アイドルマスターシンデレラガールズ 〜自称天使の存在証明〜   作:ドラソードP

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ep.1 最終話
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最終話

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 辺りには機材を運ぶ音やスタッフの声、マイクテストなど様々な音が鳴り響く。それはどこか、あの美嘉のライブで見た景色と似ている。

 だが唯一、前回と違うことと言えば俺達は今日、ライブのスタッフとしてでは無く、演者の側で来ているということだろうか。

 

 

 

 

 

 

 そう、遂に今日はその日だ。

 

 

 

 

 

 

「……いよいよ、だな」

 

「……ですね」

 

 ここは都内池袋、サンシャインシティのイベントスペース。そして346プロ主催、新人アイドルデビューライブ『THE NEXT CINDERELLA』の会場だ。

 このライブは新人アイドルデビューライブの名が示す通り、まだアイドル部門が出来たばかりの346プロにおいて、これから346の名を背負い看板となっていくであろう新人アイドルを、世の中に売り出していくための企画である。

 そのため会場には一般の客は勿論、様々な業界人やマスコミも来る予定になっているらしく、ここでアイドルとしての実力を見せつけることができればこれから先、かなりの強みになることは間違いないだろう。

 

「しかしTHE NEXT CINDERELLAとは、大層な名前のライブだよな……」

 

「そうですねぇ。ボクも昨日の打ち合わせで初めて、ライブの名前とかを聞かされたので、正直こんな大規模な物だとは思っていませんでした」

 

 俺と幸子は、その淡々と組み立てられていくステージを傍らから眺めていた。

 その組み立てられていくステージの過程はまるで、俺と幸子のこれまでの日々の様に見え、様々な思い出が頭の中を走馬灯のように駆け抜けていく。

 

「まあ、流石はかの有名な、346グループのアイドルプロと言った所だよ。てっきり俺も、もっと小さい規模のライブだと思っていたからな。企画書段階での名前だった新人アイドル初見せライブとか、まさにこれを見ると詐欺もいい所だわ」

 

「本当ですよ。これ、下手したらこの前の美嘉さんのライブより、規模が大きくないですか?」

 

「下手したらも何も、今日はテレビ局の撮影や雑誌の記者とかも来るらしいからな。まさに日本中の様々な人が今日という日のこのライブ、そして幸子達に注目しているんだ」

 

「フフーン! ついにカワイイボクの全国デビューの時ですか!!」

 

「……頼むから、くれぐれも俺の胃にダメージを与える様なことだけは、しないでくれよな」

 

 しかしいざ、その日が来てみると呆気ないものだ。特にテンションが上がるとか、逆に緊張するとか、そういったことは不思議と無く、むしろ頭は冷静過ぎるくらいだった。

 だがそれは余裕だからという訳ではなく、ある意味始まる前から満身創痍に近い状態で、もう後戻りできないという諦めにも近いものからだろうか。

 こういう人生での重要な場面に来ると、世界には魔法も、タイムマシンも、そんな非現実的な物は無いんだな、という現実をまじまじと見せつけられる。

 

 と、そんなことを考えながら作業風景を眺めていると、幸子が心配そうにこちらを見て声をかけてきた。

 

「……それにしても、今日はなんだかいつもよりテンションが低いですけど、もしかして緊張しているんですか? プロデューサーさん」

 

「ん……? あ、ああ。別に、緊張は意外とあんまり……かな。ただ、少しだけ初めてのことに不安なだけだ」

 

「……不安、ですか」

 

 俺は幸子の反応を見てすぐに自分の失言に気がつく。このタイミングで、なんということを言っているんだ俺は。

 

「あ……いや、今のは幸子がちゃんとライブをできるのかって不安な訳じゃなくて」

 

「そんなこと、言わなくても分かってますよ。別にボクはカワイくて完璧なんですから、プロデューサーさんにとってボクに不安要素が無いことくらい最初から分かってます」

 

 俺が気を効かそうとした瞬間、彼女の発言で彼女が輿水幸子であることを思い出した。

 こんな状況下でもそういったことをさらりと言えるあたり、やはりダイヤモンドの、いやアダマンタイトかオリハルコンの様な心を持っているな、幸子は。まったく、お前はファンタジーの住人か。

 

「でも、プロデューサーさんが不安を口にするというのが少し珍しく感じたというか、プロデューサーさんもやっぱり一人の人間なんだなって」

 

「……まるで、今まで俺を人間じゃないと思っていたかのような口ぶりだな」

 

「流石にそうは思っていませんよ。ただ、ボクは今までプロデューサーさんは何でもできて、それこそどんな夢でも叶えてくれる凄い存在だと思っていたんです」

 

 そう言うと幸子は話を続けていく。

 

