錬鉄の英雄 プリズマ☆シロウ   作:gurenn

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お待たせしました。ちょっとリアルが忙しくて……

VSクロ、三戦目です。
原作とは違う美遊の決意をご覧ください。


傷付いた黒

【士郎視点】

 

「……クロが、逃げた?」

 

「うん……」

 

どうしてそうなった。あまりにも唐突過ぎて、展開についていけない。ドッジボールで、イリヤとクロが派手にやり合ったのが数時間前。その話を聞いた俺は、今後どうするかを考えていたのに。

 

今は夜の9時。イリヤの特訓によって衛宮家の風呂が使えなくなり、俺達はルヴィアの屋敷に風呂を借りに来ていた。そして、俺は女性陣と別れ、使用人用風呂を借りた。執事さんに連れられて。

 

それについては割愛するが、どうもその間にイリヤ達は風呂場でクロと出会ったらしい。そして、今後の話とクロの話をしている内に、何かしらの揉め事があってクロが逃げてしまったらしい。

 

「……どんな話をしたんだ?」

 

「えっと……」

 

「私達の任務についての話よ。クラスカードを回収するってやつをね……」

 

「その上で、イリヤスフィールに聞いたのです。望みをね」

 

とにかく情報が欲しい。そう思って質問すると、遠坂達が簡単な説明をしてくれる。遠坂達の任務はクラスカードの回収。それさえできればいいと言ったらしい。そして、イリヤに望みを聞いた。

 

「何を望んだんだ、イリヤは」

 

「私は、元の生活に戻りたいって言ったよ。そしたら……」

 

「クロが突然怒り出して、凜さん達の制止も聞かずに逃げてしまったんです」

 

元の生活に戻りたい、か。それを聞いて怒り出したというクロ。そして、今までの全てを無駄にして逃げてしまった。クロは、こう言っていた。誓いを必ず守ると。余程の事がない限りは……

 

イリヤの望みは、その余程の事だったっていうのか。クロが誓った事。それは、誰かを傷付けない事、イリヤの従妹として振る舞う事、そして、屋敷から許可なく出ない事。この三つだった筈だ。

 

イリヤ達の話では、クロはそれを破ってイリヤ達を攻撃した。さらに、ルヴィアの許可なく屋敷を出て逃げてしまった。これで、普通の女の子として学校に行きたいという願いもなくなったんだ。

 

ほんの一日だったけど、帰り道でクロは楽しそうだったのに。イリヤに言われたという『偽物』という言葉でも、我慢して誓いを守っていたというのに。今回の発言はそれ以上に許せなかったと?

 

「……どうしてクロは怒って出て行ってしまったんだ?」

 

「分かんないよ。ほんと、あいつって訳が分かんない」

 

クロが怒った理由が分からない。これは致命的だった。関係を修復する為にも、原因を知らなければならない。イリヤも心当たりがなさそうだ。ただ、遠坂とルヴィアは沈んだ表情で俯いている。

 

「どうしたんだ、二人とも?」

 

「いえ……ちょっとね……」

 

「……あの子の気持ちも、まったく分からない訳ではないと言いますか……」

 

「二人には心当たりがあるのか?」

 

「……確信はないけどね……」

 

「本当か? 教えてくれ」

 

「「……」」

 

二人は、固く口を閉ざしたまま言葉を発さない。どうしてだよ? 俺とイリヤから視線を外して、心当たりを話してくれない。その様子に、俺とイリヤは首を傾げる。さらに聞こうとしたが……

 

「問題はそれだけじゃないのよ」

 

遠坂は、俺の問いから話題を逸らした。そして語る。クロが逃げたもう一つの理由を。こっちの方は納得できるものだったが、明らかにこちらは本命ではない。本命から関心を逸らしたんだ。

 

「私達の任務はクラスカードの回収。そして、ランサーのカードはクロの中にある」

 

「……」

 

だからクロは逃げた。遠坂はそう語る。確かにそうだろうけど、違う。それだけは二人の様子から分かった。そして遠坂達は、話題をクロの捕獲に移していく。どうしても本命は語らないのか。

 

そこでふと、この場にいるもう一人はどうなのかが気になって見てみた。すると、そのもう一人である美遊は、複雑そうな顔をしていた。その様子、もしかして美遊にも、心当たりがあるのか?

