艦隊の咆哮 〜戦場を彷徨う鋼鉄の漂流者〜   作:正海苔

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いつも読んでくれてありがとうございます

今回もとりあえずまた、キスカ島撤収作戦の話しを二つに分けてからダッチハーバー襲撃に持ちこみたいと思います
何卒よろしくお願いします




3-4 第2次キスカ島撤収作戦!違うよ大脱走だよ〜前編〜

作戦予定海域到着前日 1500 左舷側中央 飛行甲板

 

「このまま順調に行けば明日の夕方前には予定海域に到着しますね」

「そうだな、光学迷彩を使い敵機が近づけば停船して航跡を消しここまで近付いたもんだ」

「全くです、しかも双発や四発さらに六発(・・)の爆撃機に艦載機の偵察ですからね」

「あぁ、事を上手く運ばなきゃ俺達は良しとしても彼女達が一番危ないからね」

「その為に5人の空母にそれぞれヘリ小隊を最大2個小隊ずつ(・・)搭載すると決めましたからな」

 

「うん雲龍姉妹に祥鳳姉妹が来てくれたからよかったよ(・・・・・)本当に」

 

「私達が来てよかったでしょ〜出雲さん」ドヤ顏

 

「葛城それ私が言うのに」

 

「雲龍姉さんも葛城もすいません出雲さん姉妹がご迷惑を」フカブカ

 

「ハァーハッハッ!!天城さんそう謝らないでくださいこう見えて艦長シャイですから」

 

「エヘ、ヨセヤイ!」頭ポリポリ

 

「あー、私達が言おうとしたのに雲龍さん達に先越されちゃったね祥鳳姉」

 

「こら瑞鳳、う〜〜」顏真っ赤

 

丁度(ちょうど)よかった。提供したヘリどうだった?上手く扱えるか?」

 

「はい、出雲さんのパイロット妖精と整備妖精さんから教えてくださいましたので助かりました」

 

「そいつはよかった、今回の作戦の要はあきつ丸と神州丸に搭載している揚陸艇と君達に臨時搭載(・・・・)したヘリ部隊が重要だからね理由は分かるかい」

 

その質問に意外にも雲龍が答えた。

 

「的確にかつ短時間で兵隊さんを収容して撤収する…ですか?」

「正解さすが珍しいこともあるんだな雲龍さんから答えるなんて明日嵐にd…」

 

どういう訳か涙目の雲龍と天城は杖の穂先を出雲に、葛城は矢を弓矢で出雲に狙いをつけてた。

 

「すいません出雲が悪かった、雲龍ごめん」

 

「うん許すその代わりに函館で1日私達5人と付き合うこと、いいね」

 

「分かったよ。約束するよ」

 

「ではみんな明日からよろしくお願いしますよ」

艦娘達「はい」

 

第1段階作戦予定海域 15日 1600

 

予定通り第1段階の作戦予定海域に到着した最初に駆逐艦達が船を降り艦体を展開次に軽巡洋艦、重巡洋艦、空母と最後は旗艦の鈴谷が木村妖精(木村昌福)共に船を降り、そして無線で艦隊に伝えた始めた。

 

「これより先アリューシャン列島並びキスカ島周辺は深海凄艦の支配地域である、これより本艦が艦隊の100キロ前衛に立ち敵艦隊の陽動と遊撃そして撃滅である、救援艦隊は予定通りキスカ島の西又は北西方向からキスカ湾に向けよ、本艦は救援艦隊がキスカ湾に到着をレーダーにて確認後真の目標ダッチハーバー港湾凄姫の撃破(暗殺)並びに周辺飛行場姫の撃破向かう次に会うのは函館港だ、諸君函館で逢おう」ガチャ

 

その頃旗艦鈴谷では実体化した木村艦長(木村妖精)と話していた。

 

「では艦長ご命令をお願いします」

「うむ、久しぶりに鈴谷に乗ったから懐かしいよこちらこそよろしく頼むよ」

「はい、お任せてください」

「鈴谷も艦長の前ですとキビキビととしていますわ」

「そうだね、だから出雲さんは僕達に木村妖精(木村昌福)を託したんだね」

「そうね、では木村司令(木村昌福)ご命令をお願いします」

「よし、まずは阿武隈達第1水雷戦隊(・・・・・・)を先頭に中堅に最上型並び雲龍型と祥鳳型、揚陸艦、朝潮型、夕雲型を配置、残りは後衛に配置せよ目標はキスカ島にいる将兵5600名の救援が最優先だ戦闘は出雲が引き受けるとのこと、総員気を引き締めてことにかかれ以上」

 

こうして、第2次キスカ島撤収作戦が開始しされた。

次話に続く


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