IS 〈インフィニット・ストラトス〉 -造られた双子-   作:ark.knight

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第100話

 

 

京都に下見に来ていた10人はホテルの部屋で休んでいた。1部屋につき2人なので多数決により白と一夏で相部屋になったのだがそこで問題が起きていた

 

「私と部屋を変わってもらえないか?」

 

「何言ってるのよ箒!!変わるのはあたしよ!!」

 

一夏は購買で飲み物やお菓子を買いに行っているため不在だが一夏がいた時からこの2人はこの部屋に入ってるくなり不毛な言い合いを繰り広げている

 

「箒は一時期、一夏と同じ部屋だったじゃない!!」

 

「だからなんだというのだ!!」

 

「あたしだって同じ部屋になりたいのよ!!」

 

「そんなこと私の知る由は無い!!」

 

「な~にをー!!」

 

鈴が箒に組み付くとキャットファイトを始める

 

「・・・終わったら起こしてくれや」

 

「「うなー!!」」

 

白はキャットファイトをしている2人を放置し白はベッドで寝ようとするがうるさくて寝ることができなかった

 

「戻ったぞー・・・って2人ともまだ喧嘩してたのか」

 

「「お前(あんた)のせいだ!!」」

 

「俺なのか!?」

 

「帰ってきて早々だけどよこいつらどうにかしてくんね?こいつらうるさくて寝れねぇんだけどよ」

 

「というより2人はなんでそんなに言い争ってるんだ?」

 

「「そ、それは///」」

 

箒と鈴は顔を赤らめるがそれに対し一夏はその二人に対し疑問を抱いていた

 

「俺なんかと一緒の部屋になってもいいことなんてないだろ?」

 

「相も変わらず鈍感なこって」

 

「白も何言ってるんだよ?」

 

「と、とにかく私と一緒の部屋になって貰うぞ」

 

「いやいやあたしと一緒の部屋になるわよ!!」

 

「それ以前に俺と白が同じ部屋になるっていうのは多数決で決まっただろ?」

 

「「納得できない!!」」

 

「面倒っすな、こうなったら楯無でも呼んでくるか?」

 

「「それはやめて!!」」

 

「なら分かんだろ?」

 

白がそういうと箒と鈴は地団駄を踏みながら部屋を出ていく

 

「はぁ目が冴えちまったよ」

 

「ドンマイ白、なんか飲むか?」

 

「なにあんの?」

 

「えっと、コーラにお茶と面白そうなもの1つあと適当」

 

「んじゃその面白そうなので」

 

一夏はビニール袋の中から瓶を取り出し渡してくる

 

「瓶コーラか・・・ん?」

 

白はよくよく見てみるとコカとは書かれてなく筆記体でヌカ・コーラと書かれていた

 

「こんなもん飲めるかぁ!!」

 

「おぉう!?急にどうした?」

 

「なんだよヌカ・コーラって!?てか商品として最悪な物扱ってるな!!」

 

「そうなのか?」

 

「当たりめぇだろ!!まぁもらうけどやっぱコーラくれ」

 

「はいよ」

 

貰った瓶は量子化させISの中にしまうと新しく一夏から新たにコーラを貰い飲み始める

 

「サンキュ」

 

「話は戻るんだけどなんであの2人は喧嘩してたんだ?」

 

部屋に備え付けてある冷蔵庫に買ってきた冷蔵庫に飲み物を入れ、残りのものは机の上に置くと椅子に座る一夏

 

「なんでって・・・お前さん分かんねぇのか?」

 

「まったくもって分からないんだけど白は分かるのか?」

 

「一応は分かるぞ、でも教えてやんねぇよ」

 

「なんでだよ」

 

肘をついて話を聞いていた一夏は白の答えに思わずこけてしまう

 

「だってこれはお前とあの2人の問題だし口出しはしねぇよ」

 

「そうか、ならたまにでいいから相談に乗ってくれないか?」

 

