アイドルマスターの星井美希、ガンダムSEEDデスティニーのステラなどが今回登場します。楽しんでください。
一人の少女は森を歩いていた。その名前はねりね。短剣と盾を持っており、雰囲気的に剣士に見える。
金髪の長いツインテールに真っ白な白百合のリボンをつけている。
白百合のリボンはリボンの一種で状態異常になる頻度が下がると言う特殊能力を持つ貴重な防具だ。完全に状態異常を防げるリボンじゃないにしろかなりのレアアイテムである。
目は赤目、服装は黒色のドレス。黒バラのドレスと言ってもいいだろう。あと、黒いブーツを履いてる。
ねりねは風来人であり、別世界からなんらかの原因で来てしまった存在であった。
元の世界に戻るための手がかりを見つけるべく、旅を続けていた。
今、ねりねは森の中にきている。森を進んでいくと小豆色の四角い洋館があった。
とっても大きな森の洋館である。
「この洋館、少し怪しいなぁ・・・」
こうして、ねりねが洋館を怪しく思い、観察していると、3人組の冒険者が現れた。
一人は金髪のくせっけなロングへアーの少女。一人は金髪のショートカットの少女、もう一人は白髪おかっぱ頭の・・・見たところ男っぽいようだ。
「なぁ、美希、この先に本当にあるのか?」
「イザーク。きっとあるよ、ナタネ村の近くの森に森の洋館があるって聞いたもん」
「でも・・・危険」
「ステラ、大丈夫だ。問題ない。死にはしない!」
イザークが死という言葉を使った途端ステラと呼ばれる少女は怯えだした。
ステラは死がとても嫌いである。
「死・・・怖い」
「まぁ、大丈夫さ~、落ち着こう、落ち着こう!」
「美希、ありがと」
こうしているうちにねりねと3人組はばたりとであった。
「だれだ?」
「私は美希。星井美希」
「この洋館、一緒に探検していいですか?」
「はい。オッケーだよー。仲間が増えれば心強いよー!」
こうして一時的にねりね、美希、イザーク、ステラのパーティーが出来た。
そして、森の洋館へと足を踏み出してゆく。
森の洋館はぬる~とした柔らかい地面の建物だった。正面テラスに大きな階段が見えた。
「この階段を上ろうよ」
「賛成!」
ねりね達は階段を上る。上っていると2匹の魔物が現れた。
ヤミキチと怪しい人魂だ。両方ともゴースト系の低ランクモンスター。あまり危険はない相手だ。
「うりゃぁ!!!」
イザークはビームサーベルでヤミキチを斬りかかった。ヤミキチは一撃で倒れた。
「美希の攻撃、いっきます~!」
星井美希は怪しい人魂へ剣で斬りつけた。怪しい人魂はその攻撃を回避した。
「私の攻撃・・・いきますっ!」
ステラは怪しい人魂へと攻撃を放った。怪しい人魂は体を炎に変えてステラへと攻撃をしてきた。
「あ、危ないっ!」
ねりねはステラを庇い、盾で攻撃を防いだ。
そしてイザークがビームサーベルで怪しい人魂も仕留めた。
「はぁ、はぁ」
星井美希はその戦闘で少し疲れた。しかし、まだまだ洋館探索は始まったばかりである。
ねりねたちはその洋館の奥を進んでいると大きなマムルが座って下を向いていた。
そして、パコレプキンとガイコツまどうが襲い掛かってきた。
「こいつらは俺が倒すっ!」
イザークはビームサーベルでガイコツまどうへと攻撃を放った。ガイコツまどうはその攻撃を耐え、イザークへ杖で攻撃。
ガイコツまどうは魔法使い風のモンスターだが、握力も高く、イザークは吹っ飛ばされた。
「美希、がんばるっ!」
星井美希は剣でパコレプキンへと攻撃を放った。しかし、パコレプキンは攻撃をすり抜けた。
パコレプキンはある程度の熟練者じゃないと攻撃が通らない恐ろしい敵であった。
「・・・私が倒す!」
ステラはイザークのビームサーベルを借り、パコレプキンへと攻撃を放った。パコレプキンはその攻撃をすり抜けた。
パコレプキンはステラへと思いっきり攻撃を放った。ねりねは短剣で攻撃を受け止めた。
そして、斬りかかった。
パコレプキンはその攻撃で静まりかえった。
ガイコツまどうはねりねへと魔法弾を放った。ねりねは盾で魔法を防ぎ、短剣で攻撃をした。
この短剣は妖刀かまいたちの能力を持っており、広範囲攻撃が出来るのだ。
ガイコツまどうはその攻撃を食らい、骨も残らないほどバラバラになった。
ムシャ・・・ムシャ・・・・
大きなマムルは森の洋館を食べていた。甘いにおいがあたり一面に感じている。
ねりねはつぶやいた。
「この森の洋館は羊羹だったんだ!」
正しく、この森の洋館は羊羹で作られていた。巨大な羊羹である。
ねりね、美希、イザーク、ステラは大きなマムルと一緒に森の羊羹を食べていった。
「マム~~~」
マムルの太い声が響く、ねりねたちは森の羊羹の一部を荷物に加え、旅を再開する。
「美希たちは行動分かれる事にします。まだ、出会えたらよろしくなの」
「うん、よろしくお願いします」
「ナタネ村は森を抜け、小さな谷を進んだ先にある」
「ありがとう、イザークさん」
「何回も助けてくれてありがとうございます。ねりねさん」
「いいってことよ。お互い仲間だったんだし」
と別れを経験し、ねりねの旅は続く。