インフィニット・ストラトス ~力穢れなく、道険し~   作:鳳慧罵亜

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もはやパソコンに向き合う時間がなさすぎて、気がつけば1ヶ月。
どうにかしたいが、どうにもできない。

だが、きちんと完結に向けて書きたい。
頑張ります。


嵐の跡

時間は、ほんの十数秒前に遡る。ちょうど、葛城沙耶が空を見上げたところ。

砲弾の豪雨が降り注ぎ、俺たちは一気に分断されることとなった。

 

「くそっ」

 

「なんだと!?」

 

「・・・・・・っく」

 

3人はそれぞれ個別に対応する。

一夏は直撃する分のみを射撃で撃ち落とし、他は躱す。

 

箒は雨月の刺突から発射する大量のレーザーで弾幕を張り、簪は後ろに下がりながら、コース上の砲弾を撃ち落としていく。

そして、3人は完全に分断された。

 

雨のように降り続ける砲弾の爆風と爆炎で視界もほぼ皆無と化す。

砲弾の対処と閉ざされた視界によって無論3人は動けない。つまり当然の如く、先に動いたのは彼らの方だった。

 

「レイ」

 

「OK」

 

微笑む彼を横目に見て、マドカはふわりと機体を浮かせる。そして、それが当然であるかのように爆風の中に突っ込んでいった。

彼女が爆炎に突っ込んでいくのを見ながらも、少年は一切砲弾の数を減らさなかった。間断なく、緩急なく、一瞬たりとも隙間を作らずに砲弾を撃ち続ける。

 

彼の機体の力をもってすれば彼女が通る部分だけ、砲弾を落とさないという行為も簡単にできる。だが、それをしないのは彼女にとって、あの程度の弾幕など障害にすらならないだろうと言う信頼だ。

 

そして、彼女はその信頼を裏切ることなどない。あれだけの砲弾の雨を、左手に持った剣だけで全て捌いていく。

 

「ふん」

 

彼女は鼻を鳴らして機体の非固定(アン・ロック)ユニットから2基のビットを射出する。ビットは射出された瞬間に、奇怪で複雑な機動を伴って砲弾の雨をかいくぐりながら、一発ずつレーザーを発射した。

 

発射されたレーザーは真っ直ぐに2方向に飛んでいく。無論砲弾の雨は降り続いている。だが、レーザーはそれがなんだと言う風に一切減衰することなく、砲弾を破壊して進んでいく。

 

標的は―――箒と一夏。

 

 

「うぉ!?」

 

「なに!?」

 

全く同時に、別の場所にいる2人に襲いかかった2条のレーザー。一夏と、箒は咄嗟に躱す。二人の視界の隅をそれぞれ一条の光線が通過する。

 

それを見た一夏はその瞬間に以前知った単語を思い出した

 

 

 

偏光射撃(フレキシブル)

 

 

 

「―――」

 

一夏は反射に近い衝動で、行動した。

 

――――

 

発射した2条の光線に命中した手応えがなく、恐らくは躱されたと判断したマドカ。まあ予想通りの結果であり、今更関心もしない。

 

だが―――

 

「バカが」

 

爆炎の中を直進するマドカは口元を釣り上げる。あの程度を躱すなど百も承知。狙いはここからだ。

 

買わされた直後、鋭角を描くように折れ曲がるレーザー。その軌道は一夏達が躱した先に向けられていた。まるでどう避けるかが分かっていたように。

 

「しまっ―――」

 

気づいたときにはすでに遅い。紅椿の背部にレーザーが直撃しする。直撃したレーザーはシールドを当然の如く破壊して、絶対防御に阻まれるが、衝撃だけは抑えることはできない。箒と紅椿は簡単に弾き飛ばされるように地面を転がった。

 

「やっぱり、な!!」

 

対する一夏は反射的に、零落白夜を起動。一歩踏み込むと同時にレーザーを切り払った。青白く輝く刃に触れたレーザーは一瞬で消滅する。

 

一夏が反応できたのは、偏に蘇摩からボコられた経験と、以前マドカと戦闘した時に食らった攻撃だった。

 

『偏光射撃』によるレーザーを曲げる攻撃。後にセシリアから詳しいことを教わった一夏。ただ、それだけでは今の一撃を回避する事はできなかっただろう。

蘇摩の一方的な暴力、ないし特訓の経験値により上昇していた地力があったればこそ、今の攻撃を回避できたのだ。

 

(つくづく、蘇摩に感謝だな)

 

そして、だからこそ一夏はその場から動けなかった。

偏光射撃による攻撃をされた以上、マドカがどこから撃っているのかは不明になると言うこと。あれはどこから撃っても先と同じ射軸で撃てるのだから、攻撃が来た方角から敵の位置を予測することなどできない。ならば、ここは動かずに冷静に砲弾を裁くことが大事だ。

