IS 〈インフィニット・ストラトス〉 -造られた双子-   作:ark.knight

51 / 107

黒ラヴァーズとはしばらくイチャイチャさせようと思います


第51話

 

 

どうもクロエ・クロニクルです

今日から2週間海外を旅行・・・もといISのデータを収集する旅に向かいます

そういえばいつ二次移行したのでしょう?

 

黒、クロエ、セシリアは学園と街に繋がるモノレール駅の前で待機していた

 

「水野さん遅いですね」

 

「そういえば水野さんというのはどちらでしょう?」

 

「346プロの私の上司です」

 

「そうなんですの?」

 

「そうですよ。人を見る目は一流みたいです」

 

「そうかもしれませんね。なにせ黒様と白様をスカウトしたお方なんですから」

 

「その判断基準はどうなんですの?でもそうかもしれませんわ」

 

駅付近に1台の大型車が止まると水野Pがその車から降りてくる

 

「黒さん、お待たせしました」

 

「お久しぶりです水野さん」

 

「そのお2人が同行者ですか?」

 

「ええ」

 

「初めまして346プロのプロデューサーをしております水野晟といいます」

 

「私はクロエ・クロニクルです」

 

「わたくしはセシリア・オルコットですわ」

 

「・・・何かこうティンときますね」

 

「今回はスカウトはご遠慮ください」

 

「黒さんが目はいいと言っていた意味が分かった気がします」

 

「そんなこと言ってたのかい?嬉しい限りだね」

 

「・・・一夏様を彷彿させる何かを感じますね」

 

「なんだか貶された気がするけどまぁいいや。3人とも車に乗って」

 

「了解です。行きますよクロエにセシリア嬢」

 

3人が車に乗り込んだ後に水野Pが助手席に乗り込む

 

「待たせたね美世」

 

「別にいいよ。それじゃあとばしていくよ!!」

 

「今日は客人もいるんだからやめろ」

 

「はーい」

 

「どうも双葉黒です」

 

「初めましてクロエ・クロニクルです」

 

「セシリア・オルコットですわ」

 

「メイドさんチックな子にお嬢様ねー。私は原田美世(はらだみよ)だよ。趣味は車やバイクいじりね」

 

「それじゃあ安全運転でよろしくね美世」

 

「任せてよね」

 

車がゆっくりと動き出し空港に向けて走り出す

 

「そういえば黒さんと白さんのデビューが決定したよ」

 

「そうなんですか?」

 

「おめでとうございます黒様」

 

「ありがとうございますクロエ」

 

「うん、えっとコンセプトは騎士だね」

 

水野Pは黒に資料を渡してくる

 

「衣装は軽甲冑をモデルとしたもので動きやすさを重視したものだよ」

 

衣装イメージとして全体的に黒い装備になっており動きやすいように関節部は取り外されており手の部分はレザーグローブに、足の部分は自由になっていた

 

「これって甲冑なんでしょうか?」

 

「甲冑というより軽装メイルかな」

 

「一度着てみないとわかりませんね。弟はこの衣装が白になったものですか?」

 

「そうですね。今度346に来た時にまた説明しますね」

 

「了解です」

 

「そういえば黒君はさ私と同い年なんだっけ?」

 

「今は21ですがそうなんですか?」

 

「そうだよ。同い年同士頑張ろうね」

 

「ええ」

 

「比奈も同い年なんだよな」

 

「意外といるものなんですね」

 

「黒さん、わかっておりますよね?」

 

「なにがですか?」

 

「無暗にフラグを立てないでくださいね」

 

「フラグですか?」

 

「・・・そっちもそんな感じなんだ」

 

「そっちもといいますと・・・」

 

クロエとセシリアは水野Pに視線を向ける

 

「お互いに頑張ろうねクロエさんにセシリアさん」

 

「私達の心配はいりませんよ」

 

クロエは黒の腕に抱き着く

 

「増えるかどうかの心配ですので」

 

「黒さん、もしかしてだけどクロエさんって彼女さん?」

 

「そうですよ。それと」

 

黒はセシリアを抱き寄せる

 

「セシリア嬢もですけど」

 

「マジっすか!?」

 

「黒君って女誑しなの?」

 

「案外そうなのかもしれません。今付き合っているのは3人ですし」

 

「3人もいるの!?」

 

「お嬢様にメイド、後はどんな属性なんだか」

 

「簡単にいうと勘違いが多いい軍人ですね」

 

「・・・まさかのチョイス」

 

「これがハーレムってやつなんだね。でも法律的に大丈夫なの?」

 

「問題ありませんよ」

 

「黒さん、問題しかないよね!?」

 

「こういう時しか役に立ちませんが自由国籍って便利ですよ」

 

「うわぁ・・・」

 

「ファンになる人には我慢してもらうしかないね」

 

「そうそういないでしょう」

 

「私達はファンになりますよ」

 

「そうですわ」

 

「ありがとうございます」

 

「イチャつき始めたね。なんだろう凄い妬ましいな」

 

「ちくしょう!!俺には彼女すら夢のまた夢なのに」

 

「Pさん、そのーわ、私でよけr「そういえばそろそろ空港だな美世」・・・うん、そうだね」

 

(((これは酷い。一夏(さん)(様)より酷いかも・・・)))

 

「そういえば黒さんはどのクラスに乗るんだい?」

 

「わたくしの自家用ジェットで行きますわ」

 

「・・・さすがお嬢様」

 

「これくらいどうということありませんわ」

 

「私達はエコノミークラスのチケット買っていますよ?」

 

