【登場人物】
提督(キュウシュウ男児)
好きな袋ラーメンはうまかっちゃん
Johnston(ジョン)
通称ジョンくん、自分の可愛さに絶対的かつ過度な自信を持つ自分大好きワガママガール
「Hi!テイトクー!今ヒマー?」
「アァ?」
明石のバカの店で菓子パンと缶コーヒーとタバコを買い、喫煙所にでも行ってダラダラするかと考えつつ廊下を歩いていると、背後から何者かに声をかけられたので振り向いてみると……………悪魔がいた
「…え?誰?」
まさかアレか?モテない&冴えない男子のところに突如としてエロサキュバスがやって来て精●を根こそぎ搾り摂るつもりが逆におそろしくブラックビッグなチ●ポとあり得ない量の特濃ザー●ンに負けてこのおチ●ポ様無しでは生きられないと屈服するエロ本にありがちな展開がいきなり始まったのか…?
「アタシよアタシ!USS Johnstonよ!」
「なんだ、ジョンくんか…」
「なんだとはナニよ?なんだとは!」
ジョンくんはこのアタシがC-uteじゃイケないってのかー!と掴みかかろうとしてきたが、下段牽制キックで出足を潰すとジョンくんは即座にバックステップで距離を広げた
「しかしナニかねその格好は?お姉さんが聖女すぎて薄汚く浅ましい自分にイヤ気がさしていたら図書館で見つけた小汚い本から現れた悪魔から悪魔的囁きと淫紋で闇堕ちしてデビル・ジョンストンにでも生まれ変わったのかね?」
「え…エラく具体的ね、ってか違うケド」
「違うのか」
「コレはほら、アレよ、アレ!Halloweenの仮装よ!」
「ハーロイーン…?あぁ、アレか」
トリックかトリートを問い、菓子を貰うお祭りだったな、たしか…
ウチのバカどもは街を練り歩き合法的に菓子をカツアゲしてOK、断られたら暴行しても許されるイベントであると認識しており毎年地域のケーサツから電話が鳴り止まない日である
「さぁ!このアタシにお菓子をくれるかしら!」
「え?ないよそんなモン」
「ならイタズラでいいのかしら!」
そう言ってジョンくんはニヤニヤ笑っているが、提督としてはまるでそんなレ●プしてくださいと言っているような格好で外を練り歩くのはホントにやめて欲しい
まぁ、あとで朝潮クンにもお菓子を要求されそうだし、マミーヤ行って菓子でも買っとくか…
「ジョンくん、今からマミーヤ行って菓子買うからちょっと待ちたまえ」
「え?あ、ウン…いいケド………って!チョット待てい!!アナタ、このまま逃げるツモリじゃないでしょーね!アタシも付いて行くわ!」
「別に構わんが」
「よしっ!そんじゃmammy屋行くわよ!mammy屋!」
デビルジョンくんは俺の腕にガッチリ組み付きグイグイ引っ張る、駆逐艦のガキと言ったものの、やはりMAJORの逸材であるジョンくん、島国のモンキーどもとは基本スペックが違いすぎる…っ!
グイグイ引く腕にグイグイおっぱいを押し付けてくるが、そのアメリカンサイズは将来のMAJOR入りが確約されているのは間違いないだろう…
「ジョンくん、ちょっと離れてくれんかね」
「ハァ?なんで?」
◆◆◆
デビルジョンくんにグイグイされつつやって来た甘いものも辛いものも取り扱う高級スイーツ店、マミー屋…
「本日のオススメは季節の変わり目カボチャのプディングです」
「それ150個ぐれーくれや」
「1つ550円です、お持ち帰りにどのぐらいかかりますか?」
550×150か……正直、バカみてぇな出費だが提督は大人なのでキチンとお菓子を用意しておいて損はないだろう
「あとそのchiffon cakeとchocolateのヤツ頂戴、支払いはモチロンアナタよ!」
「スイマセーン、今のはなしで、あとガムテープとかあったら貸して貰えますか?」
デビルジョンくんはfuckだのなんだの汚い英語で俺を罵倒してきたが、間宮から借りたガムテープでジョンくんの口を塞ぎ、悶絶お腹パンチを喰らわせるとジョンくんは白眼を剥いて店内を転げ回った
「提督、今日は死神かナニかに憑かれてるんですか?」
「いや、死神じゃなくデビルだ」
俺は財布から紙幣を取り出して間宮に金を渡すと、間宮は床を転げ回ってテーブルに顔面を強打した哀れな悪魔を一瞥したが、大して興味もなさそうに食材の1つであろうリンゴを1つ俺に投げ渡してきた
「なんだコレ?」
「サービスです、そこのデビルちゃんにでもあげてください」
「間宮知ってるか?リンゴしか食べない死神は手が赤いんだぞ」
「へぇ、そうなんですか」
間宮は大して興味もなさそうにお菓子を箱に詰めているが、多少時間がかかるのでコーヒーでも飲んでてくださいとのコトなので、俺は無料のインスタントコーヒーと電気ポットが置いてあるコーナーへと向かって歩き始めると、ダメージから復帰したらしいデビルジョンくんが立ち上がって俺の服を掴んだ
「Don't do a cruel thing suddenly!!イキナリ!!ナニすんのよ!!」
「オーソーリーソーリー、アイアムアボーイ、ジスイズアオクトパス」
「ハァ!?Am I being insulted?」
「ノーノー、アイキャンスピークイングリッシュ、エイゴワカリマセン」
「Fuck!!Don't tell a falsehood!ウソ吐くんじゃないわよ!!」
デビルジョンくんはキレのあるローキックで俺の足を破壊するべく蹴りを放つが、俺はそのローキックをジャストディフェンスし、体勢が崩れたジョンくんの小柄な身体を持ち上げてから勢いよく落とし、ジョンくんのダブルニーをクラッシュした
「ぎゃあああああああああー!!お皿が!お皿がー!」
「いけないなァ、テイトクのコトを悪く言っては」
「クッ…!この最高にcuteなアタシに…っ!こんな屈辱…っ!」
「悪いが提督は例え女子供であろうが気に入らないやつには容赦しない快男児でな、文句があるならそのエロコスでヨダレズビッ!に思えるぐらいボインちゃんになってから言うがいい」
「ハァ!?ってか、エロくないわよ、こんなの!」
「そりゃジョンくんの祖国じゃ普段着レベルかもしれんが、ここはJAPANだ、奥ゆかしさと半脱ぎが美徳とされるのだよ」
もし仮に、駆逐艦以上のMAJORの人材がそのエロコスを、そうだな……アトランタくんやホノルルくんあたりが着こなせば多くの健全な青少年達の絶頂射●が止まらないだろう
「…あ、と思ったけどやっぱちげーわ」
「ハァ?ナニがよ?」
「駆逐艦以上のMAJOR出身者なら誰でも絶頂●精とか言ったが、よく考えたらヘレナくんだけはダメだったわ!HAHAHA」
「Helena?あ〜……Helenaね、Hele……ヒィ!?」
ジョンはまるでナニかに怯えるようにガタガタと震え、俺の背後を指差した
「Helenaがなんですって?」ニコッ
振り返って見たのは笑顔のヘレナくん、次に見たのは俺の顔面にメリ込む拳、最後に見たのは…………
天井