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萩沼提督は千鳥から何故?この世界からスエズ運河とパナマ運河が
そこで千鳥はある1枚の
「……これは…千鳥さんこれは
映像が再生始まったと思いきや突如、紅海側から出雲以上の巨大な船体を持つ
そしてその青白い閃光を受ける前にあったであろうはずのスエズ運河は
同様にパナマ運河も同じような運命を受けたが、これはその映像を見た全員がそう思ったのは、その地にいた人間や建物が一瞬にして全てが
同様に同席していた提督や艦娘はそれを見て落胆しざるを得ない状態だった。
「今のご覧になられて映像に映るあの艦が二つの運河を破壊し、そして二つの
千鳥は向かいに座っていた出雲に、あえて
「出雲さん…この艦に
それもその筈、何故なら自分達と会敵した時よりも数倍以上の
「…あぁ…間違いない。俺が
超摩天楼には本来、
同じく蜃気楼もそうだが…、こいつも超摩天楼と
まぁ救いなのは、反物質ビーム砲の代わりにその超重力砲が載せられているだけだが…この反物質ビーム砲もそうだし、超重力砲にしろ超レールガンにしろ量子波動砲がある。
両艦艇の全長は共に1500m級、幅は出雲を上回る巨大な500m級に達している。
この2隻をどう比べて見ても超一級品かつ最凶最悪の兵器群を持つ巨大戦艦が2隻を嫌でも
出雲の答えに、千鳥がこう付け加える。
「はい出雲さんの仰る通りです…が、少しどころか大問題が…」
その言葉に、檜垣が千鳥に問いかけた。
「千鳥さん、まさかあの超摩天楼と超
「その通りです。今から次のディスクを流しますので、ご覧になって下さい」
そう千鳥から言われて、全員の視点がスクリーンに向けられると今度は6つのスクリーンに別れ始めていき…そこにはなんとあのとき北極で目撃した。時空のゆがみこと
「おい…これはいったいどういうことだ?
「実はあの
千鳥に言われ映像を見続けていると…その6つの
更に最後までそれを見続けているとなんとあろう事か!超摩天楼と超蜃気楼の傘下へと加わってしまったのだ。
「出雲さん」スッ
そこで千鳥は、これまで分かった超兵器の船型と艦名が記載された資料を出雲に差し出した。
「ありがとう」ニコッ
そう言って出雲は更めて、千鳥から渡されたそれらの艦型と艦名が記載され添付した資料を見ることにした。当然この資料は、同席している
そして6ヶ所のゲートから出現した超兵器は、以下の通りだった。
超巨大高速潜水艦「ドゥールム・レムレース」
超巨大潜水戦艦「シュヴェルド・ヴァール」
超巨大潜水艦「べレロフォン」
超巨大潜水艦「シュパーブ」
超巨大潜水艦「テメレーア」
超巨大潜水戦艦「ヴァンガード」
超巨大航空戦艦「テュランヌス」
超巨大双胴爆撃機「ランフォリンクス」
超巨大空中空母「バンシー」
超巨大空母「アポロノーム」
超巨大空母「プロメテウス」
超巨大三胴戦艦「三笠」
超巨大三胴戦艦「摂津」
超巨大多砲塔航空戦艦「スサノオ」
超巨大高速重巡洋艦「ヴィントシュートス」
超巨大要塞艦「ベルグランデ・デルタ」
超巨大光学迷彩戦艦「アダマーズ・ブラッタ」
超巨大双胴強襲揚陸艦「テオドリクス」
超巨大戦艦「ナハト・シュトラール」
超巨大氷山空母「ニブルヘイム」
超巨大氷山空母「アイスインゼル」
超巨大突撃ドリル戦艦「リーズィヒ・ケーゲル」
超巨大究極戦艦「超グロース・シュタットⅡ」
全員がそれぞれ手元に持つ、参考資料と
出雲にしては珍しく、
「………うーん…どうしましょうかねぇ……この場でいうけどさ!これよ、すっげー洒落にならんわ!これだとよ~。今までに潰したよりも
出雲にしては珍しく弱気な事を話すんだと、同席していた全員が思った。
「まぁ出雲よ、お前の他に
「…はぁー…八雲よぉ、それ気休め程度にしか並んよー、その言葉……でもまぁ、ありがとよ」
そしてこの人も…
「出雲さん、私達もいますから大丈夫ですよ。」
「私も赤城さんと同じです。」
そう赤城や加賀は言うが出雲は一瞬、心の中でこう思った。
(アイツらが極悪最凶の兵器持つなら、この2人の胃袋はまさに…ブラックホールの胃袋を持つ艦娘か…土地ならぬ食料があっという間に消えていくのが目に浮かぶわ)
たまたま出雲の右隣に座っている飛鷹が、チラッと出雲を顔付きを見たら心の底から「頭に来ちゃった」とばかりに出雲の足を躊躇わず踏みつけた。
「エイッ」グシャ
「痛てぇ、何すんだよ!飛鷹?」
「ごめんね出雲」テヘペロ
そう出雲は飛鷹の顔を見たがどうやら目は笑っちゃいなかった。
「………」オレ、ナニカヘンナコトイッタノカナ
そこで左側に座っていた隼鷹が、出雲にこう耳打ちしながら話した。
「出雲、自分ではそう思わなかったと思っても。
出雲は脇目で赤城達に視点を向けると、そこにはどう見ても悲しげな顔付きをしていた二人が出雲のことをジッと睨みつけていた。
当然、加賀の顔付きはどう見ても「頭にきました」とばかりの顔付きである。
「赤城に加賀、俺が至らない限りに」
その後どうにか二人から許してもらい、出雲は相模と千鳥に向けてこう話し始めた。
「相模は俺が改装工事を終え次第、俺と一緒にある作戦に参加してもらい。千鳥はこちらの萩沼提督と一緒に、日本へ向かってもらいます。」
そう言って二人は、すぐさまその案に承諾してくれた。
相模はこの世界に来て久方ぶりの戦が出来ると胸を踊らせていては。
千鳥は直接戦闘は出来ないが、自身も肩書きは工作艦なのか横須賀基地にいる明石や三原という、工作艦に会えるという楽しみをしていた。
「それで千鳥、この
千鳥は出雲からその書類を受け取り、その中身を拝見してすぐさま答えを出してくれた。
「出雲さん、改修工事の日数的には概ね
「それだけあれば問題ないな、それから…」ポリポリ
「分かっています。そちらにいる飛鷹と隼鷹さんの新型船体の建造ですね」ニコッ
「すまんな、助かる。」
出雲は飛鷹と隼鷹のことを見ながら。
「二人共、それでいいかい?」
「うん、ありがとう出雲」
「これで出雲と一緒に戦えるぜ!」
と言って
「提督、元の世界の時間軸なら約2日で改装が終わります。その後、試験運用を兼ねながらパラオ諸島へ補給品の輸送任務をしたいと思います。よろしいでしょうか?」
「うん、急なお願いだけどよろしくね。」
こうして、先に提督達を元の世界に帰還させてから出雲は、すぐさま指定された
同時に飛鷹と隼鷹は1度、艦娘と船体の
そして出雲は一人、艦橋ウィングからある艦艇を目視していた。
そのドックに建造され、半ば建造中の超大型艦の艦種と艦名は出雲が持っていた設計図にはこう記載されている。
超ヴォルケンクラッツァー級巨大究極戦艦