IS 〈インフィニット・ストラトス〉 -造られた双子- 作:ark.knight
投稿が遅くなってしまって申し訳ありませんでした!!
投稿が遅くなってしまった割に相変わらずの駄文になっています
どうも織斑千冬だ
今日はキャノンボール・ファストの開催日だが・・・いや私が不安がっていてはいけないな
まぁこの前みっちり扱いてやったし問題はないだろ
ん?手紙か何々・・・「千冬姉、1か月酒禁止にするぞ」・・・どうやって謝れば・・・いやあれはだな・・・
クロエは朝起床すると既に黒は起きていて部屋にはいなかった
「あれ黒様はどこにいったのでしょう?」
「クーちゃんおっは~」
「ひゃぁぁ!!」
どこからともなく現れた束に驚きを隠せないクロエ
「どこからでてきたんですか!?」
「んっふっふ~這いよる天災、篠ノ之束さんだよ?束さんはどこにでもいてどこにもいないのだ!!ぶいぶい!!」
束はダブルピースをしてくるがクロエはそんなのをお構いなしに再びベッドの中に潜る
「あっれークーちゃんが反抗期かな?それなら束さんは悲しいよ」
「私は反抗期じゃありません」
「それはいいけどさ、クーちゃん時計見た?」
「時計ですか?」
クロエが時計を見ると既に9時を回っており顔を青くする
「もうすぐ始まってしまうじゃないですか!?束様どうして起こしてくれなかったんですか!!」
「起こしたけど何度も寝ちゃうからね~もちろんくー君も起こしたよ?」
「わかりましたこれは私のミスですね。とりあえず着替えますので束様はこの部屋から出ていってください」
「え~やだよ、クーちゃんのお着替えを堪能するんだから!!」
「織斑先生に報告してもいいですか?」
「ちーちゃんだけは勘弁して」
「ならわかりますよね?」
「ちぇ~」
束はしょぼくれながら部屋から出ていくのを確認するとクロエは大急ぎで制服に着替えると部屋から出ていくのであった
この頃黒は1人でアリーナのピットにいた
「そろそろですね」
『そうだな旦那』
黒はトイフェル・シュヴァルツを展開しピットから出ていくと既に他の専用機持ちは野外アリーナの空中で待機していた
「お待たせしましたね」
『まぁ例に漏れず誰にも聞こえてないんだがな』
「それもそうですね、さて並びますか」
それぞれスタートラインに立つとカウントが始まる。カウントが終わりブザーが鳴ると一斉にスタートを切る
「さてさてみなさんはどのように動くんでしょうね?」
黒は最初のキャノンボール・ファストの練習と同じく最後尾について様子をうかがっていた。コースの案内に従ってレースを続行していくと市街地に向かうために海上に出るとそこには無数のバルーンが置かれていた
「・・・これ殺しにかかってませんかね」
『さてなこれにどんな意図があるのか知らんけど』
「面倒なんでこれで意地悪しますか」
黒はカリーナ=アンを展開するとバルーンに向けて弾頭を射出するといい感じに誘爆していき先行していた全員を巻き込むとそのまま全員を抜かし先頭になり瞬時加速で差をつけると後方から1つのレーザーが黒の横を掠めていく
「これはセシリア嬢ですか。少し遊んでやりますか」
『ほどほどにな?』
黒はカリーナ=アンを量子化しエボニー&アイボリーを展開しセンサーで後方を確認すると黒に向かって攻撃する準備をしているいつものメンバーに白がいた
『またしても熱狂的なファンが大勢で来たな』
「こんなにいらないですよ!!」
黒は後方からの実弾やレーザーの類の攻撃を避けていくと再びバルーンが現れるが黒は遠回りしながら当たらない距離で進むが後方との距離が縮まってしまう
「少し厄介ですかゲージでも貯めますか」
『そうしとけや』
「それではこうしますよ!!」
市街地方向に背中を向け振り返ると集中し始めエボニー&アイボリーを構える
「jack pot!!」
黒はまず白目掛けてレーザー状の弾丸を射出すると白は回避しようとしバルーンの無い左側に避けようとするが黒の放った弾丸は白の避けた方向に曲がり被弾させる
「甘いですよ弟よそんなことは誰でも考えられる範疇ですよ、それにしてもGS以外でも偏向制御射撃ができるようになってましたね」
『旦那が何回も撃ってるうちにできるようになったんじゃねぇのか?まぁそれでも現状だと偏向制御射撃が出来んのは旦那ぐらいじゃないのか?』
「小耳に挟んだ話ですがどこかの代表候補生はできるみたいですよ」
『なら現状は2人なのかね』
「みたいですね・・・おっと危ないですね」
黒は次々に攻撃を避けるか相殺していくと市街地上空に入るとバルーンはなくなるが直線のコースではなくなり複雑なコースとなっていた
「TSならこんなコース余裕なんですが意外に大変ですね!!」
『どれだけ俺が凄いかわかったか?』
「痛いほど分かりましたよ、どれだけ『D』が凄いのかと生身が楽だというかが分かりましたよ」
『そっちもかい』
「そりゃそうですよ」
『さいですか、つまんねぇの』
「すみまっ!?」
ちょうど折り返し地点にさしかかると7機のISがこちらの方にやってくる
「打鉄にラファール7機ですか」
