モッ...モリアさんは最強なんやで(棒読み) 作:ニルドアーニ四世
忙しかったのと削る部分を選ぶのに手間取りました。
モリアさんが出ないのでかなり端折ります。流石に一つ一つ書くのはキツイです。すみません。
「仲良くやんな...エースだけが特別じゃねぇ。みんな俺の家族だぜ。」
「ッ!!!!」
白ひげの言葉でスクアードはハッとした顔をし、自分がとんでもない事をしでかしてしまったのだと理解した。そして処刑台の上に立つセンゴクを睨みつけてつぶやいた。
「衰えちゃいねぇなセンゴク...。見事に引っ掻き回してくれる...
俺が息子らの首を売っただと?」
白ひげは両腕を交差させて大気をヒビ割り地震を起こすと青雉の凍らせた海を破壊させると動かなくなっていた“白ひげ海賊団”の船を解放させた。
「海賊共に退路を与えたか...。」
センゴクが流石だとつぶやいた。味方から受ける己への疑いを払拭させ、いつでも逃げられる様にしたのだ。
「海賊なら信じるものはテメェで決めろォォ!!!!」
白ひげの一言で海賊達は海軍の罠であると理解した海賊達は雄叫びをあげて海軍本部を攻め立てた。もちろん誰一人も引く者はいなかった。
「...。」
クロコダイルは葉巻をギリッと噛みながらこめかみに筋をいれ憤怒の表情をしていた。
(弱ぇ男か...ワニ小僧。俺だって悪魔だの怪物だの言われようともいつまでも“最強”じゃいられねぇんだよ。若ぇ命をたった一つ未来につなげりゃお役御免でいいだろう?)
「俺と共に来る者は命を捨ててついて来い!!!!」
「「「「「ウォォォォォッッッ!!!!」」」」」
自分が老い最強でないという本心を隠しながらも己が最強である“白ひげ”として
白ひげがモビーディックから飛び降りて氷の地面へ降りると海軍達の表情が強張った。世界最強と呼ばるる男が暴れようとしていたからである。そして離れた場所でモリアが口をひらいた。
「部下に刺されるなど認知症にでもなったか?」
離れた場所でモリアが皮肉を放つと白ひげはニヤッと笑うと言い返した。
「グラララ...この程度じゃ俺は止まらねぇ...。」
***
数分後
「くそ!ビクともしねぇ...。」
「さっきから言ってた“包囲壁”ってのは!」
包囲壁が同時に上がり始め湾内を包囲した。唯一空いた後方の穴はパシフィスタの軍隊が塞いでいた。だが正面の壁がオーズが倒れているからか作動せず下がったままだった。
「おいどうなっている!!!!完璧に作動させろ!!!!」
「それが包囲壁がオーズの巨体を持ち上げられず...どうやら奴の血がシステムに入り込んでパワーダウンしたようです!!!!」
「締まらんが始めろ赤犬!!!!」
赤犬が両腕からマグマを噴き出し始め天へ向けて放った。するとマグマの流星が降り注いだ。
「“流星火山”。」
「氷を溶かして足場を奪え!!!!」
火山の隕石が凍った大地へ次々と降り注ぎ溶かしていく。そして海賊達は逃れようと前進するが、次第にマグマで滾る海へ落ちてゆく
モビーディック号に引火しすると激しく燃え始めた。そして海に落ちた海賊達へ向けて砲弾を次々と撃ち込んだ。
「処刑を実行しろ...。」
センゴクが隙を見て冷たく言い放つとモリアら強者達はピクッと反応して倒れているオーズを見た。すると血に塗れながらもゆっくりと立ち上がっていった。
「...急所を外したか?」
「オーズだ!!!!」
モリアは意外そうな声をあげた。彼自身は巨人族との戦闘経験はごく僅かしかなく丈夫であるという印象しかなかったのだ。
「エ...エースぐん...。」
「オーズ!!!!」
オーズはゆっくりと立ち上がったが、全身から血を流しもはや
「頭をブチ抜くか...。」
モリアは影を出し槍の様な形にしてオーズの頭を貫こうとした。すると突然海底から水の柱が天高く上がりマストを持ったルフィが三大将のいる目の前に降り立った。
「タフだな...ジンベエ。」
「わしゃエースさんを助けるぞ。」
目に疲れた様子の見えるジンベエだったが、戦闘可能である事をモリアは確認した。少し手加減をし過ぎたのかと反省をした。
「ならばやってみよ...。だが処刑は止まらぬぞ...。」
「やれ...。」
センゴクの指示に二人の処刑人が刀を左右から同時に振り下ろそうとした。その刹那に“砂の刃”が二人を斬り裂いた。
「クロコダイル!!!!」
「あんな瀕死のジジイ後で消すさ...その前にお前らの喜ぶ顔が見たくねぇんだよ...。」