IS 〈インフィニット・ストラトス〉 -造られた双子-   作:ark.knight

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第20話

 

どうも双葉白っす

昨日(第19話)で束が恋人になりました~

ですがどうも頭の怪我が酷いみたいですが、とりあえず包帯ぐるぐる巻きで登校しますか

 

白はあの後からずっと医務室で休んでいた

 

「はー君、今日ぐらい学校休んだら?」

 

「そうもいかんよ」

 

「わかったよ、でも無理しないでね」

 

「はいよ」

 

白は医務室から出ていく

 

「心配だな~、監視しながら箒ちゃんの専用機でも作ろーっと」

 

 

 

 

黒とクロエ、セシリアは教室で待機していた

 

「白様は大丈夫でしょうか?」

 

「何かあったのですか黒さん?」

 

「弟が昨日意識不明になりまして」

 

「はいぃ!?」

 

「もう復活してるので大丈夫ですよ」

 

「・・・あなた達兄弟には驚かされてばかりですよ」

 

「いい刺激になりましたか?」

 

「勘弁してくださいまし」

 

教室の扉が開き白が入ってくる

 

「おはよーさん」

 

「白さん!?」

 

「どうしたセシリア?」

 

「その包帯は・・・」

 

「ああ昨日後ろから木刀で殴られた」

 

「大丈夫ですの?」

 

「頭痛が酷いだけだが」

 

「・・・」

 

「本人が大丈夫って言ってんだから大丈夫だ」

 

「はぁ」

 

「弟よ、1つ報告があります」

 

「なんだ兄貴」

 

「義妹と会いました」

 

「ふぁ!?」

 

「再来週また会いに行きますので予定を開けるように」

 

「はいよ、あのニート元気にしてたか?」

 

「一応働いてました」

 

「なんでや!?一番ありえない選択肢やろ!!」

 

「まぁ、今度会いに行きますよ」

 

「おう」

 

次は一夏と箒、鈴が教室に入ってくる

 

「おはよ・・・白、どうしたそれ!!」

 

「後ろから木刀で殴られた」

 

「大丈夫なのあんた!?」

 

「死にかけたぞ」

 

「随分軽いな白」

 

「まぁこうして生きてるし大丈夫だろ」

 

「それもそうね」

 

「あと鈴そろそろ時間だぞ」

 

「おおっと。そうね、んじゃまたね」

 

鈴と入れ替わりに千冬が教室に入ってくる

 

「双葉弟、怪我は大丈夫か?」

 

「頭痛が酷いっす」

 

「そうか無理するなよ」

 

「ういっす」

 

「それではSHRを始めるわかっていると思うが今週にクラス対抗戦が開催される。織斑頑張れよ」

 

「はい!!」

 

 

 

時間が過ぎて放課後

 

一夏は鈴に連れられていった。鈴曰く、話があるそうだ

白は怪我のため訓練は無しだ

 

「さてクロエにセシリア嬢、箒さん今日からは一夏の訓練をメインとさせていただきます」

 

「そうだな一夏には勝ってもらわないとな」

 

「そうですわね」

 

黒は懐からたばこを取り出し地べたに座る

 

「ここでたばこを吸うな」

 

「どうせここもガンパウダー臭くなるんですから大丈夫でしょう」

 

「屁理屈ですよ黒様」

 

「屁理屈も理屈ですよ」

 

「物は言いようですわね」

 

「そうです」

 

一夏がアリーナに走ってくる

 

「おーい」

 

「来ましたね」

 

「なんだ吸ってるのか」

 

「遅くなると思いましたので」

 

「一夏さん、鈴さんと何を話してたのです?」

 

「少し口論になってな、今回のクラス対抗戦で勝った方に1つなんでも言うことを聞く権利を得る賭けをしてな」

 

「ふざけるな一夏!!」

 

「そんなに怒るなよ箒、俺はこの賭けで鈴がなんで怒っているのか聞くだけだ」

 

「はぁ、そんなの決まっていますわ」

 

「分かるのかセシリア!?教えてくれ」

 

「嫌ですわ。あなた自身が頑張って知るべきですよ」

 

「そうですね、その賭けに勝てるようにしましょう」

 

「おう助かるぜ」

 

(この朴念神がイジメますか)

 

「そうですね、回避訓練も今日で最後です」

 

「本当か!!」

 

「今日は2分間地上だけで逃げてください。一夏の武器は使用不可とします」

 

「は?」

 

「対して私の武器はこの『ウロボロス』と「鐚」です」

 

黒は蛇のような鎖と異様な形の苦無を取り出す

 

「どうしてISを使わないんだよ」

 

「とりあえず白式を纏って全速力で動いてください。油断したら即終了ですよ」

 