 

「とにかく、もう一度あの子を捕まえないといけないのよ」

 

「あんなに苦労して捕まえたというのに、頭が痛い話ですわ」

 

美遊に聞こうとしたが、遠坂達の結論に遮られてしまう。もう一度クロを捕まえる。ルヴィアの言う通り、苦労しそうだった。前と同じ手は通用しないだろうし。何とか戦わずに済ませたいな。

 

クロと連絡を取る方法はないから、向こうから接触してくるのを待つしかない。そしてクロが来たら、何とか話し合いで説得する。当面の目標としてはこんなところだな。俺は密かにそう決めた。

 

できれば、遠坂達は抜きで話したいな。そしてイリヤも、今は問題が面倒になりそうだからいない方がいいか。そうなると、クロが俺に相談してきてくれるのを祈るしかないという事になるかな。

 

「……クロ……」

 

俺は、あの謎の妹の事を思う。頼むから、早まった事だけはするなよ。数時間前にも言ったけど、俺に相談してくれ。そうしてくれたら、きっと助けてやるから。お前と一緒に悩んでやるからな。

 

…………………………………………………

【美遊視点】

 

『美遊様、昨日からどうしたのですか?』

 

「……ちょっとね……」

 

クロが逃げた翌日。いつものようにイリヤと一緒に学校に向かっている最中の事。サファイアが、昨日の夜の一件からずっと考え事をしている私を心配したのか、そう聞いてきた。けれど……

 

それに私は、曖昧に答える事しかできなかった。考えているのは、当然だけどクロの事。イリヤにそっくりで、場を好き勝手にかき回す存在。そして、数多くの謎を秘めている。そう、数多くの。

 

クラスカードや、イリヤの特異性。そして、魔術の事も。昨日の夜、イリヤは言っていた。クロが現れてから、以前のように力を使えなくなったと。カードを使ったり、魔力を暴走させたり……

 

クロは、イリヤの秘密に繋がっている。それは間違いなかった。けれど、私の頭を占めているのはその事ではなかった。クロの存在や秘密よりも、今の私には気にする事があったから。それは……

 

イリヤの言葉を聞いた時、良く分からないモヤモヤが胸の中に湧き上がった。これは、きっとクロが怒った理由と同じ。何となくだけどそんな気がする。今私は、イリヤにモヤモヤを感じている。

 

そして、もう一つ私の胸を占めている事。それは士郎さんだった。昨日、士郎さんはイリヤとクロの事で悩んでいた。クロが出て行って、今士郎さんはどんな気持ちだろう。考えるまでもない。

 

きっと心を痛めているだろう。私は、そんな士郎さんを助けてあげたい。その為に私ができる事は何だろう。これも考えるまでもない。クロを説得して、話をさせてあげる事。これしかないんだ。

 

でも、どうすればそれができるだろうか。答えが出ないこの二つの事で、私はずっと悩んでいた。サファイアへまともに返事をしないまま悩み続けて、気付いたらいつの間にか学校に着いていた。

 

「……あいつ、襲ってこなかったね」

 

「うん……」

 

イリヤも無口だと思ったら、クロが襲ってこないかずっと警戒していたらしい。痛覚共有の呪いがあるから、そんなに警戒する必要はないと思うけど、確かに今のクロは何をするか分からない。

 

無理もないかも。そんな事を思いながらも、私は胸のモヤモヤのせいでイリヤから目を逸らした。

 

…………………………………………………

 

「こないね……」

 

「イリヤ、ちょっと怪しいよ?」

 