「ん、それくらいならいいぜ」

 

「話が変わるけどそれにしてもそろそろ夜になるけど襲撃がないな」

 

「そりゃ夜の方が襲撃はしやすいしな」

 

「暗いから見えづらいからか?」

 

「それもあるけど場所に寄っちゃ人がいないからやりたい放題できるっすわ。予想だけど今日の夜中には襲撃まがいの奇襲があると勝手に睨んでんだよ」

 

「それならみんなに伝えなくていいのか?」

 

「てかそういう前提でこの下見に来たんだろうが」

 

「そうだけどでも伝えなきゃ分かんないのもあるだろ?」

 

「そん時は晩飯の時にでも言えばいいさ、んじゃ俺はちょいと寝るわ」

 

そう言うと白はそろそろ飯時なのにも関わらず寝始めるがそれを阻害するように部屋の扉をノックする音が聞こえてくる

 

『一夏君に白君いる?』

 

「楯無さんか、今出ます」

 

一夏は部屋の扉を開けるとそこにはみんながいた

 

「ちょっと早いけど夕飯に行きましょ」

 

「分かりました、白起きてるか?」

 

「ちと眠いが起きてんよ」

 

「なら行きましょ」

 

白と一夏は鍵を持って部屋から出ていく

 

 

 

全員は外に出るとしばらく歩くと1つの料理店のところの前まで来る

 

「今日は割り勘だけど豪華にいくわよ!!」

 

「ここは何のお店ですの?」

 

「日本料理店だけど今日はすき焼きよ」

 

楯無を先頭にして店の中に入ると店員に案内され一つの部屋に案内される

 

「この部屋となっております」

 

「ありがとうございます。さてみんなも入っちゃって」

 

そう言われ部屋の中に入るとそれぞれ座る。一夏の両隣に箒と鈴が座りさらに箒の隣に楯無と簪が座るその対面には白を中心として右からセシリア、クロエ、白、ラウラ、シャルロットの順で座る

 

「とりあえず今日はお疲れ様ね、分かっていると思うけどいつ襲撃があるかわからないから気を引き締めておいてね」

 

「そのことなんだけどよ、彼奴等が来るのは夜中だと思ってんだけど楯無はどう思ってんだ?」

 

「だいたいは白君と同じよ、でも今はそんなことを考えないで楽しみましょ」

 

「・・・せやな、悪かったな」

 

白はこの時何か嫌な予感を感じ取ったようだが首を振りその考えを一旦消した

 

「でも白君も正しいと思うわよ、心配するのも大事よ」

 

「だが白兄貴は時に黒兄貴みたく心配のし過ぎで私の方が心配になる時があるぞ」

 

「へいへいそりゃすまんかったなラウラ」

 

「わかってくれればいいのだ」

 

どや顔を決めるラウラだが関係なく白は表情としては普通に戻ったが思考としては元に戻していなかった

 

(とはいえ一夏と箒は全然緊張感なんてもんは一切感じられないしクロエに至ってはこういった戦闘は初めてやしな)

 

「料理をお持ちいたしました」

 

大きな土鍋を3つ持ってきた店員がやってくる1つにつき3人前のようで1つだけ4人前だそうだ。その4人前のは楯無と簪、セシリア、ラウラの前に持っていかれ後の2つは一夏と箒、鈴の前に1つと白とラウラ、シャルロットの前に置かれる

 

「それではお楽しみください」

 

「んじゃ食いますか」

 

その後夕飯を食べていくが途中で大騒ぎになり注意されたがそれでも楽しい一時だったのは間違いなかった。この時白はこれが最後にならないようにと祈りながら食事を取っていたのは誰も知る由は無かった

 

 




今回もお読みいただきありがとうございます

今回の話だけでも制作に1週間もかかって相変わらずの駄作・・・
もっと自分に文才があればと思ううぷ主です

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