IS 〈インフィニット・ストラトス〉 -造られた双子-   作:ark.knight

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クラス対抗戦が始まります

新たにキャラが登場します


第21話

どうも織斑一夏です

今日はクラス対抗戦で、そろそろ対戦表が発表されるんですが

ぶっちゃけ白と黒が対戦相手にいない時点でだいぶ気が楽です

 

この頃一夏は1組の控室に黒と箒と一緒にいた。白が控室に入ってきた

 

「おい一夏」

 

「どうした白」

 

「鈴が来てるぞ」

 

「鈴が?すこし行ってくる」

 

一夏が出ていく

 

「はぁ・・・」

 

「どうした箒」

 

「鈴さん絡みですか?」

 

「そうだ」

 

「箒さんも頑張ってくださいね」

 

「支援はしてやんよ」

 

「ありがとう白」

 

「そうだ箒と兄貴に報告しとくわ」

 

「なんでしょう弟よ」

 

「束と恋人関係になったから」

 

「なんだって!?」

 

「やりますね弟よ」

 

「どやぁ」

 

「なんでだ・・・」

 

「なんでって惚れられたからだが」

 

「いつだ!!」

 

「俺が怪我した時だな」

 

「概ねあの時の怪我も束さんを庇ったものでしょう」

 

「そゆこと」

 

「さてそろそろですね」

 

モニターに対戦表が表示された。一夏の対戦相手は鈴であった

 

「こんなこともあるものなのですね」

 

「こwwwれwwwわwww」

 

「笑いすぎだぞ白」

 

「さて一夏に教えに行ってまいります」

 

黒は控室を出ると鈴と言い争ってる一夏がいた

 

「だから約束は覚えていただろ!!」

 

「覚えていても意味が違うのよ!!」

 

「それこそ説明しろよ!!」

 

「説明は、その・・・」

 

「んじゃ、俺が勝ったら説明してもらうからな!!」

 

「んな!?」

 

「いやなのか?」

 

「そんなわけないわよ!!そっちこそ負けたら謝ってもらうからねこの馬鹿!!」

 

「うっさい!!この『貧乳』が!!」

 

「一夏」

 

「なんだ黒」

 

「そこに正座しなさい」

 

「はぁ?」

 

「ここで私に攻撃されるのと説教、どっちがいいですか?」

 

「すみません・・・」

 

「一夏あんたね!!」

 

鈴は専用機IS<甲龍(シェンロン)>を部分展開する

 

「鈴さん」

 

「なによ!!」

 

「あなたは部分展開をしてどうするつもりですか?」

 

「一夏を殴る!!」

 

「一夏を殺す気ですか?」

 

「あ?」

 

「いま一夏は生身ですよ。もし攻撃するのでしたら多分一夏は死ぬでしょう」

 

「・・・あ」

 

「一夏には懇切丁寧に説教をしてあげますのでどうかお許しを」

 

「わかったわよ。一夏今日の試合で覚えていなさいよ!!」

 

鈴が去っていく

 

「とりあえず控室に行きますよ」

 

「はい・・・」

 

「説教はいずれまたしますので」

 

「・・・」

 

「あと一夏、あなたは今日の第2試合目ですよ」

 

「発表されたのか?」

 

「対戦相手は鈴さんです」

 

「な、なんだって!!」

 

「今までの訓練を思い出していきなさい」

 

「ああ!!」

 

「控室に行きなさい」

 

「今日は勝ってみせるぜ黒」

 

「私は観客席で見ていますので」

 

黒は観客席に向かう

 

 

 

時は過ぎて第1試合が終了した

 

黒は観客席にいた。黒は列の端に座りその隣にクロエ、セシリアが座っている

 

「4組の代表はやはり候補生でしたね黒様」

 

「そうだよ~」

 

なぜか後ろには本が座っていた

 

「本音さん知っているのですか?」

 

「かんちゃんはお嬢様の妹だよ~」

 

「お嬢様とは?」

 

「楯無かいちょーのことだよ~」

 

「妹さんですか、名前は?」

 

「簪っていうんだ~」

 

「ありがとうございます、お礼に今度プリンを作りましょうか?」

 

「いいの!!」

 

「はい、いいですよ」

 

「本音」

 

黒は本音と話していると後ろから声が聞こえる

 

「あ、かんちゃん~」

 

「どうも初めまして簪さん」

 

「えっと・・・あなたは・・・」

 

「私は双葉黒と申します」

 

「こちら、クロエ・クロニクルと申します」

 

「わたくしはセシリア・オルコットですわ」

 

「は、はぁ」

 

「先ほどの試合はお見事でした」

 

「すごかったよ~かんちゃん」

 

「そうでもない・・・それにお姉ちゃんみたく・・・」

 

(姉の楯無さんと比較してるのか。概ね親からかまたは姉からか・・・)

 

「もぉ~暗くなっちゃだめだよ~」

 

「うるさい・・・」

 

「うぅ・・・」

 

「あなたはあなた、姉は姉ですよ簪さん」

 

「え?」

 

「とりあえずお座りください」

 

黒は自分の前の席に座るように諭す

 

「ありがとう・・・それで・・・今のはどういう意味?」

 

「そのままの意味ですよ、あなたにはあなたの在り方があります」

 

「・・・」

 

「それに対してあなたの姉である楯無さんには楯無さんなりの在り方があります」

 