そうこうしてる内にあっという間に時間は過ぎ、昼休み。イリヤは未だにクロが襲ってこないかを警戒して不審な動きになっていた。そして、当然の事ながら、今日はクロは学校には来ていない。

 

「もう、あいつが何を考えてるのか、さっぱり分からないよ」

 

「……イリヤ……あの、クロは……」

 

そう言って、イリヤはため息をついた。その様子にまたモヤモヤが湧いてきた私は、イリヤに何かを言おうとした。何を言うつもりだったのか、私にも分からない。けれど、それは言えなかった。

 

「み、美遊!?」

 

「……」

 

何故なら、後ろから飛んできたランドセルに潰されたから。痛い。でも、ある意味助かった。あのまま、イリヤに何を言いそうなったのか。それは、口にしてはいけない言葉のような気がした。

 

イリヤ達が、夏休みに海に行く話を始めた。そういえば、そんな話をしたな。イリヤが、士郎さんが夏休みに海に連れて行ってくれるという話をして、イリヤ達の誕生日に海に行く事になった。

 

ちなみに、私の誕生日でもある。この話はすでに士郎さんにもしていて、決定事項になっている。誕生会をやるという話になっているけど、正直私にはどうしてそんな事をするのか分からない。

 

誕生日を祝う? どうして? 生まれた日を祝って、何の意味があるの? そう思うけれど、士郎さんが乗り気になっているので私も行かないといけない。海に行くのも楽しみではあるし、ね。

 

「で、メンバーはイリヤと美遊と、私とタツコとナナキとミミ……あとはクロか」

 

「……あいつも呼ぶの?」

 

「おいおい、クロだけ仲間外れにするのは良くないでしょ。友達だろ?」

 

「……友達……」

 

気が付けば、クロも行く事になってるみたいだった。イリヤが微妙な反応を返すと、スズカさんがそう言った。友達。クロは友達。一緒にいた時間は2日にも満たないのに、自然とそう言った。

 

他の三人も、何の疑問もなく同意している。イリヤは、それを呆然とした顔で見ている。正直、私も驚いていた。友達というのは、そんなに簡単になれるものなのか。私は、その事に驚いていた。

 

私には、今まで友達がいなかった。イリヤが唯一の友達だと思っているほどで、彼女達の感覚が良く分からない。でも、彼女達からすればクロも、そして私も友達らしい。本当にそうなのかな。

 

ねえ、お兄ちゃん。友達って、そんなに簡単な事なの? だとしたら、私はいつの間にかたくさんの友達ができていた事になる。それは、何というか、悪くない気分だった。自分でも意外だけど。

 

そういえば、士郎さんも言っていた。私の重荷を一緒に背負ってくれる人はたくさんいて、これからもっと増える筈だって。だとしたら、こう思ってもいいのかな? クロは、もう私の友達だと。

 

その正体もまだ分からないけれど、それでも友達だって。そう思ってもいいのかな。そう思うと、私も士郎さんの望みを理解できるような気がした。イリヤとクロに仲良くなって貰いたいと思う。

 

まだ生まれたばかりの、小さな気持ちだけど、この気持ちを大事にしたいと思った。

 

…………………………………………………

 

「……結局、来なかったね、あいつ」

 

「イリヤは警戒しすぎだと思うけど」

 

放課後。朝からずっとクロを警戒しているイリヤと一緒に、下駄箱に私はいた。靴を取り出しながらそう言うイリヤに、私は少し呆れ気味にそう言いながら、自分の靴を出そうとした。すると……

 

カサッ、という音がして見てみると、私の靴箱に紙切れが入っていた。なんだろう、と思いながらその紙切れを取り出して眺める。どうやら、ゴミではなさそうだ。紙を広げてみると、それは……

 

「っ!?」

 

『美遊様?』

 

「なに、どうかしたの美遊?」

 

「……何でもない。私、今日は寄る所があるから、イリヤは先に帰っていて」

 

「え、うん……」

 