「まあ確かにボクはカワイくて、完璧で、勉強も、アイドル活動も、とにかくなんでもできて、それでもってやっぱり最高にカワイイんです。でも、そんなボクですら最初はアイドルになることすらできなかったんですよ」

 

「……どういうことだ?」

 

「実はボク、アイドルのオーディションを受けたのは一回だけじゃないんです。少なくともこの346プロ以外でのも含めて、数回受けました」

 

「へぇ、意外だな。カワイイカワイイ幸子のことだから、てっきり一発合格だったのかと」

 

 俺は冗談半分でそう言うも、幸子はいつもの様な調子にはならなかった。むしろ彼女のその目には、普段あまり見えたことのなかった陰りが映る。

 

「ボクも最初はそう思っていたんですよね。超絶カワイイボクなら、アイドルのオーディションくらい簡単に受かることができるって。でも、現実は違いました」

 

 幸子は手を握り締める。

 

「悔しかったんですよ、色々な事務所に何回もオーディションで落とされて。どこの募集にも、だれでも簡単にアイドルになれるかの様に書いてあったのに、そんな簡単そうなアイドルのオーディションにすら、何回も落とされたカワイイボクのプライドは……」

 

 幸子はその言葉の端々に、言葉に出来ないのであろう悔しさが滲み出ており、それがなんというかひしひしと俺に伝わってくる。

 なんだかその幸子の話を聞いていると、高校を卒業して、必死に様々な企業のプロデューサー募集の広告に応募していた自分と重なってしまう。俺も正直何回も落とされたから、幸子の言うことや気持ちが痛いほど伝わってくるのだ。

 

「それで確か、346プロのオーディションを受けて落とされた初回の時でしょうか。ボクはついに耐えきれなくなって、文句を言いに346プロに乗り込んだんですよ。なんでこんなにもカワイイボクを落としたのか、聞きに」

 

「……知ってるよその話。俺はその時新館ビルで雑用をさせられてて、対応したっていう同僚から聞いた。やっぱりお前だったのか」

 

「やっぱりってなんですか! プロデューサーさんは今まで、ボクをどういう風に思っていたんですか!」

 

「うーん……現代のマリーアントワネット?」

 

「なんだかなんとも言えない絶妙過ぎるチョイスですねぇ……」

 

 まあ話によると、マリーアントワネットの悪い逸話も、ほとんど後から作られたって説も最近はあるらしいしな。本当はちょっとワガママなだけの、ただの愛され系箱入り娘だったとか、そんな説も聞いたことがある。そう考えれば、幸子も彼女と対して変わらないんじゃないかな、と思える。

 

「ともかく、あの時は正直ヤケになっていたせいもあって八つ当たりも良い所でしたよ。別にまだ、346プロでは一回しか落とされていない訳ですし、多分当時の346プロからしたら良い迷惑だったと思います」

 

「本当だよ。お陰であの日の夜は居酒屋で、その同僚の愚痴を聞かされるハメになったんだからな」

 

「べ……別にもう終わったことなんですから、それくらい許してくださいよ。それに、今はこうしてちゃんと真面目にアイドル活動をやってるんですから」

 

「別に、許すも何も無いよ。むしろお前なら、それ位やってもいつものことだから」

 

「……そう何のためらいもなく言われると、それもそれでなんだか色々複雑です」

 

 彼女は何か不服そうな目でこちらを見てくる。だが仕方が無いだろう。お前のいつもの行動のせいで『輿水幸子』という存在はそういうものだと、俺の頭の中にインプットされてしまっているのだから。むしろそのお陰で大目に見てもらえている所もあるんだからな?

 

「まあ、というわけでそんなこんなもありましたが、その後346プロのオーディションに二回目にしてついに合格して、ボクは念願のアイドルになることができたんです。結構、アイドルになるのにも苦労したんですからね?」

 

「流石ボク、苦労しながらも結局アイドルになってしまう辺りカワイイボクです! こうか?」

 

「ちょっとプロデューサーさん! ボクのセリフを取らないでください」

 

「今となっては、お前の次のセリフも容易に予測できるな……」

 

 最初に出会った頃は、あれだけ意思の疎通に困っていたというのにな。ある意味これは、彼女という存在をあの時より更に理解できている、と捉えて良いのだろうか。

 

「で、話は戻りますよ?」

 

「ああ」

 

「こうして無事にアイドルになれたボクですけど、待ち受けていたのは知らないことや、先の見えない不安だらけだったんです」

 

 そう言うと幸子は、再び表情を雲らせてしまう。幸子のこんな様子は、俺もあまり見たことがない。

 

