IS 〈インフィニット・ストラトス〉 -造られた双子-   作:ark.knight

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今回は白涙目の展開とTSの初使用となります


第25話

黒はクロエがいるであろう場所にいた

 

「お待ちしておりました黒様」

 

「すみませんが移動しますよ」

 

「どちらにでしょうか?」

 

「アリーナ付近の日陰に行きますよ」

 

「わかりました」

 

「そこでデュノアさんとの交流会をするみたいです」

 

「ではいきましょう」

 

黒とクロエはアリーナの方へと向かう

 

 

 

アリーナの方に行くと一夏達がいた

 

「お~い、黒にクロエ~」

 

「そこでしたか」

 

黒とクロエは一夏のいる日陰に向かう

 

「遅れて申し訳ありません」

 

「いいのよ黒」

 

黒が座るとセシリアとクロエが両隣に座ってくる

 

「それじゃあ食うか」

 

「「「「「「「いただきます」」」」」」」

 

各々弁当や菓子パンを食べている

 

「黒さん」

 

「何でしょうかセシリア嬢」

 

「これをどうぞお食べください」

 

セシリアは黒にサンドイッチを差し出す

 

「ありがとうございますセシリア嬢」

 

黒はサンドイッチを食べる

 

「お味はいかがですか?」

 

「セシリア嬢・・・あーん」

 

黒は自分が食べたサンドイッチをセシリアに近づける

 

「えぇ!?・・・あ、あーん///」

 

「ずるいです黒様!!」

 

セシリアは差し出されたサンドイッチを食べ、顔を青くする

 

「・・・・・・」

 

「セシリア嬢・・・味見しましたか」

 

「・・・してませんでしたわ」

 

「これでもですかクロエ」

 

「すみませんでした黒様」

 

「疲れました・・・」

 

「「「「うわぁ・・・」」」」

 

「そういえば皆さんに話があります」

 

「なにかな黒?」

 

「デュノアさんの歓迎会を開きたいと思いますが来ますか?」

 

「「「「「行きます!!」」」」」

 

「いいの黒?」

 

「いいから提案をしているのですよ」

 

「ありがとうな黒」

 

「大丈夫ですよデュノアさん」

 

「黒さんが料理を振る舞うのです?」

 

「ええ10人前ですね」

 

「あと3人は誰だよ」

 

「あとは白に簪さん、あと楯無会長ですね」

 

「生徒会長も来るの!?」

 

「ええ、みなさんと交流を持ちたいそうです」

 

「黒様」

 

「なんでしょうかクロエ」

 

「いつ会長と知り合いになられたのですか?」

 

「一夏のクラス代表就任パーティの時に抜け出しました時ですね」

 

「あの時ですわね」

 

「簪って誰だ?」

 

「4組にいる代表候補生ですよ一夏」

 

「そうなのか」

 

「さてもうすぐで午後の実習が始まりますよ」

 

「ほんとだ」

 

「それではお先に」

 

「待ってください黒様!!」

 

こうして黒はアリーナに向かう

 

 

 

時は過ぎ(キング・クリムゾン)、放課後である

 

「訓練を開始します。今日は時間の都合上セシリア嬢と鈴さん、デュノアさんの3人だけです」

 

「んで黒、何やんのよ」

 

「回避・防御訓練です」

 

「なによそれ」

 

「ルールは簡単です。私の攻撃からひたすら回避または防御してください。それとあなたたちの武器の使用は禁止させていただきます」

 

「はぁ!?そんなの必要ないわね」

 

「とりあえず1度は経験してもらいます」

 

「わかったわよ」

 

「もし2分間1度の被弾無しでいられたらこの訓練を免除してもいいですよ」

 

「やってやるわよ!!」

 

「では鈴さんからでいいですか?」

 

「いいわよ」

 

「それ以外の方は控えてください」

 

一夏達はピットの中に入っていく

 

「ではこちらの兵装を紹介いたします。近接にリベリオンにネヴァン、遠距離にエボニー&アイボリーとスパイラルです。スタイルはGSとします」

 

ピット内の一夏、箒、セシリアが青ざめる

 

「まじか・・・」

 

「どうしたの一夏?」

 

「あ、あれは・・・」

 

「あれがどうしたの?」

 

「GSか。鈴、骨は拾ってやる」

 

「箒!?不吉だよ!?」

 

「ではいいですね鈴さん」

 

