IS 〈インフィニット・ストラトス〉 -造られた双子-   作:ark.knight

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今回から第2章です


第3章 -クラス対抗戦-
第15話


 

 

どうも、双葉白っす

なにやら朝から食堂が騒がしいので突貫してみます

どうせ一夏がラッキースケベでもしてるんだろうな~

 

白が食堂に入ると見たことないツインテールの少女がいた

 

「ようやく来たわね!!」

 

「あんた誰?」

 

「・・・すみません、人違いでした」

 

「一夏待ちか?」

 

「そ、そうよ」

 

「なら一緒に食うか?」

 

「は?」

 

「毎朝一夏、箒と飯食ってんだよ」

 

「いいの?」

 

「かまわんさ」

 

(修羅場になりそうだしな~)

 

ゲスイ顔になる白とそれを見ていたツインテ少女

 

「あんた、顔が酷いことになってるわよ」

 

「おっとすまんな」

 

「適当に飯取ってくるから席とっててくれ」

 

「わかったわよ」

 

白は朝ごはんを取りに行く

 

「そういえば名前聞いてなかったわ。まぁ、適当に座りますか」

 

席をみつけ座ってると白がご飯をもってやってくる

 

「待たせたな」

 

「いや、そこまで待ってないわよ」

 

「そういや名乗ってなかったな双葉白だ」

 

「そう、わたしは凰 鈴音(ファン リンイン)よ。鈴でいいわ」

 

「へいよ鈴」

 

「あんたが男性IS操縦者か」

 

「ここにはいないが兄貴、まぁ双葉黒もいるぞ」

 

「兄弟なの?」

 

「双子の認識でよろしく」

 

「わかったわ」

 

白が朝ご飯を食べようとすると一夏と箒が来る

 

「おはよう白・・・って鈴か?」

 

「久しぶり一夏」

 

「お前どうしたんだよ」

 

「どうしたんだよって転校してきたのよ」

 

「転校!?」

 

「これでも中国の代表候補生なんだから」

 

「鈴が!?すげー」

 

「なぁ、一夏」

 

「なんだ箒」

 

「この女は誰だ」

 

「誰って幼馴染だが」

 

「幼馴染は私だろ!!」

 

「箒はファースト幼馴染、鈴がセカンド幼馴染だ」

 

「そ、そうか」

 

「あんた箒でいいわよね」

 

「ああ」

 

「もしかしてあんた()なの?」

 

「鈴、貴様()か」

 

なんだろなー視線で火花を散らしてるよ、コワイナー

 

「とりあえず、飯食おうぜ」

 

「腹減ったからな~」

 

「お2人さん飯取ってこいよ」

 

「ああ」

 

「そうね、行ってくるわ」

 

鈴と箒が朝食を取りに長蛇の列に並ぶ

 

「なあ、一夏」

 

「なんだ白」

 

「好きな奴いんのか?」

 

「「「「「ガタッ」」」」」

 

周囲の女子が聞き耳を立て聞いていた

 

「そうだな、みんな好きだぞ」

 

「「「「「ガタッ」」」」」

 

みんなこけたよ

 

「そうじゃなくて『Like』じゃなくて『Love』の方だよ」

 

「ん~、俺にそんな感情抱く奴なんていないだろ」

 

ドンガラガッシャーン

 

おいおい、どこぞのトップアイドルみたいなこけ方したぞ

 

「そうか?」

 

「ただ、これからはわからん」

 

「・・・そうだな」

 

「とりあえず2人も戻ってきてるし食うか」

 

こうして朝食の時間が過ぎていく

 

 

 

時間は過ぎ登校し席についていた

 

「鈴、2組だったのか」

 

「今月のクラス対抗戦危ういですね、一夏」

 

「なんでだ?」

 

「そうですね、もし代表候補生がいないクラスに代表候補生が来たらどうします?」

 

「歓迎するだろ」

 

「クラス対抗戦の話ですよ?」

 

「そりゃあ任せるだろうな」

 

「今のところ代表候補生は1,2,4組しかいません」

 

「ってことは!!」

 

「多分ですが鈴さんがクラス代表になるでしょうね」

 

「まじか・・・」

 

「その為の訓練ですよ」

 

「そうだな」

 

急に教室のドアが開く

 

「一夏、あんたクラス代表みたいね」

 

「そうだが、どうした鈴」

 

「私2組のクラス代表になったから」

 

「まじか」

 

「まじよ、容赦しないからね」

 

「それはいいですが鈴さん」

 

黒が立ち上がり鈴に近づく

 

「あんたが双葉黒ね」

 

