IS 〈インフィニット・ストラトス〉 -造られた双子- 作:ark.knight
第4話
これまた
あれから黒は束にISのプログラミング、整備、開発に関しての知識を叩きこまれた。
白は適当に訓練をしたりして遊んでた。 くそ野郎め
クロエはISに関する特記事項などの再確認、黒による料理スキルの上達をしていた。
「明日からIS学園に入学だな、兄貴」
「そうだな、それに伴い寮生活となるがその準備はしたか弟よ」
「やべぇ、してねぇ」
「さっさとして来い」
「ああ、してくる」
といい部屋を退出した白と入れ替えに扉に誰かがノックしてきた
「だれですか?」
「もすもすひねもす~、束さんだよ~」
「私もいます」
「クロエと束さんでしたか、いま開けます」
「はいはい~」
「夜分遅くに申し訳ありません」
「どうしましたか?」
「こっちは報告だよ~」
「なんでしょうか?」
「来週までには専用機を渡せるから」
「ありがとうございます」
「うむ、よきにはからえ~」
「はは~」
「それはさておき、本題はクーちゃんだよ」
「どうした、クロエ?」
「い、一緒に寝ていただけないでしょうか?///」
「なにがあった?」
「慣れない環境に行くことに怖がってるみたいだね」
「そうですか、いいよクロエ」
「あ、ありがとうございます!!///」
「それじゃあ、あとは2人でごゆっくり~」
「「ちょっと、束さん(様)!?」」
などとふざけたことを言い退出していった
ふと黒はクロエを見ると茹蛸みたいに顔を赤くしていた
「大丈夫かクロエ?」
「束様のバカ///」
「まぁ、とりあえずもう遅いし寝ようかベット使っていいから」
「それですと黒様はどこで寝るのでしょうか?」
「ソファ?」
「一緒にベットで寝ましょう!!」
「・・・わかったよ」
たぶん、いや絶対一緒に寝ると言うまでこの問答が続くと予想し早めに折れた黒
「このベット狭いから多少密着するぞ」
「か、かまいません///」
「早く来なさいクロエ」
「は、はい!!///」
一緒にベットに潜り
「おやすみクロエ」
「お、おやすみなさい黒様」
疲れていたのかすぐに安定した呼吸となり寝てしまった
「やっぱり緊張していたか、すまんなクロエ。おやすみ」
入学式当日
「なぁ、兄貴」
「なんだ、弟よ」
「俺ら3人とも同じクラスだな」
「そうだな、クロエ大丈夫か?」
「今のところは視線が辛いくらいです」
「「そうだな、おれらは珍獣扱いだもんな」」
いままでIS学園には男子生徒は存在していなかった
それもあるだろうけど何より双子のため余計に視線を集めていた
「そこまでは言いません」
「さいですか」
「そろそろ、1-1に着くぞ」
「楽にいさせてくれよ」
「諦めろ」
「なん・・・だと・・・!!」
そんなことを言いつつ自分のクラスに着いた。黒板には自分の席が書かれており
真ん中の前から1つ後ろが黒、その右にクロエ、黒の後ろに白という席順であった
黒の前の席というと・・・
「おまえらが双子の男性操縦者か!!」
と安堵したような顔をしながらこちらを見てきた
「あなたは?」
「俺は織斑一夏だ、一夏って呼んでくれ」
「私は双葉黒です」
「俺は双葉白で黒の弟だ、よろしくな一夏」
「おう、こちらこそよろしくな」
自己紹介を終えると鐘がなると同時に教員が入ってきた
「皆さん揃ってますね、それではSHRをはじめますよー」
白「ビューティフォー(小声)」
おい弟よ、雪山に行ってスナイプしてろとか思いつつ先生の自己紹介が始まった
「私はこの一年一組の副担任を担当する
「・・・・・・・」
静かになるなよとか思いながら
「よろしくっす、せんせー」
ナイスだ弟よ、これで山田先生も気が楽になるだろう
「は、はいっ、それじゃ出席番号順に自己紹介をお願いしますね」
(一夏はこの空気に吞まれてるな、それきたぞ)
「織斑くん、織斑くーん?織斑くんっ!織斑 一夏くんっ!?」
「は、はいっ!!」
「あ、あの、お、大声出しちゃってごめんなさい。お、怒ってる?怒ってるかな?ゴメンね、ゴメンね?で、でもね自己紹介が「あ」から始まって今「お」の織斑くんなんだよね。だからね、ゴメンね?自己紹介してくれるかな?ダメかな?」
「いや・・・そんなに謝らないでくださいよ、自己紹介しますから」
「本当ですか?本当ですね?や、約束ですよ、絶対ですよ!!」
いや先生弱気になりすぎですよ、もう少し気楽にしましょうよと思っていたら
「えっと、織斑一夏です、よろしくお願いします」
「「おいおい」」
と言った瞬間に一夏の背後にスーツ姿の女性が立ち
「お前は満足に自己紹介できないのか!!」
といった瞬間に手に持っていた出席簿を振り下ろすが
「体罰はダメですよ、織斑先生」
