ちゃんが『私も櫂ちゃんにサンオイル塗るー!!』って言って聞かなかったもんね」
「それに梨子も乗ったのが意外だったよな」
お陰で日焼け知らずの身体になりました。アイドルよりもお肌を大事にするマネージャーって何なの?
「そう言えば学校でのライブに決まったみたいだな」
「うん、やっぱり浦の星のスクールアイドルだから、初めてのライブは学校でやりたいもん」
「最終調整の二日間は、おれも付き合うよ」
「ホントに!?」
疲れが吹き飛んだのか、目を輝かせる曜。そんなに嬉しいのか?
「ここまでマネージャーとして付き合ってきたんだ。最後までやらせてくれよ。それに見たいんだ。お前や千歌がどんな輝きを見せてくれるのか、さ」
「櫂……」
曜は少し惚けた表情をすると、おれの肩に頭を乗せた。少し湿った髪から何処と無く色気を感じる。
「よ、曜?」
「ごめん、ちょっと疲れちゃったから近くのバス停まででいいから、さ……。こうさせてくれる?」
肩越しからの上目遣いの破壊力は凄まじく、おれはドキドキを悟られない様にそっぽを向いた。
「あ、ああ。着いたら起こしてやるよ」
「ん…、ありがと、櫂……」
そして曜の手がおれの手に重なった。その柔らかで小さな頃握りあった手の感触を味わいながらおれ達は帰路についたのだった。
やっと調子が戻ってきました。書き出しをちょっと書いたら、あれよあれよと妄想が吹き出し、こんな感じになりました。全員登場させると、長くなっちゃうね。次からは一人に絞って書きたい所です。
さて、そろそろ企画の方が溜まってきたのでそっちを書いた後は、学校での最終調整編に入ります。そこでもう少し彼女達を掘り下げた後、各キャラの分岐シナリオを書いていく予定です。どうかお付き合い下さいませ。
ご意見ご感想、企画へのお便り、よろしくお願いします。