 

それは当然の判断。そう、その判断は極めて正しかった。この状況に置かれた人物が蘇摩であろうと、同じ判断を下しただろう。

だからこそ、彼は自分の不明を呪うことになるのだった。

 

――――

 

マドカが真っ先に標的にしたのは、簪だった。

 

理由は特にない、強いて挙げるならば相棒(レイ)が示した中で一番近かったからだろう。爆炎を突き破り、標的が視界に入る。それと同時に左手に雪月花を展開する。相手は全く突然のことで完全に対応が遅れている。

 

無理もない。こんな録に視界も利かず、動きも制限される空間で、完全に攻撃体制を整えた敵が突然現れたのだ。

 

簪は反射的に『夢現』を盾にしようと構える。だが、遅すぎた。

 

「ふっ!」

 

左薙ぎに振られた剣は一切の淀みなく打鉄のシールドを飽和させる。そして、崩れたシールドは雪月花の刃に纏うように収束した。

 

「―――ぁ」

 

そして、その剣は絶対防御を薄紙のように切り裂いた。

 

 

 

「―――浅いか」

 

 

 

 

だが、絶対防御が切れただけ、肝心の搭乗者には対した傷をつけられていない。鋒ではいいとこ1,2cm斬れたかどうか。

だからこそ次の行動も素早く行う。傷口に対して蹴りを放つと、その反動で次の標的に向かって低く飛ぶ。

 

ハイパーセンサーの恩恵で爆発の雨の中でも、あの女のISが具体維持限界を迎えたことが音で分かる。

 

おそらくそのまま地面に倒れふしているだろう。傷は浅かったから死にはしないだろうが、行動不能にできた。ならばもう用はない。

 

このまま次の標的に向かって行く。

 

爆炎の無効にいたのは、紅椿。どうやら、偏光射撃の直撃を食らった直後で体勢を立て直したばかりのようだ。此方の出現に驚いており、戦闘態勢を取りきれていない。

 

もらった。

 

先ほどと同じように剣を振るう。だが、紅椿の反応はさっきのそれとは訳が違っていた。

 

「ぬうう!!」

 

今度は此方に対応してくる。先ほどと同じように左薙ぎに振った剣を二刀で受け止めた。

 

そういえばと、一つ思い出した。

 

(紅椿は、こちらと同じ第4世代だったか)

 

ならば、やり方を変える。こちらの剣受け止めている二刀を負荷がわりにして、右へ弾く。その反動で一瞬で右に機体を回転させ、その勢い、遠心力を利用した右薙を繰り出す。狙いは、鍔元。

 

ギイン!という低く、重い金属音とともに、紅椿の右手から堕ちる刀のひと振り。

 

その衝撃、いくら紅椿に乗っていても理解はできんだろう。

なぜならば、左から来た剣を受け止めて、それがはじかれたと思ったらすでに右側からより強い斬撃を見舞われたのだ。目では終えても思考が追いつくはずもない。

 

そして、取り落とした刀を軽く蹴り上げて、右手に握る。

 

「っくう!」

 

紅椿も、やっとの思い出反撃をするが、録な攻撃態勢が取れていない状態での攻撃に、なんの重さもない。

 

「ふん」

 

軽く上体をそらすことで交わして、起こす勢いで繰り出した右手に掴んだ刀での切り上げで、紅椿の残った刀を弾く。

そして、左手に握った雪月花で腹部をなぎ払った。

 

「っっっっっ!!!」

 

だが、曲がりなりにも第4世代型。基本スペックは私の『超越せし人の理』と互角。なんとか僅かにバックすることで、かすったものの、直撃だけは避けた。が、その一撃で絶対防御は崩壊し、シールドの残骸は、私の雪月花に巻き込まれている。

 

そして、絶対防御が復活する一瞬の間隙を縫って、勝負は決した。

 

「そらっ」

 

右手で持った刀での刺突。先ほどの斬撃を躱したばかりの相手には避けるすべなどありはしない。

 

紅色の刃は、音を立てることなく、持ち主の脇腹に牙を立てた。

 

「か―――はっ」

 

流石に、製作者が製作者なために、武器として最高の能力を持っている。

肉に刃を突き通す感覚は薄く、むしろ水に棒を突き入れるかのような透明感を持って、簡単に搭乗者の腹に刃が通った。

 

突き刺した刀から手を離すと、紅椿の搭乗者は自分の身に何が起きたのかわからない、

といった様子で茫然自失といった表情を浮かべながら、ガクンと膝を落とし、地面にザクッ、と膝のパーツに地面をえぐらせた。

 

その瞬間に、腹部から鮮やかな緋色が刃と肉の隙間から流れ始める。

 

「機体が良くても、乗る人間にそれが引き出せるかは別の問題か」

 