(ピット内で不吉な会話が聞こえるわね)

 

「いつでもかかってきなさい!!」

 

「クロエ、測定を」

 

「かしこまりました黒様」

 

黒はスパイラルを展開する

 

「いきますよ」

 

黒は鈴の移動先に発砲していく

 

「危ないわね。これが訓練なの?簡単すぎない?」

 

「さてあと20ですね」

 

黒は発砲を続ける

 

「簡単ね!!」

 

「あと8か」

 

黒はスパイラルを量子化し、エボニー&アイボリーを展開する

 

「あと5・・・Jack Pot!!」

 

「当たらないわよ!?」

 

直線攻撃と思われた銃撃が()()()()被弾し失速する

 

「くっ!!」

 

「終いですね」

 

「何が!?」

 

先ほど放たれたスパイラルの複数の銃弾に跳ね返ってきて当たってしまいSEが半分を切った

 

「終了です」

 

「黒様、タイムは27秒です」

 

「何なのよ今のは!!」

 

「スパイラルの跳弾とエボニー&アイボリーの偏向制御射撃ですが」

 

「全方向っておかしいわよ!!」

 

「シールドを張れば偏向制御射撃は止められて、跳弾も食らいませんでしたよね」

 

「ぐぬぬ・・・」

 

「次はデュノアさんです」

 

「ぼ、僕!?」

 

「はい、ルールは同じです」

 

「わ、わかった」

 

デュノアは専用機IS<ラファール・リヴァイブ・カスタム>を展開して出てくる

 

「いきますよ」

 

「・・・待って黒。お客さんだよ」

 

デュノアは黒の後ろを指さしすると後ろにはラウラがいた

 

「織斑一夏・・・貴様は専用機持ちだったな・・・私と戦え!!」

 

「ボーデヴィッヒさん、今は私たちの貸し切りですのでご退出願います」

 

「断る!!」

 

「そうですか」

 

「邪魔するなら貴様も!!」

 

『そこの生徒!!何をしている!!』

 

「糞!!・・・双葉黒、次は邪魔してくれるなよ」

 

「そちらが先に邪魔してきたのですが」

 

「ふん!!」

 

ラウラはピットに戻っていく

 

「さて再開しますよ」

 

「いつでもいいよ!!」

 

「では開幕ネヴァンで行かせてもらいます」

 

黒はネヴァンを展開する

 

「随分と禍々しいギターだね」

 

「癖は強いですが舐めてかかるとすぐ落ちますよ」

 

「だろうね」

 

黒はネヴァンを鳴らし始める

 

「ではこれからいきます」

 

さらにネヴァンを鳴らし蝙蝠を召喚する

 

「え!?蝙蝠!?」

 

「行きなさい」

 

召喚した蝙蝠をデュノアに追尾させる

 

「いやぁぁぁぁ!!」

 

「前方注意ですよ?」

 

黒はさらに鳴らし落雷を起こしデュノアに被弾させる

 

「きゃぁぁ!!」

 

「今度は後方注意?」

 

「ぎゃぁぁぁ!!」

 

追尾してきた蝙蝠にも被弾しSEが半分になる

 

「終了です」

 

「シャルル様のタイムは28秒です」

 

「怖いよ!!なにあの蝙蝠!!」

 

「セシリア嬢と同じ反応ですね」

 

「・・・はぁ」

 

「最後にセシリア嬢ですね」

 

「・・・行ってまいります」

 

「あなたも開幕ネヴァンですよ」

 

「もう自棄ですわ!!どこからでもかかってきなさいな!!」

 

「ではいきます」

 

黒はネヴァンを鳴らし始め、蝙蝠を召喚し追尾させる

 

「蝙蝠は時間で消えますわ!!それまで・・・」

 

「今回はそれだけではないですよ?」

 

セシリアが黒から目を離した隙にエボニー&アイボリーを展開していた

 

「え?」

 

「前方注意です」

 

黒はセシリアの移動先に発砲した

 

「!!・・・危ないですわね!!」

 

「まだですよ」

 

今度はネヴァンが握られ蝙蝠を召喚されていた

 

「早いですわよ!?」

 

「包囲されてますよ?」

 

「んな!?」

 

包囲していた蝙蝠が次々と突撃してきてSEが半分になる

 

「終了ですね」

 

「ただいまのタイムは42秒です」

 

