ゼロの悪夢   作:BroBro

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遅くなりました&グダりました。
申し訳ないです・・・
どうやら自分は説明が苦手なようで、今度はもう少し上手くやれる様に頑張ります。
それと、支援絵を頂きました!まだ出す場面では無いかなぁと思っているのでまだ掲載はしませんが、ダークライのとてもカッコイイ絵です、名前はご要望により伏せさせて頂きますが、ありがとうございました!烏滸がましいかも知れませんが、支援絵は有り難く頂戴致します!
では、続きです。


カウント

 

 

ルイズ達がシュヴルーズに連れてこられた場所は案の定学院長室であった。

 

中にいたオスマンがようやく来たかと言った様子で2人に微笑む。何処か違和感のある行動に、ルイズは困惑した。

 

ルイズが説明を求めようとするが、以外にもダークライが先手を切った。

 

 

「私ニ何ノ様ダ?」

 

 

低い声音でそう尋ねる。普通の人間には分からないが、その声は怒りを帯びている様だ。何時もよりワントーン低いのがルイズには分かる。実際はただ任務の邪魔をされた事に怒っているだけなのだが、ルイズは分からない。

 

なぜ機嫌が悪いのかルイズは聞きたかったが、それよりもオスマンからの返答を聴くのが優先とみて、静かに答えを待った。

 

 

「ミスヴァリエールの使い魔、名を何と言ったかの?」

 

「ダークライです」

 

「ダークライか。何とも見た目通りの響きと言うか……」

 

 

自分が名付けた訳では無いと付け加えたかったが、話が進まなそうなのでぐっと堪える。

 

 

「そのダークライのルーンじゃが、少し分かったことがあるんじゃ。だがまだ謎の多い部分がある。だから呼んだのじゃよ」

 

「ツマリ検証シタイノカ」

 

「そうじゃ。自覚しているかは分からんが、お主のルーンは少し特別でな」

 

 

特別なルーンと言う言葉は、少なくともルイズに衝撃を与えた。見たことの無いルーンだとか言ってコルベールがスケッチを取っていたのは知っているが、まさか学院長が直々に話をする程のものだとは思わなかった。

 

だが、どう言う意味で特別なのかで喜ぶべき物なのか嘆くべき物なのかが変わる。特別と言う言葉は悪意を込める事も出来る。それも、例えルイズが喜んでもダークライは嘆くものだと言う事もある。

 

その場合、ルイズはどうしていいのか分からない。もし自分がとっての吉報でも、ダークライにとって違ったら喜んでいいのだろうか。勿論、相手の心情を思って行動しなければならないだろう。

 

どちらにしろ、話を聞かなければ始まらない。幸いにもダークライはオスマンの話に関心を持っているようなので、ルイズは話を近くで聞いているだけで充分だろう。

 

案の定、特別の意味をダークライは聞いた。

 

 

「お主のルーン、形状が『ガンダールヴ』のルーンに似ているんじゃよ」

 

 

……言葉が出なかった。

 

神の左手ガンダールヴ。恐らくハルケギニアに居る人間は全員知っているであろう名前だ。史実にはあらゆる武器や兵器を自由に操る事の出来る始祖『ブリミル』の使い魔と言われている。

 

そんな伝説的存在が自分の使い魔?話が大き過ぎてよく分からない。考えようとしても余りの驚きに思考が停止してしまっていて考えられない。

 

人語を話せるダークライならば、その存在は知っているかと思われた。しかしダークライは首を傾げる。

 

 

「ガンダールヴ?何ナンダソレハ?」

 

「ふむ……ならば、始祖ブリミルは知っておるか?」

 

「知ラナイ、ソノ人間ガナンダト言ウノダ?」

 

 

ダークライはガンダールヴどころか、始祖ブリミル自体知らない。召喚される使い魔の多くはハルケギニアに生息する生物であるため、知識を持ったダークライが知らないはずが無い。そう思っていたルイズは訳が分からないと言った表情で固まっていた。

 

しかし、オスマンは何かを確信した様に頷いた。

 

 

「ダークライ、お主の素性を教えてはくれんか?」

 

「断ル」

 

