Muv-Luv MUSHAの名を持つガンダム 作:アドベンチャー
所属:???
分類:モビルスーツ
全高:19.5m(兜の角を含む)
武装:太刀『虎鉄丸』×2
火砲『昇竜丸』
薙刀『閃光丸』
手甲クロー×2
ビームサーベル×2
詳細:女神によって与えられた5機の内の1機。全身が鎧武者のような鎧型の装甲で設計されている為に防御力は非常に高く、その防御力はBETAの重光線級のレーザーを直撃されても耐えることが出来るほどの力を持っている。また、大和がOSを調整した為に運動性能が桁外れなレベルに達している。
武装
太刀『虎鉄丸』・薙刀『閃光丸』
一見、普通の太刀と薙刀に見えるが、実は【ユニコーンガンダム2号機 バンシィ】の左腕に装備されている『アームドアーマーVN』と同じ超振動破壊兵器である。その斬れ味は戦術機だと振動によって内部フレームそのものを破壊することが出来、BETAだと突撃級の甲殻などを一撃で斬り砕くことが出来る。
火砲『昇竜丸』
ビーム・マグナムと同じ威力を持つビームライフル。この2つ違いは、ビーム・マグナムはカートリッジ方式であるのに対して昇竜丸は武者ガンダムMK-2の機体ジュネレーターから直接、エネルギー供給されている為にエネルギー切れにならない限り何発でも砲撃が出来る。また、出力をマニュアルで調整することで【ウイングガンダム】のバスターライフル並みの砲撃も可能。
ビームサーベル
形は違うが【ユニコーンガンダム】と同じビームサーベル。
-ヨーロッパ-
ユーラシアからヨーロッパへと侵攻して来たBETAに対してはEU軍は防衛線を展開して防衛していたのだが、余りにもの物量差と戦力差があり過ぎてEU軍の戦力は半分以下に減っていた。
「くそっ!この化け物共が!!」
「このままじゃ……」
戦術機【EF-2000 タイフーン】で迎撃している部隊の1人がライフルの弾をBETAに向けて乱射しながらそう言う。しかし、同じ部隊の衛士の1人がこの状況を見て何とかならないのかと思いながら続けてそう言った。そして、アラームが鳴る。
「どうした?!」
「3時の方向に新手のBETAです!」
「なっ!……」
部隊長が言うと、フォーメーションの右側を担当していた衛士から返答される。部隊長が右の方向を見ると約1000体のBETAがこちらの方に向かって来る。その瞬間、隙を突かれて
「しまった!」
「隊長!!」
すぐさま要撃級を倒し、部隊の衛士達が部隊長機を守るように囲む。
「(このままでは全員が無駄死になる……)仕方がない、私に構わずに撤退しろ!これは命令だ!!」
「何を言うのですか!隊長!!」
「いずれ、このままでは……おい、後ろ!!」
「え?……」
部隊長がそう言う前に目の前にいる衛士が乗っているタイフーンに
『グサッ!』
「な、なんだ?……」
「刀?……」
「た、隊長。上を見てください……」
部隊長が分析していると、部隊の衛士の1人が上を向くように言う。言われた通り、上を向くと
「な、何だ?この戦術機は……」
そう言っていると、
「な、何なのでしょうか?あの戦術機は……」
「分からない。だが……どうやら私達の手を借りなくても良いようだな」
「どういうことですか?隊長」
「……目の前を見てみろ」
「こ、これは……」
そこには信じられない光景が広がっていた。自分達が今まで苦戦して相手にしていたBETAが武者ガンダムMK-2によって次々と倒されていて、現在で倒された数は500体を超えるか超えないかまで達していた。ふと、部隊長が思い出したかのように言う。
「日本でこんな単語がある。意味は1人で1000人の敵を相手にするぐらい強い、と言うことだそうだ」
「それをなんと言うのですか?」
「そのことを”一騎当千”と言うらしい」
その後、部隊長を含む7人の戦術機部隊は戦っている武者ガンダムMK-2を呆然と見ていることだけしか出来なかった。
場所は変わり、武者ガンダムMK-2は残り約500体のBETAを相手に2本の虎鉄丸を二刀流で挑んでいた。
「想像以上の数だ。だけど、負けはしない!」
そう言うと、バーニアとスラスターを吹かせて、突撃級と要撃級を次々と2本の虎鉄丸で葬っていく。そして、最後の突撃級と要撃級を倒すと突如、コクピットのアラートがなった。
『PPPPP!』
「クッ!」
一瞬の差で、バックステップで回避すると白銀のレーザーが通り過ぎていった。発射された方向を見ると、そこには3数の
「いよいよ、ラスボスの登場という訳か。あのサイズを相手に虎鉄丸ではちょっと難しいかな」
武者ガンダムMK-2は武器を『虎鉄丸』から『閃光丸』へと変える。閃光丸を両手で握り、最後のBETA達の相手をする。
「これが最後だ!」
そう言うと、身体強化の1つ『
武者ガンダムMK-2はバーニアとスラスターを全開にして、1体目の要塞級を閃光丸で切り倒すと、すぐさまに2体目の要塞級の頭に向けて投擲した。
「(アレをやってみるか……)」
そう思うと、右足のスラスターを左足のスラスターよりも少しだけ出力を上げ、機体を左向きに回転させ
閃光丸を回収すると、残りの光線級と重光線級が武者ガンダムMK-2に向けてレーザーを放ってくるが、それを回避したり回避できなかった場合は閃光丸で斬り裂いた。そして、閃光丸の刃が届く距離になると、一撃で次々と斬り倒していった。
「終わった……」
『PPPPP!』
そう呟くと、アラートが鳴った。周りを見ると、残存した戦術機達が
「(おそらく、武者ガンダムMK-2を鹵獲するつもりだろうけど、そうはいかないな)」
そう思うと、腰アーマーに装着していたチャフ入りのスモッググレネード弾を投げる。そうすると辺り一面が白くなり、その間にベースジャバーに乗って、ガルダへと帰投した。
その後、EU軍並びに国連軍は必死になって武者ガンダムMK-2を捜索したが、何の手掛かりもないままに捜索は打ち切られた。
数日後
-日本帝国 東京-
技術省の執務室で『厳谷 榮二』中佐は数日前のEU軍防衛戦の戦闘記録を見て驚愕していた。
「こ、これは現実なのか?」
「はい。間違いなく現実に起こったことです」
机の上に置かれているパソコンの画面には2本の虎鉄丸を両手に持って、BETAを次々と葬っている武者ガンダムMK-2の映像が映っていた。
「この戦術機を見て、君はどう思う?」
「私見ですが、我々の技術レベルをはるかに超えた戦術機だと思います」
「これ程の機体を造ることが出来るとは……一体、何処の所属なのだろうな」
そう言うと、厳谷は深く椅子に腰をかける。
「ちなみにですが、EU軍の衛士からは
「『剣帝』……剣の帝王か」
すると、厳谷は机の上にある計画書を出す。その計画書には『九十九型電磁投射砲 計画書』と書かれていた。
翌日
-京都 近衛軍衛士養成学校-
桜の木がある校門前には制服を着た1人の少年が手に転入届を持って立っていた。
「ここが近衛軍衛士養成学校か……」
そう言うと、少年は門を潜って教室へと行く。そして、その転入届の氏名欄には『煌月 大和』と書かれていた。
最近、機動戦士ガンダム0083を見たのですが、GPシリーズ(特にガンダム試作2号機)がカッコイイ!と思ったので登場させようかな?と迷っています。さて、どうしよう?