「開幕ネヴァンの全体記録更新ですね」

 

「・・・あまり褒められている気がしませんわね」

 

「今までは誰も30秒を越してないのです。一夏でさえ」

 

「そうですわね」

 

「さてこれで・・・」

 

「ちょっと待ちなさいよ」

 

「どうしました鈴さん」

 

「訓練は受け入れてあげるわ。だけどあんたはできるの?」

 

「できますよ」

 

「なら証明してみなさいよ」

 

「では攻撃役を鈴さんお願いしますね」

 

「やってやるわよ!!さっきの恨み晴らしてやる!!」

 

「では準備してきますね」

 

「いいわよ」

 

黒はピットに戻った

 

「ねえ黒」

 

「なんでしょうかデュノアさん」

 

「GSって何?」

 

「あとで説明します。さて本邦初披露のTSでいきますか」

 

「黒、まだ隠してたのか」

 

「本音を言いますと正直使いたくありません」

 

「なんでですの?」

 

「変態機動になるからです」

 

「へ、変態?」

 

「見てればわかりますよ」

 

黒はピットから出ていく

 

「来ましたよ」

 

「いくわよ!!」

 

開始と同時に龍砲を撃ってくるが回避される

 

「まだまだ!!」

 

「さていきますよ!!」

 

黒は龍砲を避け瞬時加速をする

 

「瞬時加速は直線でしか移動できないのよ!!」

 

「そうですか?」

 

黒は移動先に撃たれた龍砲を90度方向転換して避ける

 

「はぁ!?」

 

「攻撃の手が止まっていますよ?」

 

「むっかぁぁ!!」

 

何度も何度も龍砲を撃たれるが回避されていく

 

「これでも食らえぇ!!」

 

「連結青龍刀ですか」

 

鈴は連結した青龍刀を投擲してくる

 

「これは双天牙月だ!!」

 

「そうですか」

 

「これでも食らえ!!」

 

鈴は双天牙月の軌道に誘導するように龍砲を撃つ

 

「まだまだですね」

 

「なんですって!?」

 

黒は鈴に接近していき鈴の両腕を掴む

 

「これで終いですよ」

 

黒は両腕を掴んだままその場で180度回転した

 

「無茶苦茶だ!!」

 

「知らんよ」

 

鈴は自分の投擲した双天牙月を食らう

 

「もう2分以上経ってますがどうします?」

 

「・・・降参するわ」

 

「これでわかりましたか?」

 

「痛いほどわかったわよ。あんたには敵わないわ、実力でも言動でも」

 

「わかっていただきありがとうございます」

 

「それと、あれなによ!?」

 

「あれとは?」

 

「いろんな方向に瞬時加速したやつよ!!」

 

「あとで説明いたしますので今はピットに戻りますよ」

 

2人はピットに戻る

 

「お疲れ黒に鈴」

 

「出迎えありがとうございますデュノアさん」

 

「さぁ、説明してもらうわよ」

 

「わかりました。---」

 

黒はシュヴァルツの説明をした

 

「・・・なにそのチートは」

 

「最初に戦った時はわたくしも驚きましたわ」

 

「RGの性能は段違いだね黒」

 

「黒、防御型なのに最大火力が出せるとかおかしいぞ」

 

「なのに今度は多方面に瞬時加速可能なスタイル」

 

「「「「「チートだ(よ)(ですわ)!!」」」」」

 

「弟の機体もおかしいですけれども」

 

「そうでしたわ・・・」

 

「なにかあったのかセシリア」

 

「白さんの単一仕様能力は黒さんに匹敵しますわね・・・」

 

「確かにあれはな」

 

「発動したと思ったら瞬時加速を超える速度で接近されましたわ」

 

「はぁ!?」

 

「なにこのチート兄弟は」

 

「まぁチートと言われてもおかしくないですよね黒様」

 

「みなさん好き勝手に言いますね。明後日の訓練で覚えてなさい」

 

「「「「「「「あ・・・」」」」」」」

 

「さて今日は帰りますよ」

 

「そうですわね」

 

「デュノアさんいいですか?」

 

「なにかな?」

 

「今日私の部屋に来ていただけませんか?」

 

「そうだね。こっちも話したいことがあるから」

 

こうしてこの日の訓練を終えて寮に戻っていく

 

 




今回もお読みいただきありがとうございます

黒と白のスタイルはどれも強いですがちゃんとした弱点があります

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