紙切れの内容を読んだ私は、イリヤにそう言って紙切れをポケットにしまう。イリヤに気付かれる事は避けないといけない。そして靴に履き替えた私は、イリヤと別れてとある場所へと向かった。

 

『美遊様、どこへ行くのですか?』

 

「……ちょっとね。サファイア、誰にも連絡しないで」

 

『?』

 

サファイアに釘を刺して、足早に歩く。ルヴィアさん達にも知られてはいけないからだ。こんな物で呼び出して、彼女が何を考えてるのか疑問だったけど、これはチャンスだ。私は決意を固めた。

 

指定された場所に向かう為に道を逸れて、林の中に入っていく。そのまま奥を目指していくと、聞き慣れない音が聞こえてきた。それは、水が何かにぶつかっているような音だった。この音は……

 

「……これは……海?」

 

視界が開けた時。そこには、一面に青が広がっていた。視界の奥まで続いているそれは、まるで終わりがないかのようだった。そう、これは海だ。本で読んだ通りの光景に、私はしばらく呆けた。

 

「……本当に、近くに海があったんだ……」

 

士郎さん達が言っていた事は本当だった。この近くに海があるって、全員が言っていた。

 

「……凄い……」

 

「ちゃんと一人で来てくれたのね。嬉しいわ、美遊」

 

「!?」

 

海に見惚れる私の意識を、現実に呼び戻す声が聞こえた。その声の方向を見てみると、そこには、海に突き出た岩の上に座り込むクロがいた。そう、私を呼び出したのは、このクロだったんだ。

 

「こんな物で私を呼び出して、どういうつもりなの?」

 

手に握った紙切れを開いて、それをクロに見せる。そこには、この場所への簡単な地図と、一人で来てというメッセージが書かれていた。クロは、緊張した私の様子を面白そうな顔で見ている。

 

「ん~、美遊と話したかったのよ」

 

「……私と? 士郎さんではなく?」

 

「ふふふ」

 

士郎さんではなく、私を呼び出した事を聞いてみるけど、クロは意味深に微笑むだけで答えない。私と話したい。この言葉を聞いた私は、やっぱりチャンスだと思った。話し合いの余地はある。

 

「……クロ、もう一度ちゃんと話し合おう。皆と」

 

「それは無理でしょ。だって、リン達はカードが欲しいんでしょ? でも、カードを渡したら私は消えるもの。それに、一人論外な奴もいるしね。あの子と話し合う意味を、私は感じていない」

 

「……論外? イリヤの事?」

 

「そうよ。分かってるじゃない。イリヤは、話し合いの余地のなさではリン達以上よ」

 

「……どういう意味?」

 

分からない。分かりたくない。何故か心でそう叫ぶ私に、クロは憐れみの視線を向けてきた。

 

「可哀想な美遊。まだ分かっていないのね。それとも、分かりたくないのかしら?」

 

「っ……」

 

クロの言葉に、心臓がドキッとする。それは、私の心の核心を突く言葉だった。そう、私は……

 

「ふふふ、イリヤの為に戦う価値なんてないのよ? まあ、ゆっくり話しましょ、美遊」

 

「っ!?」

 

突然、すぐ後ろから、クロの声がした。目の前にいた筈のクロがいない。考えるよりも早く、私は転身して前に跳んだ。後ろを振り向きながら。すると、やはりそこには微笑むクロが立っていた。

 

いつの間に? またルーン魔術を使ったの? いや、そんな気配も予備動作もなかった。なら……

 

「……転移魔術?」

 

「……ふ~ん……」

 

この感覚は、あのキャスターの時と同じだ。そう思って質問してみると、クロは笑った。

 

「その結論が出るの、早すぎない? いくら一度見てるからって、すぐにそれに結びつく?」

 

「……」

 

「私がルーン魔術を使う事は知ってるわよね? でも、今美遊はルーン魔術の可能性すら考えずに転移の結論を出した。ふふふ、やっぱり、美遊は魔術の事を知ってるのね。私達と出会う前に」