口から、素直な感想がこぼれた。別にこの女を貶めるような糸で出たわけではなく、本当にポツリと、心に湧いた言葉だった。

 

『君なら、その機体のすべてを引き出せるよ』

 

頭の片隅からあいつの声を聞いて、自然に口元が緩む。当然だ、と我ながら不器用な言葉を発して振り返る。と同時に振り返った先から

 

「箒いいいいいいいいいい!!!」

 

一瞬で爆炎を突き破り、奇しくも私が行ったのと同じ手法で、本命(織斑一夏)が私に仕掛けてきた。そして、嫌味にほくそ笑むあいつの顔も。

 

――――

 

それは、自分に近い砲弾を撃ち落とした時だった。

一瞬だけ、撃ち落とした砲弾の分だけ隙間が開く。そして、その時ちょうどその直線のラインだけ砲弾の雨が降らなかったためにその直線だけ見通すことができた。

 

だが、そこにあった光景を見て、俺は頭が真っ白になった。

 

開いた視界の先には、腹部に刀が突き刺さり、地面に膝をつくモノがあった。

 

それは真紅のIS―――紅椿。だが、その認識を俺は否定した。

 

(そんなはずない。そんなはず―――)

 

そうだ、俺はただ見間違えただけだ。視界が開けたといっても、左右から飛び散る爆炎と砂埃ではっきり見えるわけじゃない。

単に爆炎で偶然機体が赤く見えただけだ。あれは多分襲撃者のどっちかだ。

 

ほら、だって赤い刀、紅椿の武器が刺さっているじゃないか―――。だから、あれは箒が倒した誰かだ。そうだ、そうに違いない。

そんな希望的観測で、事実を捻じ曲げた俺の思考をハイパーセンサーが一瞬で現実に引き戻す。

 

ハイパーセンサーによる機体識別はこの上なく高速で、確実に崩れている機体を捉え、どんな機体か識別する。

結果が出るのなんて一瞬だ。

 

『CODE:紅椿』

 

「―――――――」

 

思考が白熱灯のように熱く、真っ白に染まっていく。崩れている

真紅のIS、すでに刀の刺さっているところから、血がとめどなく流れアリーナの地面を濡らしている。今すぐ手当をしないと危険だ。

 

現実に引き戻された俺の視界に入ったのは、自分の武器を突き刺され、崩れ落ちた大切な幼馴染と、

自分のよく知る、肉親の顔――――

 

「―――っ!」

 

頭の中が真っ白になる。というのは、この状態のことを言うのだろうか。

思考が一気に飛び、もはや何もなくなっていく。

 

今の状況、敵の数、彼我の戦力差。それら戦いに必要な情報と思考が完全にシャットアウトし、もはや自分が何をしているかもすら一瞬

わからなかった。

 

ただ、網膜に焼き付いた、かすかな笑みを浮かべる自分の姉の顔だけが―――

 

「箒いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」

 

雪平を振りかぶり、二段階加速(ダブル・イグニッション)でマドカに突撃する。距離は僅かに7m。こんな距離なんてこの

白式にはないも同然だった。ほぼ0秒で間合いを詰めて、袈裟懸けに雪平を振り下ろす。

 

マドカは笑いを浮かべながらそれを左手の剣で受け止める。うまく手にかかる衝撃を全身を使って受け流す。

 

その影響か、地面が僅かにISの足でえぐれ、僅かに後ずさりする。

 

そして、そのままつばぜり合いに発展した。両手でマドカの剣ごと両断しようとする俺に対して、マドカは至って余裕の表情で左手一本で受け止めている。

 

互の剣は僅かにカタカタと震え、小さく金属音と火花を散らしていた。

 

「全く、お前も人が悪いな。何もあれを見せることもないだろう」

 

マドカは軽く被りを振りながら、ため息混じりに呟くが、今の俺にはそんなことを気にする余裕も、認識する冷静さもなかった。

 

「マドカあああああああ!!!」

 

力任せに、強引に鍔迫り合いを押し切る。甲高い金属の擦れる音が鳴り、雪平が振り下ろされる。それは半歩下がることで躱されたが、そのまま鋒を持ち上げて、諸手突きに切り替える。同時に瞬時加速を行使し、その勢いを乗せた突きはマドカの剣に受け流される。

 

「があああああ!!」

 

受け流され、マドカを素通りする機体を、瞬時加速を逆噴射させることで、無理やり押しとどめた。だが、身体に掛かるGは尋常ではない。

白式の加速力は第3世代トップといっても差し支えない。その加速力で直進していた機体に急ブレーキをかけるのだ。

 

体への負担は常軌を逸している。

 

「っっつううううううう・・・・・・!!!」

 

体中の骨が軋み、ヒビが入る感覚すらも伝わってくる。ビキビキと、音を立てて骨に亀裂が入るのを感じながらも、奥歯がかけるほどに食いしばって耐えた。

 