と白刃取りをする。出席簿なのに白刃とはこれいかに・・・
「なっ!?、貴様やるな」
「ゲェッ関羽!?」
「誰が三国志の英雄か!!馬鹿者!!」
と空いてる左手で頭を掴もうとするも
「だから体罰ダメ絶対っすよ」
「貴様もか!?」
「ナイスだ弟よ」
「そっちこそ」
「た、助かった2人とも!!」
「「おまえは言動に気をつけろ!!」」
「は、はい!!」
「織斑先生、もう会議は終えられたのですか?」
「あぁ、山田くん。クラスの挨拶を押し付けてすまなかった」
「諸君、私が織斑 千冬だ。君達カラ付きのヒヨコ共を一年で使えるヒヨコにするのが私の仕事だ。私の言うことは絶対だ。反論は許さん。返事はハイかYesのみだ。出来ない奴はみっちり扱いてやるからな?」
たぶんこの学年の統括者だとか思っていたら
「キャーーーーー!千冬さま!本物の千冬様よ!!」
「ずっとファンでした!!」
「私、お姉さまに憧れてこの学園に来たんです!北九州から!!」
「「音響兵器並みだと!?」」
((あ、やばい鼓膜が痛くなってきた))
ふとクロエの方を見ると目を回していた
「クロエ!?」
「はっ、どうなさいましたか黒様」
「クロエが目を回していたからな、あれは仕方ない音響兵器並みだった」
「そ、そうでしたか」
おいみんなクロエが軽くひいてるぞ
「毎年毎年、よくもこれだけ似た様なのを集められるな…わざとか?」
「キャーーーーー!お姉様!もっと叱って!罵って!」
「でも時には優しくして甘えさせて!!」
「そしてつけ上がらないように躾してぇ!!!」
「なんで千冬姉がこんなァー!!」
「織斑先生と呼べ、馬鹿者」
すまん、マモレナカッタ…
「マム・イエス・マム・・・」
「もしかして、織斑君って千冬様の・・・」
「だったら、千冬様の弟だからISを・・・」
「そしたらあの双子の辻褄があわないじゃない・・・」
そんなことをぼやいている女子たちに自己紹介をしますか
「はい、それでは自己紹介いたします。双葉黒と申します。趣味は武道です。今年1年間と短いですがよろしくお願い致します」
「同じく自己紹介するよ。双葉白で黒の弟っす。趣味は兄貴と同じく武道っす。性格上、自堕落ですがよろしくっす。ちなみに兄弟揃って二十歳っす」
「「「「「はたちぃ!?」」」」」
「自由に旅をしていたら二十歳になり、とある事故でISに触れたら起動させてしまいました」
「その後とある研究者に拾われてただいま専用機製作中っす」
「「「「「しかも専用機持ちぃ!?」」」」」
「「それでは(そんなんで)自己紹介を終了します(するっす)」」
((ノータイムでアドリブで対応する、これが我ら兄弟のなせる技よ))
「さぁ、SHRは終わりだ。諸君らにはこれからみっちりと基礎知識を頭に叩き込んでもらう。その後実機を用いた実習となるが、基本動作は半月でこなしてもらう。良ければ返事をしろ。まずくても返事だ。私の言葉は絶対だからな」
SHR終了後
「あぁ、面倒なことになった・・・」
「どうしました一夏?」
「諦めたらそこで試合終了だじぇ~」
「よく気楽になれるな黒、白」
「「慣れですよ(だ)」」
などと会話していると1人のポニテ少女が来て
「・・・・・・ちょっといいか?」
「もしかして箒か?」
白(箒・・・束の妹か!?)
「此処ではなんだ、外で話したい」
「ああわかった、行ってくる黒、白」
「ああ」
「いってらしゃーい」
さてと少し作戦を・・・
「ちょっとよろしくて?」
「なんでしょうか?セシリア・オルコット嬢」
「まぁ、礼儀正しくてよろしわね」
「なぁ兄貴、誰だこいつ」
今、名前をいっただろうが!!
「わたくしを知らないですって!?なら教えて差し上げましょう。わたくしはセシリア・オルコット。イギリス代表候補生にして、入試主席のわたくしを知らないと?」
「申し訳ありません、この愚弟が不躾なばかりにご迷惑をおかけしました」
「ふん、そこまで謝るなら許して差し上げますわ」
「そうか、質問していいか」
「えぇ、下々の者の要求に応えるのも貴族の務め。質問に答えて差し上げましょう」
「その妙に上から目線が気になるがいいや、あんたと軍z「バカ野郎」・・・ん?」
「その質問はアウトだ」
「さいで、なら自分がこの学年で最強だとおもう?」
「あたりまえですわそn(キーンコーンカーン)・・・くっ、次の休み時間覚悟なさい、逃げないことね!!」
こりゃ面倒だ、そう思いながら次の授業に取り掛かるのであった
場面が変わり
「さて完成したよ、はー君とくー君の専用機!!あの2人以外には使いこなせない使用だね~、あした直に届けにいこ~と!!」
今回も読んでいただきありがとうございます
投稿が遅いとか言ってたくせに日刊ペースとかおかしいですかね?
つい筆が進んでしまいました