 

「っ!?」

 

しまった! あまりにもあっさりと看破しすぎてしまった事で、クロは私が魔術の事を知っていた事に気付いてしまったようだ。でも、クロの方こそ察しが良すぎる。やはり、クロも魔術を……

 

「やっぱりね。妙だと思っていたのよ。最初から魔術(こっち)側の人間だったんだね、美遊は」

 

「……」

 

「だったら、私達は分かり合える筈よ。私達が戦う理由はないでしょ?」

 

「……だから、私を呼び出したの? 士郎さんではなく」

 

「そう。お兄ちゃんは、魔術の事なんて知らないもの」

 

そういう事か。クロが士郎さんに相談しなかった理由の一つが、やっと分かった。魔術の世界は、血生臭い事が日常茶飯事だ。士郎さんは、それをまだ知らない。だから、クロは話さなかった。

 

「お兄ちゃんには、できれば魔術とは関わらずに生きて欲しい。ただでさえ、お兄ちゃんは危うい物を抱えてる身だしね。お兄ちゃんの事が魔術師達に知られると、かなり厄介な事になるのよ」

 

どういう意味だろう。クロは、一体何を知っているというのだろうか。この世界の士郎さんにも、魔術に関わる何かがあるというのだろうか。完全な一般人の筈では? 実際は違うという事なの?

 

「それは、クラスカード・アーチャーとは関係ない事で?」

 

「う~ん……ノーコメントよ」

 

「……」

 

教えてくれそうもない。クロは、士郎さんの話はこれで終わりだというように話題を変えた。

 

「さて、お兄ちゃんの話はもういいわ。今はイリヤの話よ。イリヤが私を遠ざけるのは、魔術の闇を知りたくないからよ。自分の日常を守ろうとしてるのね。あの望みからして、間違いないわ」

 

「……そうかもしれない」

 

「あの子の気持ちも分からなくもない。でも、それで私が納得するかっていうと違うのよ」

 

「……どうしても、話し合うつもりはないの?」

 

「くどいわよ、美遊。私とイリヤは、絶対に分かり合う事はできない。世の中にはね、どうしても分けられない物っていうのがあるの。美遊なら分かるでしょ? これは、そういう問題なのよ」

 

「……分けられない物? イリヤとクロは、何を奪い合っているの? 何故戦うの?」

 

「特別に教えてあげるわ。私とイリヤが、絶対に分かち合えない物。それはね……」

 

そこまで言った瞬間、クロの姿が消えた。また転移!? 私は空へと跳んだ。

 

「【存在】よ」

 

「っ!?」

 

けれど、クロは私の逃走先を読んでいた。目の前に転移してきて、そう言い放った。存在? 存在を奪い合う? 混乱する私を、クロは蹴り落とした。地面に叩き付けられて、空気を吐き出す。

 

「……クロ、どういう事なのか、私達にちゃんと説明して……イリヤにも」

 

「だからくどいってば。話したって、解決する方法なんかないの」

 

「……」

 

「へえ、私と戦うの? いいけど、私に勝てると思っているの?」

 

このまま話しても、クロが話し合うつもりがない事は分かった。なら、力ずくで大人しくさせるしかない。だから、私は立ち上がった。クロはそんな私を見て、無駄だと言う。確かに、無理だ。

 

『このままなら』、ね。私は手にしたカードを、クロに見せつけた。

 

「っ!?」

 

「【夢幻召喚(インストール)】!」

 

私は、そう叫んだのだった。




はい、美遊VSクロ、原作とは違う戦いの始まりでした。
士郎の想いの為。そして、自分自身の想いの為に、決意の美遊が戦います。
原作とは違う人間関係が、士郎のお陰で形成された結果でした。
イリヤは勿論親友ですが、この作品の美遊は他の友達も大事にします。
果たしてクロを止め、説得できるか。そして士郎は? それは次回。

それでは、感想を待ってます。

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