「そうですが、とりあえず後ろを振り返ることをお勧めいたします」

 

「なによ」

 

鈴の後ろには織斑先生がいた

 

「さっさと自分のクラスに戻らんか」

 

出席簿を振り下ろすが、黒に止められる

 

「先生」

 

「なんだ双葉兄」

 

「昨日のようになりたいと見受けられますが」

 

「・・・さっさと戻れ、小娘」

 

「は、はい」

 

「次はありませんからね、織斑先生」

 

にっこりと笑うが目に光が無く、千冬に対して殺気を当てる

 

「も、もう勘弁してくれ」

 

「ならあの約束を守ってください」

 

「はい・・・」

 

一夏はこのような光景を見て驚愕していた

 

「黒、お前何をしたんだ?」

 

「説教ですよ」

 

「・・・あれか」

 

「あれ以上の事をしましたよ」

 

「「「!!」」」

 

以前説教を受けた一夏、箒、それに白が身震いした

 

「とりあえずSHRを始めてください先生」

 

「あ、ああ」

 

クラスのみんなが心を合わせて思った

 

(((((一番怒らせていけないのは織斑先生じゃなくて黒君だ・・・)))))

 

「んん、それではSHRに入る。話で伝わってると思うが今月にクラス対抗戦が開催される。そこで優勝したクラスには食堂のデザート無料券が配布される」

 

「まじっすか先生!!」

 

「煩いぞ白」

 

「ういっす」

 

「織斑、頑張れよ」

 

「頑張るよ千冬姉!!」

 

「織斑先生と言ってるだろう!!」

 

また出席簿が振り下ろされる

 

「せ・ん・せ・い」

 

「あ」

 

「い・ち・か」

 

「お、俺も!?」

 

「なぜ一度警告されたことも碌に守れないのですか?あなたたちは約束も守れないのですか?」

 

「「うぐ!!」」

 

教室全体に矢が突き刺さる音が響く

 

「え、なに今の音?」

 

「あれは黒様が説教する際に発生するものです」

 

「なにそれ」

 

「説教されてる人はあの音に加え、矢が刺さる感触付きだ」

 

「「「「「なにそれこわい」」」」」

 

「疲れるのでこれくらいとさせていただきます」

 

「「・・・はい」」

 

「次はこれですませませんので」

 

「「ひぃ!!」」

 

「・・・ちなみにSHRは終わりですか?」

 

「あ、ああ終わりだ」

 

恐怖のSHR(黒の説教タイム)が終了した

 

「はぁ・・・」

 

「お疲れ様です黒様」

 

「面倒だ…」

 

黒は机に突っ伏した

 

「黒さん、やりすぎではありませんか?」

 

「しらんよ・・・」

 

「「いつもの口調じゃないですね(わね)・・・」」

 

「兄貴は疲れるとそうなるぜ」

 

「そうなのですか白さん?」

 

「もしくはイラついてる時」

 

「正直、想像もしたくありませんわね」

 

「今日は訓練するぞぉ」

 

「わかりましたわ」

 

「わかりました黒様」

 

「箒ぃ来るか?」

 

「あ、ああ行くぞ」

 

この後みんなから慰めてもらった。主に頭を撫でられた

 

 

 

場面変わって放課後

 

教室から出ると鈴がいた

 

「一夏」

 

「どうした鈴」

 

「あんたIS初心者なんでしょ?」

 

「そうだが」

 

「私が教えてあげよっか?」

 

「大丈夫ですよ鈴さん」

 

「あんた双葉黒ね」

 

「弟がお世話になっております」

 

「いや、こっちも世話になってるしね」

 

「それはともかく訓練は間に合ってますので」

 

「なんでよ!!」

 

「まず1つ目、こちらにも代表候補生がいること」

 

「わたくしですわね」

 

「それがどうしたってのよ」

 

「2つ目、他のクラスに一夏の成長を見られたくないこと」

 

「は?」

 

「いまでは一夏はここにいる専用機持ちには誰一人勝てません」

 

「それなら私が「それに」ん?」

 

「クラス対抗戦で戦った方が面白いと思いません?」

 

「・・・そうね、今回はそういうことにしておくわ」

 

「ありがとうございます」

 

「がんば~れよ~い~ちか~」

 

「なんでル○ン三世風なんだよ」

 

「白、あなたも行くんですよ」

 

「なんでや!!」

 

「人手が欲しいからです」

 

「わかったよ、その代わりデザートを要求する!!」

 

「わかりましたよ、いきますよ皆さん」

 

こうして黒を含めた6人がアリーナへと向かった

 

 

 

 

 


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