 

突然出された問いをキッパリと切り捨てる。

 

 

「何故じゃ?」

 

「私ノ過去ハ私ノ物ダ」

 

 

つまり素性を教えると言う事は自分の過去をさらけ出すと言う事だ、とダークライは考えているのだ。

 

何か隠すだけの過去があったのかは分からないが、ルイズの中に謎は深まるばかりである。考えてみれば、今ダークライについて分かる事は名前と攻撃方法だけ。その攻撃も原理が分からない物だった。魔法かどうかも怪しい。

 

何かを聞こうとするとはぐらかす所も、余計に不信感を煽っている。

 

 

「所在も教えてくれんか?」

 

「駄目ダ」

 

 

ダークライは本当にハルケギニアの生物なのだろうか?召喚魔法が成功して嬉しくて考えていなかったが、ダークライの見た目は聞いたことも見たこともないものだ。ハルケギニアに関わらず、別の大陸に存在する生物かどうかも怪しい。

 

 

「固いのぉ。なら召喚される前は何をしていたか位は教えてくれんか?」

 

「……」

 

「本題に入る為の大事な材料じゃ。過去に関する話はそれ以上しないと約束しよう。駄目かな?」

 

「……ソレダケナライイダロウ」

 

 

ダークライに対しての不信感が増して、ルイズはダークライの事を怖がっている事に気付いた。素性も晒さぬ喋る未確認生物。驚異的な攻撃力を持ち、人間を眠らせる力を使う。

 

 

「ふむ、そういう事じゃミスヴァリエール」

 

「……マスター、ドウシタ」

 

 

もしかしたら、人間に危害を加えていた生物だった?

 

 

(……馬鹿ね、私は)

 

 

フッと浮かんできた疑問を振り払う様に小さく頭をふる。目の前に居るのはルイズの使い魔であり、少ない時間ながらも自分に仕えてくれたダークライなのだ。昔は何かしていたのかも知れないが、今はルイズの家族である。例えそれがガンダールヴであろうと、なかろうと。

 

くだらない思考をした自分を嘲笑う様に小さく笑った。

 

 

「マスター」

 

「え、なに?」

 

 

ようやく聞こえたダークライの声によってルイズの思考は一時中断される。

 

その仕草で話を聞いていなかったと察したオスマンは小さく溜息を吐き、再度ルイズに説明した。

 

説明を聞いたルイズに断る理由は無い。実際、少しでもダークライの事を知りたいのだ。カンに障らない限りの話は出来るだけ聞きたい所である。

 

 

「……マスターガ言ウノナラバ仕方無シカ」

 

 

ダークライも少し不機嫌そうな目をしながらも、渋々受け入れてくれた。恐らくそれ程知って欲しくない訳では無いのだろう。

 

 

「ココニ呼バレル前、私ハ寿命ニヨッテ死ヲ迎エテイタ」

 

 

唐突に始まった説明は、ルイズを驚愕させるに足る物だった。

 

 

ダークライは、ディアルガとパルキアに対峙したアリシアが産まれる前からゴーディの庭に住んでいる。それも、アリシアの祖母であるアリスが少女の時から。

 

ルイズはディアルガとパルキアが去ってから約90年後にダークライを召喚したのだ。この時既にダークライの年齢は200を優に超えており、寿命は既にギリギリだった。その為、ダークライはゴーディの庭の思い入れのある木の下で死を迎えようとしていたのだ。

 

寿命が尽きる寸前、ルイズはダークライを召喚した。ダークライは意識を失っている状態で召喚されたのは、脳が極限まで弱っていたせいである。

 

普通ならば、ダークライは召喚されて数分もたたずに永遠の眠りにつく筈だった。それなのに数時間後に目が覚めて、今も尚技を出せるまでに動き回れるのは、ダークライ自身も不思議に思っていた。だがなんせよく分からない世界である為、寿命が伸びる事もあるのかと自分の中で結論付けていた。

 

勿論幾ら魔法が発展した世界でも寿命を引き伸ばす魔法なんて有りはしない。ダークライが気にしなくなっていた事でも、ルイズ達にとっては不思議な事象だ。

 

