【登場人物】
提督(クズ)
好きな川はドナウ川
浦風(好感度13%)
好きな川は………いや、好きな川ってなんじゃ?川マニアか!
秋だと言うのに日中は暑いことにうんざりしつつある今日この頃、明石のクソヤローの店でパ●コを買った俺は時間的にはもう日陰になっているであろう教育棟の中庭で食うかと廊下を歩いていると、ベンチで浦風がうなだれている姿が目に付いた…
「よぉ、ナニしてんだコノヤロー?」
「ア゛ァ?って…なんじゃ、テイトクか、ハァ…」
「オイオイ、ナニ人の顔見てタメ息吐いてんだコラ、あ?アレか?俺に恋しちゃってんのか?ハハッ、マイったなコリャ、でもゴメンな、俺、オマエのコト身体は大好きだけど性格とかマジ無理だし」
「やかましいわボケ、ってかなんでウチがフられる形なんじゃ!そもそもこっちから願い下げじゃっーの」
「アァ?ナニが願い下げだコラ、ジョートーだよテメー、強制搾乳ループでイき死ぬ覚悟はデキてんだろーな?」
「ナニが搾乳ループじゃ、うちは乳の大きさは自慢じゃけどお乳とかでらんわボケ」
「でぇーじょーぶだ、乳首にそーゆークスリを注射したら出るんだ、俺は詳しいんだ」
さらに搾乳する度に絶頂に近い快感を得る効果を持つクスリがデフォルト(※個人の意見です)
「やかましいわボケ、死ね!」
「提督様に向かって死ねとはなんだ、死ねとは、立て、修正してやる」
「まずアンタが修正されとけや、ってうちになんか用か?無いならどっか行けやダボ」
「オイオイオイ、俺はこー見えてもこの基地で1番偉い人物だよキミぃ、上の口の利き方には気を遣ってもらいたいものだね、ンン?」
「いちいち言い方が卑猥やな、アンタ、下品な口しかきけんのか?」
「んなワケねーだろ、俺は大人だからTPOをわきまえる大人だ」
「まず、うちに対してTPOをわきまえーよ…」
俺は理解ある上司らしく何か飲むかね?と自販機のカル●スウォーターを奢ってやり、とりあえずベンチに座って浦風の背中から肩に手を回して右の乳を揉んだ
「で?どーした?ナニが悩みだ?金か?金の話か?」
「揉むなや!ナチュラルに揉むなや!軍のセクハラ相談ダイヤルに電話すっぞ!」
「それは困る」
浦風は俺の腕をペシペシ叩いて払い除け、カル●スウォーターのフタを開けてグイーッと上の口に流し込んだ
「ブハァ!うんめー!」
「そりゃ良かったな、あと、口の端から白くて甘いのタレてんぞ」
「おっと、そりゃいかんいかん」
浦風は右手で口の端を拭い、ついでに、その右手をスカートで拭った、ワンパク小僧かよ育ち悪いなコイツ…
「で?金の話じゃないなら何の悩みなんだ?男か?彼氏できたけどナチュラルに磯風にNTRれてヘコんでんのか?」
「なんでうちのカレシが磯風にNTRれにゃならんのじゃ!……ってか、カレシとかまだおらんケド」
「え?なんだって?最後の方よく聞こえねー」
「なんもないわボケ!死ね!」
提督様に対して死ねとは……なんてコト言うのかね、この子は、親の顔が見てみたいわい
「まぁ、えぇわ……アンタのしつこさに免じて相談に乗ってもらおーか」
「金か?」
「だから金の話じゃないわボケ、アレじゃ、朝、ちょっと浜風とケンカしてな…」
「100%お前が悪いな!それは!」
「なんでじゃあ!?まだ事情もナニも話しとらんじゃろーが!!」
「いや、お前が悪い!事情の説明など必要ない!死刑だろう!」
浦風はなめとんのかー!と俺の首を絞めつつガックンガックン揺らすが、俺はネックパンプアップからのパンプアップ解除→ネックエスケープで脱出し、逆に、浦風の身体を持ち上げて廊下に叩きつけた
「大●山落としーッ!!」
ズダンッ!!!(大●山落とし)
浦風は背中が!背中がァァァァ!!と床を転げまわり、ベンチの脚にガンメンをぶつけてようやく止まり、鼻血をながしつつゆっくりと立ち上がり…
「ナニすんじゃおんどりゃあ!!」
浦風怒りのヤ●ザキックに対し、俺はカウンター金的を浦風の股間に叩きつけると浦風はうっぎゃあー!とか言いつつ再び床を転げ回った…
愚かなヤツ、ちょっとおっぱいデカいからと言っても所詮は駆逐艦のボウヤ、どんなに頑張ったところで提督には勝てないのはもはや常識…
どれ、最後にパンツをズラして苦痛なき死を与えてやるのもまた救いと言えるだろう…
「うっ……ぅぅ」
「コ、コイツ!」
なんだ!この小●宙は、まさか!まだ立ち上がる力があると言うのか!バカな……ありえん!既にヤツの身体はボロボロ、ちょっと乳頭を小突いてやるだけでイキ死ぬのは確実…っ!