「それでも!!お姉ちゃんは!!」

 

「それが例えあなたを突き放すことになってもですよ」

 

「・・・え?」

 

「私には全てはわかりません。これが正解かももわからないです」

 

「そう・・・」

 

「さて第2試合目が始まりますよ」

 

「待って・・・」

 

「なんでしょうか?」

 

「なんで・・・肩入れするの?」

 

「気まぐれで自由人ですので」

 

「は?」

 

「簪さん、黒さんはこういう方ですわ。ですけれどその方にあったアドバイスを欠かしませんのよ」

 

「やめてください、恥ずかしいですので」

 

「素晴らしいではないですか黒様」

 

「私は楽しくみんなが幸せでいられるようにしているだけですので」

 

「くろぽん~それも十分恥ずかしいよ~」

 

「私の生き方ですので恥ずかしくありませんよ」

 

「黒・・・」

 

「なんでしょうか」

 

「あなた・・・面白いね」

 

簪は笑顔をつくる

 

「あぁ~!!かんちゃんが笑った!!」

 

「「黒様(さん)!!」」

 

クロエとセシリアが頬を膨らませ怒った

 

「私がどうしようと自由でしょうに」

 

「そうですが」

 

「それとこれはまた別ですわ!!」

 

「修羅場は苦手です」

 

「でできたよ~」

 

本音さんが一夏と鈴が出てきたを教えてくれた。ありがとう本音さんあなたへのお礼は倍にしときます

 

「一夏、慢心してはだめですよ」

 

「ここで・・・言っても・・・意味ない?」

 

「そうですわね」

 

「単なる祈りですよ」

 

一夏は雪片二型を鈴は対の青龍刀を構える

 

「青龍刀ですか、柄の部分が気になりますね」

 

「どうしてです?」

 

「双剣はわかるのですが柄の後端部が片方だけ異様に長いように見えます」

 

「「「見えないです(わ)(けど・・・)」」」

 

「試合が始まりますね」

 

試合が始まり互いに突撃していく

 

「さて、どちらが勝つと思いますか簪さん」

 

「え?・・・鈴さん?」

 

「そうですか、本音さんは?」

 

「いっちーと言いたいけど~リンリンかな~」

 

「パンダみたいですわね」

 

「ふたりともそこまでですよ」

 

鈴は青龍刀を連結させブーメランみたく投擲した

 

「双剣にもできて、あのように投擲武器にもできるのですか」

 

「面倒ですわね」

 

「でも黒様もしてましたよね」

 

「しましたよ」

 

「すご~い!!くろぽんあんなことできるの~!!」

 

「黒・・・何者なの?」

 

「気まぐれな自由人です」

 

「嘘ですのでお気をつけてくださいまし」

 

「酷いですね」

 

(これは訓練で晴らしましょう)

 

「一夏さんが動きだしましたわ」

 

「そうですね」

 

「投擲武器を誘ってから叩き落す。訓練と同じやり方ですね」

 

「どんな訓練を・・・してるの?」

 

「ありとあらゆる回避・防御方法を教えました」

 

「そ、そうなの」

 

「一夏様が接近しますね」

 

一夏が接近するも何故か吹き飛ばされる

 

「ん?今のはなんでしょう?」

 

「た、多分・・・龍砲」

 

「なんですかそれは」

 

「所謂衝撃砲・・・空気を圧縮して・・・砲身を作り空気圧で・・・攻撃する第3世代兵器」

 

「物知りですわね簪さん」

 

「ISを1人で作ってるから調べた」

 

「1人でですか!?」

 

「凄いですね」

 

「凄くない・・・お姉ちゃんもできる」

 

「そうですか」

 

「黒様もできますよね」

 

「まあ、それなりの設備があればですけど」

 

「さてそろそろか」

 

「なにが?」

 

「訓練中に仕込んだ瞬時加速がでますよ」

 

「え!?」

 

一夏は龍砲を回避し瞬時加速をし鈴に接近する

 

「終いですね」

 

ドゴン!!

 

「なんですの今のは!?」

 

「アリーナのシールドが破られましたね」

 

アリーナの中央に巨大な全身装甲型のISが着地した

 

-緊急事態発生、危険レベルDと判定、生徒は速やかに退避してください-

 

観客席側のシャッターが完全に降りなかった

 

「なんでシャッターが降りないの!?」

 

「落ちつきなさい簪さん。たぶんハッキングを受けているのでしょう」

 

「早く逃げましょう黒様!!」

 

「先に行ってなさい」

 

「・・・わかりました」

 

「くろぽん生きててね」

 

「ご心配ありがとうございます」

 

黒はアリーナに残っていた

 

「さて白と連絡しますか」

 

ISの個人秘匿通信回線(プライベートチャンネル)を使い白に連絡をとった

 

「弟よ」

 

『なんだ兄貴』

 

「箒が暴走しないように拘束しときなさい」

 

『織斑先生にお目付け役を任せてた後だ』

 

「了解です」

 

『俺は生徒の救援に向かう』

 

「わかりました、では・・・」

 

『兄貴は潰しにいくんだろ』

 

「そうですね。行ってきます」

 

『ああ行って来い兄貴』

 

個人秘匿通信回線を切りアリーナ中央に向かう

 

 




今回もお読みいただきありがとうございます

初登場の更識簪です
うぷ主がISで特に気に入っているキャラです

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