風来クロスワールド   作:八石マムミラー

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この物語は風来のシレンの世界を旅する風来人(他の小説でいう冒険者のようなもの)達の物語。
色々なアニメや小説のキャラが登場したり、オリキャラも登場したりします。


第1話 プロローグ的なナニカ

この世界はとある和風な世界。

多くの風来人がいて、多くの風来人達が旅をしている。

英雄になろうと思ってる者、遺跡やダンジョンを冒険して財宝や秘宝を見つけて一攫千金しようとしている者、そして・・・元いた世界に戻りたい者など色々いた。

 

この物語では元々いた世界からこの世界にきてしまった風来人が多く存在している。

その冒険者たちは元の世界に戻るすべを探すべく、旅を続けていた。

 

今、一番流行りの情報、流行の場所はギアナ高原にあるというテーブルマウンテン。

そこに住む黄金のコンドルを見たものは何でも願いが叶うといわれている。

 

元いた世界へと戻りたい者達はみな、黄金のコンドルの噂を信じてテーブルマウンテンへと旅を続けていた。

 

この少女もその冒険者の一人だった。

 

「あ~、おなか空いちゃったなぁ」

 

この女の子はねりね。金髪のツインテールと黒色のバラのドレスが特徴的な女の子。

風来人の一人であり、別の世界からこの世界に来てしまった人の一人である。

 

何日も食事をしておらず、おなかが空いていたようだ。

 

「に、にくっ~」

 

あまりのおなかのぺっこぺこさにねりねはピョンピョコ飛び跳ねているマムルの事をお肉だと思ってしまっていた。そして「あ、マムルだったと呟く」

 

「マムルなら・・・焼けば美味しそうね・・・」

 

ねりねは腰から短剣を取り出し、マムルへと斬りかかる。

マムルは一瞬で絶命した。

そして、ねりねはマムルをこんがりと焼いた。

 

「さ~てと、いただきま~す!」

 

ねりねは短剣でマムルの体を切って食べる。最後にマムルの尻尾焼きを食べて食事終了。

マムルの尻尾焼きはウマいが、マムル1匹程度でははらぺこだったねりねの空腹が満たされるわけではない。

おなか空いている中、ねりねは近くの村へと向かっていった。

 

その村は名も無き一つの村。小規模の小さな村だった。

 

「何か・・・食べ物ありませんか?おなか空いて死にそうなんです」

 

「ん~、村の食料は少ないが、食べさせてやろう」

 

村長らしき爺さんが私にシチューを食べさせてくれた。

私はありがたく、シチューを食べた。なんてシチューはおいしいんだろう。

 

「旅の者。もし、よろしければ願いを聞いてもらえないでしょうか?」

 

「はい。訳ありなんでしょう。この村は食料が少なそうに思えましたし・・・」

 

この村は人々が結構やせ細っており、食べ物が少なく感じた。

作物は見かけたので去年とかに凶作と言う可能性もあるが、悪い者に目をつけられてると言う可能性が高いだろう。

 

「この村の近くの洞窟に住むある魔物が村の食糧や財宝を奪っていくんです。食糧をもし、渡さなければ女や子供や若い男性を生贄にささげなければいけなくなるんです。村の人も何人か生贄にされています。旅ガラスさん、この村を救って下さらないでしょうか」

 

「はい。おいしいシチューを食べさせてもらったし、この村を救ってあげます。報酬はありますよね?」

 

「はい。無事魔物を倒してくれたならば報酬は弾みます。何でも渡します!」

 

こうしてねりねは一人で村の近くの洞窟へと足を踏み出した。

 

洞窟にはキラーバット、にらみヘビ、ヤミウッチー、兵隊アリ、毛玉などのモンスターが生息している。

特に毛玉とキラーバットは厄介である。毛玉は攻撃するとバラバラになり、戦いにくい。

キラーバットは全体攻撃じゃない攻撃方法を行うと回避行動をとることがあり、2回まで攻撃を回避してしまう。

 

こうして、一本道である洞窟をねりねは進んで行った。

 

洞窟の奥には巨大なねずみのモンスターがいた。

ジャイアント・ラット。大きなねずみのモンスター。ボス系モンスターの中では割と弱い方。取り巻きにねずみ客分がいる。

 

「ドルマッ!」

 

私は闇を集めて大きな闇の塊をジャイアント・ラットへと放った。ジャイアント・ラットは苦しくもがいている。

ジャイアント・ラットは私へと牙をむいてきた。私はその大きな体を避け、短剣で腹の中心を突き刺した。

血がボタボタと落ちるが、ジャイアント・ラットはすぐには倒れない。

 

「スラッシュッ!」

 

私は短剣でジャイアント・ラットを斬りつけた。ジャイアント・ラットは瞬時に絶命した。

ねずみ客分は私の圧倒的な力に怖がり、逃げていった。

 

私は村へと戻った。

 

「ありがとうございます。これで私たちの村はねずみのモンスター達へおびえずに済みます。では、報酬は何がいいですか?」

 

「携帯食をください。あと、村の大きなおっぱいの美少女達に囲まれたいですっ!」

 

「わかった。携帯食とおっぱいハーレムの報酬をあげよう!」

 

こうして、私は1日中おっぱいに囲まれてすごした。


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