「なんですって!?」

 

「どうしましょうかね?」

 

「これは酷い」

 

「ど、ど、どどうしましょう!?」

 

「キャンセルしましょうか。それでいいですかクロエ」

 

「いいですよ」

 

「そういえば黒さん。なんでオルコットさんに「セシリア嬢」と呼んでるんですか?」

 

「初対面の時からこう呼んでいたのでその延長線ですよ」

 

「黒様に喧嘩を吹っかけてきたのは怒りを覚えましたが」

 

「あの時はすみませんでした」

 

「へぇーそんなことがあったんだ」

 

「その後にちゃんと和解して今に至りますよ」

 

「羨ましいね」

 

「ほいっと、空港に到着したよ」

 

「ありがとうございます」

 

美世を除いた4人が降りると1人のメイドが出迎える

 

「お待ちしておりましたセシリアお嬢様」

 

「チェルシー!!」

 

セシリアがメイドに近寄って抱き着く

 

「それじゃあ俺はもう行くね」

 

「はい、それでは」

 

水野Pは空港の中に入っていく

 

「あなたが双葉黒様ですね。私はチェルシー・ブランケットと申します」

 

「どうも初めまして」

 

「あなたの事はお嬢様からお聞きしております」

 

「そうですか」

 

「私は特に言うことはありませんがお嬢様と末永くお願いしますね」

 

「かしこまりましたブランケットさん」

 

「チェルシー///」

 

「私の事はチェルシーでかまいません」

 

「分かりましたチェルシーさん」

 

「では向かいましょう」

 

4人は自家用ジェットのところまで向かった

 

 

 

4人が自家用ジェットに乗ると操縦者が現れる

 

「ども今回のフライトを担当する者です」

 

「よろしくお願いします」

 

「それではそろそろ発進しますのでお席に着いてシートベルト着用してください」

 

それぞれ席に着きシートベルトを閉めると動き始める

 

「もう少ししたらシートベルトを外していいですよ」

 

「みなさんお飲み物はどうでしょう?」

 

「そうですね、いただきますね」

 

「かしこまりました。後でご用意します」

 

「ありがとうございます」

 

「黒様、外綺麗ですよ」

 

クロエは窓の外を見ると徐々に空港が小さくなっていく光景と共に広大な海が広がっていく

 

「クロエはこういった光景は初めてですか?」

 

「はい」

 

「この世界にはこういった景色があるのですよ。世界中を旅するといいものですよ」

 

「そういえば黒さんは世界中を旅していましたわね」

 

「楽しかったですよ。弟が奇行に走りそうになりましたけど」

 

「白様は何をしようとしたんですか?」

 

「某巨大な一枚岩を破壊しようとするし、某墓場の呪いを無効化しながら探索しようとするしで大変でしたよ」

 

「なにしてるんですか!?」

 

「白さんも意外と規格外ですわね」

 

「仕方ないですよ私の弟ですし」

 

「「そうですね(わね)」」

 

「お飲み物をお持ちしました」

 

チェルシーが3人に紅茶を淹れて持ってきた

 

「ありがとうございます」

 

「チェルシーも一緒にいかかです?」

 

「いいのですか?」

 

「わたくしがいいと言っているのですのよ?」

 

「かしこまりましたお嬢様」

 

チェルシーが席に座る

 

「そういえばイギリスでは4日間滞在しますが2日目にIS委員会に向かいますね」

 

「そういえば本当の目的はISのデータ取りでしたわね」

 

「案内は私にお任せください」

 

「いいのですか?」

 

「お嬢様の旦那様のためです」

 

「チェルシー!?」

 

『おいおいメイドさんよ、ナビだったら俺がするから安心しな』

 

「誰ですか!?」

 

「『D』勝手に喋るんじゃありませんよ」

 

『いいじゃねぇかよ』

 

「この声はいったい?」

 

「このISのコア人格です」

 

黒はチェルシーにISの待機状態であるブレスレットを見せる

 

『どうも俺は「D」だ』

 

「『D』ですか。初めまして」

 

「『D』IS委員会では喋らないでくださいね。面倒ですし」

 

『分かってるよ。それとこのジェットの操縦者もな』

 

「な、なんのことですか?」

 

『俺にはわかってんだよ。あんたがIS委員会の回しもんだってことがよ』

 

「バレてしまいましたね・・・仕方ありませんね。私はこのことを話しませんよ」

 

「ありがとうございます。それと後でじっくりと『おはなし』しましょうね」

 

(こりゃ無理か・・・詰んだわ)

 

「さてスパイが発覚したところで少し私は眠りますね」

 

「かしこまりました。ご到着したら起こしますね」

 

「お願いします」

 

黒はアイマスクを付けて座椅子を倒し眠りについた

 

「セシリアお嬢様はこの方のどこがお好きになられたのですか?」

 

「急に振ってきましたわね!?・・・そうですわね、どんなところでもお強いところですわね。それでもってたまに抜けているところもあり、わたくしたちを助けてくれたりしてくれるところですわね」

 

「そうですか」

 

「・・・一応まだ起きてますよ」

 

「ふぇ!?」

 

「そう思ってもらえてありがたいですよ、セシリア」

 

「ここで呼び捨てもズルいですわ///」

 

「知らんな。それではお休みなさい」

 

黒は今度こそ眠りにつく。この後イギリスに到着するまで寝ていた黒だがその間は3人によるガールズトークが開かれていた。

 

 




今回もお読みいただきありがとうございます

元データが消失したせいで駄文が更に駄文になってしまいますがご了承ください

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。