「あ、ああ」

 

一夏は白式で走行を開始する

 

「さてクロエ開始の合図をお願いします」

 

「はい。それでは開始!!」

 

「さて鐚の力を使いますか」

 

黒は鐚を自身の鳩尾の少し上に刺した

 

「はぁ!?」

 

「黒さん何をしてますの!?」

 

「・・・・・・」

 

黒は常人では捉えることが出来ないスピードで白式に接近する

 

「なんで白式と同じ速度で走れてんだよ!!」

 

「・・・・・・」

 

「くそ!!」

 

黒はウロボロスを一夏に向けて射出して一夏を捕らえ地面に叩きつける

 

「うっそぉ!!」

 

「墜ちなさい」

 

「だぁぁ!!」

 

「大蛇武錬殲!!」

 

連続で踏みつけられ、最後に蹴り飛ばされ壁に激突する

 

「・・・ふぅ」

 

「おい一夏!!大丈夫か!?」

 

「すまねぇ箒」

 

「な、なんですの?今のは」

 

「あれが私のスペックの一部です」

 

「黒、貴様!!」

 

「大丈夫だ箒。どこか油断してたみたいだ」

 

「そうですね、大丈夫ですか一夏」

 

「ああ・・・てかなんだよそれ!?」

 

一夏は黒に刺さっている鐚を指さす

 

「これは『鐚』といい凶悪な物ですよ」

 

「なんで凶悪なんですの」

 

「これの使用者は強制的に生かされ回復し続け死ぬことを許しません」

 

「「「はい!?」」」

 

「その上、ある程度身体能力を底上げします」

 

「だから白式に追いつけましたのね」

 

「それは鐚無しでもできますよ」

 

「「「・・・」」」

 

「ただ、体力的問題がありまして致し方なく使用しました」

 

「そうか」

 

「一夏、もう一度しますよ」

 

「まじか」

 

「この訓練を終えれば、後はあなたの得意分野ですよ」

 

「OK、やってやるさ」

 

 

 

空も暗くなり、もうアリーナの閉館時間となった

 

「はぁはぁ、これで・・・どうだ黒」

 

「及第点ですね」

 

「これでか・・・」

 

「何度か攻撃を食らっての合格ですからね」

 

「そうか」

 

「ですがこれで鈴さんに勝てる確率が上がったでしょう」

 

「サンキューな黒」

 

「勝ってからその言葉を貰います」

 

「それより飯行こうぜ」

 

「今日はクロエが作ってくれているので私達の部屋に来てください」

 

「ああ、シャワー浴びてから行く」

 

黒と一夏はアリーナを出ていく

 

 

 

今日の訓練に参加していた一夏、セシリア、箒の3人が1049室に来ていた

 

「「「「「いただきます」」」」」

 

「今日は豚の生姜焼きです」

 

「美味いなクロエ」

 

「ありがとうございます箒様」

 

「ぐぬぬ・・・」

 

「どうしましたセシリア嬢」

 

「料理をさせていただいたのですが・・・」

 

黒い物体(ダークマター)を生成したので破棄させていただきました」

 

「そうでしたか、クロエと同じですね」

 

「黒様!?」

 

「どういうことですか?」

 

「クロエは最初、勘だけで料理してましたよ。その際に一度無味無臭の料理を作りまして」

 

「わぁぁぁ!!」

 

「なにを入れたんだか」

 

「無味無臭って素材の味すら消したのか・・・」

 

「いやぁぁぁ!!」

 

「ですがキチンと分量や手順を学び、こうして上手になりました」

 

「そうですか、これも黒さんが教えたのですの?」

 

「いいえ、レシピ本を使いましたよ」

 

「まぁ、基本に基づけば大抵のことはできるからな」

 

「「女子力高いですね(わね)!!」」

 

「普通ではないのか?」

 

「「箒さんも!?」」

 

「何事も経験ですよ、セシリア嬢」

 

「頑張ってみますわ」

 

 

 

夕飯を食べ終え各々自分の部屋へと帰っていく

 

「クロエどうしてむくれてるんだ?」

 

「黒様に辱められたからです」

 

「すまなかったクロエ」

 

黒はクロエに近づき頭を撫でる

 

「もう///」

 

「さてそろそろ寝ますか」

 

「そうですね黒様、一緒に寝てもよろしいですか?」

 

「いいよクロエ」

 

「そ、それでは///」

 

黒とクロエは一緒布団に潜った

 

「黒様抱き着いてもいいですか?///」

 

「ご自由に」

 

「それではお休みなさいませ黒様」

 

「お休みクロエ」

 

 

 




次回クラス対抗戦です

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