『やっちまいな旦那、今なら40秒できるぜ?』
「今はいいですよ、後ろにもいますし」
少しすると後方から専用機持ちが集まる
「さて数ではこちらの方が有利ですがどうするんですかね?」
「おい黒!!あれって襲撃者ってことでいいのか?」
一夏が黒に近づいて話しかけてくる
「たぶんそうですが周囲を警戒してください、あれについては私と弟でなんとかします」
「わかった、千冬姉にも通信を入れておくぞ」
「お願いします、行きますよ弟よ!!」
「ヒャッハー!!襲撃者は消毒だー!!」
黒と白は7機のISに向かっていくと相手はガルムを展開し発砲してくると黒と白はそれぞれに別れ回避行動を取る
「やられるだけなのも癪ですしお相手さんは殺す気で来てるはずですので全力で行ってもいいですよね」
黒はリベリオンを展開すると打鉄に刺突しながら接近していく
「スティンガー!!」
「きゃぁ!!何してくれんのよ!!」
黒の攻撃は回避されなぜか大声で逆ギレされ切りつけられるがそれを避け思いっきり蹴りつけ吹き飛ばす
「それはこっちのセリフなんですが」
「い、今の蹴り何なのよ!?SEがかなり減ったんだけど!!」
「教えてほしいですか?まぁ教えませんがね」
「きぃー!!あなたたちこっちのもやりなさい!!」
打鉄に乗っている相手が合図を出すと上空から学園祭でも襲撃してきた無人機が目視だけでも30を超える数が降ってきた
「これなら数でも圧倒してるし勝てるわよ!!」
「知ってますか?争いは同じレベルの人間でしか起きないんですよ?」
「それくらい知ってるわよ!!さっさとやっておしまい!!」
無人機は一斉に黒と白に両手をかざすとビームの射出準備に入る
(さすがに市街地に被害を出すのはマズいですよね、やるなら今ですか)
センサーを確認すると後方から一夏と箒、鈴、ラウラ、簪の5人こちらに近づいてくるのが見え後方でセシリアとシャルロットが支援攻撃する準備をしていた
「仕方ありませんね
幸いにもさっきの蹴りでゲージが満タンになり最大値で発動した黒は周囲の時間が停止したような程のスローモーションになるとアグニ&ルドラを展開し瞬時加速で無人機の群れに近づくと何度も何度も斬りつけ破壊していく。市街地方向に被害を出しそうな無人機をすべて破壊するとQSの効果が切れ全ての動きが元通りになった
「撃破数23ですか。1体につき約3秒前後ですか」
元に戻った後はそのまま無人機を破壊していくがラファールによる銃撃で少しづつSEを減らしながら破壊していく
「さて
『センサー越しで確認はしてっけどよ。なんか嫌な感じがするぜ』
「そうですか?」
黒は周囲の確認をし始めるとまたしても無人機が20機ほどこちらに降りてくるのが見える。先にいた最後の無人機は箒と一夏が落とした。現状でわかる相手の戦力はこれからやってくる無人機と2世代機に乗っている7人だけになった
「面倒ですね。QSは一度きりですし今展開を解除すると蜂の巣になりそうで怖いですね」
『さっきから小蠅うるせぇな、旦那落としちまえ』
「仕方ないですが落ちてまらいますよ!!」
先ほどからこちらに弾丸を射出してきている無人機に黒はアグニ&ルドラを構え斬撃を加え両腕を破壊すると自爆しその爆風に巻き込まれSEが100を切ってしまい所々装甲が剝がれてしまった
『痛ってぇなおい!!』
「そういえばこの前自爆したのを忘れていましたよ」
『しっかりしてくれよ旦那』
「すみませんね、さて被弾しないように破壊しますよ」
アグニ&ルドラを量子化しリベリオンを展開するとブーメランのように無人機に投げつけ次々と破壊していく。同じく白や一夏達も無人機を破壊して行くのが見えた
「そろそろ終いにしましょうか」
『SEもやべぇしな』
「それもそうですね」
無人機がまたしても全て破壊したところで残った相手が退散していくのが見えた
「さてレースを再開しますか。それにしてもここの担当の教員は何も助けてくれなかったですね」
『なんかきな臭ぇがとりあえず俺たちも行くか』
「そうですね、っとその前に1つ食べておきましょうか」
黒はおもむろにウロボロスを出すと無人機を丸ごと1つ破壊し飲み込んでいった
『おいおいなんだそりゃ』
「年1ぐらいでこうしてやらないと暴走するらしいのでこうやっているんですよ」
黒はウロボロスを解除するとウォレットチェーンに戻ると先に行ってしまった専用機持ちの後ろを追いかけていく
(それにしても面倒でしたね、まったくもって疲れるだけですしどうしてやりましょうかね?)
そう考え市街地から海上に出て追いかけていくとナニカが当たる感覚が走りトイフェル・シュヴァルツが強制解除され海に真っ逆さまに落ちていく
「ぐふ・・・」
黒が自分の体を確認すると急所は外れているものの3本の剣が背中から刺さっていた
「マズイ・・・ですね・・・」
黒はみんなが学園の方に向かっていくのを遠目に見ながら海に水柱を上げ血をまき散らし海に沈んでいった。この映像が学園の全校生徒がいるアリーナで映し出されているのも知らずに
今回もお読みいただきありがとうございます
次回分もすぐに投稿できるように頑張ります