「そもそも、オーディションに受かってアイドルになれたとは言っても、実際アイドルってどんな仕事をしているんだろう、そもそもレッスンとかはどうするんだろう、ちゃんと仕事は貰えるんだろうか、というかそもそもボクをプロデュースしてくれるプロデューサーさんは、一体どんな人なんだろうか、そんな不安でたくさんでした」

 

「不安、か……」

 

 その幸子が抱いていた不安なども、痛いほど分かる物だった。というか分かるも何も、俺も立場さえ違うものの、かつて経験した道だからだ。

 やはり彼女は、俺と似ている所がある。それは容姿や性格では無く、置かれた境遇と心の奥底に抱く物だ。前から薄々感じ取ってはいたが、彼女の話を聞くうちにそれが確信に変わっていく。

 

「でも、そんな不安に悩んでいた中、あの日プロデューサーさんは扉を開けて入ってきたんです」

 

 と、これまで少し落ちていた幸子の表情が少しずつ明るくなってきた。

 

「ボクは部屋に入ってきたプロデューサーさんの顔を見て、直感的にこの人は良い人なんだろうなって思いました。何故だかはわかりません。でもなんとなく、不思議と雰囲気から伝わってきたんです」

 

「で、その予想はどうだったんだ?」

 

「はい! 勿論、その直感は当たりでした! そんなプロデューサーさんが必死に頑張ってくれたお陰で、ボクは今、ここに立っていることができるんですから」

 

「……まったく、毎度のことながらお前は、いつも遠回しなんだよ。もしかして、肝心な場面でありがとうって言葉を口にできない呪いにでも、かけられているのか?」

 

 俺は幸子が、遠回しに今日までありがとうございました、と言っていることにようやく気が付いた。そしてなんだか、そんなありがとうを言い出せない幸子を見ていたら、いつも以上に彼女が可愛らしく、愛おしく見えて来てしまい、気が付いたら俺の手は無意識に彼女の頭の方へと向いていた。

 

「ちょ、ちょっとプロデューサーさん! 隙あらば頭を撫でるのはやめてください!」

 

「とか言ってる割に、満更でもなさそうだが?」

 

「え、えーっと……それはー……なんというか、プロデューサーさんの撫で方がクセになるというか……」

 

 そう言いつつも、幸子は抵抗する様子が無かった。それどころか、その表情は同じく撫でられている時の実家の飼い猫とまるでそっくりだった。

 

「と、とにかくやめてください! 折角朝セットしてきた、ボクのカワイイ髪型が崩れてしまいます!」

 

「ああ、悪い悪い。やっぱり幸子の頭は撫で心地が良過ぎてな。つい癖で」

 

「確かに、猫の様にカワイくて撫でたくなる、というプロデューサーさんの気持ちは良く分かりますが、ボクはボクであり、猫ではないんですから。撫でたかったらもっと仕事してください。世の中、等価交換です」

 

「はいはい了解、幸子お嬢様」

 

「……まあ話が色々脱線しましたがとにかく、ボクはプロデューサーさんに何を言いたかったのかというと……」

 

 すると幸子は、俺の顔をじっと見ながら何かを考え込む。そして数秒の間をおくとその口を開いた。

 

「そう、そんな不安の中に居たボクを導いてくれたプロデューサーさんは……なんでしょう、ボクにとって、シンデレラの絵本に出てくる魔法使いみたいだったんです」

 

「ふっ……俺がシンデレラの魔法使い?」

 

「な、なんですかその顔は? これは本当にボクが思っていたことなんですからね」

 

「ああ、分かってるさ。だけどここに来てようやく、俺のことをどう思っていたのか、お前の本心を聞けるとはな。それにしてもまさか、俺は幸子にとっての馬車でも王子でもなく、魔法使いの方だったのか。流石にそれは予想できなかったよ」

 

「なんです? やっぱり王子様の方が良かったんですか?」

 

「よしてくれ、王子なんて大層な肩書きは俺には荷が重すぎる」

 

 ああ、本当にだ。俺程度が王子なら、世間で活躍する様々なプロデューサーはなんだ? 大王か? 帝王か? それとも神王かなんかだというのか?

