例年は元旦に書いてましたが、今年は年始から新しい車乗り回してたせいで3日になっただらしない書いてる人ですまない…
【登場人物】
提督(悲嘆の怠惰)
餅は焼いたやつに限る、ウェルダンでね
五月雨(コーヒー党)
餅が詰まったらお腹殴ったらいいですか?
鈴谷(淫売)
や、淫売はないだろ!淫売は!年始から扱いが雑!
「あけましておめでとう」ペコォ…
「おめでとうございます」
新時代に突入してなんやかんや早4年、表記的にはR4年な今日この頃、新しいパンツを穿いた爽やかな朝の執務室…
「コレ、少ないけど」スッ…
俺は机の引き出しから取り出した茶封筒を寒色系秘書艦に厳かに渡し、今年も利益だしていこう!利益!と執務室備え付けの簡易神棚にパンパンと手を叩いた
「はぁ、ありがとうございます」
貰えるものは風邪以外ならとりあえず貰っておくスタイルの青髪ロング子は茶封筒を受け取ると中身を確認して机の引き出しにしまいしまいした
「さて、今年も新しい年のスタートと言うワケだが…サミー、ナニか言いたいことはあるかね?」
「そうですね………健康第一とか?」
「健康か…」
健康と聞くと健康オタクの萩風クンを思い出すな、以前、喫煙所でタバコを吸っているとたまたま通りがかった萩風クンに今ので少なくとも3年は私の寿命が縮んだわ!返して!私の3年を返してよー!とキレられたっけか…
「卿の意見を是とする」
「はぁ」
そんな清々しい新年のスタートを切った爽やかな執務室に、爽やかさとは縁が遠そうな激しいノックが響き、重厚な扉が勢いよく開いた
「ティーッス、どこに出しても恥ずかしくないメインヒロイン鈴谷様が新年のアイサツにきましたよぉー!」
「消えろ」
「年始から消えろは酷くない?」
自称メインヒロインことどこに出しても恥ずかしいビッチ、鈴谷はヘラヘラ笑いつつ執務室に入室するとお客様ソファーに座った
「なんか飲み物ない?冷たいの」
「麦茶かバヤ●ースならありますけど?」
「じゃバヤ●ース頂戴」
秘書艦サミー子にcoolな飲み物を注文した鈴谷はついでに小菓子を注文し、お客様テーブルに置かれた基地スポを手にとった
「大晦日全米ファイトクラブ決戦、アトランタVSサミュエル・B・ロバーツ、劇的6ラウンド!死神の鎌を粉砕し、まさかのサミュエル大勝利かと思いきや死神は死なず、チョッピングライトでサミュエルを撃沈!試合後、アトランタはまさかここまで手こずらされるとは…とコメントかぁ〜」
「やかましい、っーか用がないなら帰れ」
「貰うモン貰ったら帰るし、ハイ、お年玉ちょーだい、お年玉、現ナマ」
「それは殺してくれって意味でいいんだよな?」
「ハァ?耳クソ詰まってんのかねこのオッさんは、お年玉よこせって言ってんだよ」
「オッさんじゃない、提督だ」
俺のスネークバ●トの射程ギリギリからの挑発行為、ノーモーションでなおかつ一撃の破壊力があるスネークバ●トはこの状況で最も警戒すべき、良い判断だ
「お年玉ぐらいあげたらいいじゃないですか」
「アァ?」
秘書艦サミー子はバヤ●ースの入ったグラスを鈴谷に出しつつ頭のおかしいことを言った
「サミー子イイコト言った!ほら、サミー子も言ってるじゃん!ほら、くれ!現金を…っ!キャッシュを…っ!マネーを…っ!!」
「なんたる強欲」
こやつめ、色欲の罪だけでなく強欲の罪も背負っておるわい、まっこと悪魔的航巡…っ!常人の発想ではない
「しかしその強欲、気に入った!艦娘たるもの常に無慈悲・無軌道・無秩序であるべし!」
俺は財布から千円札を取り出しスタイリッシュに鈴谷の胸元に突き刺した
「1000円かよ!」
「ゴチャゴチャゆーなビッチが、貰えるだけありがたいと思えゴミ屑が」
「ビッチじゃねーし、あとゴミ屑でもねーし」
「やかましい、なんだ?まだ欲しいのか?そんなに欲しいならパンツ脱げよ」
「脱がねーし!」
脱がねーし!と力強く宣言したものの、鈴谷はふと右手を顎に添えて考え込み…
「………あの、ちなみに、脱いだ場合はおいくら程頂けるのでしょうか?」
「まっことクズか」
「クズじゃねーし、いや、ほら、アレよ?興味、興味本位ってヤツ!実際やらないよ?うん、鈴谷そーゆー安い娘じゃないから、うん、ただね、ただ興味としておいくら程になるのか知っておきたいとゆーか、今後の人生における人生の参考になるかもとゆーか…」
「1100円(税抜き)だ」
「100円増しなだけかッ!!しかも税抜くのか!」
「冗談だ、小粋なテイトクジョーク」
「全然オモシロくねーし、小粋でもねーし」
「そうだな、ブル●ラ価格から考えて3万ぐらいにしとくか」
「今時ブル●ラとかあるのかよッ!!ってか3万かぁ〜…う〜む」
「悩む必要があるのか?脱がないんだろう?」
「え?あぁ、うん、脱がないよ?」
「ちなみに全裸で土下座したら500万だそう、あぁ…そうそう、ニーソとタイは残してな」
「やります!ヤらせてください!」
「冗談だ、小粋なテイトクジョーク、あとオマエをゴミ屑と罵って悪かった、オマエはゴミ屑なんかじゃない、ただのクソビッチだ」
「いや、クソビッチはヒドくね?ビッチなだけでもアレなのにクソビッチとかなんか上位互換みたいじゃん!」