 

「やはり、儂の予想は正しかった様じゃ」

 

 

ダークライの説明を聞き終わり、驚きで言葉が出ないルイズとは違い、オスマンの中でピースが一つ埋まった。

 

長く伸びた白い顎髭をさすりながら、オスマンはルイズとダークライに改めて姿勢を正した。

 

 

「ダークライ君、君が自分の寿命について疑問を抱かなかった事については置いておくとして、君は今自分の寿命がどれくらいあると思っておる?」

 

「……分カラナイ」

 

「君が生き長らえているのは、ミスヴァリエールのお陰なのじゃよ」

 

「……え?」

 

「君がルーンを与えた事でダークライ君が生き長らえていると言う事じゃ」

 

 

先程から進み過ぎる話に、情報処理が追いつけないルイズに更に情報が乗せられる。

 

どういう事です?とルイズが尋ね、ダークライが疑問の目をオスマンに向けた。

 

 

「ダークライ君、君は何を武器にして戦う?」

 

「……私自身ガ武器ダ」

 

「だろうな、そこが大事なんじゃ。『ガンダールヴ』は様々な武器兵器を用いて主を守ったと聞く。武器を扱う者は武器と共に生きる者じゃ。恐らく、武器の取り扱いだけでなく武器兵器の整備も『ガンダールヴ』は出来ていたのじゃろうな」

 

「……どう言う事ですか?」

 

「簡単に言えば、今ダークライ君は『ガンダールヴ』に生かされておるのじゃよ。『ガンダールヴ』のルーンによってな」

 

 

……意味が分からない。とダークライは思った。まず『ガンダールヴ』自体知らないのだから当然といえば当然である。

 

しかしルイズは違う。ガンダールヴを知り、ダークライを知っているルイズはオスマンの言っている意味が理解出来た。

 

 

どこの世界でもプロと言う者は自分の商売道具を大切にする。日本の侍が自身の刀を命と称す様に、自分の道具には命をかける者がプロ又は上級者と言うものだ。それは、あらゆる兵器という名の道具を扱っていた『ガンダールヴ』も同様である。伝説とまで言われているのならば、尚更だろう。

 

『ガンダールヴ』は武器を扱う。そして、今ガンダールヴのルーンが焼き付いているダークライは道具は扱わない。代わりに自分の体一つで戦うのだ。つまり、彼にとっての武器はダークライ自身と言う事になる。

 

『ガンダールヴ』のルーンが、彼の無意識を操り『武器』を整備する事は全く不思議ではない。

 

だが、勿論疑問も出てくる。

 

 

「ですが、どうやってダークライの寿命を延ばしているんですか?」

 

 

誰もが思っただろう疑問をルイズはオスマンにぶつけた。

 

 

「それの答えは、恐らくコントラクトサーヴァントにあるじゃろ」

 

 

コントラクトサーヴァント、召喚した者を使い魔にする為に行うその魔法によって使い魔にルーンが刻まれる。ルーンは使い魔に自然に刻まれる訳ではない。主となる者が魔法を使い魔に流してルーンを刻むのだ。その際に流された魔力の余りは使い魔に残される。

 

『武器』を扱う為には武器であるダークライを整備する必要があった。ダークライの最大の欠陥であった寿命を延ばす為には、ダークライに残った魔力を用いて無理矢理心臓を動かしていたのだ。その証拠と言わんばかりに、ダークライのルーンは常に動いていた。24時間ダークライの心臓を動かす為だろう。

 

勿論これはオスマンの予想に過ぎない。しかし、今までのダークライの証言と常に稼働しているルーンの現状を照らし合わせれば、そうとしか言えなくなる。

 

 

「もし儂の予想が正しければ、ダークライ君の寿命かいつ尽きるか分からん。コントラクトサーヴァントに用いる魔法にそれ程力は使わない筈だから、もしかしたら明日にも寿命が尽きる可能性もあるのじゃ」

 

 

重く放たれたオスマンの言葉に、この部屋の者は誰も答えなかった。

 

元は死ぬ筈だった者が生きているのは喜ばしい。だが、いつ死ぬか分からない恐怖は、主のルイズにはとても大きかった。

 

