【登場人物】
Littorio
Veneto級2番艦、改装するとItaliaにワープ進化する
Roma
Veneto級4番艦、覇我亜怒ランキング5位、そのスクリューから逃れる者はそうはいない
鎮守府内に存在する煌びやかな光を放つ夜の店、ナイトクラブHO‐SHOW…
『HO‐SHOWへようこそロミオー!』
軽空母、鳳翔がオーナーを務めるこの店は決して、キャバレーナイトクラブ、略してキャバクラではない
薄い酒と安いツマミをおっぱいの大きな女が勧めてくるだけの店だ
「デケェ…」
「秋津洲が置き場に困ったからお店のショーケースに飾ってくれってさ、なんだいこりゃ?仏像かい?」
これがネオジ●ングか…たしかにこれはデカい、そしてこの完成度、やはり奴は全国レベルのビルダーだ
俺はいつもの如く空いてる席に座り煙草に火を……
「む」
しまった、煙草がない
「ママ、タバ…」
「リットリオです」
「ローマよ」
テーブルにやって来たのは外国人枠、イタリアから来た戦艦姉妹、リットリオとローマ
「とりあえず煙草買って来てくれね?」
「tabaccoですか?」
姉のリットリオ、ウチに来た当初は微妙な性能にイライラしていたが最近は許した、あと、よく脱ぐ
「イヤよ、めんどくさい」
妹のローマ、魔女みたいな戦艦と呼ばれる魔女みたいな戦艦、愛読書はゲーメ●トらしく、日本語を変な風に覚えた
「Sigaroでよければありますよ」
「まぁ、別に葉巻でもいいが」
しかし乳デケェなコイツら、さすがは助っ人外国人枠、乳の大きさはセ●エAだ
「とりあえず俺はビールでいいや、お前らも良識の範囲でなら飲んでいいぞ」
「じゃ、私はジンで」
「私はウォッカにしようかしら…」
「最初から飛ばし過ぎだろ!ブレーキついてんのかオマエら!?」
「大丈夫ですよぉ」
「あと、アツアツのピッツアが欲しいわね」
やりたい放題かコイツら、まぁ、前にも最初から最後までリバースファイターのイタリア重巡が居ただけに、アイツよりはマシな気がする
「ビール……っと、姉さん、ビールってコレかしら?」
「それじゃない?」
「それビールじゃねぇよ!シャンパンだろ!」
「似たようなモノでしょ?めんどくさいからコレにしてよ」
このローマッ!大胆不敵でめんどうくさがりかッ!!
「ハァ、まぁいいや、もうそれでいい、いいから早く注げや」
「はいはいは~い、ハイ!じゃ、乾杯しましょう、カンパイ!」
「あ?あぁ、お疲れ」
「Cincin」
「ちょっと!2人とも乾杯のテンション低くいわ!もっとほら、楽しそうにしましょうよ?」
姉、リットリオの方はまだ営業努力ができる女か…
「はいはい、じゃ、君の瞳に…」
「Vero!?」
「映った僕に乾杯」
「Cacchio!!」
イタリア語なのでなに言ってるかよくわからんが、チクショウ!みたいな感じなのは言葉ではなく心で理解できた
「ちょっとメガネ、姉さん男ウケするドスケベボディだけどVergineなんだからあんまからかわないで」
「オマエもメガネだろーが」
っーか今サラリと性的な個人情報を言わなかったかコイツ?
「ちょ!Roma!なんで言ったの!?その情報言う必要なかったよね!?」
「大丈夫よ、このメガネ頭悪そうだし、イタリア語で処●って言ってもバレるワケないわ」
「ちょっとローマッ!言ったよね!?ニホンゴで●女って言ったよね!?」
「言ってないわよ処●なんて」
「今言ったよ!!」
「あ、姉さんもしかしてasinoは…」
「もうヤメて!ローマもうヤメて!なに?何が欲しいの?ゲーム?ゲームなの?新しいゲームお姉ちゃん買ってあげるからちょっと黙ってて!ね!?」
なんて鬼畜眼鏡だ…
しかもこのローマ、まるで悪びれる様子が感じられ無い、しかしッ!ミケランジェロの彫刻の如き気高さすら感じるッ!!
「…スイマセン、ピッツアもらえますか?アツアツの」
「え?あ、はい…Pizzaですね?ローマ、Pizzaを…」
「イヤよ、めんどくさい」