 

「とにかく、魔法使いやらなんやらはどうであれ、実際口ではいつも文句を言っていましたが、プロデューサーさんには本当に感謝していたんです。本当にですからね?」

 

「本当に?」

 

「はい、勿論です。カワイイボクは日頃の感謝の気持ちも忘れませんよ。プロデューサーさんはボクの為に必死に仕事を探してきてくれて、ワガママも聞いてくれましたし、時には怖い不良達からも守ってくれたんですから」

 

「まあ……それがプロデューサーだ」

 

「フフーン! だからそんなプロデューサーさんはやっぱり、ボクが最初に会った時に感じた通り、ボクをトップアイドルにしてくれる最高のプロデューサーさんです!」

 

 まったく、なぜ彼女はこうもこういった場面で普段は言わないようなことを口にするのだろうか。せめてこういう場面でこそ、いつもと同じペースで接してもらった方が俺的に気は楽なんだがな。

 

「……ありがとよ」

 

「お礼なんていりません。その分これからもずっと、カワイイボクの為にしっかりと働いてください」

 

「へいへい了解しました、幸子お嬢様」

 

 俺はいつも通り、幸子の言葉に軽く返答をする。だが、心の中ではその幸子の言葉が重く響いていた。

 

 ああ、勿論だとも。

 『これからもずっと』俺はお前の担当だ。

 

「……そう言えば、ちょっとだけさっきの話に戻るけどさ、実を言うと俺もプロデューサーになるまでには二年近くかかったんだ」

 

「プロデューサーさんも、ですか?」

 

「ああ、そうだ」

 

 そう、かく言う俺にも二年近くの空白期間があった。

 高校を卒業してから約一年と少し、一人立ちした俺は安いアパートを借り、毎日バイトに明け暮れながら必死に、様々なアイドル系の事務所のプロデューサー募集に履歴書を送る日々を過ごしていた。正直俺の中では人生で一番辛かった二年であり、自暴自棄になりかけたことも一回や二回とは言わず、何回もあった。そんな二年間だ。

 それこそ今のアイドルブームの現代、プロデューサーなんて沢山欲されていた筈なのに、送った履歴書や受けた面接への会社からの返答は全て不採用通知(お祈り文)。俺の何がダメで、何が要求されているのかなんて当時は正直全然分からなかったな。

 で、そんな中俺はダメ元で、大手プロダクションである346プロのプロデューサー募集に応募した。それこそ、これで落ちたらプロデューサーになるのを諦めるくらいの気持ちでだ。だが、内心諦め半分で送った書類による一次審査はまさかの合格。更に二次審査の面接にも受かってしまい、家に届いたのはまさかまさかの採用通知だった。もっとも、その後にも再び長い三年の下積み時代があるのだが

 

「……つまり、意外と俺達はどこか似た者同士だったりしたのかもな。だからこそ、こんなにお互いに上手くいっているのかもしれない」

 

「服のセンスだけは全然似てませんけどね」

 

「うるせえ、お前だって二日目早々グラサンにマスクとかいう不審者スタイルで来ていた癖に」

 

 俺達は冗談交じりに笑いながら話す。

 

「でももう、そんなボクも今ではちゃんとしたアイドルなんですよねぇ……そしてそれだけじゃなく、こうしてステージに立てるだなんて」

 

「確かに、俺もなんだかあれよあれよでアイドルの担当になったと思ったら、もうそんなカワイイ担当の初ライブだもんな。先月までの俺に現状を言ったら、話のスケールに泡を吹いて倒れそうだ」

 

 いや、むしろ今の俺も泡を吹いて倒れたい気分だ。あれだけ待ち望んでいた世界に今、何事もなく慣れた様子で平然と立っているのだからな。慣れというものは実に恐ろしい。

 

 と、こんな感じで幸子と話していた所、ライブスタッフの一人がこちらの方に歩いて来た。

 

「輿水幸子さんと、そのプロデューサーの方ですか? そろそろライブ前のリハーサルや最終確認があるので、舞台裏の方までお越しください」

 

「ああ、もうそんな時間だったか」

 

 俺は時計を確認すると、確かにもう最終確認の打ち合わせの時間だった。二人で思い出話に浸るのも良いが、今は目の前に迫った一大イベントを片付ける方が最優先だな。

 

「それじゃあ幸子、時間も時間だし、俺達もそろそろ準備に行こうか」

 

「はい!わかりました、プロデューサーさん!」

 

 刻一刻と迫る運命の別れ道。俺達は迫るその時へ向け、再びその歩みを進めるのであった。




お待たせしました。最終回前編です。
え? 前編ってことは最終回じゃなくない? 大体グラブルとデレステのイベのせいですよ察してください。

さて、一年近く書いてきたこのSSですが遂に次回、完結します(あれ、最初の方で二部構成とかいってなかった……?)
いよいよステージに立つ幸子、そして見送るプロデューサー。二人の先には一体どんな未来が待っているのでしょうか。一応言っておきますが今度こそ不良の乱入(とかのハプニングは)ないです。

さて、話は変わりますがこのSSが投稿され、皆さんに読まれている頃には多分デレステにto my darlingが実装されていると思います。
恐らくですが、画面の向こうで多分今私は泣いています。
幸子カワイイし尊い……死ぬわ俺。

それでは、後編に続きます。またしばらく空くと思いますが、まあ気長に幸子のスクショでも撮りながら待っててください。

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