IS 〈インフィニット・ストラトス〉 -造られた双子- 作:ark.knight
厨2病的な表現が含まれます
どうもクロエ・クロニクルです
黒様がいなくなってから私は自己嫌悪でダメになっていましたがセシリアさんとラウラさんのおかげで立ち直ることができました。今の私にはどうか黒様が生きていることしか祈ることしかできませんがせめてみなさんの力になれるように頑張ります
クロエはシャワーを浴び布団に入ろうとするとクロエの携帯に1通のメールが入る
「・・・誰でしょうかこんな時間に」
クロエは携帯を開く事無くそのまま布団に入り眠りについた。同時刻セシリアとラウラ、楯無のISにそれぞれ1通のメッセージが入るがみんな寝ていたため気付くことは無かった
その日の夜に女性権利団体の重役が3名行方不明になった
クロエは朝起きるとまず料理の準備をする。ある程度できたところで相部屋の本音を起こすがなかなか起きないため脅しをかける
「起きないと朝食抜きですよ!!」
「起きた!!」
勢いよく起きた本音はまだ眠たそうにうとうとしている
「顔洗ってきたら朝食にしますよ」
「わ~い・・・ふぁ~」
欠伸しながら洗面所までいく本音を見た後クロエはできた朝食をテーブルに置きカフェオレを淹れると本音が洗面所から出てくると椅子に座り朝食を食べ始める
「いふぁふぁふぃふぁ~ふ(いただきま~す)」
「深くは言わないですけど食べながらしゃべるのはやめてください」
「んぐ・・・は~い」
こうして朝食を取っていく。朝食を取り終えると2人は制服に着替えクロエは携帯をポケットに入れ部屋を出ていく。久しぶりの学校だが白から授業内容は教えて貰っていたため一応は内容は把握していたため問題は無いのだが黒がいないのが寂しいのか少し不安になっていた
「だいじょ~ぶだよクー、みんな優しいんだから~」
「わかってます・・・でも黒様がいないのがちょっと・・・」
「そうだよね・・・でも今はくろぽんが生きていることを祈ってるんでしょ~?」
「はい、それしか今の私にできることは無いですので」
「うん、さって~ついたね~」
そんなことを話していると1組に到着した。2人は教室の中に入るとそこには数人が教室に入っていたがその中でも特に気になったのは神妙な顔したセシリアとラウラがいた
「セッシーにラウラウはどうしたのかな~?」
「ん?ああクロエに本音か、おかしなものが送られてきてな」
「おかしなものですか?」
「わたくしの所にも来たのですよ、クロエさんに本音さんはどうですの?」
「きてないよ~クーは?」
「私は・・・」
クロエは携帯を開くと宛先不明のメールが1通届いていたそのメールを開くとこう書かれていた
これは黒歴史ならぬ嘘歴史
悪魔が生け贄なるのも何もかも嘘歴史
悪魔は嘘歴史を正し真の歴史にするため動き出す
「・・・意味不明な3文が書かれたメールが1通来てます」
「私たちのところにも来ているのだ、ISコアを通してな」
「見せていただけませんか?」
「いいぞ、これがそうだ」
ラウラとセシリアの奇妙な文章を見せてもらうとセシリアのにはこう書かれていた
自由を愛する悪魔は古き都のに恋い焦がれ訪れる
しかし悪魔には命令されて姿を見せない
その都に全てが揃い災厄が降り注ぐとき悪魔は姿を変え尾を喰らいながら現れる
続いてラウラのにはこう書かれていた
歴史が大きく変わるとき悪魔は突然現れる
その悪魔は宴で彼の地に力を振りまきやがて消え去る
暫しの眠りの後悪魔は英雄として再び現れる
「・・・なんだと思う?」
「分かるわけないじゃないですか」
「ですわよね、みなさんにでも聞いてみますか?」
「なら~かいちょ~にも聞いてみる~?」
「お願いしますわ本音さん」
「任されたのだ~!!」
本音は教室から出ていく、しばらくすると放送でクロエ、セシリア、ラウラの3人は放送で生徒会室に来るように放送が鳴る。その放送を聞き周りがざわめくがそれをお構いなしに教室から出ていき生徒会室に向かった
3人は生徒会室に着くとノックし入ると楯無だけが生徒会室に入ってきた
「おはよう3人とも、早速だけど奇妙な文を見せてもらえないかしら?」
「それではまず私から」
クロエが楯無に携帯を見せるとそれを紙に一字一句書き写す
「それじゃ次はラウラちゃん」
「私か」
ラウラはメッセージを見せるとまたしても紙に書き写す。書き写すのが終わるとセシリアを呼ぼうとするが先にセシリアがメッセージを出していたのでそれを書き写す
「意味不明ね」
「そうですわね、それでどうして今呼んだのですか?」
「ああそれね、実は私のところにもヘンテコなのが届いたのよ」
楯無はメッセージを3人に見せるとそこにはこう書かれていた
全てを知り考えろ
さすれば悪魔が生贄になった理由が明らかとなる
黒の銀が黒き雨に打たれ青い雫を流し欠片となり鍵となる
「生け贄ですか?」
「それよりも最後の1文はたぶんだけどあなたたちの事を差すと思うのよ」
「わたくしたち3人ですか?」
「そうよ、セシリアちゃんとラウラちゃんのIS<ブルー・ティアーズ>と<シュヴァルツェア・レーゲン>になぞらえるなら青き雫と黒き雨当てはまるのよ」
「それでしたら私はどうなんですか?」
「黒の銀・・・これは推測でしかないけど黒君のことに関連するのかしらね」
「黒様ですか?」
「あくまでも推測でしかないけどね。黒君とクロエちゃんの関係・・・というよりも黒君と3人の関係が知っている人から送られてきたんじゃないかしら?」
「そうなると1番怪しいのは黒君ね」
「黒兄貴がか?なんでだ?」
「そりゃ生死不明でISコアの反応もなく3人の関係を知っているというより張本人だからよ」
「といいますと黒さんは生きている可能性が大きいのですわね!?」
セシリアは机を強く叩くと全員が驚くとセシリアは咳払いし話を続ける
「んん・・・すみません。黒さんは生きているのですの?」
「さすがにそこまではわからないわ、この『全てを知り考えろ』の部分も引っかかるのよね」
「ただこの文の何が引っかかるというのだ?ただこの奇妙な文を解読するだけでいいのではないのか?」
「それなら簡単なんだけどどこまで解き明かせばいいのかが分からないのよ」
「そうですね、でももし黒様が生きているそれだけで私は一安心できます」
「それならよかったわ、さてそろそろ朝のSHRが始まるから戻った方がいいわね、3人は織斑先生が担当なんでしょ?」
「「「あぁ!?」」」
3人は顔を青くすると生徒会室を急いで出ていく
「それにしても訳の分からないものを送ってくるわね、もしこれが黒君への手掛かりだとするとなんで黒君がIS学園をでていったのかしら?分からないことばかりだわ、今はとりあえず戻りましょうか」
楯無も生徒会室を後にし教室へと戻っていくのであった
今回もお読みいただきありがとうございます
我ながらイタイ表現をしました
SSなんですからこれくらいいいですよね?