出会って一日。それでもダークライには思い入れがある。大切に思っている。馬鹿にされていたルイズの元に来てくれた家族なのだ。

 

それなのに何時死ぬかも分からないなんて、信じたくなかった。認めたくない感情と、嘘だと言って欲しいと言う感情が混ざり合い、オスマンに返答は出来なかった。

 

 

「ナルホド、理解シタ。ソレデ他ニハ無イノカ?」

 

 

しかし、自分の事であるにも関わらずダークライは平然と受け入れ、次の話題へと移ろうとした。

 

 

「ダークライ、大丈夫なの?」

 

「何ガダ?」

 

「だって……自分が何時死ぬかも分からないんでしょ?」

 

 

当然の疑問である。恐らくオスマンも同じ疑問を浮かべたであろう。

 

これに対して、何を言っているんだと言わんばかりに首をかしげた。

 

 

「私ハ既ニ死ヲ受ケ入レタ身ダ、今更騒グ事デモ無イ。ソシテ私ガ近イ内ニ闇ニ帰ル事ガ確定情報ナラバ、一々悩ンデイル暇ハナイト思ワナイノカ?」

 

 

まるで普通と言わんばかりに自身の死を受け入れている。死の瀬戸際を体験している者だからこそ、生ある時間を有意義に過ごしたいと思うのだろう。元からダークライは他人に感情を表現しないポケモンであり、感情を必要としていないポケモンでもある。主がダークライを思っていようとも、言葉だけでは理解出来ないのがダークライだ。

 

だから気の聞いた言葉も出さなければ、ルイズの心境も分かる訳がない。そんな効率の良さを優先したダークライの言葉は、ルイズの心を落ち着かせた。

 

 

(……うん、やっぱりそうよね)

 

 

ダークライが絶望の声を上げるシーンなんてルイズは想像出来なかった。いつも通りの余裕の声はルイズの調子を元通りにした。

 

 

「時間を大切にしたいならもう少し主人に打ち解けてくれてもいいんじゃないの?」

 

「私ハ毛嫌イシテイルツモリハ無イ」

 

「なら証として少しは貴方の過去を話してくれてもいいでしょ?」

 

「……何時カナ」

 

「曖昧なのは駄目よ。今日、今日には話して頂戴!私は貴方の全てを受け入れたいのよ」

 

「……覚悟ハシテ置イテ貰ウゾ」

 

「どんな内容だろうと、貴方の主を止める気は無いから安心しなさい」

 

 

嫌われる事は百も承知である。しかし、誰かと親睦を深めるには嫌われる事も必要だとルイズは考えた。

 

嫌われても構いはしない。ダークライに心を開いて貰う為には、何をしてもいいと言う覚悟があった。

 

しっかりとした意思を持って、ダークライを見る。「お前に私の過去を受け止め切れるか」と、ダークライもルイズを品定めする様に見返していた。その目を真っ向から見て余裕の意味を込めて小さく笑ってやった。

 

 

「あ〜、ちょっとこっちに意識戻して貰えるかの?」

 

 

目で語り合う2人に置いてけぼりにされたオスマンは悲しそうな表情をしていた。

 

その声を聞いた2人は意識をオスマンに戻す。この2人、特にダークライは別にオスマンに言われなくてもオスマンから話を聞く気だったのだが。

 

 

「おほんッ、ダークライ君に質問じゃが、自分の残りの時間は分かるか?」

 

「分カラナイ。ダガ残リ少ナイノハ確カナヨウダ」

 

「何で?もしかして体に異変でもあるの?」

 

「イヤ、ナイ。タダ先ノ戦闘時ニコノ刻印ガ一層輝イタ。恐ラク私ニ割イテイタ力ヲ少々用イテ攻撃ノ威力ヲ上ゲタノダロウ。想定以上ニ威力ガ高カッタ」

 

「なるほど、何か意図的に発動できる条件があるのか……どちらにしても、君の中にある力を使うと言う事は自分の寿命を削る事に繋がる可能性があるの」

 

「なるべく戦闘は避けるべきですか?」

 

