とある学生の難儀(?)な日常   作:九牙タイト

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初☆投☆稿。
どうも。隣の提督です。
これから頑張っていくのでよろしくお願いします


プロローグ

「うっし」

いきなり変な擬音つーか気合いの入れ方失礼する。それもしょうがなくて今日から高校生なのだ。気合いを入れない方がおかしいのではないだろうか。

まあ、プロローグから気合いを入れる、というのはおかしい気がするけども。

この物語は数奇な運命を辿る冒険譚である━━━。

嘘です。でもわからない。そうなるかもしれないし、違うかもしれない。

人生なんてそんなもの。考えたところで、予測したところでわかりやしない。

じゃあ進むしかねぇよな?

「よし。行くか!」

高校生初日。頑張るか!

 

前言撤回。帰りたい。

理由を述べるとするとクラスの奴らが中学の時とあんまり変わらなかった。死ねよ、お前ら。

「おっと、姫矢君。なんだい、その顔は。死ねよ、って言ってるみたいだ」

「黙れよ」

「ひい!?」

俺に話しかけてきた男子生徒、橘 輝(たちばな ひかる)を黙らせる。コイツは中学の時の友人であり、ナルシストであり、イケメンであるめんどくせぇヤツだ。高校に上がって金髪にしているが、なんとも似合っているのがイラつく。

おまけで自己紹介させてもらう。俺は姫矢 純(ひめや じゅん)。訳あって一人暮らし。クラスには中学の腐れ縁ばかりだった。それも野郎ばっかり。つまりはいたって普通の高校生だ。

「まあまあ。落ち着こうよ、姫矢君」

そう言うのは眼鏡で低身長、山本 猛(やまもと たけし)。名前に反して女子っぽい(中学の時の女装の似合いっぷりがそれに拍車をかけた)のがコイツの個性だ。

「それより姫矢君」

「んだよ」

「今失礼なこと考えなかった?」

「気のせいだろ」

そう、気のせい、気のせい。

「姫矢が失礼なことを考えてるのを言うわけないだろ」

と言うのは体育系男子、神城 勇義(かみしろ ゆうぎ)。中学からアメフトオンリーの脳筋だ。でもただの脳筋ではない。意外と観察眼が鋭い厄介者だ。いやそれ脳筋じゃねぇから。

コイツら全員中一から一緒。腐れ縁にも程がある。

と、そんな考えを読んだのか俺に顔を向ける。

「姫矢、今考えてることを言ってみるんだ」

「腐れ縁ども死ね」

「酷い言い様だねぇ、姫矢君」

「うるせぇ、殺すぞ橘」

「ごめんなさい」

はぁ…。コイツらと一緒ってことは俺の高校生活終わったな…。気合いとかいらなかった…。

「はい…。席に着いてください…」

キーンコーンカーンコーン。

チャイムが鳴ると同時にヨロヨロのハゲジジイが入ってくる。まさかとは思うけどさぁ…。

「私が…。担任の…。吉岡 龍八(よしおか りゅうや)です…。皆さん…、よろしく、お願い、します…」

やっぱりかよ…。担任ハゲかよ…。

と、その時、前の扉がいきなり開いた。女子だ。走ってきたからか息切れをしている。胸が大きいからエロい。そして誰なのか知らない。

「す、すみません…!お、遅れました…!」

何やってるんだか…。俺は知らない女子に手を合わせる。職員室へいってらっしゃい。

「大丈夫ですよ…」

「あ、ありがとうございます…!」

おや、お咎めなし?まぁ、初日だしこれから校長の話が長いめでたい入学式だからか?

というかなんだろう。彼女を見ていると動悸が少し早くなったような・・・。

「あれ? 姫矢君? めずらしく女子には

隣の橘を殴って黙らせる。黙ってろ、マジで。

っていうかあの子、俺の左隣か。右に橘、左にあの子。何この天国と地獄。右誰か変われよ。俺の高校生活に傷がつく。

はぁ・・・。橘消えてくんねぇかなぁ・・・。

 

こうして始まった学園生活。まだ日常だけどここから波乱で万丈な生活が始まることなんて知らない。

それが人生だ。

なんて親父はよく言っていた。まったくもってその通りだ。

はっきり言ってしまえば、この話は俺のよくあるラノベ的高校生活なのである。




読みづれぇッ!!と思った方。申し訳ありません。初投稿なので。
まぁガチのラノベ作家になるため行動開始ッ!!
(本当は専業主夫になりたいけど)

ここからは俺のステージだ!!
という訳なのでよろしくお願いいたします。

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