モッ...モリアさんは最強なんやで(棒読み)   作:ニルドアーニ四世

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戦場の序章 2

 

 

 

 

「こうも急接近されるとは...。」

 

「...。」

 

センゴクが作戦で白ひげ海賊団に遅れを取ると白ひげは槍を船に突き刺し両腕を交差して構え、そのまま大気にぶつけると大気がパキパキとヒビ割れた。するとマリンフォードの両側の海が盛り上がった。海兵達がその様子に怯むと処刑台の上に座るエースが声をあげた。

 

「俺はみんなの忠告を無視して飛び出したのに...

 

なんで見捨ててくれなかったんだよォ!!!!俺の身勝手でこうなっちまったのに‼ 」

 

エースが仲間へ向けて大声をあげると白ひげは静かにその返事を返した。

 

「いや...俺は行けと言ったハズだぜ、息子よ。」

 

「ウソつけ!!!!バカ言ってんじゃねぇよ!! あんたがあの時止めたのに俺は...」

 

「俺は行けと言った...そうだろマルコ。」

 

「あぁ、俺も聞いてたよい!! この海じゃ、誰でも知ってるはずだ...。」

 

エースはボスである白ひげの忠告を無視し、鉄の掟を破って仲間を殺した自分の部下へのケジメをつける為に海へ繰り出したのだ。そして一番隊隊長のマルコも白ひげの言う通りだと答えた。

 

「俺たちの家族に手ぇ出したらどうなるかぐらいはな!!!!」

 

「待ってろエース‼ 今助けるぞォォッ!!!!」

 

マルコの言葉を皮切りに次々と白ひげ海賊団は雄叫びをあげ始め海軍本部へと攻め入ろうとした。するとモリアが“白ひげ海賊団”の一丸となっている様子に気圧されている海兵達を見て口を開いた。

 

「クックック...グラグラの実の能力者”白ひげ“エドワード・ニューゲート。世界最強の男だッ ‼︎ 悪の頂点に立つ男だ!!!!

 

 

海兵よ!!!!臆すな!! 汝等の使命を思い出せ!!!!

 

汝等の犠牲と健闘により世界の均衡は守られ悪は淘汰される!!!!

 

敵は正面にいる!!!!さぁ全力で叩き潰せ!!!!」

 

モリアの声がマリンフォードへ響き渡ると白ひげの起こした海震と白ひげ海賊団の気迫に押されていた海兵達は先ほどは劣らぬ程の雄叫びをあげ返した。上級階級の海兵や一部の過激派の海兵達は不快そうな顔をしたが、それ以外の者達はモリアの鼓舞により士気を取り戻した。その様子を見て処刑台の眼下で待機している三大将の内の一人の“赤犬”が不快そうな声を漏らした。

 

「ふん...こいつらは海兵失格じゃの。モリアこそ悪である事を忘れちょる。」

 

海賊排斥主義の中でも随一の過激派である赤犬はモリアを見下す様に睨みつけると逆に穏健派の“青雉”が口を開いた。

 

「別にいいんじゃねぇの?あいつはほぼ海兵みたいなモンだろ。」

 

海軍(あっしら)としては士気があがる事に越したことはないからねぇ...。」

 

青雉がモリアを擁護する様な発言をすると同じく大将の“黄猿”も士気が上がったからと寛容な態度を示すと赤犬は納得はせぬモノの口を紡いだ。すると突然ズズズズという地鳴りが響いてきた。するとルフィの祖父にしてゴールド・ロジャーを追い詰めた伝説の海兵“ガープ”が口を開いた。

 

「さぁ...奴の仕掛けた海震が津波に変わってやってくる。」

 

すると遠くから二つの巨大な津波がマリンフォードを挟み撃ちにする様に襲いかからんと距離を詰めていた。

 

「勢力で上回ろうが勝ちとタカをくくるなよ‼︎ 最後を迎えるのは我々かも知れんのだ‼︎

 

あの男は...世界を滅ぼす力を持っているんだ!!!!」

 

 

 

***

 

 

 

 

攻め入るは白ヒゲ率いる新世界の海賊47隻の海賊艦隊

 

迎え撃つは政府の二大勢力「海軍本部」「王下七武海」

 

誰が勝ち...誰が負けても時代が変わる‼︎‼︎

 

 




すみません...アレです。短いのは配分ミスです。

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