そんな半死人のハズの浦風は、ゆっくりと立ち上がり不敵な笑みを浮かべた
「大したやつだ、だが次にキミが立ち上がるコトはない、何故ならこの白薔薇は確実にキミの心臓を撃つのだから!」
「おお!やってみい!そんなチンケな薔薇、うちのパンチで叩き落としてやるわボケ!」
「よく言った!ならば受けよ!我が薔薇の洗礼を!」
「クソッタレがァァァァ!!」
◆◆◆
甘いモンも辛いモンも売ってる本格派高級スイーツ店、マミー屋…
「コーヒー2つと、ガトーショコラ2つ」
「本日のオススメはマンゴープリンです」
「コーヒー2つとガトーショコラ2つだってんだろーが、モタモタすんなデブ、早く、それでいて丁寧に用意しろよ、わかってんのか?」
「伊良湖ちゃん、そこ、そこの戸棚、そう!そこ、ピストルが入ってるから持ってきて、今すぐ」
マミー屋で高級スイーツを購入し、とりあえず空いているテーブルで食うかとやって来た俺と浦風…
支払いの際、銃フェラからのあやうく頭をフッ飛ばされそうになったが、銃弾を口の中で無事に“固定”できたおかげで助かった
「なんか口ん中からダラダラ血ぃ出とるけど、大丈夫なんか?それ?」
「大丈夫だ、提督は超再生とか不死とかそーゆースキルを持っているからな!」
「チート主人公か」
まぁ、モチロンそんなものは持っていない、何故なら提督は異世界から来たワケでも女神に貰ったチート能力を持って転生してきたワケでもない、普通に痛いが提督は大人なので誰もいないところでしか泣けないのだ
「で、アレじゃ、浜風のやつ、釣りが趣味なのはまぁ知っとるけど、最近はもう趣味の範疇を超えてるっーの?釣りバカかっーワケなんよ」
「ふ〜ん」
「まぁ、もともとあの子は根が真面目でカタいとこあったし、趣味っー趣味も特になかったし、最初の頃は良かったんよ」
たまたま始めた釣りと言う趣味にドハマりした浜風ちゃんが大物が釣れて嬉しくてピース写真を送ってくるなんて…のはしょっちゅう、今や浜風ちゃんの生活は釣りを基準としているのが問題らしい
「で、さすがにちょいアタマにきて、朝、ちょっと言い合いになってな〜…」
「それはパイ合わせしつつか?」
「そこ気にする必要ある?っーかなんでうちが浜風とおっぱい押し付け合わにゃならんのかっーの、普通にお互いテーブルで向かい合っての言い合いじゃ」
「つまらん、もうちょいオレも交ぜてよと言えるシチュエーションでやらんかい」
「死ね」
「また死ねとか言ったよこの子は」
「ま、そーゆーワケじゃ、別に他人に相談するホドのもんじゃないじゃろ?」
「まぁそうでもない、俺はこの基地で1番偉い提督様だからな、どんな些細な情報でも知っておいて損はないのだよ」
「ふ〜ん、そーゆーモンかねぇ」
浦風はコーヒーをズゾゾゾォ…っと啜り、コーヒーカップをソーサーに置いた
「なあ?ちょっと聞いてえぇか?」
「なんだ?」
「…………この薔薇、なんかだんだん赤くなってきたんじゃケド?」
「その白薔薇は花びらが真っ赤に染まるまで血を吸い上げ花びらが赤に染まりきった時、相手は絶命する、無論、その薔薇は刺した本人にしか抜けないがね」
「や、はよ抜いてくれん?コレ、だいぶヤバめんトコなんやけど!もう八割は赤くなってる!」