そして、左足を軸にして、さらに2段階加速を掛けて、地面をえぐりながら強引に機体を反転させる。

 

「ぜぇええええええあ!!!」

 

回転のいきいを乗せた右斬り上げも、簡単に左手の剣に止められて再び鍔迫り合いになる。だが、回転のために二段階加速を使ったツケはここで払うことになった。

 

ビキン、と確実に骨の折れる音が体内から鼓膜に響く。おそらく、肋骨あたりがへし折れただろう。さらに、体中のいたるところの骨や筋肉に大小様々な罅や傷が走り、全身を切り刻まれるような激痛が襲う。だが、今の俺にその痛みを満足に認識することは叶わなかった。

 

それくらい、頭に血が昇っていたのだ。極度の興奮で脳にとめどなく溢れるアドレナリンも痛みの認識を妨げる一つの要因だったかもしれない。

 

「ふん、気勢と掛け声は一人前だが、それに力が伴わなければな」

 

鼻で笑うマドカに対して、俺は完全に正気を失っていただろう。でなければ、エネルギーを食うような瞬時加速の連発なんて自滅行為もしなかっただろうし、エネルギーがすでに残りわずかの状態で、『零落白夜』を起動することもなかった。

 

 

 

 

 

 

 

端的に言って、俺は生まれて初めて、人を殺すと思ったんだ。

 

 

 

 

 

 

「殺してやる・・・!殺してやる!!」

 

そして、そんな俺の反応を見て、楽しげに笑うあいつ。

 

「ハッ、まさか貴様が『殺してやる』とはな。だがそうだ、それが今まで私を支配していた感情だ!!」

 

一転。今まで見下すような笑と余裕の表情をしていた彼女の表情が、射殺さんばかりの憎悪に変わった。まるで、この世のすべてを呪い殺さんとするような呪詛の眼へ。

 

だが、その変化に今の一夏が気づくはずがなかった。

 

「ぜあああああああああああ!!!!」

 

再び、強引に剣を弾いて、刀の流れる勢いと、全身のバネを利用した左斬り上げを放つ。

その斬撃は、マドカの剣を左腕ごと上に弾く。

 

「―――!」

 

まどかの表情が、一瞬驚きに変わる。そして、俺は『零落白夜』を起動したまま、懇親の諸手突きをマドカの首へ放つ。

 

完全に、間合いの内側。この距離をたとえ瞬時加速で離れようとも、その前に雪平の青白く輝く刃が首を貫く。

 

「ぜえええええええええええええええええああああああああああああああ!!!!!」

 

怒号とともに、繰り出す突き。それは確実にマドカの首を捉えた。剣を握る左腕はは未だマドカの頭上にあり、しかも背中を滑り落ちるように左手から手放してしまっていた。もはやどうあがこうとなすすべなく、マドカは雪平の刃に貫かれる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――――――ぇ・・・・・・?」

 

 

 

 

 

 

ことはなかった。

 

マドカは一夏の刃を紙一重で首を傾けて躱し、一夏はマドカの、右手で逆手に掴まれた(・・・・・・・)剣に貫かれていた。

マドカは、さっきと同じ、余裕おある表情で、口元を釣り上げた。

 

「背車刀といってな。覚えておけ。そして―――」

 

あの一瞬、マドカは頭上に上がった左腕から、剣を手放したが、その直後に、背中を滑り落ちる剣を右手で掴み取り、そのまま一夏の腹に突き立てたのだ。

 

背車刀。背中で刀を持ち帰る剣術。それは使用場面が限定されるが、極めて有効的な奇襲方法だ。

 

「―――これが私の、16年間の精算だ」

 

そう宣言するマドカ。そして、雪平を落として、吐血する一夏。白式はそのままエネルギー切れを起こしたのか、ウンともスンとも言わなくなり、その場で沈黙した。

 

「だが―――」

 

マドカは面白そうに笑って、剣を一夏から引き抜く。直後、泉のように血が溢れ出し、地面を濡らす。

 

その上に倒れふした一夏、そしてそれによって跳ねた返り血が、マドカのISの装甲を濡らした。

 

「面白い。この場で殺そうと思ったが、もう少し生かして置いてやる」

 

いつの間にか、砲弾の雨も止み崩壊しかけたアリーナが姿を晒す。もはや原型をとどめなくなるまでに崩れ果てている。

 

「行くぞ。レイ」

 

「了解」

 

2人は、ふわりと浮かんだ。そして、レイが手をかざすと真紅のシールドが一夏達を覆う。

 

「っく―――!!」

 

葛城は、歯ぎしりをして、『不知火』をシールドに叩きつけるが、シールドは以前ビクともしない。

 

そして、悠々と飛び去る襲撃者を見送ることしかできなかった。




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