「そうじゃな。やむを得ない時は仕方ないが、無駄な争いは避けるのが懸命じゃろう。今回の様な決闘は特にな」

 

「後悔ハシテイナイ」

 

「そういう事を聞いている訳じゃ無いのじゃが……」

 

 

そこまで話して、ダークライはとある重大なことを思い出した。

 

 

「……ソウダ、アノ戦闘ハ洗濯物ヲ畳ム為ノ近道ノ筈ダッタノダ」

 

「ああ、元はと言えば決闘を承諾した理由は洗濯物を早く片付ける為だったわね」

 

「せ、洗濯物を畳むために決闘したのか?」

 

「早ク任務ヲ終ワラセル為ニ決闘ヲ受ケタニ過ギナイ」

 

 

今回はダークライが魔法の戦いに興味があった事もあり、積極的に決闘を受け入れた。もし洗濯物を畳むと言う急ぎの命令が無ければ、ダークライは別の手を使って場を収めてただろう。

 

自分の任務の存在に気付いたダークライは少しルイズの顔を見て、扉に視線を移した。

 

 

「……洗濯物、畳マナクテハ」

 

 

ダークライの中の優先順位が変わった。ボソリと呟いたダークライは部屋から出ようとフワフワと移動する。

 

ルイズが引き止めようとした時、ダークライが先手をとった。

 

 

「マスター、洗濯物ヲ畳ンダラ図書館ヘ行ッテモイイノカ?」

 

「いいけど、もう話は聞かなくていいの?」

 

「何時デモ聞ケル。私ハシエスタヲ待タセテイタ」

 

 

それだけ言い残し、ダークライは影となって扉の向こうへと消えて行った。

 

 

「ミスヴァリエール、君の使い魔は何時もあんなに切り替えが早いのか?」

 

「ええ、少ししか一緒に過ごしてませんが、ダークライは一つの事に一生懸命になると周りが見えなくなる様です」

 

「なるほどのぉ。働き者と言う訳か」

 

「実際、良く動いてくれます」

 

「……いい使い魔を持ったな」

 

「ええ……本当に嬉しいです」

 

 

ダークライの後ろ姿を見ながら、2人は小さく笑っていた。あの後ろ姿を見れるのはあと何回か分からないが、少しでもダークライと共に過ごそうと、心の中でルイズは誓った瞬間であった。

 

話はまた今度にしようとオスマンがルイズに言った事によって、ルイズは安堵の息を吐いた。

 

一先ず、ルイズが原因の決闘では無いためお咎めはなし。ダークライに罪があるのだが、何かしようものなら眠らされそうなのでダークライもお咎めなし。ギーシュも大衆の面前で醜態を晒されたと言う事もあり何もなかった。

 

今夜、どんな話をダークライから聞くのだろうと思考を巡らしている時、オスマンが何気なくルイズに言った。

 

 

「それで、追わなくて良いのか?」

 

 

扉から出ていったダークライをルイズが急いで追いかけて行ったのは、その数十秒後の事である。




後書きポケモン図鑑(マイナーポケモン編)

『パッチール』ぶちパンダポケモン
タイプ:ノーマル
高さ:1.1m
重さ:5.0kg
とくせい:マイペース

『図鑑説明』
一匹ずつブチ模様が違うと言われているポケモン。その数は単純計算でも4294967296通りいるとされる。クルクルと渦巻き状の目とフラフラした動きは敵を惑わせる効果があると言われている。しかし、パッチールはマイペースの特性を持っているため自らの動きで混乱する事は無い。全能力が全体的に低いため、余程の事が無い限りバトルで使うトレーナーはいない。その為、ポケモンの歴史とトレーナーの記憶から少しづつ姿を消している。
しかし、ポケモンドリームワールド(PDW)では稀に馬鹿力を覚えている事がある。夢特性が『あまのじゃく』の為、攻撃する度に攻撃力と防御力が上がっていく。そのためただ要らないと切り捨てるには勿体無い部分もあるポケモンである。(しかし基礎能力が低い為馬鹿力中に殺られる事もしばしば・・・(筆者検証済み))
可愛い見た目である為愛好家も居る様子。

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